(短編集)

鬼の跫音

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評判

鬼の跫音の評価:

3.83/5点 レビュー 78件。 B ランク

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平均点3.83pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全112件 61〜80 4/6ページ
No.52
(1pt)

おもしろくない

構成に無理がある…。つまらない。短編は書かない方がいいのでは
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.51
(1pt)

おもしろくない

構成に無理がある…。つまらない。短編は書かない方がいいのでは
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.50
(1pt)

短編では作者の若さが露呈

限られた枚数の中で、無理からでもドンデン返しを設定しているため、人物描写は定型的だし、アイデアも有りがちなものになってしまっている。
たとえば収録作のひとつ「冬の鬼」(短編集のタイトルはこの短編の冒頭部から採られている)は、夢野久作のアレと、何度も映画化された高名な文学作品のアレとをブレンドしただけの、いかにも思いつきで書きましたといったレベルの作品だ。
他の作品でも、「たしか森村誠一の短編に似た感じのがあったような…」とか「松本清張なら人間の業を描く作品に出来た題材。解決せずホラー風の展開に逃げるのは作者の若さ」といった読後感が残る。
作者は短編向きではないと思う。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.49
(1pt)

短編では作者の若さが露呈

限られた枚数の中で、無理からでもドンデン返しを設定しているため、人物描写は定型的だし、アイデアも有りがちなものになってしまっている。
たとえば収録作のひとつ「冬の鬼」(短編集のタイトルはこの短編の冒頭部から採られている)は、夢野久作のアレと、何度も映画化された高名な文学作品のアレとをブレンドしただけの、いかにも思いつきで書きましたといったレベルの作品だ。
他の作品でも、「たしか森村誠一の短編に似た感じのがあったような…」とか「松本清張なら人間の業を描く作品に出来た題材。解決せずホラー風の展開に逃げるのは作者の若さ」といった読後感が残る。
作者は短編向きではないと思う。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.48
(3pt)

暗い

暗すぎて、救いがないね。
そういう感じが好きな方は、どうぞ。
話はまあまあです。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.47
(3pt)

暗い

暗すぎて、救いがないね。
そういう感じが好きな方は、どうぞ。
話はまあまあです。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.46
(4pt)

"古い皮袋に新しい酒"的指向〜全編を覆う不気味な蠢動感

「鈴虫」、「ケモノ」、「よいぎつね」、「箱詰めの文字」、「冬の鬼」、「悪意の顔」の6作を収めた短編集。描写対象は飽くまで日常世界で、「向日葵の咲かない夏」のような異界性はないが、全編を不気味な蠢動感が覆っており、なかなか読ませる。「S」と言うイニシャルの人物が各編に登場するが連作短編集ではない。

冒頭の「鈴虫」は、残念ながらパターン化されたミステリ的趣向が使われており、松本清張氏風の人情譚を読んでいるかの様な印象を受けた。漱石「こころ」も想起させる。全編に言える事だが、特に本編に"古い皮袋に新しい酒"的指向を強く感じた。「ケモノ」は、構成が巧みで心地良い驚きを覚えた。茫漠とした物語展開と主人公の精神状態との融合の匙加減に妙がある。ここではモンシロチョウと鴉を題材に採り上げている。「よいぎつね」は、題名から予想される通り幻想的な因果譚だが、理に落ちていない所に興があり、作者らしさが出た一作。本編も狐の他に鴉を題材に採り上げている。鴉、モンシロチョウ、鈴虫等の羽音が一つのモチーフとなっているようだ。「箱詰めの文字」は、前編の絵解きから始まる構成が興醒めであり、内容も楽屋オチ的で今一つの出来。"箸休め"的作品か。ここでも鴉が登場する。タイトルの由来になっている「冬の鬼」は、日記体の記述形式に工夫を凝らしたものだが、演出(見せ方)が「鈴虫」と同種で少し寂しい。相変わらず鴉が登場する。「悪意の顔」は、「押絵と旅する男」的世界を悪意と救いとで塗り潰した様な作品で印象に残った。最後まで鴉は登場する。

