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オレたち花のバブル組



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【この小説が収録されている参考書籍】
オレたち花のバブル組
オレたち花のバブル組 (文春文庫)

オレたち花のバブル組の評価: 4.54/5点 レビュー 333件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.54pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全302件 281~300 15/16ページ
No.22:
(5pt)

半沢さんいいです

非常に臨場感溢れるストーリー。楽しませていただきました。
半沢の「やられたら倍返し」の勢いが魅力的です。
先にロスジェネを読んでいたので、気になっていた半沢の
過去の事件がわかったのにもすっきりしました。
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No.21:
(5pt)

前作メンバーが再び活躍する痛快企業小説

「オレたちバブル入行組」に登場する半沢直樹らが活躍する続編です。「基本は性善説、売られたケンカは倍返し」を標榜する半沢が、社内の不正に巻き込まれ、ピンチに陥りながらも気っ風のいいキャラでスカっとさせる、勧善懲悪、痛快な企業小説です。
2作目として、もはや半沢の強さは確立された感があるのですが、1作目から読んだ方が、主人公の葛藤や来し方を踏まえた強さに、共感が憧れが感じやすいかと思います。
それにしても、銀行内部って、こんな風に人を陥れようとする人がいたり、政治力と人脈が優先されたりするのかしら。銀行につとめる友人に聞いてみたくなってしまいます。さらなる続編となる「ロスジェネの逆襲」を読むのが楽しみです。
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No.20:
(4pt)

銀行 対 金融庁

一作目がおもしろくて本作も手に取りました。
話の展開はほぼ同じなのに、まったくそれを気にせずに読めました。

銀行と金融庁、合併後の銀行行内の派閥争いなど、銀行勤務したことある人
ならではの着想は相変わらずおもしろいです。
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No.19:
(5pt)

痛快サラリーマン小説

銀行という舞台設定にこそ特色はあるが、マンガでいえば「島耕作」の世界。色気はないけどね。
おネエ言葉の悪役キャラや、時代劇でいえば『越後屋』みたいな大会社の専務とか『悪代官』役の上役とか、とにかくわかりやすい。
 決して馬鹿正直な正義感ではなく、仲間と罠を張り返して『やられたら倍返し』。
半沢の反骨心が小気味いい。
 でも『基本性善説』で、誠実な相手には誠実に対応する。いいですねえ。読んでいて気持ちがいいです。

 しかも、前作で負け組の代表だった近藤が、奇跡の復活。近藤は今作の隠れ主人公。
 そしてラスト、半沢にふりかかる理不尽な会社力学。このままでは終われないぞ。
次作は文庫化されるまで待ちきれないかも。
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No.18:
(4pt)

読み応えが増した銀行小説

『おれたちバブル入行組』の続編である本作。
やはり主人公の半沢がかっこいい。
そして頼りになる。
基本は性善説、やられたら倍返し。
この信念をしっかりと貫き通せる確固たる芯、そして最後の近藤の自分を裏切ることになった決断に対しても一切責めない仲間への思い、さらに熱い思いを持ちながらも常に冷静に状況を判断する頭脳。
バンカー以前に人としての能力の高さに憧れを抱いてしまう。

話の内容としては前作に比べ、今作はとても複雑性が増しており最後まで予想が覆されることがある点で、とても読み応えがあった。
本格派ミステリーには及ばないが、経済小説としてはとても面白く読むことができ、また半沢だけでなく今作は近藤が準主役として活躍しており、前作以上に熱中できる内容になっている。

最後は予想以上に歯切れが悪く終わっており、次作が出るものと勝手に考えている。
そしてこのシリーズがオリンピックイヤーに出版されていることから、今年あたり出版されるんじゃないかと勝手に予想している。

最後に、もし今回このシリーズの続編が出たら、島耕作シリーズのように頭取になるまで続くのでは?と妄想してしまった。
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No.17:
(5pt)

