バルタザールの遍歴

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バルタザールの遍歴の評価:

4.19/5点 レビュー 36件。 A ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全89件 41〜60 3/5ページ
No.49
(5pt)

大人の嗜好品

絶妙なネーミングセンスが非常に好み。シニカルかつ洒落た台詞まわしも素晴らしい。洗練されながらも重厚感ある文章で読みごたえがあり、女性それも20代の作家が書いたものと知りその才能に脱帽。読み終えてからこういうものが読みたかったと気づいた。この作品に出会えて感謝する。ただし読みやすさを重視するならお薦めは出来ない。〜追記〜お酒が飲みたくなります。
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119
No.48
(5pt)

大人の嗜好品

絶妙なネーミングセンスが非常に好み。シニカルかつ洒落た台詞まわしも素晴らしい。洗練されながらも重厚感ある文章で読みごたえがあり、女性それも20代の作家が書いたものと知りその才能に脱帽。読み終えてからこういうものが読みたかったと気づいた。この作品に出会えて感謝する。ただし読みやすさを重視するならお薦めは出来ない。〜追記〜お酒が飲みたくなります。
バルタザールの遍歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (文春文庫)より
4167647028
No.47
(4pt)

上出来

 この作家のエッセイを読んで、ずいぶんえらそうな人だと思った。その毒舌に興味をそそられる形で買って読んでみた。
 ちょっと退嬰的で暗いけど、読者を引きつける表現力も構成力もある。巧い。賞を取ったのもこれなら分かる。
 文句をつけるとすれば、小説全体から湧き上がってくる力というか芸術性というかがもう一押し欲しいところだ。だがそんな文句をつけても仕方ないだろう。
 ノスタルジアを感じさせる娯楽なのだと思う。
 読んで何か問題が解決したりする小説ではないのだろう。もっとも、文学から来る解放感なぞだいたい一時のことだ。敵が死んだところで、主人公が別世界を目指すところで、解放はないのだ。徐々に衰微し、死に向かうなかで、わずかでも渋くても人生の実感を味わう。そういう一種のハードボイルドな感じの味わえる作品だと思う。
バルタザールの遍歴 Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴より
4103831014
No.46
(4pt)

上出来

 この作家のエッセイを読んで、ずいぶんえらそうな人だと思った。その毒舌に興味をそそられる形で買って読んでみた。
 ちょっと退嬰的で暗いけど、読者を引きつける表現力も構成力もある。巧い。賞を取ったのもこれなら分かる。
 文句をつけるとすれば、小説全体から湧き上がってくる力というか芸術性というかがもう一押し欲しいところだ。だがそんな文句をつけても仕方ないだろう。
 ノスタルジアを感じさせる娯楽なのだと思う。
 読んで何か問題が解決したりする小説ではないのだろう。もっとも、文学から来る解放感なぞだいたい一時のことだ。敵が死んだところで、主人公が別世界を目指すところで、解放はないのだ。徐々に衰微し、死に向かうなかで、わずかでも渋くても人生の実感を味わう。そういう一種のハードボイルドな感じの味わえる作品だと思う。
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119
No.45
(4pt)

上出来

 この作家のエッセイを読んで、ずいぶんえらそうな人だと思った。その毒舌に興味をそそられる形で買って読んでみた。
 ちょっと退嬰的で暗いけど、読者を引きつける表現力も構成力もある。巧い。賞を取ったのもこれなら分かる。
 文句をつけるとすれば、小説全体から湧き上がってくる力というか芸術性というかがもう一押し欲しいところだ。だがそんな文句をつけても仕方ないだろう。
 ノスタルジアを感じさせる娯楽なのだと思う。
 読んで何か問題が解決したりする小説ではないのだろう。もっとも、文学から来る解放感なぞだいたい一時のことだ。敵が死んだところで、主人公が別世界を目指すところで、解放はないのだ。徐々に衰微し、死に向かうなかで、わずかでも渋くても人生の実感を味わう。そういう一種のハードボイルドな感じの味わえる作品だと思う。
バルタザールの遍歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (文春文庫)より
4167647028
No.44
(5pt)