「向日葵の咲かない夏」以降では、「ラットマン」を除くと一番の出来に映った。極度の衝撃的作品が望めない現状では、長編よりもこのような短編において作者のアイデア・個性が発揮される様に思う。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.45
(4pt)

"古い皮袋に新しい酒"的指向〜全編を覆う不気味な蠢動感

「鈴虫」、「ケモノ」、「よいぎつね」、「箱詰めの文字」、「冬の鬼」、「悪意の顔」の6作を収めた短編集。描写対象は飽くまで日常世界で、「向日葵の咲かない夏」のような異界性はないが、全編を不気味な蠢動感が覆っており、なかなか読ませる。「S」と言うイニシャルの人物が各編に登場するが連作短編集ではない。

冒頭の「鈴虫」は、残念ながらパターン化されたミステリ的趣向が使われており、松本清張氏風の人情譚を読んでいるかの様な印象を受けた。漱石「こころ」も想起させる。全編に言える事だが、特に本編に"古い皮袋に新しい酒"的指向を強く感じた。「ケモノ」は、構成が巧みで心地良い驚きを覚えた。茫漠とした物語展開と主人公の精神状態との融合の匙加減に妙がある。ここではモンシロチョウと鴉を題材に採り上げている。「よいぎつね」は、題名から予想される通り幻想的な因果譚だが、理に落ちていない所に興があり、作者らしさが出た一作。本編も狐の他に鴉を題材に採り上げている。鴉、モンシロチョウ、鈴虫等の羽音が一つのモチーフとなっているようだ。「箱詰めの文字」は、前編の絵解きから始まる構成が興醒めであり、内容も楽屋オチ的で今一つの出来。"箸休め"的作品か。ここでも鴉が登場する。タイトルの由来になっている「冬の鬼」は、日記体の記述形式に工夫を凝らしたものだが、演出(見せ方)が「鈴虫」と同種で少し寂しい。相変わらず鴉が登場する。「悪意の顔」は、「押絵と旅する男」的世界を悪意と救いとで塗り潰した様な作品で印象に残った。最後まで鴉は登場する。

「向日葵の咲かない夏」以降では、「ラットマン」を除くと一番の出来に映った。極度の衝撃的作品が望めない現状では、長編よりもこのような短編において作者のアイデア・個性が発揮される様に思う。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.44
(4pt)

短編もうまいなぁ

私はもともとがっつりと読むのが好きなんです。
例えば、福井晴敏さんだとか京極夏彦さんだとかの厚さ。

もちろん良質の短編も大好物ではありますが、短編ならではの良い作品とあまり巡り逢えてなくて。
いやいやあの方の短編を読みなさいよ!!と言ってくれる人も居らずに、短編に関しては完全に彷徨う状況でした。

しかし・・ここにいましたよ!道尾さんが。
人間だから悩み迷い、そして一線を越えて狂気の世界へ踏み越えてしまう。悩む場面などはは殆ど描かれていませんが、狂気に到る過程まで想像させられます。
「書く」ではなく「綴る」と言いたい筆力です。


長編ももちろん良いですが、短編はちょっと・・と思う方にも読んで欲しいと思います。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.43
(4pt)

短編もうまいなぁ

私はもともとがっつりと読むのが好きなんです。
例えば、福井晴敏さんだとか京極夏彦さんだとかの厚さ。

もちろん良質の短編も大好物ではありますが、短編ならではの良い作品とあまり巡り逢えてなくて。
いやいやあの方の短編を読みなさいよ!!と言ってくれる人も居らずに、短編に関しては完全に彷徨う状況でした。

しかし・・ここにいましたよ!道尾さんが。
人間だから悩み迷い、そして一線を越えて狂気の世界へ踏み越えてしまう。悩む場面などはは殆ど描かれていませんが、狂気に到る過程まで想像させられます。
「書く」ではなく「綴る」と言いたい筆力です。


長編ももちろん良いですが、短編はちょっと・・と思う方にも読んで欲しいと思います。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.42
(2pt)

