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暗黒のスタートライン



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【この小説が収録されている参考書籍】
暗黒のスタートライン (光文社文庫)

暗黒のスタートラインの評価: 4.38/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

シリーズ9作目に!

シリーズを読み始めて、軽ーいミステリーを気楽に読んでました。でも本作で爽香と明男の恋愛関係に決着というか、ドロドロになって爽香の気持ちをはっきりさせましたね。多分、この本だけ読むと「なんでバカな恋心なの?」とも思えるが、ついたり離れたりの9年間の関係が、ハッキリと明男への気持ちに素直になれたのかな。誰にも邪魔されない。のではなく誰からも見放された明男に正面から向き合えた。爽香は、実は執念深い情の厚い人間性だったのですね。愛情ってそんなものなのかな。ミステリーというより、男女の愛の形について書かれているのかもしれません。
暗黒のスタートライン (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒のスタートライン (光文社文庫)より
4334722776
No.7:
(3pt)

通勤電車で読むのにちょうどよい

それはないんじゃないか、と思う部分もあったけど、面白かったです。
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No.6:
(5pt)

暗黒のスタートライン

杉原爽香シリーズを気に入って読み続けています。これを読まないと次にすすめません。
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No.5:
(4pt)

あと少し心理描写があれば満点

結末を知ってから読んだのでなければ、もっと衝撃を受けたであろう。よくデザインされている。
ただ、最後にもう少し明男の心理を描いて欲しかった。爽香の深い悲しみも。惜しい、四点。(笑)
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No.4:
(5pt)

異色作品シリーズ

大人になって久々に赤川次郎さんの本を読み始めたのがこのシリーズです。
推理小説というより、主人公を取り巻く人間模様や人間臭さ、がメインテーマになっているようで、
面白いなぁと思います。

正直、期待はあまりしていなかったのですが、読み始めると一つ歳を重ねた主人公のその後が
気になり、あっという間にここまでに。

ずっと図書館で借りていたのですが、何故か、この”暗黒…”だけが予約待ちで
ずっと借りれず購入しました。

読んでみると、なるほど、主人公のターニングポイントを描いた作品で
表紙の構図がぴったり。

この後のシリーズもまだまだ読み続けて主人公の人生を臨場感たっぷりで
楽しみたいと思います。
暗黒のスタートライン (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒のスタートライン (光文社文庫)より
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No.3:
(5pt)

男の甘え

実際には犯罪行為となるようなことが、小説で書かれていることにやや違和感があります。
いくつかの殺人事件をめぐる犯人隠匿。

男の甘えは、ちゃんとした女性が指示をしないと何ともならないのか。
女性の指示が、男の甘えを助長しているのか。
とても考えさせられる作品です。

いいかげんな人間が、ちゃんとしたことができるためのきっかけと、
ちゃんとした人間が,いいかげんなことをしてしまうきっかけが、
1つのことかもしれないと感じました。

杉原爽香の英断で、結末を迎えます。
どこから、ここまでの構想が涌いてきたのか不思議な話です。

杉原莢香の物語で,一番深刻な巻なので、色は「暗黒」なのだということがわかります。
スタートラインは巻末なのでしょう。
暗黒のスタートライン (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒のスタートライン (光文社文庫)より
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No.2:
(5pt)

転機となる作品

この暗黒のスタートラインは題名にもある色のように爽香にとって非常に暗く辛い事件となっています。中学生のころから友達であり、元B.Fの明男が中丸真理子殺害の容疑者になり、爽香は明男をかくまってしまうのです。さまざまな事件に巻き込まれてきた爽香にとってもここまで身近な人が関係している事件は初めてです。悲しい事件ではありましたが、雲間から光がさすように希望のある終わりとなっていて個人的には好きな作品です。明男をまだ愛していると悟った爽香、爽香への敵意が消えつつある明男の母、明男をに見切りをつけ新しい恋をしている刈谷裕子と今、それぞれが再び新しいスタートラインに立ったのかもしれません。
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No.1:
(4pt)

大人になること

23歳になった爽香は殺人容疑をかけられた元彼の明男をかくまいますが、第二の殺人が起こった直後に明男が姿を消しさらに不利な状況に追い込まれていきます。手の平を変えたように態度を翻して自己保身、正当化を図り責任転嫁する、明男の現在の彼女、祐子と事件の元凶でありながら言い訳ばかりの教授、中丸の身勝手な言動は、自分に正直に生きる爽香のひたむきな行動と対照的です。容疑者への偏見など、現実の厳しさが色濃く描かれています。そして、祐子や中丸以上に腹立たしさを感じるのは、明男の無責任さです。振った彼女にいつまでも頼り、口では謝りながら他人に面倒なことを全て押し付け、自分では何もしない男は最低ではないでしょうか。大人は自分のしたことに責任を負わねばならないということを強く訴えかける作品です。
暗黒のスタートライン (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒のスタートライン (光文社文庫)より
4334722776

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