銀行員としての誇りと使命感

オレたちバブル入行組の続編、主人公半沢直樹、東京中央銀行営業第二部次長、前作同様
敵の反撃に遭い窮地に追い込まれながらも銀行員であることを貫こうとする勇気と反骨に
は胸が熱くなる。そして半沢と同期の近藤、心の病で休職し復職後、中小企業のタミヤ電
機に出向させられる。そんな近藤が裏帳簿の存在に気づき、忘れていた闘争心に灯がつき
入行時持っていたプライドを取り戻し、社長との対決も辞さない男へと変化していく姿は
感動的である。前作同様楽しめる一冊である。
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No.16:
(4pt)

続編に期待

「オレたちバブル入行組」の続編。
前著を読まなくても楽しめるが、読んでおいた方がより楽しめる。

氏らしいグイグイ読ませる展開とテンポはいいと思うが、
仕掛けやハラハラドキドキ感は前著の方が上。
また、スッキリしない結末も、少し欲求不満が残る。

何となく続編が期待できる終わり方。
続編に期待。
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No.15:
(5pt)

身にかかる火の粉を払うのは正当な行為だ

よく似たタイトルの「オレたちバブル入行組」の続編だ。
「基本は性善説、やられたら倍返し」を信条とする営業第二部次長の半沢が引き継いだ大手ホテルチェーンの120億円の損失、同期入社で中小企業に出向した近藤が掴んだ転貸し、金融庁の検査官の執拗な半沢攻撃、これらの裏に不正があり、さらに繋がっていることをを突き止めて、当事者を糾弾していくという話だ。
身にかかる火の粉を払う正当な行為だが、組織の中ではなかなかできないことでもある。それを見事にやってくれるところが痛快なのだ。

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No.14:
(5pt)

銀行員の視点という意味で参考になりました。

この本を読む以前は、銀行員の人の粉飾に対する思いを勘違いしていたような気がします。

 というのは、一昔前は、銀行員の人は、決算の前に「少しでもいいから黒字でお願いします」と言われました。
 中小企業の経営者の立場からすると、「粉飾してでも、黒字にしないと、融資できないよ」と脅されているような雰囲気があり、ある程度の粉飾は推奨しているように感じていました。

 プロパーなのか、保証協会付きなのか、融資実行後すぐ焦げ付くのか、数年経過してから危険な状態なのかによって、粉飾に対する銀行員味方も異なるにせよ・・・
 確かに、融資実行後、まもなく、倒産されては、確かに融資の担当者の立場もないですね。

 そして、池井戸先生の著書らしく、読んだ後の爽快感がよかったです。

 元銀行員が書く、銀行員の思いは、説得力があります。
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No.13:
(5pt)

痛快な銀行物語

「オレたちバブル入行組」の続編。

前回は支店で痛快に、ぎりぎりで乗り切った半沢や、
外部出向した近藤の物語が描かれています。

前回もそうでしたが、銀行内部についてとても詳しく書かれており、
銀行員でないと分からないのでは??という描写もありますが、
重くならず、さらっと読めてしまう痛快な物語です。

今回も半沢がやってくれます。
今度は前回の事件により、栄転した本店営業部での出来事ですので、
相手も役員等大物になってきます。

また金融庁検査に絡んでの物語である為、金融検査官も出てきます。

実際にU○J銀行で検査にあたった検査官の名前の文字をもじる等、
分かっている方には、また更に深い楽しみ方も出来ます。

最後も、次を期待させる終わり方であり、次作が出る事を
とっても期待しています。

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No.12:
(5pt)

爽快!

とにかく、爽快!
読みやすく、ストーリーが停滞しないので、
一気に読んでしまいました。
同世代の仲間意識っていいなあ、と。
もしかしたら、同期との繋がりって、
これからの日本社会の助けになるかも!!
なんて。

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No.11:
(5pt)

池井戸 潤を読んで...

