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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1513件 941~960 48/76ページ
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タイトルからはどんな話なのか想像つかないまま、人に勧められて読みだしました。 ゼロ戦のことだとわかってきて、戦争の話なのに飛行機に乗ってカッコいいっていうのを前面に出すような話だったらちょっと嫌だなぁと思いながら読みました。 でも、それは杞憂でした。8月にまたじっくり読みたい本です。。。 ガダルカナルで一緒だった長谷川(石岡)、赤城で真珠湾に向かった伊藤、小隊でガダルカナル戦を共にした井崎、ラバウルの整備兵だった永井、瑞鶴でマリアナ沖海戦を戦った谷川、特攻要員・桜花の搭乗員だった岡部、特攻要員だった武田、沖縄戦で直掩機に乗っていた景浦、鹿屋基地の通信員だった大西、特攻隊員の大石。。。 多くの証言者に語らせ、宮部の人物像や辿ってきた道のりをを少しずつ明らかにしていく。。。一人の人がここまで色々経験し距離的に移動しているのは小説ならではですね。 粋な仕掛けが最後にいくつかあって、驚かせていただきました。 この小説は、戦争体験を持たれる方が読んでも嫌な気分にならない本だと思います。 特攻「志願」は、読みながら胃が痛くなってきました。記録の裏にあるものを考えることは、とても大事ですね。。。 人前では恥ずかしくて愛だの妻だのは語らない風潮だったと思うので、同じ年代の方々と比べ、宮部さんや大石さんはかなり西洋的な感覚を持った方だなあという気がします。。。 小説自体の本題からはかけ離れてしまいますが、「真珠湾攻撃は意図的なだまし討ちではなくうっかりミスで通告前に攻撃した」という定説について、2012年12月8日の日本経済新聞朝刊「真珠湾攻撃の通告遅れ 大使館の怠慢説に反証 通信記録を九大教授発見 外務省の故意か」という記事があり、残念ながら「うっかり」だけではないかもしれないようです。。。 | ||||
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物語は、主人公が祖父である宮部久蔵について調査を進めていくという手順で話を進めていきます。宮部久蔵という人間を知っていくうちに、話に引き込まれ飽きが来ない感情移入しやすい作品でした。フィクションであるので、物語の書かれている内容の一部が実際に本当か嘘かの判別は難しいです。しかし、人の心情の細かな描写には、とても心が惹かれました。 | ||||
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戦争の話は毛嫌いして、まったく読みません。 書店で店員さんにお薦めされたのと、 帯で児玉清さんお薦めがあったので一応購入。 しかし購入して2カ月放ったらかして、 遂に買い置きの本がつきたので 仕方なく手に取りました。 読み始めると、読みやすく、貪る様に読み、片時も離さず 読み終わった時点でもぅ1度読みなおしました。 胸に来る物がありましたが2度読んでも涙が出ませんでした。 涙が出なかったなぁーと思いながら、 友人にお薦めしようと話を掻い摘んで説明しようと 口を開いた途端、涙が止まらなくなりました。 出来たら日本人は読んで欲しい。 色んな言語で翻訳して欲しい。 私の夫は外人ですが日本の戦争物にもの凄く興味があります。 話を掻い摘んでしようとすると今でも涙が込み上げて支離滅裂になるので 是非、色々な言語で翻訳本を出して頂きたいです。 私の人生観(戦争に対する)を変えた1冊でした。 | ||||
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本を読みなれないスマホ依存症の私にとって、あまりにも分厚い一冊・・・おまけに戦争の話?なんかカタイしつまらないなあ。 なんて、読み始めは思っていたのに・・・・ 文章力のない私に上手な感想はかけないけれど、とにかく読んでよかった、この本に出会えてよかった!と叫びたい気分です。 ティッシュをお供に時間のたっぷりある時に読みましょう。 | ||||
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書店では売り切れだったので購入しました。在庫がありよかったです。読みたかったので嬉しい。 | ||||
