乱反射

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評判

乱反射の評価:

3.82/5点 レビュー 151件。 A ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全165件 101〜120 6/9ページ
No.65
(5pt)

本作は決して推理小説ではない

貫井の日本推理作家協会賞受賞作である。といっても、本作は決して推理小説ではない。「愚行録」を読んだことがあるなら、きっとピンとくる、そういうカテゴリの作品だ。

冒頭から、互いに全く関連性のない人物たちの日常がひたすらに描かれる。この日常行為が最終的に悲劇につながる、という全体としての仕掛けなのだが、、、いかんせん、この登場人物たち、ごく一部を除き、意識やら行為やら、ちょっと目を覆いたくなるほどあまりに愚かとしか言いようがない。他人のふり見て我がふり直さない者、あまりに主体性のない愚者、極端に社会的視野の狭い者などなど、読んでいてこれほど気分が悪くなるものも珍しい。貫井自身、このような人間と人間性を憎んでいるのでは、とも思えるほど。

終盤に差し掛かって発生する悲惨な事故。そのあとは、ある意味、お決まりの流れに従って、きわめて残念な結末に至る。
個人的にはエピローグ的なつけたしは不要とも思えたが、今回、貫井はそこまで徹底的に鬼にはなれなかったのかもしれない。

本作を読み終えた読者は皆、自分の胸に手を当てるだろう。現代社会への警句として受け止めてよい。本作は決して推理小説ではない。
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.64
(5pt)

本作は決して推理小説ではない

貫井の日本推理作家協会賞受賞作である。といっても、本作は決して推理小説ではない。「愚行録」を読んだことがあるなら、きっとピンとくる、そういうカテゴリの作品だ。

冒頭から、互いに全く関連性のない人物たちの日常がひたすらに描かれる。この日常行為が最終的に悲劇につながる、という全体としての仕掛けなのだが、、、いかんせん、この登場人物たち、ごく一部を除き、意識やら行為やら、ちょっと目を覆いたくなるほどあまりに愚かとしか言いようがない。他人のふり見て我がふり直さない者、あまりに主体性のない愚者、極端に社会的視野の狭い者などなど、読んでいてこれほど気分が悪くなるものも珍しい。貫井自身、このような人間と人間性を憎んでいるのでは、とも思えるほど。

終盤に差し掛かって発生する悲惨な事故。そのあとは、ある意味、お決まりの流れに従って、きわめて残念な結末に至る。
個人的にはエピローグ的なつけたしは不要とも思えたが、今回、貫井はそこまで徹底的に鬼にはなれなかったのかもしれない。

本作を読み終えた読者は皆、自分の胸に手を当てるだろう。現代社会への警句として受け止めてよい。本作は決して推理小説ではない。
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.63
(4pt)

後ろめたい気持ち

なぜ2歳の子供は死ななければならなかったのか…

小さい身勝手さから、まさしくドミノ倒しのように、
いろんな人たちの「身勝手さ」が積み重なり、街路樹が倒れる。

チャプターが、マイナス・スタートというのも、面白かったです。
事故が刻一刻と近づいてくるのがドキドキします。
また、整数になってから、怒涛のように物語が進んでいく…というか、
繋がるのが面白い。

この中で、違法なことといえば、フンの後始末程度。
(車の乗り捨ても、ダメか)

新聞記者の加山さんが、事故の真相を暴こうとしますが、
結局、彼も、「潔白」ではなかった。
因果応報、まさに、そのものです。

私も、こういう些細な身勝手なこと、やっています。
可燃ごみの中に、面倒だからとペットボトルの容器を混ぜたり。
「日ごろの行い」、ちょっと見直したいと思います。
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.62
(4pt)

後ろめたい気持ち

なぜ2歳の子供は死ななければならなかったのか…

小さい身勝手さから、まさしくドミノ倒しのように、
いろんな人たちの「身勝手さ」が積み重なり、街路樹が倒れる。

チャプターが、マイナス・スタートというのも、面白かったです。
事故が刻一刻と近づいてくるのがドキドキします。
また、整数になってから、怒涛のように物語が進んでいく…というか、
繋がるのが面白い。

この中で、違法なことといえば、フンの後始末程度。
(車の乗り捨ても、ダメか)

新聞記者の加山さんが、事故の真相を暴こうとしますが、
結局、彼も、「潔白」ではなかった。
因果応報、まさに、そのものです。

私も、こういう些細な身勝手なこと、やっています。
可燃ごみの中に、面倒だからとペットボトルの容器を混ぜたり。
「日ごろの行い」、ちょっと見直したいと思います。
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.61
(4pt)

初対面

友達の勧めで初めて貫井さんを読みました。
他の作品も読みたいと思います。
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.60
(4pt)

初対面

友達の勧めで初めて貫井さんを読みました。
他の作品も読みたいと思います。
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.59
(4pt)

いい意味で考えさせられた!

