街の灯

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評判

街の灯の評価:

4.03/5点 レビュー 36件。 B ランク

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平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 21〜40 2/3ページ
No.25
(4pt)

私とベッキーさんシリーズ文庫化

ついに「私のベッキーさん」シリーズが文庫化です。時代は昭和7年、主人公は士族のお嬢様の花村英子と彼女付の女性運転手「ベッキーさん」こと別宮みつ子。謎の美女ベッキーさんも素敵ですが、典型的な北村薫のヒロイン英子もやはり鋭い感性を持っている素敵な少女です。北村薫が好きな人は間違いなく楽しめると思います。北村薫を知らない人にもお勧めしたい一冊です。

街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045
No.24
(4pt)

街の灯

ほのぼのとした雰囲気が作者の書く文章に良く合っていてとても自然。
とても面白かったのだがいまいち物足りないと思っていたら
シリーズ化されているようなので安心した。
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.23
(5pt)

この人の描く女性像ってのは、ストライク

期待を裏切らない北村作品でした。この人の描く女性像ってのは、ストライクなのです。今回は昭和初期あたりが舞台なのですが、なかなか新鮮な設定で、新しい世界観をつくれていたと思います。北村薫の作品は、安定感抜群。おもしろくなかったことが今のところないっす。(昔は北村薫を「素敵な話を書く素敵なおばさんなんだなぁ」とおもっていたらおじさんでした。。)
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.22
(4pt)

街の灯

ほのぼのとした雰囲気が作者の書く文章に良く合っていてとても自然。
とても面白かったのだがいまいち物足りないと思っていたら
シリーズ化されているようなので安心した。
街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045
No.21
(5pt)

この人の描く女性像ってのは、ストライク

期待を裏切らない北村作品でした。この人の描く女性像ってのは、ストライクなのです。今回は昭和初期あたりが舞台なのですが、なかなか新鮮な設定で、新しい世界観をつくれていたと思います。北村薫の作品は、安定感抜群。おもしろくなかったことが今のところないっす。(昔は北村薫を「素敵な話を書く素敵なおばさんなんだなぁ」とおもっていたらおじさんでした。。)
街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045
No.20
(4pt)

レトロな香り

ミステリーと考えるともどかしい部分が多い。しかし昭和初期の上流階級の世界を垣間見ていると、何故か心地よく感じて読み進めてしまう。
ベッキーさんの素性は明らかにならないままだが、明らかにする必要もないのかもしれない。
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.19
(4pt)

時代設定がたくみ

 時代設定が巧みで、主人公やベッキーさんの活躍に引き込まれてしまいました。
 昭和の初め、という時代設定が巧みだとおもいます。
 戦争に突き進む直前のある意味での良き時代を設定したのは正解だと
おもいます。
 ただ話の中身が、推理小説としては少し物足りなくおもいました。
 今後の展開に期待というところなのでしょうか。
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.18
(4pt)

悪意のない物語

昭和の初期,まだ時代が戦争に向かって傾きかける前,みんながゆったりと構えて時代なのだろう。女性がまだまだ社会に進出していなかった中,ベッキーさんは素敵だ。ご主人を守れる技も身に付けている。これは映像化してくれるとおもしろい。ベッキーさん役はもちろんベッキーといきたいところだけれども,男装の麗人ならば黒木メイサさんあたりだろうか?
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.17
(4pt)

古き良き昭和の人々

昭和初期のお嬢様、花村英子が運転手のベッキーさんの力を借りつつ、さまざまな事件、
謎を解いていく連作中編集。
二人で、となると典型的にはホームズとワトソンとなるが、本シリーズの場合、
ちょっと捻ってあって、どちらがホームズでどちらがワトソンかは読んでのお楽しみ
というところ。
本格的な謎解きは勿論、これにベッキーさんの出自の謎が絡んでいく。
また、昭和初期の時代、風俗の描写が興味深く、ベッキーさんとの出会いや事件を通じて、
英子が段々と成長していくさま(本シリーズも「『円紫さんと私』シリーズ」同様、
ビルドゥングスロマンの性格を有している)も共感を持って読める。
北村薫は「『円紫さんと私』シリーズ」に象徴される「日常の謎」派の代表的作家であり、
余韻の深い文体と柔らかな語り口が特徴の叙情派、文学派ミステリーの旗手という印象だが、
一見、叙情と感傷に満ちているかに見えて、時に描く悪意や人間の哀しい性には、
はっとさせるものがあり、本作でも表題作「街の灯」にそれが見て取れる。
また、英子の一人称で語られる文体は、青春小説らしく、理屈っぽく青臭く感じられる
こともあるが、時代設定が昭和初期であることで、却ってその頃の雰囲気を表すのに
しっくりきてるような気がする。
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.16
(4pt)

時代考証の質が高い!