やはり長編のほうが、、

道尾さんの作品は、長編だからこそあのトリックが活きていく訳で、短篇集であの手の事をやってしまうと、ただ単に同じ事の繰り返しみたいで、ちょっと僕には苦手な作品でした。
鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.41
(2pt)

やはり長編のほうが、、

道尾さんの作品は、長編だからこそあのトリックが活きていく訳で、短篇集であの手の事をやってしまうと、ただ単に同じ事の繰り返しみたいで、ちょっと僕には苦手な作品でした。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.40
(3pt)

普通

可もなく不可もなく、特になにも残らなかった。
美しい文章の短編ミステリーですね。
それだけ。

道尾秀介ということでハードルを上げて読んで
しまうせいかな? 凡作としか思えませんでした。

この人の作風は、短編に向いてないと思います。
濃密な世界観をしつこく感じてしまって、疲れます。
長編なら気にならないんだけど。
好きな作家であるだけに、残念な作品でした。


鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.39
(3pt)

普通

可もなく不可もなく、特になにも残らなかった。美しい文章の短編ミステリーですね。それだけ。道尾秀介ということでハードルを上げて読んでしまうせいかな? 凡作としか思えませんでした。この人の作風は、短編に向いてないと思います。濃密な世界観をしつこく感じてしまって、疲れます。長編なら気にならないんだけど。好きな作家であるだけに、残念な作品でした。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.38
(3pt)

「おどろおどろしい、短編」とはこの小説本のこと

ホラーとして読むにはまあまあ面白いですね。怪奇現象が起きるわけでもないけど十分怖いです。話を語り手の想像でつじつま合わせてしまうところはちょっと残念でした。

 世間ではやたらに注目されている道尾氏ですが、これだ!という大作を書いていただきたいです!!
今後にご期待申し上げます。

・鈴虫
登場する女性は杏子。主人公の片思いの相手であり、「S」の恋人。
隣室である「S」の部屋から聞こえる杏子の声に、痛みと快感を同時におぼえたり、杏子が「S」を殺すと、コッソリと後始末をしてあげる主人公。
主人公は心の膿を飲み込んで杏子と結婚するが、過去を消し去ることは出来ずに苦しむことになる。

・ケモノ
ここではY子に注目。「S」の父親の再婚相手。
16歳の美青年「S」に目をつけた30歳過ぎのY子は、「S」を手篭めにすることを目的に下半身が不自由な「S」の父親と結婚する。資産家のY子の実家に援助を受けている「S」親子はY子の性的虐待に逆らえない。やがてY子は「S」との間に出来た娘を産むが、障害を持って生まれた娘を見て罪に耐え切れずに精神的に壊れたS」に殺される。
美青年の「S」はY子との関係が気が狂うほどイヤだったって、すごい。それで犬呼ばわりだもの。勝手なもんだ。

・よいぎつね
「S」に脅された主人公が、乱暴した上に殺して埋めらた名も無い「女」。
主人公は当初、女子中学生に目をつけるが、どうしても出来ないと踏みとどまる。
しかしその際に湧き上がった自分の妄想に突き動かされ、たまたま夜道をひとりで歩いていた年上の「女」を襲う。
最初、女子中学生が襲われるかとヒヤヒヤしましたよしかしそれで成人女性が被害者になるわけですが、なんとも憐れな被害者です。
が・・・・本当は、襲われた女は主人公に殺されてないですよね。
埋めたと思っていた女は人型の米俵ではないかと。違うかな??