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“司法試験崩れでニートのぼくは、出版業界に働く姉に頼まれて、60年も昔に特攻隊員として亡くなったと言う、思い出一つ無い実の祖父についての調査を始める。 戦友会の紹介で当時の祖父を知る元海軍少尉を探し出すと、そこで彼の口から出た一言は、元々気乗りのしなかったぼくを更に打ちのめす言葉だった。 「おまえの祖父は、とても臆病で卑劣な男だった」と…。“ 物語は姉と主人公の僕が、特攻隊員として亡くなったという祖父についての証言を集める中で、祖父の本当の人物像へと迫って行くと共に、現在の自分達自身の思いの変化に気付き、更には今まで知らなかった真実に直面するという多面的な展開で構成されて行きます。 分厚い本ですが、口語体が多いせいも有ってか、割合とスラスラと読み進めました。 この物語を読むと、人の命が文字通りに紙切れ一枚よりも軽く扱われた時代が、嘗てのこの国に間違い無く存在したのだという事がハッキリと見て取れます。日本人の優れた長所だけでは無くて、思わず目を背けたくなる様な短所も垣間見えて来ます。 嘗てこの国には、尊敬に値する名も無き人達だけでは無くて、醜悪な保身に走る利己主義者達が少なからず居た事も良く分かりました。 零戦の栄光と悲劇・頂点と奈落が、まるで目の前に厳然と現れたかの様に、語り部達の口から、とてもきめ細かく、とてもつぶさに語られて行きます。 中盤以降(特に五〜六章以降)、思わず嗚咽が漏れて溢れ出てくる涙のせいで、先が読み進められなくなる場面が幾度か出て来ました。 今までの人生に於いて電車の中で涙を堪えるのに苦労した経験は、これが3回目です。通勤電車内で読む時には要注意を…大きめのマスクを付ける等して、周りの人達に怪訝がられない様に気を付けましょう…w 一部には作品の構成について賛否両論有る様ですが…かの芥川龍之介は当時、「只の古典の焼き直しだ」と揶揄された様ですし、グリム童話はそもそもが伝承の集大成、整理・寄せ集めされたものでしか有りません。それにも拘らず現代の文学評価に於いて、これ等の作品群に“何の価値も無い”等と言うレッテルを貼る輩は先ず見当たらない事でしょう。 この本を読んで、坂井三郎さんや西澤廣義さん達の事について、もっともっと知りたくもなりました。 時間の波に洗われて、いぶし銀の輝きを放ち出す作品を『本物』と呼びます。この作品の行間にも間違い無く『本物』として長く語り継がれ得る魂が宿っています。 12月の映画公開を、今からとても楽しみにしています…。 | ||||
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当時の若い人たちの真摯な考えや、他人を思いやる心の尊さ、そしてエリート将校の情けなさなど十分に表現されており、一気に読み終えました。また、深く感動もしました。 しかし、読み込むにつけ、あまりにも時間軸に沿った証人の登場に、「ありえないだろ」感が深まりました。小説だから仕方ないことでしょうが、どこかにドキュメンタリーを求めていたので。無責任体質の当時の外務省や軍令部、南雲中将ら指揮官の責任に触れた部分は真実だと思うのに、この部分も結局は「小説」なのかと思ったのが残念でした。 | ||||
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小説「永遠の0」は、非常に素晴らしい作品だと思います。このことを夢にも疑うものではありません。しかも、小説であるからこそ実話とは異なる部分があるのは当然です。それを、とやかく言うのは野暮な話です。しかし、小説がいつの間にか現実として認識されることはこれまでにも度々です。故に1点だけ現実との違いを指摘させていただきたく存じ上げます。 戦闘機搭乗員中、操縦技量優秀者で爆装突入を昭和20年8月14日までに命令された者は誰一人いません。取り分け、日中戦争からの歴戦のエースは、そう多くはいません。負傷もせずに最後まで戦力として戦えた搭乗員は、数える程しかいません。戦中派エースですら大切な時期に、わざわざ日中戦争からのスーパーエースをやすやすと一回の爆装突入で失うような愚行はいくら切羽詰っても実施してはおりません。爆装機よりも直掩機の任務の方が圧倒的に操縦技量を要しますので、例外なくこの任務についておりました。沖縄戦ではこのようなエース中ただ一人、操縦35期のベテラン長田延義上飛曹が未帰還となっておりますが、爆装機ではなく直掩機でした。 故に、宮部久蔵が実在する人物であれば、組織的に爆装突入は阻止されたはずです。爆装突入は、階級とは拘わりなく、練度の低い若い搭乗員に限られていました。この事実は絶対に無視できない事実です。 | ||||
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確かにパッチワーク的作品感はあるのかもしれないが、日本で戦争があったことが忘れ去られようとしている現代の若者にとって、当時に焦点を当て改めて色々と考えさせられる良い作品だと思います。 | ||||
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僕はまだ十代ですがこの本は十分賞賛に値する傑作だと思います!! | ||||