細かい出来事の話が積み重ねられ
はじめはどう展開していくのか分からなかったけど
でも筆力の高さから読ませてくれます。
事故が起きてからは、一層読ませてくれました。

そんなことまで罪に問えるのか?って
内容的に賛否はあるけど、
誰も犯してしまう小さな身勝手や想像力の欠如が、大きな事故を起こしてしまう。
その恐ろしさを改めて考えさせられた。

とてもいい作品でした!
是非おすすめしたいです!!
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.58
(4pt)

いい意味で考えさせられた!

細かい出来事の話が積み重ねられ
はじめはどう展開していくのか分からなかったけど
でも筆力の高さから読ませてくれます。
事故が起きてからは、一層読ませてくれました。

そんなことまで罪に問えるのか?って
内容的に賛否はあるけど、
誰も犯してしまう小さな身勝手や想像力の欠如が、大きな事故を起こしてしまう。
その恐ろしさを改めて考えさせられた。

とてもいい作品でした!
是非おすすめしたいです!!
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.57
(5pt)

喪失と愛

【あらすじ】
2歳の幼児が不運な死をとげた。

一見事故として取り扱われた事件だが、とある新聞記者によれば、これは殺人事件である。

容疑者はこの小説に登場する全員。

一人の幼児を数人の大人が寄ってたかって殺害したとすれば、これは恐るべき殺人行為である。

しかし、それは決して裁くことの出来ない殺人事件なのだ。

【レビュー】
冒頭のくだりに、えもいわれぬ嫌悪感をもちながらも読み始めた。

2歳の幼児を数人で寄ってたかって殺害する、そのようなシチュエーションをフィクションとはいえ、小説の題材にもってくる事に憤りを感じた。

しかし蓋を開けて見れば、それは全くの視点の違いであることに気付く。

日常生活でおこりうる些細なマナー違反や無責任な行動。

例えば長期旅行中のゴミ出しを、今回だけと言い聞かせて、出かける前に出してしまう。

そんな些細なマナー違反や無責任な行動が、のちに殺人事件に結び付くなどと、だれが想像できるだろう。

一方で、息子を失った父、母の心情を自分に重ね合わせてしまい、胸が締め付けられる想いを感じた。

絶望の中をさ迷う親の元に一通のハガキが届く。

行き先も分からずその葉書の写真の地を探すことになる両親。

かの地にたどり着いた父の息子にむける愛情と、全てを包みこむ大自然の対比が美しくせつない。
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.56
(5pt)

喪失と愛

【あらすじ】
2歳の幼児が不運な死をとげた。

一見事故として取り扱われた事件だが、とある新聞記者によれば、これは殺人事件である。

容疑者はこの小説に登場する全員。

一人の幼児を数人の大人が寄ってたかって殺害したとすれば、これは恐るべき殺人行為である。

しかし、それは決して裁くことの出来ない殺人事件なのだ。

【レビュー】
冒頭のくだりに、えもいわれぬ嫌悪感をもちながらも読み始めた。

2歳の幼児を数人で寄ってたかって殺害する、そのようなシチュエーションをフィクションとはいえ、小説の題材にもってくる事に憤りを感じた。

しかし蓋を開けて見れば、それは全くの視点の違いであることに気付く。

日常生活でおこりうる些細なマナー違反や無責任な行動。

例えば長期旅行中のゴミ出しを、今回だけと言い聞かせて、出かける前に出してしまう。

そんな些細なマナー違反や無責任な行動が、のちに殺人事件に結び付くなどと、だれが想像できるだろう。

一方で、息子を失った父、母の心情を自分に重ね合わせてしまい、胸が締め付けられる想いを感じた。

絶望の中をさ迷う親の元に一通のハガキが届く。

行き先も分からずその葉書の写真の地を探すことになる両親。

かの地にたどり着いた父の息子にむける愛情と、全てを包みこむ大自然の対比が美しくせつない。
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.55
(5pt)

考えさせられる

貫井徳郎のファンですべて読んでますが、ここまで心に訴えかけられたのは初めてです。
法で裁けない殺人。
自分よがりの考え方が、想像力や判断力のなさがいかに『悪』であるかを考えさせられました。
著者の文章力は流石で退屈することなく読み進められるので、ぜひ多くの方に読んでほしい作品だと思いました。
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.54
(5pt)

