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童貞物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
童貞物語
童貞物語 (集英社文庫)

童貞物語の評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

自分はあくまでも自分なんだよね。

 野球部ではなかったし(多分「一生で一度も野球をした事がない」部類に非常に近い所に位置する)、初恋が表に見える形にはならなかった。そもそも進学校ではなかった。在学時に父親が死んだ事と、それなりに友達との交遊があった事が似ているくらいで、主人公の「のろ」くんとの共通点はボクには余りない。それでも、いやそれだからこそなのか、彼の淡々とした語り口に親しみを感じ、学生時代を懐かしく思う。それこそ、居酒屋「のろ」のカウンターで、「のろ」くんと海藤が語っているのを聞くともなしに聞いているような。そんな、一歩引いた青春物語。 著者自身が特に大事にしているような作品にも見えないのに、なぜボクがこんなにこの作品を好きなのか、言葉で説明出来ないのが不思議というか、あえて言葉にして説明しようと言う気にならないというか。他人に勧めるにしても言葉を並べるより「まぁ読めよ」と言いたくなるような、そんな作品。
童貞物語 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:童貞物語 (集英社文庫)より
4087495787

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