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天使はモップを持って
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天使はモップを持っての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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サクリファイスで著者を知り驚嘆し、何作か読んだが、これは一番好みに合わなかった。女性が書くから許されるのかもしれないが、女性特有の感情を動機に絡めてそれを女性が謎解きするという構成が嫌だった。特に最後の一編はやっつけ仕事のような感じを受けた。残念ながら、1冊読むのが限界で、続きを購入する気にはなれなかった。 | ||||
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本書は、近藤史恵さんの「モップ」シリーズの1冊目にあたる本です。 「歩いたあとには、1ミクロンの塵も落ちていない」という掃除の天才、そして、とても掃除スタッフには見えないほどお洒落な女の子・キリコが鋭い洞察力で真相をぴたりと当てる」という設定の作品です。 社会人1年目の気のいい青年大介が語り役で、シャーロックホームズで言えばワトソンのように、自分にはさっぱりわからない事件の真相をキリコが解いていくというストーリー。文庫本300ページ程度で8話の短編なので、1話30~40ページくらいの短い話が続きます。 読んでみると、キリコと大介はいい感じなのですが、それ以外の登場人物は独特にクセがある人たちで、共感しにくい人ばかりが出てきます。事件の結末も「えっ。そんなのでいいの?」と思うような作品が多く、納得感が乏しい感じがします。 また、この本は、書かれたのがしばらく前(ノベルス版2003年3月発刊)であるせいか、男尊女卑的な記述が散見され、好感がもてません。(著者が女性だからいいものの、男性が著者であれば、物議をかもしたかもしれません。) 私は、近藤史恵さんの作品が好きで、いつも楽しみに読ませていただいていますが、本書はあまり好きになれませんでした。 何冊も続編がある「モップ」シリーズですが、たぶん続編は読まないだろうと思います。 | ||||
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とあるオフィスビルを舞台にした連作短編集で、探偵が掃除屋のお姉ちゃんというのが珍しく、 最初の事件はそれなりに救いのある終わりをするもののそれ以降が酷く、 日常の謎系かと思ったら殺人が起きたり、とにかく終わり方が救われなかったりと妙に暗い 主人公とキリコのラブコメ要素がほとんど無いというのも物足りなく、 それなのにラストの話がああいうのではどうにも楽しめるものではない ミステリとしてはいまいちで、恋愛要素があるわけでもないと、 全体的に見てアンバランスな作品だろう もう少しどちらかに寄せて欲しかった | ||||
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オフィスでおこった女性がらみの事件を男性目線で書いているので、 こういうふわっとした印象にまとまるんだと思う。 で、キリコちゃんが女性の意見をだしてくれるので、軌道修正するといった感じ。 最後の「史上最悪のヒーロー」が好きです。 | ||||
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勤めているとき、オフィスはいつの間にか綺麗になっています。 いつの間に? もちろん私たちが帰宅したその後。 そして、この本の名探偵は、そんな私たちのオフィスを綺麗にしてくれる 清掃員で、とってもキュートな女の子です。 ちなみに事件は7つ。 それぞれ、オフィスの中の人間関係から起こる悪意などですが、ゴミ箱や 掃除する場所に現れたちょっとした変化からそれらを読み取り、鮮やかに 解き明かしています。 根気とテクニックを駆使して、オフィスを綺麗にする彼女の仕事に対する カッコイイ姿勢と、事件をスルッと解決する手腕に拍手。 | ||||
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シリーズの1作目,新書からの文庫落ちです. 舞台や登場人物など,特に目立ったところはないのですが, ちょっと物がなくなる,ちょっとトイレが汚されるといった, なにげない『日常』で起きる,その『ちょっと』のできごとに, 人の持つ『悪い』ところを見るようで,少し『苦さ』があります. これを主人公の女の子が,明るく解決していくのですが, ただ単に元気なのではなく,悩んだり傷ついたりしながら, また,それらがラストへと繋がっていく流れがよかったです. が,そのラストは『ひっかけ』が過ぎて合っていないような…. ほかでは,人が死んだり,いやらしいトラブルの割には, ぼんやりとゆるく片づくアンバランスさが気になりました, あと,短編で連載されていたものをまとめた作品らしいのですが, 毎回,主要人物の説明的な描写が入るのには少しくどく感じました. | ||||
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