考えさせられる

貫井徳郎のファンですべて読んでますが、ここまで心に訴えかけられたのは初めてです。
法で裁けない殺人。
自分よがりの考え方が、想像力や判断力のなさがいかに『悪』であるかを考えさせられました。
著者の文章力は流石で退屈することなく読み進められるので、ぜひ多くの方に読んでほしい作品だと思いました。
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.53
(5pt)

ミステリーではない貫井作品。これも好き。

言葉にするには難しいほどたわいない、人間のちょっとした心理描写が細かく深い貫井さんの小説にハマッています。
特に犯罪者心理については、ワイドショーなどでありきたりの一般論しか述べない専門化が薄く感じるほど丁寧に描かれているのが、貫井さんの作品の面白いところです。
でも、この小説の憎むべき“加害者”達は“犯罪者”ではない。
犯罪者ではないけれど、それぞれ皆、嫌な奴ら。そして同時にそれは自分でもある・・・。

バスの中で読み終えたのですが、人目もはばからず涙を流していました。
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.52
(5pt)

ミステリーではない貫井作品。これも好き。

言葉にするには難しいほどたわいない、人間のちょっとした心理描写が細かく深い貫井さんの小説にハマッています。
特に犯罪者心理については、ワイドショーなどでありきたりの一般論しか述べない専門化が薄く感じるほど丁寧に描かれているのが、貫井さんの作品の面白いところです。
でも、この小説の憎むべき“加害者”達は“犯罪者”ではない。
犯罪者ではないけれど、それぞれ皆、嫌な奴ら。そして同時にそれは自分でもある・・・。

バスの中で読み終えたのですが、人目もはばからず涙を流していました。
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.51
(4pt)

ある意味群像劇

登場人物がどこの誰だか2〜3回確認したけど、
各章が最終的にどう統合されていくのか楽しみだった。
登場人物それぞれの些細な悪意や甘えが、
一人の子どもを死に至らしめた。
それを思い知らせたいと思う両親もまた、
些細な悪意や甘えで誰かに迷惑をかけていたことに気づく。
いろいろなことを考えさせられた作品だと思います。
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.50
(4pt)

ある意味群像劇

登場人物がどこの誰だか2〜3回確認したけど、
各章が最終的にどう統合されていくのか楽しみだった。
登場人物それぞれの些細な悪意や甘えが、
一人の子どもを死に至らしめた。
それを思い知らせたいと思う両親もまた、
些細な悪意や甘えで誰かに迷惑をかけていたことに気づく。
いろいろなことを考えさせられた作品だと思います。
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.49
(4pt)

先は読めるけど。。。

他の貫井作品に比べると割と展開を読みやすい、と思います。
そういう意味ではラストもあっけない感じすらあるくらい。
でも同時並行で進むエピソードを一気に収斂させるストーリー・テリングの
「技法」で引き込まれてしまう感じ。
・・・・ただ流石に「事件」がおこってからの主人公の「怒り」の矛先は
理性を失っている前提があったとしてもあまりにも非現実的で
(そこが著者の意図するところかもしれませんが)、読みながら
「それは無いよな〜」と思ってしまった。なのでマイナス1ポイント。
とは言え、長編ですが一気に読ませるのもいつも通り。楽しめます。

乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.48
(4pt)

先は読めるけど。。。

他の貫井作品に比べると割と展開を読みやすい、と思います。
そういう意味ではラストもあっけない感じすらあるくらい。
でも同時並行で進むエピソードを一気に収斂させるストーリー・テリングの
「技法」で引き込まれてしまう感じ。
・・・・ただ流石に「事件」がおこってからの主人公の「怒り」の矛先は
理性を失っている前提があったとしてもあまりにも非現実的で
(そこが著者の意図するところかもしれませんが)、読みながら
「それは無いよな〜」と思ってしまった。なのでマイナス1ポイント。
とは言え、長編ですが一気に読ませるのもいつも通り。楽しめます。

乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381
No.47
(5pt)

正しく生きるのは難しい。

日常の、ほんとにちょっとした、何気ない『悪』もしくは『魔』。誰にでも有り得る『闇』の連鎖。巡り巡って自分に還ってきたのでは…ということに驚愕し自分を責める姿に、ゾワゾワと心が乱れました。誰もが同じ立場になりうる。…いつも清く正しく生きるのは……難しいですね。。。
乱反射 Amazon書評・レビュー: 乱反射より
4022505419
No.46
(5pt)

正しく生きるのは難しい。

日常の、ほんとにちょっとした、何気ない『悪』もしくは『魔』。誰にでも有り得る『闇』の連鎖。巡り巡って自分に還ってきたのでは…ということに驚愕し自分を責める姿に、ゾワゾワと心が乱れました。誰もが同じ立場になりうる。…いつも清く正しく生きるのは……難しいですね。。。
乱反射 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 乱反射 (朝日文庫)より
4022646381