(短編集)
カップルズ
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すべての小説に「起承転結」があるとも思わないが、あればきっとそれは物語として印書深く記憶に残りやすいものに なるだろうとは思う。その意味で佐藤正午の作品においては、この「起承転結」の中で「結」の部分が極めて薄く、あ る意味読者に「結」の中身を想像させる作品が多いように思う。そして、この短編集「カップルズ」はまさに「結」の欠け た、いや読者の想像に任せるものが集まったものと言える。だが、一方「起承転」までは佐藤の作品ほど丁寧にかつ美しく描かれる作品も少ない。つまりそれぞれの作品群の状況の中に読者を惹き入れる魅力においては彼の筆力は抜群で ある。どうしてもはっきりとした「結」を求める読者には佐藤正午の作品はお薦めできない。だが、小説の状況の中に 埋没したいと考える人たちは、佐藤正午の世界の中で思いきりその時間を楽しむがいい。そういった作品集がこの「カッ プルズ」だと私は思っている。 | ||||
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どうも、佐藤正午の作品を始めて読んだのが「身の上話」だったせいか、その後どの小説を読んでも面白みを感じない。 ほわんとしていて、さらりと読めるのですが、内容的に全く心に響かなかった。 まあ、アクのない娯楽小説ですね。 | ||||
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おもしろかったです。 文章が上手だから情景も浮かぶし読みやすかった。 なかでも「好色」の主人公の徹底ぶりに感心してしまった。 なんだか忘れられない物語になりそうです。 | ||||
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うーん、わかんなかった・・ ここで私が登場する、とか、そこで・・していたのは私だった、というような転換で、 三人称から一人称に物語の視点が変わったり、と、技術があるのは十分わかるのだが・・ この作家さんの持ち味である、あくまで客観的な視点から事実を重ねてゆく語り口が、 今回はやけになじめなくて、私にしては珍しく、途中で読めなくなった。 楽しめなくて残念だなぁ。 | ||||
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(佐藤正午と思われる)作家の視点で、地元の住民との間で交わされる男女の話をテーマにした短編7作。この本を紹介するのが目的ならば解説をそのまま引用すれば良い。 ミステリでも文学でも、話にはオチが必要という点は同じだと思う。しかし現実の生活では全てがきっちり辻褄があう訳ではなく、「問題の解決」という意味では無駄な情報が多いのではないか。ミステリを読む時には、やむを得ないとは言え「謎を解く為の鍵しか提示されない」事が不満になる。佐藤正午の作品では、「無駄な情報」を切り捨てず、いやその「無駄な情報」をメインに置いているように感じる。市井の人々を描くこの作品ではそれが余計に効果的になっているように感じる、一般の人たちはその「無駄」な部分が日常になっているのだから。 20代中盤を思い出すなー、何故か思い出が全て悪い記憶として浮かんでくるのは、当時と現状のギャップに実はとまどいがあってそれを解消出来てないのかもしれない、そーいう意味ではあまり読みたくない本なのかもしれないけど、読んでても不快さは感じないんだよな。苦い思い出を美味しく感じさせるような作品と言っていいですかね。似合わない? | ||||
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