池井戸 潤 名前は知っていたが、何か軽い感じがして、あまり読書欲が湧かなかった。
早稲田の会社後輩から『先輩、「下町ロケット」「花のバブル入行組」他、池井戸 潤の本先輩にはピッタリですよ。慶応の後輩だし...絶対お勧めですよ』と勧められて読んでみた。いや、面白かった。特に「下町ロケット」が面白かった、僕のように商人の一人息子として生まれ全く主人公と同じような立場が解るだけに「人の生き方」がよく解る。銀行出身で大組織の中に居る事の悲哀もよく解っているのだろう。僕に本を進めて呉れた後輩も熱い男だった。
リーダー不足の世の中、文章の裏にあるリーダーの生き方も参考に成るだろう。
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No.10:
(5pt)

水戸黄門のような、鉄板の面白さ

今回は合併による出身社の対立と金融庁検査です。

前作同様に、水戸黄門のような鉄板ストーリーですが、それでもハラハラしつつ安定した面白さです。

半沢も相変わらずのキャラで痛快ですが、それでも今回は苦戦… というか敗戦とも言えるのかもしれません。
あまり書くと野暮なので濁しますが…



今作では病欠で昇進レースから遅れ、出向することとなった近藤が存在感をアピールしています。
彼の存在が、前作よりも高い評価を受けている理由ではないかと感じます。


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No.9:
(5pt)

銀行エンタテイメントの傑作

銀行を舞台にしながら、これほど分かりやすく痛快な小説は無いと思う。
前作の「オレたちバブル入行組」も面白かったが、さらに様々な仕掛けを用意し、
スケール自体も大きくなった続編だ。

前回の敵役上司は支店長だったが、今回は常務だったり金融庁のお役人だったり
と普通だったら反抗するのを我慢してしまいそうな相手だが、「やられたら倍返し」
が主義の主人公・半沢は果敢に立ち向かう。
現実世界では難しい事だからこそ、この小説世界に自然とのめりこんでしまう。
ビジネス社会のヒーロー物的小説だ。

「オレたち」というタイトルが付きながら、前作はほとんど半沢一人が活躍して
いたが、今作は同期入社の中では遅れを取り、取引先に出向している近藤の活躍
もありタイトルに合った内容になってきている。
このシリーズが続くなら、他の同期の動向も気になるところだ。

最後の局面では単なる勧善懲悪に終わらず、いかにも現実的なほろ苦さもあり、
サラリーマンなら「うん、うん」と頷いてしまいそうな展開もまた良い。
ぜひ、今後もこのシリーズを続けてもらいたい。
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No.8:
(4pt)

空飛ぶタイヤよりは落ちます。

わかりやすい展開で、読みやすく、面白かったです。
ただ、悪役の黒崎のキャラがリアリティがなかったのと、
主人公の半沢も有能ですが、あれだけ上司に楯突いて、
今まで銀行に生き残れてこれたのも疑問でした。
空飛ぶタイヤが良すぎたせいもありますが、
期待以上ではありませんでした。

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No.7:
(5pt)

骨太のエンターテイメント

タイトルから、バブル入社世代の悲喜こもごもを描いた、軽いノリの作品を想像すると、とんでもない。銀行の内幕を描いた骨太の作品。といっても、バブル崩壊時に実際に起ったことをなぞるだけのような作品ではなく、ハードボイルド小説のような展開には大いにカタルシスを感じる。ところどころ、こんな都合よく、という展開がないではないが、組織の中で鬱屈するミドルマネジメントに読んでもらいたい、元気の出るエンターテイメントである。
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No.6:
(5pt)

一気に読めます

オレたちバブル入行組 (文春文庫)を読んだのち、本作が文庫本になるのを待ちかねてました。
池井戸潤さんらしい、テンポの良い作品です。
銀行はバブル期に大量に新入社員を雇ったわけだが、バブルがはじけた今、そのバブル入行組は厳しい生存競争の中にいる。自分がいなくても替わりはいくらでもいるのである。競争を勝ち抜くために、やられたら倍返し、派閥の壁を破壊していく主人公は頼もしい。しかし、主人公たちも気づいているように、競争に勝ち残ったとしても、銀行組織のなかで生きていくことには変わりがないのである。
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No.5:
(4pt)