・箱詰めの文字
「S」の妻と保険外交員のかわいい子。
これといって出番無し。
冒頭で主人公が書いている小説が「よいぎつね」の謎のヒントのような気がします。

・冬の鬼
主人公は容姿に恵まれた美しい女性。体の不自由な父親の目を盗んで、美しい母親は若い医師と浮気。
浮気相手の医師のタバコの消し忘れにより家が火事になり、主人公は美しかった顔に火傷を負う。
醜くなっても自分を愛してくれる「S」に主人公も心を寄せるようになるが、醜い姿を見られたくないために「S」に失明手術を受けさせる。ここでも母親が若い男と浮気する話が出てきた。

・悪意の顔
頭のおかしな画家の妻。行方不明になった夫と子供はキャンバスの中にいる。キャンバスの中には色んなものを入れることが出来る。主人公の少年は「S」くんに対する恐怖心、“悪い「S」くん”もキャンバスに閉じ込めてもらう。
なんとなく、ナイーブさゆえの残酷な女性観が見えるような気がします。
最も嫌悪すべきは、若い男と関係を持つ母親(的存在)だろうか。
しかしこのナイーブさは、短絡的な価値観に頼りすぎなんじゃないかと。
あるいはもっと堂々と掘り下げてもいいのかもしれないなと、したらばいささか生温さを感じるかなと。


鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.37
(3pt)

「おどろおどろしい、短編」とはこの小説本のこと

ホラーとして読むにはまあまあ面白いですね。怪奇現象が起きるわけでもないけど十分怖いです。話を語り手の想像でつじつま合わせてしまうところはちょっと残念でした。 世間ではやたらに注目されている道尾氏ですが、これだ!という大作を書いていただきたいです!!今後にご期待申し上げます。・鈴虫登場する女性は杏子。主人公の片思いの相手であり、「S」の恋人。隣室である「S」の部屋から聞こえる杏子の声に、痛みと快感を同時におぼえたり、杏子が「S」を殺すと、コッソリと後始末をしてあげる主人公。主人公は心の膿を飲み込んで杏子と結婚するが、過去を消し去ることは出来ずに苦しむことになる。 ・ケモノここではY子に注目。「S」の父親の再婚相手。16歳の美青年「S」に目をつけた30歳過ぎのY子は、「S」を手篭めにすることを目的に下半身が不自由な「S」の父親と結婚する。資産家のY子の実家に援助を受けている「S」親子はY子の性的虐待に逆らえない。やがてY子は「S」との間に出来た娘を産むが、障害を持って生まれた娘を見て罪に耐え切れずに精神的に壊れたS」に殺される。美青年の「S」はY子との関係が気が狂うほどイヤだったって、すごい。それで犬呼ばわりだもの。勝手なもんだ。・よいぎつね「S」に脅された主人公が、乱暴した上に殺して埋めらた名も無い「女」。主人公は当初、女子中学生に目をつけるが、どうしても出来ないと踏みとどまる。しかしその際に湧き上がった自分の妄想に突き動かされ、たまたま夜道をひとりで歩いていた年上の「女」を襲う。最初、女子中学生が襲われるかとヒヤヒヤしましたよしかしそれで成人女性が被害者になるわけですが、なんとも憐れな被害者です。が・・・・本当は、襲われた女は主人公に殺されてないですよね。埋めたと思っていた女は人型の米俵ではないかと。違うかな??・箱詰めの文字「S」の妻と保険外交員のかわいい子。これといって出番無し。冒頭で主人公が書いている小説が「よいぎつね」の謎のヒントのような気がします。・冬の鬼主人公は容姿に恵まれた美しい女性。体の不自由な父親の目を盗んで、美しい母親は若い医師と浮気。浮気相手の医師のタバコの消し忘れにより家が火事になり、主人公は美しかった顔に火傷を負う。醜くなっても自分を愛してくれる「S」に主人公も心を寄せるようになるが、醜い姿を見られたくないために「S」に失明手術を受けさせる。ここでも母親が若い男と浮気する話が出てきた。・悪意の顔頭のおかしな画家の妻。行方不明になった夫と子供はキャンバスの中にいる。キャンバスの中には色んなものを入れることが出来る。主人公の少年は「S」くんに対する恐怖心、“悪い「S」くん”もキャンバスに閉じ込めてもらう。なんとなく、ナイーブさゆえの残酷な女性観が見えるような気がします。最も嫌悪すべきは、若い男と関係を持つ母親(的存在)だろうか。しかしこのナイーブさは、短絡的な価値観に頼りすぎなんじゃないかと。あるいはもっと堂々と掘り下げてもいいのかもしれないなと、したらばいささか生温さを感じるかなと。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.36
(5pt)