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遅ればせながら読了し、実に感動しました。宮部に感情移入しまくりでした。特攻で死んでしまうことはわかっていながら、なんとか生き延びてもらえないかと思わずにいられませんでした。太平洋戦争の経緯はある程度知っていますが、こうした海軍のパイロットの立場からの本はあまり読んだことがなく新鮮でした。後半はずっと涙ぐみつつ、そして多分皆さんと少し違う箇所で完全に落涙しました。 作中のメディア批判の部分は自らを猛省しつつ、もし自分が当時の戦争推進の世論という中で、反戦か、少なくとも無謀な作戦を批判するように論じることが果たしてできただろうかと考え、その難しさと覚悟の必要を思いました。ただ宮部は自らの信念で軍の空気に抗い、命の大切さを説き、特攻に疑問を呈したわけです。仮に宮部がマスコミ関係者だったら、批判覚悟で反戦の論陣を張ったのでしょうか。想像は膨らみます。いずれにしろレビューを読んで、マスコミ不信を抱いている方の多さを改めて感じ反省しました。ただ、過剰に不信感を抱かれている節はあり、何かを暴きこそすれ、隠したりするつもりのない自分としては、どうすればそうした過度な不信を払拭できるか悩ましく感じています。 そして皆さんのレビューを少し読みましたが、読後に自分が感じた、残った2つの謎についてあまり触れられていませんでした。多分自分の読み方が浅かったのだと思うので、もしご見解がおありの方がいたらお聞かせください。 '@ なぜ「死にたくないと言っていた宮部が特攻を志願したのか」の最終的答えは?→終戦間際は「海軍総特攻」だったからということでいいのでしょうか。 'A 特攻に出た宮部は、大石に生き残りのくじを託したうえで、なぜなお、愛する妻のために生きようとしなかったのか?不時着を試みず、空母に特攻したのでしょう→自らの命を救った大石に生き残りのくじを託したことで吹っ切れたのか?佐伯が言及した特攻に出た教え子たちへの思いか?軍人としての使命・責任に最後は殉じたのか?沖縄戦を戦っている人への思いか?特攻への抗議を自らの体で示したのか? なお、特攻をテロリストと断じる意見にはまったく賛同できない一方、特攻に喜んで行った人もまったくいないわけではないのだとは思います。作中で否定されている洗脳とまでは思いませんが、軍国教育が根底にあったのはたしかでしょう。そうした戦前の体制批判は控えめにしたのは、賛否両論となるため、読者が宮部の生き様に集中できなくなる懸念への配慮なのでしょうか。 物語としては結果的にはそれでよかったのだと思いますが。 いずれにしろ良作。子どもにもいずれ読ませたいと思います。 | ||||
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私は、牧場を経営していて、牛を飼っています。 その私の牛飼い哲学に、相通じるものがあります。 当牧場のホームページで「永遠の0」の感想を書きましたので、時間のある方はお立ち寄りください。 http://matsui-f.com/ | ||||
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この本を読まれてる方が200万人以上はいる。 戦後の平和ボケしている現代人が200万人以上も読んでいる。 今までは先の大戦について敬遠するだけや、知ろうとしない人 戦後の間違った教育によって昔の日本に嫌悪感を持っている人たちが この永遠のゼロを手にとって、真実を知っていくきっかけと なるでしょう。愛国心を育てるきっかけとなるでしょう。 そのタブーの領域へ、一歩足を踏み入れさせてくれた 作者の功績はとても大きいと思います。 今の日本の繁栄、私たちが幸せに生きていられるのは 先人達が命を懸けて守ってくれた未来なのですから・・・。 その英霊達が祀られている、靖国神社への参拝の意味 日本人としてどうあるべきか。 今までそんな事を思うことすらなかった人たちに 一石を投じたのは、素晴らしい功績だと思います。 この国に生まれてよかった。そう誇りに思える一冊だと思う。 | ||||
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小説を読む前。 なんかのTV番組で百田尚樹氏をみたときに正直、なんだこのおっさんは??と思ったのを覚えている。 しかし、彼の書いた小説は番組内でも評判がよかった。 それならば、と思い購入。 家に本が届いたとき、普段小説など読まない私には、結構厚いな(本の厚さが)と思った。 最後まで持つかな?と思いつつ読み始めた。 思いとは裏腹に熱読している私がいました。 小説(文章だけ)で涙を流すはずもない!そんな私を大いに裏切ってくれた。 20代の戦争を全く知らない私にも気付いたら目元に一筋の線が‥ 切ないなぁ、あぁ切ない。 正直あまり小説の感想を言いたくないです。 これは読んで知って欲しい。 ぜひ読んで欲しい。 そして翻訳され外国の方にも読んで欲しい! そんな小説です。 | ||||
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この物語は1軍人である宮部の戦争体験を 関係者にインタビューで聞いたものを主に綴った物語です 様々人物から見た宮部に対する想い なぜ宮部は最後に死を選んだか? どうして生き残る一縷の望みを他に託したのか 軍人として生きるにはあまりにも純粋すぎた 一人の男の物語として言えばすばらしい作品 文章自体難解ではないのでどんな人でも わりとすぐ読み終えられるんじゃないか そういう意味でも色々な人に読まれて ここまでベストセラーになったのではないかなと 今まで戦争のことなんてあまり興味が無かった人や 零戦や特攻隊などに興味がなかった方たちの戦争物語の導入としてもオススメです 但し、所どころ在り来たりでつたない箇所 (ヤクザと松乃の関係、孫達のやりとり等々) が散見されたところに心残りが生じ☆は4つで | ||||