本作は氏の「推理」小説としては、円紫シリーズなどと比べ
ややその輝きが少ないことを認めざるは得ないだろう。
しかし、会話がやや現代風に改められてはいるものの
これだけの時代考証を行い、それを作品の中に
反映させたエネルギーは高く評価すべきだろう。
十五年戦争の直前、最も華開いた昭和の消費文化。
数々の作品に採り上げられた記号といえども
イメージだけではなく、生活感を持って描写し得た作品は
それほど多くはない。その直後に設定を置いた本作は
その中でも高い質を持ったものに相違ない。
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.15
(4pt)

新感覚の日常ミステリー

 また新しい北村薫の登場といえる。時代は「リセット」の少し前らしい。まあ、内容は全く異なるもので、どうしても<私シリーズ>と比較されているようだがこれはこれでいいんじゃないかとも思うのだが。 主人公は花村英子。名前はイギリス好きの父親がそのままとって名付けたらしい。上流階級のお嬢様である。そこで雇われた新しい運転手は女性、別宮みつこ。そのとき読んでいた小説からベッキーさんと名付ける。 まずその当たりが英子の性格が現れていると言っていいだろうし、その要素は今後もどんどん出てくる。上流階級とは言えユーモラスな彼女には北村薫が自分に似せて書いたという「私」よりは面白味があると思うのだが。似ているようで性格は違うかな。 三つの短編が収められているが時流に上手に沿って書いた感じか。特に二つ目の「銀座八丁」はその要素盛りだくさん。 一つ目の「虚栄の市」では乱歩の小説から、同時に起こった二人の死の謎に繋げていく。当時はエログロだと批判されていた乱歩。今でも受け入れにくい人は多いと思うがその乱歩を平然と読んでいたあたりが性格にも現れているかな。それは作家自身にも言えることかも知れない。唯一ぞくっとした終わり方である。 二つ目「銀座八丁」は鮮やかな謎解き。桐原麗子という英子も麗子様と呼ぶほど更に格上のその麗子から家に招待されたことから始まる。この麗子にも今後注目が集まる。三つ目で表題作の「街の灯」は日常とはやや離れた位置にあるか。好奇心旺盛な性格というものはここに出てきている、と言うのが妥当かな。内容がやや分かりづらかったのだが。感想は人の持ちようかな。 作家は人を選ぶようなので、読める、と思えば今後もシリーズ化が予定されているらしいので二人の成長期みたく読むのも一つの楽しみかと思われる。しかしこれでツボに嵌らないようならそれはそれで仕方ないかも知れない。故に星4つで。 
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.14
(4pt)

秋の夜長にぴったり

 時代は昭和初期、主人公はお金持ちのお嬢様。ただ、お嬢様と言っても、ただおしとやかでおっとりしているというタイプではなく、頭も使うし芯がしっかりしていて、小気味よい性格をしている。お金持ちのお嬢様から見た昭和初期の東京や軽井沢の情景も興味深いし、当時の「深窓の令嬢」の優雅な日常生活がうかがえる。 毎回感じるが、北村薫氏の筆は文章も内容も心地よい。ただし、今回の結末はちょっと物足りない気がした。文末に約30ページ入っているインタビューなどが全く頭に無かったため、物語がもう一回転するものと思い込んでいたのだ。久々に感じた「日常の謎」を扱った物語に期待が大きかったこともあるだろう。  とはいえ、ベッキーさんの正体や、この先「わたし」がどういう人生を歩むのかも大いに気になるので、続編が楽しみでしかたない。 ちなみに装丁は作家の京極夏彦氏。わたしが読んだのが9月ということもあり、秋の夜長にのんびり読むには最高の一冊だと思った。
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.13
(4pt)

どこかへ行ってしまった日本語

 小津安二郎の映画「東京物語」で原節子が話す日本語のあまりの美しさに息をのんだ憶えがある。今のようにのべつまくなしに外来語が取り込まれた日本語とは大きく異なり、豊かな大和言葉がちりばめられた故郷(くに)の言葉。地に足をつけて生きる人々の心根を表すには、上っ面だけをなぞっただけの言葉では用を満たさないということがよく分かる。そして映画を見終わった後に、あの日本語はどこへ行ってしまったのだろうと実に心淋しい気持ちになったものだ。 北村薫の文体はまさにこの「どこかへ行ってしまった日本語」を想い起こさせるものだと私は常々思っている。今回の作品は「どこかへ行ってしまった日本」を舞台に選ぶことで、その「どこかへ行ってしまった日本語」の魅力を最大限に発揮できている。あの時代の東京が醸し出す匂いや音、さらには空気の色までもが、その文体によって、時にくっきりとした輪郭を伴い、そしてまた時には淡く切ない形で読者に差し出されている。 謎解き物語のために用意された仕掛けそのものにはとりたてて目新しさはない。日常に潜む人々の密やかな営みを描く点では、「空飛ぶ馬」に始まる「私と円紫師匠」のシリーズのほうがまさっているといえる。オチが容易に想像できる場面が多いので、はっとさせられるような推理小説を期待する向きには残念ながら落胆を与えるかもしれない。しかし、北村薫のほのかでやさしい日本語にたゆたう時間を味わうには、もっともふさわしい書ではないか、というのがいつわらざる読後感だ。 ベッキーとよばれる主要な登場人物にはまだまだ多くの秘められた過去があるようで、そのすべてがこの書ではまだ明らかにはされていない。したがって今後もこのシリーズを読み続ける覚悟がない人にはお勧めできない短編集ともいえる。
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.12
(4pt)