短編でこそ感じる狂気。

道尾氏の短編集は、私の知るところ、3作あるが、すべてにおいて、
完成度はとても高い。

個人的には「光媒の花」が一番好きであるが、これは、
連作短編集という意味での完成度が秀逸であったからである。
(ご興味ある方は拙私のレビューをご覧ください)

短編そのものを評価した場合、今作中の「ケモノ」「冬の鬼」「悪意の顔」
は、甲乙つけがたいほどのお気に入りである。

ちなみに、「花と流れ星」に収録の「流れ星の作り方」も秀作である。

これは、氏のテイストがそれぞれの短編でいかんなく発揮されており、
いささか冗長気味で、懲りすぎた表現・比喩に彩られた長編より、
他作家にはない、インパクトを強烈に感じたということに他ならない。

今作だけでなく、3作ともに読んでいただくと、長編にはない、
道尾氏のあふれんばかりの才能と、他作家との差別化を実感できる
のではないかと、強く思う次第である。








鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.35
(5pt)

短編でこそ感じる狂気。

道尾氏の短編集は、私の知るところ、3作あるが、すべてにおいて、
完成度はとても高い。
個人的には「光媒の花」が一番好きであるが、これは、
連作短編集という意味での完成度が秀逸であったからである。
(ご興味ある方は拙私のレビューをご覧ください)
短編そのものを評価した場合、今作中の「ケモノ」「冬の鬼」「悪意の顔」
は、甲乙つけがたいほどのお気に入りである。
ちなみに、「花と流れ星」に収録の「流れ星の作り方」も秀作である。
これは、氏のテイストがそれぞれの短編でいかんなく発揮されており、
いささか冗長気味で、懲りすぎた表現・比喩に彩られた長編より、
他作家にはない、インパクトを強烈に感じたということに他ならない。
今作だけでなく、3作ともに読んでいただくと、長編にはない、
道尾氏のあふれんばかりの才能と、他作家との差別化を実感できる
のではないかと、強く思う次第である。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115
No.34
(4pt)

うまくなったなぁ

向日葵の咲かない夏を読んだ時は、稚拙な文章・強引な展開・オチ、すべてに苦笑しました。
なんでカマドウマ!?っていうかみなさん、そんなに良かった?
以来、道尾作品は敬遠しておりました。
で、今回短編集とのことで、久しぶり読んでみたら・・・!
う・・・うまくなってる!!すべて!!
人物、背景描写、設定、すべて以前の稚拙さが消え、大物漂う描写に驚愕!!
短編なのに!
この人こんなに上手かったっけ!?と驚きで何回も読み返してしまいましたよ。
特に大好きなのは、よいぎつねの若い僕が女性を襲う直前の描写。
僕の狂気が伝わって、なんとも言えない気持ちになりました。
あと冬の鬼の主人公の描写、哀しみが終始漂って、この本のタイトル見ただけで何だか泣きそうです。

鬼の跫音 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音 (角川文庫)より
4041000122
No.33
(4pt)

うまくなったなぁ

向日葵の咲かない夏を読んだ時は、稚拙な文章・強引な展開・オチ、すべてに苦笑しました。
なんでカマドウマ!?っていうかみなさん、そんなに良かった?
以来、道尾作品は敬遠しておりました。
で、今回短編集とのことで、久しぶり読んでみたら・・・!
う・・・うまくなってる!!すべて!!
人物、背景描写、設定、すべて以前の稚拙さが消え、大物漂う描写に驚愕!!
短編なのに!
この人こんなに上手かったっけ!?と驚きで何回も読み返してしまいましたよ。
特に大好きなのは、よいぎつねの若い僕が女性を襲う直前の描写。
僕の狂気が伝わって、なんとも言えない気持ちになりました。
あと冬の鬼の主人公の描写、哀しみが終始漂って、この本のタイトル見ただけで何だか泣きそうです。
鬼の跫音 Amazon書評・レビュー: 鬼の跫音より
4048739115