戦争の法

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評判

戦争の法の評価:

4.50/5点 レビュー 20件。 A ランク

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平均点4.50pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 41〜53 3/3ページ
No.13
(5pt)

佐藤亜紀の初期の傑作

復刊ドットコムによって復刊された傑作。確かに佐藤亜紀の本は絶版とかで入手が難しいものが多い。
話はN県( 新潟県?)がなぜか日本から独立し、ソ連兵が駐屯しているという設定で、主人公がゲリラに加わって戦争をするというもの。
荒唐無稽だけど、妙にリアリティがある。戦争の悲惨さや人間の愚かさをユーモアをまじえて描いているのは佐藤亜紀らしい。
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4835440641
No.12
(5pt)

注:女流小説ではない(笑)

 今は文庫版が出たので心配はないだろうが、御本人がエッセイで「うっかり本名でデビューしたことを呪った」と書かれていた。最初にこの作品が出版された当時、女流作家の棚に並んだのだそーだ。そして売れなかった(失礼)。それはそうだろう。この本も、私の持っている本当の初版も、装丁がまず「女流」ではない。
 「バルタザール」でノックアウトされて、その後ずっと書かれた順に読んできているので、この作品も十分楽しめた。そうか、「ミノタウロス」の後で読まれる方は、ちょっと物足りないかもね。でも読書好きの伍長さんがかっこいいし、読んで損はないと思うけど。
 
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4103831022
No.11
(5pt)

注:女流小説ではない(笑)

 今は文庫版が出たので心配はないだろうが、御本人がエッセイで「うっかり本名でデビューしたことを呪った」と書かれていた。最初にこの作品が出版された当時、女流作家の棚に並んだのだそーだ。そして売れなかった(失礼)。それはそうだろう。この本も、私の持っている本当の初版も、装丁がまず「女流」ではない。
 「バルタザール」でノックアウトされて、その後ずっと書かれた順に読んできているので、この作品も十分楽しめた。そうか、「ミノタウロス」の後で読まれる方は、ちょっと物足りないかもね。でも読書好きの伍長さんがかっこいいし、読んで損はないと思うけど。
 
戦争の法 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 戦争の法 (新潮文庫)より
4101317127
No.10
(5pt)

注:女流小説ではない(笑)

 今は文庫版が出たので心配はないだろうが、御本人がエッセイで「うっかり本名でデビューしたことを呪った」と書かれていた。最初にこの作品が出版された当時、女流作家の棚に並んだのだそーだ。そして売れなかった(失礼)。それはそうだろう。この本も、私の持っている本当の初版も、装丁がまず「女流」ではない。
 「バルタザール」でノックアウトされて、その後ずっと書かれた順に読んできているので、この作品も十分楽しめた。そうか、「ミノタウロス」の後で読まれる方は、ちょっと物足りないかもね。でも読書好きの伍長さんがかっこいいし、読んで損はないと思うけど。
 
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4835440641
No.9
(5pt)

日本のどこかで戦争があった

佐藤亜紀の文章は、先を急かせたりしない。ひとつひとつの言葉を楽しみ、行きつ戻りつ読みたくなる。楽しみの詰まった文体。これが本当に読む醍醐味なんだとしみじみ思う。『ミノタウロス』、『バルタザールの遍歴』、『天使』、それぞれが異なる味を堪能できる上質な小説。そしてどの作品の終わりにも、暴力が吹きすぎた虚脱感に、失われた何かへの悲しみが輝いてみえる。この日本には、とてつもない文体を持った作家が、私と同じ時間を生きている。
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4103831022
No.8
(5pt)

日本のどこかで戦争があった

佐藤亜紀の文章は、先を急かせたりしない。ひとつひとつの言葉を楽しみ、行きつ戻りつ読みたくなる。楽しみの詰まった文体。これが本当に読む醍醐味なんだとしみじみ思う。『ミノタウロス』、『バルタザールの遍歴』、『天使』、それぞれが異なる味を堪能できる上質な小説。そしてどの作品の終わりにも、暴力が吹きすぎた虚脱感に、失われた何かへの悲しみが輝いてみえる。この日本には、とてつもない文体を持った作家が、私と同じ時間を生きている。
戦争の法 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 戦争の法 (新潮文庫)より
4101317127
No.7
(5pt)