耽美ながらも抑制された筆致

1991年度の日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 大分前の作品だけど、決して古くさくない。
ちょっと不思議な小説。耽美的でもあるけど、ちょっと抑制されている感じもあるけど、後半の展開はスリリング。ナチとかの歴史的背景もうまく使われてる。
バルタザールの遍歴 Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴より
4103831014
No.43
(5pt)

耽美ながらも抑制された筆致

1991年度の日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 大分前の作品だけど、決して古くさくない。
ちょっと不思議な小説。耽美的でもあるけど、ちょっと抑制されている感じもあるけど、後半の展開はスリリング。ナチとかの歴史的背景もうまく使われてる。
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119
No.42
(5pt)

耽美ながらも抑制された筆致

1991年度の日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 大分前の作品だけど、決して古くさくない。
ちょっと不思議な小説。耽美的でもあるけど、ちょっと抑制されている感じもあるけど、後半の展開はスリリング。ナチとかの歴史的背景もうまく使われてる。
バルタザールの遍歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (文春文庫)より
4167647028
No.41
(5pt)

読んでいない人が羨ましい!記憶を無くしてもう一度、最初の読書をしたいよう!

これはもう、すごい。
講談社とのバトルとかかなりニヒルな人なんだろうと思うけど、
知識のオンパレードといい、筆の運びといい、なんだろう、絢爛豪華?重厚長大?
とにかく鳥肌が立った。
宮城谷昌光氏の中国王朝ものにもやられた感だったけれど、この洗練、瀟洒、軽妙、退廃・・なんだなんだこのカンジ?
もう一回この本を読んだ記憶をなくして、最初から読みたい!
バルタザールの遍歴 Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴より
4103831014
No.40
(5pt)

読んでいない人が羨ましい!記憶を無くしてもう一度、最初の読書をしたいよう!

これはもう、すごい。
講談社とのバトルとかかなりニヒルな人なんだろうと思うけど、
知識のオンパレードといい、筆の運びといい、なんだろう、絢爛豪華?重厚長大?
とにかく鳥肌が立った。
宮城谷昌光氏の中国王朝ものにもやられた感だったけれど、この洗練、瀟洒、軽妙、退廃・・なんだなんだこのカンジ?
もう一回この本を読んだ記憶をなくして、最初から読みたい!
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119
No.39
(5pt)

読んでいない人が羨ましい!記憶を無くしてもう一度、最初の読書をしたいよう!

これはもう、すごい。
講談社とのバトルとかかなりニヒルな人なんだろうと思うけど、
知識のオンパレードといい、筆の運びといい、なんだろう、絢爛豪華?重厚長大?
とにかく鳥肌が立った。
宮城谷昌光氏の中国王朝ものにもやられた感だったけれど、この洗練、瀟洒、軽妙、退廃・・なんだなんだこのカンジ?
もう一回この本を読んだ記憶をなくして、最初から読みたい!
バルタザールの遍歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (文春文庫)より
4167647028
No.38
(5pt)

運命の出会いでした(笑)

 この本が出た年の暮れ、ことし最後の本は何にするかと考えながら書店をふらふらしていて、何となく装丁が気に入り買って帰った。読んで仰天、まさに1年を締めくくるにふさわしい運命の出会い的な作品だった。挟まっていた解説書に、選考委員が翻訳ではないかと疑ったと書いてあったのを覚えている。男女の関係が描かれていないのが不満だとも書かれていたが、そんなもん、この作品には要らんわい。当時のヨーロッパの退廃的な雰囲気、世界最後の本当の貴族様が描かれていて、以来、私にとって佐藤亜紀は特別な作家となった。
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119
No.37
(5pt)

運命の出会いでした(笑)

