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(短編集)

ワーキング・ホリデー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ワーキング・ホリデー
ワーキング・ホリデー (文春文庫)

ワーキング・ホリデーの評価: 4.24/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 21~38 2/2ページ
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No.18:
(4pt)

単純に楽しめて読後丸くなれる本

このシリーズを知らずに、先に「ホリデー・イン」を読み、「もっと読みたい!」の欲があふれ出ました。
良くある話と言ってしまえば良くある話なんですが、皆良い人で皆健気なお話ってのは普遍的な良さと楽しさがあります。
読後、こころが丸~くなれる。基本の部分に「悪」が存在しない人の話ってのは安心できます。
楽しませて頂きました。
ワーキング・ホリデーAmazon書評・レビュー:ワーキング・ホリデーより
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No.17:
(5pt)

ステキな作品です

読後感がとても良い作品です。登場人物が皆魅力的で、読んだ後にほのぼのとします。
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No.16:
(5pt)

面白い!

題名みたとき、オーストラリアでも行って、お仕事するんだなぁ~って思いながら、読み始めて…。
こころのつながりが。父子の愛が。とってもよかったです。
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No.15:
(5pt)

泣いた

スラスラ読めました。
大和の熱いとこが、ぐっときてうるっとました。
シリーズも読んでみます!
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No.14:
(5pt)

どんどん引き込まれる

主人公のホストと、その子供。
関係が微妙に変化していくところなど、読んでてどんどん引き込まれました。
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No.13:
(5pt)

元ホストの宅配便のお父さんがなんとも魅力的

久々にバランスの絶妙なファミリードラマに出会えました。
まじめなリアルさと、ちょっとコミカルなけれん味の両方がよくしみた味わい深い作品です。
冒頭、華麗なホストの主人公のもとにいきなり訪ねてきた、見も知らぬ十歳の小学生の息子。

男にだまされようとしていた女客に正論を吐いて手をあげ、クビになってしまったこの主人公は、店のママ(おかまのジャスミンさん)の紹介で、ハニービー宅配のドライバーになり、ついでに夏休み中、息子と暮らすことに。

最初はとまどい、面倒くさがっていた主人公ですが、几帳面で「小姑のような」息子に料理を作ってもらったりしながら、新しい仕事にも慣れてゆき、ふたりの間に絆が育ってゆく。
予想どおりではあるのですが、その絆の育ちかたが、教科書通りでもなく教訓っぽくもなく、いかにも元ホスト、元ヤンの主人公の心意気がそのまま、彼なりの父親像につながってゆくところが魅力です。

息子といざこざを起こした友達ふたりにモテ方を教えてやると言って、たちまち「男塾」の塾生にしてしまったり、ちょっとかっこ悪いリヤカーを引きながらも丁寧な接客についホストマナーが出てしまったり。
特に胸に残ったエピソード。空に向かってガンをつけたり、柱に喧嘩をふっかけたりしているところを息子に見とがめられ、

「痛いときや辛いとき、とりあえずケンカをふっかけとくと泣かずにすむんだ・・・つまり痛いようえーん、とか言いたくないときに使うんだ。痛いぞこの野郎、ぶっ殺されてえのか、って」

 ホストだったときに月1で来ていた小学校の女先生にあらためて惚れられてしまったり、大昔にふられた息子の母親とよりを戻して家族だんらんをしたくなったり、ストレートでどこかナイーブな主人公と、友人の王道ホスト、宅配便店の仲間やボスとのかかわりも温かく、本当に最後までじっくり読んで終わるのがもったいない小説でした。

 宅配便の業界のトリビアも面白くて、続編の冬休み編もすぐに読んでみようと思います。
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No.12:
(5pt)

一気読みでした

坂木司さん、気になっていた作家ですが、本書が初読みでした。ストーリー展開も良く、主人公の語り口もぽんぽんと威勢が良くて、一気に読みました。出てくる人たちはみんないい人で、良く出来た話といえばその通りなのですが、楽しく読めました。続編も発売されたようですので、早速読んでみようと思います。
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No.11:
(5pt)

コッテコテさわやかコメディー

基本的にいい人ばっかり。設定にはかなり無理があります。でも坂木ファンは、こういうハンディを抱えながらつながり合い、助け合う人たちの物語を読みたいのです。だからファンとしては大満足です。
 ホストの世界はもっとドロドロしてるだろうし、宅配稼業だってそんなに前向きに取り組む気になるかどうか。小学生は物わかりがよすぎるし、不良高校生弱すぎ。でも、でもそんなことはどうでもいいんです。何の目的もなくただ生きてきたヤマトが再生していく物語なのです。予定調和結構。ご都合主義結構。基本的にコメディーですから。章ごとに日常ミステリーをひとつ絡め、一話完結のお約束を守りながら、大きなストーリーも進めていく。
 これでいいのです。