砂を噛む思いは色々あれど。

就職してから日々仕事をしていると、業務上の軋轢、人間関係のしがらみで
砂を噛む思いをしつつ、自分を曲げて妥協する、または自分が正しいと思わないことに
与する場面に、たまさか出会うことがあります。
そんな思いを経験したことがある方には、一服の清涼剤になり得る作品です。
もっとも、少々クセのある味付けの結末がリアィティとともに苦味も少し残しますが。
バブル世代と呼ばれている年代で、かつ金融関係の業界に詳しい方はさらに楽しめるかもしれません。
この終わりからすると、シリーズ3作目があるのか?・・・と少し期待してしまいます。
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No.4:
(5pt)

世の中

世の中は、正しいことを言ったりやったりしても必ずしも正しく評価されるわけではない。せめて本の中では浮世離れしてすっきりしたいモノだが、あえて「世の中」をわからせてくれる小説だった。多分読者の年齢によって半沢の言動・処遇、近藤の行動に対する考え方は違うだろう。前作の「バブル入行組」も楽しめたが、半沢の世間への倍返しを期待して、次回作を是非期待する。
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No.3:
(5pt)

銀行内の現実味あふれた真剣勝負で十二分に読み応えあり。

池井戸潤氏の名前は知っていたが読んだことはなかった。初めて手にした本書は非常に面白く満足できた。題名から横田濱夫氏的銀行小説かとたかをくくっていたら全く違う。江上剛氏が描く銀行トップの抗争や反社とは違う。高任和夫氏の描く50歳前後の窓際族行員の悲哀と喜びとも違う。現実に銀行内にある話が緊迫感もって展開され、内容は正しいし、中堅行員となった入行同期の連携、活躍が素晴らしい。本書はバブルで空前の大量採用時代の行員同期の話で、出世コースに乗った者、脱落してしまった者、勧善懲悪の頼るになる同期がいる、持ち場持ち場で支援する同期がいる、そのバブル入行組の活躍が清々しくもあり、行内での力関係や人間関係がおどろおどろする。「東京中央銀行」は旧産業中央銀行と旧東京第一銀行が合併し、ご他聞にもれず「Tだ、Sだ」と摩擦は大きい。主役の営業第二部の半沢次長、法人部の時枝調査役、半沢への協力者の渡真利、システム部から取引先企業へ外部出向第一号の近藤等々の同期が、行内の不審な動きの解明に或いは金融庁検査対応に、結束強く協働して当たる。
所管部移管がなされた「伊勢島ホテル」の巨額投資損失事件と、近藤が出向先の「タミヤ電機」の浮き貸し事件や粉飾決算をめぐり、そこに金融庁検査、特に銀行いじめの悪名高い検査官が加わり、各担当部、関連部が非常に難しい対応を迫られる。しかも読者と等身大の日常の銀行内また取引先とのせめぎあいだ。特に早々と外部出向となった近藤は、行員受け皿として銀行に恩を売り利用したい社長であり、よくありがちな出向・転籍劇であり、軋轢が生じ居心地は悪くなり、銀行に戻るケースが実際に多い中、近藤は不透明な財務経理の解明に社内で孤軍奮闘頑張る。半沢と金融庁黒崎、近藤とタミヤ電機社長、これらのバトルも読みどころである。昭和40年以前の入行者、昭和44年から48年位の入行の団塊世代、そしてバブル入行組、それぞれの社会経済背景や組織の中での巡り合わせで、悲喜こもごもの行員人生である。ただ時代の順番に給与、退職金、企業年金基金等の経済的なメリットが少なくなってきたことは確かであろう。
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