右手と左手

国内でもし、戦争が起こったら。

思春期の視点からみると、こんなにも日常とシンクするものかと、遠い感覚のようでもあり、妙なリアリティがあるようでもあります。

身の回りにあるものに染まっていく子供の順応性と、周りに適合してよりうまく行きぬけようとする大人の思惑との間のエアポケットに、ロマンティシズムが存在します。

少し右に振れれば恐怖に口も聴けなくなり、少し左に振れれば人の小さな癖に舌打ちするような暢気な気持ちになる。

さまざまな外因でふらふらと行き来する情緒のうちに、「確固たる何か」の幻想が生まれることがあるのではないかと思います。

戦争で親を失くしたり、身近な大人のプリミティブな姿を見て幻滅したり、御飯が食べられなかったり、やっと手に入れた食料の対価を知ったり。

そんなことで傷ついた子供の心を攫うのは、とても簡潔な形の英雄なのではないでしょうか。

そして、その幻想を失ったら?

その答え、一つのケースが主人公の前半生なのだと思えたのです。
戦争の法 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 戦争の法 (新潮文庫)より
4101317127
No.6
(5pt)

右手と左手

国内でもし、戦争が起こったら。
思春期の視点からみると、こんなにも日常とシンクするものかと、遠い感覚のようでもあり、妙なリアリティがあるようでもあります。
身の回りにあるものに染まっていく子供の順応性と、周りに適合してよりうまく行きぬけようとする大人の思惑との間のエアポケットに、ロマンティシズムが存在します。
少し右に振れれば恐怖に口も聴けなくなり、少し左に振れれば人の小さな癖に舌打ちするような暢気な気持ちになる。
さまざまな外因でふらふらと行き来する情緒のうちに、「確固たる何か」の幻想が生まれることがあるのではないかと思います。
戦争で親を失くしたり、身近な大人のプリミティブな姿を見て幻滅したり、御飯が食べられなかったり、やっと手に入れた食料の対価を知ったり。
そんなことで傷ついた子供の心を攫うのは、とても簡潔な形の英雄なのではないでしょうか。
そして、その幻想を失ったら?
その答え、一つのケースが主人公の前半生なのだと思えたのです。
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4103831022
No.5
(5pt)

スパイスがよく効いています

のっけから間抜けな教師の「フランス、アルザス、フランス、アルザス」で笑わせてもらいました。全編この調子でディテールがいちいち凝っていて且つイヤミがきいていて、そのディテールのまま話が軽快に転がって行くのでとても愉快に読め、あっというまに読了してしまいました。「天使」あたりのやや重い文体とはまた違った味があり、楽しめます。
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4103831022
No.4
(5pt)

スパイスがよく効いています

のっけから間抜けな教師の「フランス、アルザス、フランス、アルザス」で笑わせてもらいました。全編この調子でディテールがいちいち凝っていて且つイヤミがきいていて、そのディテールのまま話が軽快に転がって行くのでとても愉快に読め、あっというまに読了してしまいました。「天使」あたりのやや重い文体とはまた違った味があり、楽しめます。
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4835440641
No.3
(5pt)