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No.10:
(4pt)

夏休みの共同生活

ホストクラブで働く自分の目の前に突然現れた小学生。
しかも、その小学生は自分のことを「お父さん」だなんて言う。

元ヤンキーのホスト崩れ、昔の彼女が生んだ自分の子供と夏休みの間だけの親子生活。
いかにもな設定と、ちょっとだけ感動できるスパイス。
分かりやすすぎる連作短編小説だけど、読み心地は決して悪くない。
何というか、どれもやり過ぎていない、くどくない、ということだと思うんやけど。

それから見返しのページが段ボールのような紙質で作られているのが好印象。デジタルブックではこういうのできないですからね。質感というのは意外と大事だと思うわけです。
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No.9:
(5pt)

さわやか、上等!

止まんなかった、もう、一気に読んで、笑って泣いた。売れないホストにある日現れた自分の子供。心当たりは、ある。ホストを(たぶん)粋なはからいでクビになり、またそのはからいで宅配便の会社に勤めることに。でも、宅配便のトラックじゃない、なんと使うのはリヤカーだ。夏休みを利用して子供と暮らして見えてきた、いろんな人とのつながりや、自分の気持ち。本当にあったかくて優しくて、すごくいじらしいカワイイ物語。あー、あたしにもでてこないかな、自分の隠し子。ジョシだから無理なんだけど、それでもすげー、うらやましいぞ!
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No.8:
(4pt)

今回も期待通り

元ヤンでホストの沖田大和。いままで存在すら知らなかった息子が、突然目の前に現れた。
ぎくしゃくしていた二人が、親子になるまでの物語。
言葉は乱暴だけど、情に厚いお父さん。
無難といえばそれまでだが、じんわり感動しました。
坂木司ファンなら、今回も期待通りの作品だと思います。
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No.7:
(4pt)

男塾という名の人間模様

ある運送会社を中心とした人々の人間模様。
主人公で元ホストで、運送会社社員のヤマトは、不器用だけど、やる時はやる男だ。
コメディタッチのこの作品の、ほぼすべての登場人物が、心に何等かの闇を持っているが、普段はそれがマスクされている。
そんな中で、闇の部分がやたら多い主人公ヤマトは、過去を脱皮しようとしている。
そこに突然登場したのが、ヤマトの小学五年の実の息子、進だ。
進が母親の元を離れて、ヤマトと過ごす事が出来るのは、ひとまずは夏休みの間だけ。
期間限定の、激しく人間模様が交錯する、人情味あふれる物語だ。
進の聡明さと、主婦顔負けの家事能力にも驚かされる。
ただ、最も印象的な部分は、ヤマトが進の母親との別れを回想する下りだ。
もう随分時が経過したが、取り返しはつかないのだろうか?と思いながら読み進んだ。
ヤマトは、私的に男塾を標榜する。
しかし、この物語そのものが、男塾なのだと思う。
それは、単にヤマトが元ホストで、モテのプロだったからではない。
男とは、こういう時には、どう振る舞うべきか?という事を考えさせられる物語だ。
思わずにやっとさせられる部分も多い。
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No.6:
(5pt)

The 草食系

坂木司さんの本は「ひきこもり探偵」シリーズ以来のファンですが、
主人公の男性はいつも心優しい草食系。ほんと、こういう男性を
草食系というんだろうなという、The King of 草食系です。
今回の主人公もホストというおよそ草食系とは縁のなさそうな職業なのですが、
やっぱり草食系です。
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No.5:
(4pt)

この父子笑える!!!