シリーズ化希望

シリーズ化を予感させる登場人物と時代背景です。「覆面作家」シリーズにいささか似てはいますが、探偵役であるお嬢様の一人称で話が進みます。謎を解くのはお嬢様なんですが、本当の探偵は違う人物である・・・ここら辺が今までの北村薫と違う部分ではないでしょうか。私は謎解きよりも魅力的な登場人物に感心しました。主人公のお嬢様はまだ十代半ば。もしシリーズ化されたら、時を経るごとに成長していく姿を楽しみにしたいと思います。
街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)より
4163215700
No.11
(4pt)

レトロな香り

ミステリーと考えるともどかしい部分が多い。しかし昭和初期の上流階級の世界を垣間見ていると、何故か心地よく感じて読み進めてしまう。
ベッキーさんの素性は明らかにならないままだが、明らかにする必要もないのかもしれない。
街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045
No.10
(4pt)

時代設定がたくみ

 時代設定が巧みで、主人公やベッキーさんの活躍に引き込まれてしまいました。
 昭和の初め、という時代設定が巧みだとおもいます。
 戦争に突き進む直前のある意味での良き時代を設定したのは正解だと
おもいます。
 ただ話の中身が、推理小説としては少し物足りなくおもいました。
 今後の展開に期待というところなのでしょうか。
街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045
No.9
(4pt)

悪意のない物語

昭和の初期,まだ時代が戦争に向かって傾きかける前,みんながゆったりと構えて時代なのだろう。女性がまだまだ社会に進出していなかった中,ベッキーさんは素敵だ。ご主人を守れる技も身に付けている。これは映像化してくれるとおもしろい。ベッキーさん役はもちろんベッキーといきたいところだけれども,男装の麗人ならば黒木メイサさんあたりだろうか?
街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045
No.8
(4pt)

古き良き昭和の人々

昭和初期のお嬢様、花村英子が運転手のベッキーさんの力を借りつつ、さまざまな事件、
謎を解いていく連作中編集。
二人で、となると典型的にはホームズとワトソンとなるが、本シリーズの場合、
ちょっと捻ってあって、どちらがホームズでどちらがワトソンかは読んでのお楽しみ
というところ。
本格的な謎解きは勿論、これにベッキーさんの出自の謎が絡んでいく。
また、昭和初期の時代、風俗の描写が興味深く、ベッキーさんとの出会いや事件を通じて、
英子が段々と成長していくさま(本シリーズも「『円紫さんと私』シリーズ」同様、
ビルドゥングスロマンの性格を有している)も共感を持って読める。
北村薫は「『円紫さんと私』シリーズ」に象徴される「日常の謎」派の代表的作家であり、
余韻の深い文体と柔らかな語り口が特徴の叙情派、文学派ミステリーの旗手という印象だが、
一見、叙情と感傷に満ちているかに見えて、時に描く悪意や人間の哀しい性には、
はっとさせるものがあり、本作でも表題作「街の灯」にそれが見て取れる。
また、英子の一人称で語られる文体は、青春小説らしく、理屈っぽく青臭く感じられる
こともあるが、時代設定が昭和初期であることで、却ってその頃の雰囲気を表すのに
しっくりきてるような気がする。
街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045
No.7
(4pt)

時代考証の質が高い!

本作は氏の「推理」小説としては、円紫シリーズなどと比べ
ややその輝きが少ないことを認めざるは得ないだろう。
しかし、会話がやや現代風に改められてはいるものの
これだけの時代考証を行い、それを作品の中に
反映させたエネルギーは高く評価すべきだろう。
十五年戦争の直前、最も華開いた昭和の消費文化。
数々の作品に採り上げられた記号といえども
イメージだけではなく、生活感を持って描写し得た作品は
それほど多くはない。その直後に設定を置いた本作は
その中でも高い質を持ったものに相違ない。
街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045
No.6
(4pt)

昭和7年にあった上流社会の空気と考え方

「玻璃の天」を読んで、その前作があることを知って、この本を読みました。順序が逆になった事によって、スケールの小ささが気になりましたが、それも「玻璃の天」の素晴らしさを導く序章としての作品であると考えれば、十分に役目も果たしており、楽しめる良い作品だと思います。
「玻璃の天」では、正体が解ってしまうベッキーさんが、まだ正体不明の謎の女性として描かれており、花村英子とのコンビも「玻璃の天」ほどの一体感はまだみられないようにみえます。
でも、昭和7年にあった上流社会の空気や、そこに暮らしていた人々の考え方は、非常に良く伝わってきます。この点に関しては、ミステリーとしての完成度の高い「玻璃の天」よりは、優れているかも知れません。
この「わたしのベッキー」がシリーズ化し、後何作か書かれるのかもしれませんが、非常に楽しみなシリーズになりました。
街の灯 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 街の灯 (文春文庫)より
4167586045