 この本が出た年の暮れ、ことし最後の本は何にするかと考えながら書店をふらふらしていて、何となく装丁が気に入り買って帰った。読んで仰天、まさに1年を締めくくるにふさわしい運命の出会い的な作品だった。挟まっていた解説書に、選考委員が翻訳ではないかと疑ったと書いてあったのを覚えている。男女の関係が描かれていないのが不満だとも書かれていたが、そんなもん、この作品には要らんわい。当時のヨーロッパの退廃的な雰囲気、世界最後の本当の貴族様が描かれていて、以来、私にとって佐藤亜紀は特別な作家となった。
バルタザールの遍歴 Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴より
4103831014
No.36
(5pt)

純文学とエンターテイメントの幸福な結婚または二人羽織り的漫才

「ひとつの体を共有する双子の華麗なる遍歴」とストーリーを聞いてパリの貴族の家に生まれたシャム双生児の話だと思ってたんですが違いました。でも例の浴槽ドボンまで「バルタザールの正体って実は人面瘡?」と疑ってた馬鹿な私。
この物語はメルヒオールの手記という形で幕を開けるのだが、作中に挿入されるバルタザールの反論というか突っ込みというか、それがとてもいい味出していて面白い。
メルヒオールの言い分に「そうじゃない」「誤解だ」「なんてことだ、まだあの時の事を根に持ってるのか?」と合いの手を入れるバルタザール、なんたって同じ体を共有してるからその気になればむりやり手を乗っ取って訂正を挟む事が出来る。
げに便利な二人羽織り漫才にくすっと笑ってしまう。
とても流麗で端正な文体なのだが、本書の魅力はそのエスプリとユーモアにあると思う。
兄弟がシュトルツに注ぐ意地悪な視線、女にふられてやけくそになった挙句の放蕩三昧の日々、初めて駱駝に乗ったときの公爵にあるまじきはしゃぎっぷり、金髪のエックハルトの愛すべき小悪党ぶり……
文体の格調高さにもかかわらず、それらの描写が非常にツボを得ていて小気味いい。
「ぺぺと名前までつけていたのに!」と駱駝の誘拐を本気で口惜しがるさまに噴き出さずにいられようか。いや、無理。
そんなに難しく考えなくても一度このユーモアがツボに入ればすらすら読めるので心配なし。
続編とかでないかなあ。
坂道を転がり落ちるような凋落の一途さえいっそ清清しい二人のそれからが読みたい。
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119
No.35
(5pt)

純文学とエンターテイメントの幸福な結婚または二人羽織り的漫才

「ひとつの体を共有する双子の華麗なる遍歴」とストーリーを聞いてパリの貴族の家に生まれたシャム双生児の話だと思ってたんですが違いました。でも例の浴槽ドボンまで「バルタザールの正体って実は人面瘡?」と疑ってた馬鹿な私。
この物語はメルヒオールの手記という形で幕を開けるのだが、作中に挿入されるバルタザールの反論というか突っ込みというか、それがとてもいい味出していて面白い。
メルヒオールの言い分に「そうじゃない」「誤解だ」「なんてことだ、まだあの時の事を根に持ってるのか?」と合いの手を入れるバルタザール、なんたって同じ体を共有してるからその気になればむりやり手を乗っ取って訂正を挟む事が出来る。
げに便利な二人羽織り漫才にくすっと笑ってしまう。
とても流麗で端正な文体なのだが、本書の魅力はそのエスプリとユーモアにあると思う。
兄弟がシュトルツに注ぐ意地悪な視線、女にふられてやけくそになった挙句の放蕩三昧の日々、初めて駱駝に乗ったときの公爵にあるまじきはしゃぎっぷり、金髪のエックハルトの愛すべき小悪党ぶり……
文体の格調高さにもかかわらず、それらの描写が非常にツボを得ていて小気味いい。
「ぺぺと名前までつけていたのに!」と駱駝の誘拐を本気で口惜しがるさまに噴き出さずにいられようか。いや、無理。
そんなに難しく考えなくても一度このユーモアがツボに入ればすらすら読めるので心配なし。
続編とかでないかなあ。
坂道を転がり落ちるような凋落の一途さえいっそ清清しい二人のそれからが読みたい。
バルタザールの遍歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (文春文庫)より
4167647028
No.34
(5pt)