これがデビュー二作めとは。

てっきりæ-‡æ˜¥æ-‡åº«ã«ãŠã‚Šã‚‹ã‚‚のと思っていたら、意å¤-にもãƒ-ッキングからの復刊。諸ã€...の事æƒ...はあるのだろうが、「ひょっとã-てå†...容のヤバさに二の足踏ã‚"で引きå-ã'手がなかったã‚"じゃないか?」と思わず邪推ã-たくなるほどに危険な物語。たかã-とちあきは戦争において抜群の才ã‚'発揮する。å°'å¹'たちã‚'いっぱã-のゲリラに変貌させてã-まうほど戦争とは「狂わせる」ものなのか。ã-かã-ã"の奇妙に老成ã-たふたりが平常時ならばふつうの子供で在りえたという保証はどã"にもなく、人é-"ひとりひとりの資質、状況にå''みã"まれるã"とのæ€-さ、ç'°å¢ƒã«é©å¿œã-てç"Ÿãå»¶ã³ã‚ˆã†ã¨ã™ã‚‹æœ¬èƒ½ç­‰ã€...、次ã€...と読み手の前に突きだされるå'½é¡Œã¯é‡ã„。本書の初版刊行は湾岸戦争勃発の翌å¹'・92å¹'。そã-て今å¹'、イラク戦争がいまだ事実ä¸!Šã®çµ‚結ã‚'見ない中での復刊。ä¸-界のどã"かでいつも戦争やってるã'どとりあえずæ-¥æœ¬ã¯ãƒ€ã‚¤ã‚¸ãƒ§ãƒ-でã-ょ、と漠然と思いつつ暮らす身に、たかã-とちあきの「戦争」は錆びた釘のような感覚で刺さってくる。天å¤-の発想ã‚'圧å€'的な筆力で書ききるã"とには定評ある大蟻å-°å§ã•ã‚"の問題作。å¿...読。
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4103831022
No.2
(5pt)

これがデビュー二作めとは。

てっきりæ-‡æ˜¥æ-‡åº«ã«ãŠã‚Šã‚‹ã‚‚のと思っていたら、意å¤-にもãƒ-ッキングからの復刊。諸ã€...の事æƒ...はあるのだろうが、「ひょっとã-てå†...容のヤバさに二の足踏ã‚"で引きå-ã'手がなかったã‚"じゃないか?」と思わず邪推ã-たくなるほどに危険な物語。たかã-とちあきは戦争において抜群の才ã‚'発揮する。å°'å¹'たちã‚'いっぱã-のゲリラに変貌させてã-まうほど戦争とは「狂わせる」ものなのか。ã-かã-ã"の奇妙に老成ã-たふたりが平常時ならばふつうの子供で在りえたという保証はどã"にもなく、人é-"ひとりひとりの資質、状況にå''みã"まれるã"とのæ€-さ、ç'°å¢ƒã«é©å¿œã-てç"Ÿãå»¶ã³ã‚ˆã†ã¨ã™ã‚‹æœ¬èƒ½ç­‰ã€...、次ã€...と読み手の前に突きだされるå'½é¡Œã¯é‡ã„。本書の初版刊行は湾岸戦争勃発の翌å¹'・92å¹'。そã-て今å¹'、イラク戦争がいまだ事実ä¸!Šã®çµ‚結ã‚'見ない中での復刊。ä¸-界のどã"かでいつも戦争やってるã'どとりあえずæ-¥æœ¬ã¯ãƒ€ã‚¤ã‚¸ãƒ§ãƒ-でã-ょ、と漠然と思いつつ暮らす身に、たかã-とちあきの「戦争」は錆びた釘のような感覚で刺さってくる。天å¤-の発想ã‚'圧å€'的な筆力で書ききるã"とには定評ある大蟻å-°å§ã•ã‚"の問題作。å¿...読。
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4835440641
No.1
(5pt)

ちょっとばかり悪ふざけ

「戦争の法」という堅苦しい題名がついてはいるので、クラウゼビッツや孫子を思い浮かべる人も多いかと思いますが、そういった兵法戦争理論ではなく(勿論小説だ)、悲惨な戦記ものでもなく、どちらかといえば日本版ルリタリアといったものであります。(その割には姫も王も出てきませんが、代わりにバラントレーの若殿を彷彿とさせる兄弟や存在の不確かな友人等が出てきます。)生真面目な人なら悪ふざけが過ぎると青筋立てて怒りそうですが、佐藤亜紀好きの皮肉屋なら十分楽しめると思います。
戦争の法 Amazon書評・レビュー: 戦争の法より
4103831022