元ヤンキーのホスト(父親)としっかりもの小学5年生(子)のお話です。(注:ミステリーではないです)
元ヤンキーでホストのヤマトのもとに、突然、息子だと名乗る小学生・進が現れる。進は自分の父親がどんな人物なのか確かめに来たという。結局、夏休みのあいだヤマトは進とともに生活することになる。しかし、店で客とケンカしてしまい店を辞めることになる。そして、ホストのヤマトは宅配便ドライバーの沖田大和として、進とともに新たなスタートを切る。そんな大和の愛車、ハニービー・キャリーとは……
という内容です。
とっても楽しい話です。読んでいる間中、にやにや笑いが止まりませんでした。大和と進のやりとりが何とも可愛らしくて、微笑ましくて……大和は大人なのに、どこか子供の純真で滑稽なところがあり、進はやっているっことは大人顔負けの「主夫」なのに子供。この作品に出てくる登場人物はみんな「子供らしさ」を持っていると思いました。そこがこの作品の「好さ」だと思います。リラックスしたい時に、読んでほしいです。坂木さんの作品は4冊目なのですが、相変わらず優しいです。ホントに。ホントに、大好きです。
あとがきによると、続編もあるとか。早く文庫化してくれることを願います。
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No.4:
(4pt)

親子が親子になっていくひと夏の物語

漫画かライトノベルを読んでいるような軽さで読みやすいです。
元ヤンホストの視点で描かれているので言葉はくだけてて荒っぽいけど逆にそれが親しみやすい。
進の言葉だけを信じ、本当に息子なのかという疑いも持たないヤマトに違和感を覚えつつも、
ほのぼの優しい雰囲気に包まれて、あまり深いことは気にせずに読んでしまいました。
周囲のあたたかい人たちからの手助けもあり、自然に親子になっていくヤマトと進の姿がほほえましい。
料理が得意で小学生というよりは「おばちゃん」みたいなしっかりした性格の進が時折見せる“子供らしさ”もかわいいな〜。
こんな風にいい人しかでてこない作品って珍しいかも!?
家族向けのテレビドラマにしたら面白いかも(提供はもちろんヤマト運輸でしょうね 笑)
坂木さんの作品ってどれを読んでも「続きが読みたいっ」と思わせてくれるけど、
この本も今後の2人(進の母・由希子も含めた3人)がとっても気になります。
続編希望!!!
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No.3:
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読者として応援したくなってしまう、父と息子の夏休み

坂木司の作風「優しさ」が、今回は地域密着宅配便と父と息子から、取り消せる失敗を許せる人になろうって意志が伝わってくる。
物騒な世の中になってきてるけど、まだ世の中捨てたもんじゃないっていう気持ちが、この坂木さんにはあるんだろうなってしみじみ思った。
自分に子どもがいるとは全く思ってなかった主人公大和が、ひと夏一緒に生活していく一人息子・進に対して、子どもはなぜ守ってやりたくなるのか、可愛いのか、といった感情が湧き出す描写が所々にあって読者としては応援したくなってしまう。
唯一、宅配便とあまりかかわりが無い私には、その地域密着ってのが実感が涌かなかった。
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No.2:
(5pt)

あー面白かった!

坂木司さん引き出したくさんありますね!こうきましたか〜
ホストクラブ部分だけでも1冊分くらい書いて欲しいくらい
面白いのに惜しげもなく第一章ですっぱり。わーんもっと読みたい!
もう文句なく面白いです。
登場人物一人ひとりが魅力的なのに1冊のなかでは書くのにも
限度があるというのが不満なくらいです。
超個性的な人ももちろんいますが、普通の人もこんなに魅力的なのは
作者の坂木司さんが普通の人をドラマティックに見る目を持っている
からなのでしょうか。
毎度しつこいようですが続編を期待しています。
あと今までも出てはいましたがこれからは迷うことなくすっぴん&
パジャマひざぽっこりでも宅急便を受け取ります。
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No.1:
(4pt)

父と息子のひと夏の体験

元ヤンキーで今はホストの大和の元へ
息子と名乗る小学生がやってきた。
その息子とのひと夏の親子の物語。
小学生の進が妙に味がある。
小学生のくせに、
家事全般に口うるさい。
ごみは分別して出せ、だの
食費は切り詰めなきゃ、だの、
妙に料理はうまいし、
洗濯掃除だって、並みの主夫では太刀打ちできないような完璧さ。
だからふとした瞬間に見せる
小学生らしさ、
父を慕う子供の姿を見ると
何故かきゅんとしちゃいますね〜
これが父性でしょうか?
店の客を殴ったために店をクビになってしまったヤマト。
しかし、そのオーナーが働き口を斡旋してくれる。
それが、運送屋。
車ではなく、リヤカーで住宅街をひた走る。
時折、元ヤンキーの血も騒ぐけれど、
リヤカーを引く姿は好印象。
そしていきなり現れた息子との生活に
戸惑いながらも、やはり父性を取り戻していくヤマト。
途中、ステレオタイプ的な父と息子のやり取りなんかも出てきて
その辺がもったいなかったけれど
全体的に面白く読めました。
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