濃密な物語と軽快な筆致。これがデビュー作とは驚き

 何と濃密な物語。
 舞台設定と主人公の設定だけでも勝ったも同然だというのに、それを勝ち誇る事もせず、軽快な筆致で軽やかに書いているのが凄い。
 この内容なら、幾らでもその事を描写と説明に頁が膨らんでしまうところを、そっけないぐらい説明を少なく、
さらに後の展開をさらっと書くので、否が応でも先の展開が気になってしまう。
 そのくせ、実際にその事を描写する段では、前に描写した事については触れないという始末。
しれっと伏線を回収する手際といい、これがデビュー作とは恐れ入ります。
 最後の方に、ある人物による一人語りで、一気に説明してしまうのはちと気になったものの、それはまあご愛敬。
 物語を上手くまとめて、余韻を残した終わり方で締める手際もお見事。
 読書好きにこそ、オススメの一冊です。
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119
No.33
(5pt)

濃密な物語と軽快な筆致。これがデビュー作とは驚き

 何と濃密な物語。
 舞台設定と主人公の設定だけでも勝ったも同然だというのに、それを勝ち誇る事もせず、軽快な筆致で軽やかに書いているのが凄い。
 この内容なら、幾らでもその事を描写と説明に頁が膨らんでしまうところを、そっけないぐらい説明を少なく、
さらに後の展開をさらっと書くので、否が応でも先の展開が気になってしまう。
 そのくせ、実際にその事を描写する段では、前に描写した事については触れないという始末。
しれっと伏線を回収する手際といい、これがデビュー作とは恐れ入ります。
 最後の方に、ある人物による一人語りで、一気に説明してしまうのはちと気になったものの、それはまあご愛敬。
 物語を上手くまとめて、余韻を残した終わり方で締める手際もお見事。
 読書好きにこそ、オススメの一冊です。
バルタザールの遍歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (文春文庫)より
4167647028
No.32
(5pt)

「バルダザールの遍歴」と邂逅

何といっても遍歴というタイトルである。
作者と作品は違う全く別物というテキスト主義の立場からみても、佐藤亜紀の身辺は小説以上におもしろそう。でも、いろいろあっても、こんなおもしろい小説を書くのだから、佐藤亜紀の周りのスキャンダラスなことは二の次でしょう。100年たったらテキストしか残らない。まずおもしろい。完成度は特筆すべき。読むべし! 読了後、ウィーンに行く機会があり、ベルベデーレ宮殿で思いがけず「3人のマギ:カスパール、メルヒオール、バルダザール」を描いた絵画をみた。暗い部屋に30cm四方くらいの大きさであったろうか。忘れられぬ邂逅。
http://ivanisevic.ti-da.net/
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119
No.31
(5pt)

「バルダザールの遍歴」と邂逅

何といっても遍歴というタイトルである。
作者と作品は違う全く別物というテキスト主義の立場からみても、佐藤亜紀の身辺は小説以上におもしろそう。でも、いろいろあっても、こんなおもしろい小説を書くのだから、佐藤亜紀の周りのスキャンダラスなことは二の次でしょう。100年たったらテキストしか残らない。まずおもしろい。完成度は特筆すべき。読むべし! 読了後、ウィーンに行く機会があり、ベルベデーレ宮殿で思いがけず「3人のマギ:カスパール、メルヒオール、バルダザール」を描いた絵画をみた。暗い部屋に30cm四方くらいの大きさであったろうか。忘れられぬ邂逅。
http://ivanisevic.ti-da.net/
バルタザールの遍歴 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (文春文庫)より
4167647028
No.30
(3pt)

期待しすぎた

評判を見るかぎり完璧に面白い小説ということで、書店で手にとって読んでみた。
たしかに、グイグイと引き込まれる。夢中になってページを捲った。
ただ、この作品はサスペンスでもSFでもない。
私のように何か「鮮やかな大仕掛け」を期待して読むと後味の悪さが残る。
どんでん返し、意外な真実、そういうものは無いと思ったほうがいい。
所詮素人の私が理解できる小説ではなかったのが残念。
バルタザールの遍歴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: バルタザールの遍歴 (新潮文庫)より
4101317119