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百田 尚樹さんの本は初めてでした とても感動していっきに読んでしまいました とてもよかったです | ||||
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母の兄は、旧日本陸軍最初の特攻隊員として昭和19年11月、850kg爆弾を胴体に括り付けた九十九式双軽爆撃機を操縦して、フィリピンのレイテ湾に集結した米軍艦船に突っ込み戦死しました。数え二十歳でした。 私は中学生の頃、母の実家で伯父の遺書や戦争当時の新聞の切り抜きを見たことがあり、また母の生家には「軍神△△君の生家」と書かれた立派な標識も立っていましたので、少なからず戦争のことに関心を持っていました。特に、伯父はどんな気持ちで散華したのでろあろうかと、色々な書物も紐解きました。 百田さんのこの本に書かれていることは、30年前に高木俊朗氏が書かれた「陸軍特別攻撃隊」の論調と基本的には同じで、特攻隊とその隊員達の真実に迫る上で有益だと思います。 若者を戦地に送り込む無益な戦争を指導した人達の無責任ぶりには憤りを禁じ得ません。 | ||||
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賛否有れども、当方は本書を一読して、この著者なりに「日本にとってあの戦争は、そしてあの戦争の時の日本は何だったのか」というテーマに真摯に取り組んだ作品だと解釈した。 フィクション・小説という形態を取っているが、そこは正に作品のプロットの通り、戦争を知らず、またそれ程興味を持たない世代にも訴えたいという意図が感じられ、その為、専門書においては基本的な事柄を、物語に登場する年老いた元軍人達に一々易しく説明させている事も理解出来る。 果たして、著者の総括は、戦後の歪んだ左翼的反戦教育とも、極端な右翼志向とも違う、バランスの取れたものになっていると思う。 過去の戦史より多くを拝借している事も、60年以上前に起こった事を精査する上で仕方のない部分も有るだろうし、当方個人はそれらを商売に利用しようとする意図よりはむしろ敬意を感じる事の方が多かった。 先の大戦で米国に敗れたのは、歴然たる国力の差の他に、この時の軍国主義・全体主義的な日本が抱えていた構造的な問題 - 前線からそれに近い中堅までの戦力は勇敢で勤勉、また同様に優れた技術者を有するが、上層部に行くほど官僚主義・出世主義で現場を無視した考えや方針を自己顕示の為に提示したり、前線の人間の命を将棋の駒の様に使い捨て恥じない - これの象徴が、「死を恐れず勇敢に戦う」事とは似て全く非なる「死を強制する戦術」に繋がったという作者の指摘は論を俟たない。 また、秩序への意識が高く、団結力に優れる反面、極端なトップダウンになりがちで、大勢に一人逆らう事は大変難しい。 しかし、今の日本の企業や組織も、それ程大きく違うものだろうか?これらは普遍的な課題として我々日本人が意識すべき点でもあろう。 別にこの書の総括を全て正しいと受け入れる必要は無いし、異論はあって当然、また細部を論じれば更に議論の余地も有ろう。 小説として捉えても、まだ詰める余地は有ったとも思う。 それでも、色々な人にとって一読の価値は有ると思う。 | ||||
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勘の悪い私は『永遠の0(ゼロ)』の"ゼロ" の意味すら考えず、 2013年本屋大賞を受賞した百田尚樹氏のベストセラー作品ということで読み始めた。 ページをめくって間もなく、"零戦闘機のゼロ"だとわかった。 そんな私は読書の習慣もなく、気が向いた時しか本を手にしない。 ところが読み始めてみると、あまりのリアル感に、活字は苦手なはずの私も ドンドンとストーリーへ引き込まれてしまった。 戦争当時の惨状は教科書や資料館、写真や映像でお目に掛かってはいるものの、 自分に置き換える事が難しい。 また、戦争で散って行った数多くの日本人の心情など想像すらつかない。 しかし、章が進むにつれて、気が付くと自然と涙が頬をつたっている・・・ 果たしてこの小説は、フィクションなのかノンフィクションなのか?? 最後の最後に明かされる真実、そしてプロローグに直結するエピローグ。 主人公姉弟の祖父(たち)の生きる事への執念、そして家族愛。 平和ぼけした現代人が一読すべき一冊だ。 | ||||
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今話題の本だということなので、ついつい、めったに買わないんだけど、買って読んでみました。 途中まで退屈だなあと思いながらも読んでいたら、最後の方で急に面白くなってきて、読み終わったときには何か心が熱くなるものを感じました。多くの人が書いている通り感動しました。いい本だと思います。多くの人にお勧めしたいですね。 ただ、ちょっと残念だなと思ったのは、ちらほらと太平洋戦争という記述みえるところでしょうか。いい本だからこそ、ここは大東亜戦争と書いてほしかったなあ。 | ||||
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