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アンハッピードッグズ
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アンハッピードッグズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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パリで同棲している、主人公たち。 そこに、新婚旅行をする夫妻がやってきた。 三角関係を好む作者による、四角関係の物語。 幸せな生活がゆがみ、壊れていく。 P107「陳腐な話だ。だがストーリーに目新しさはそれほど必要じゃない。痛みと切なさが伝われば、少女たちはそれに熱狂する。」 この作品を象徴している文章だと思いました。 登場人物の心の迷いが伝わってきます。 読んでいてあまり気持ちのいい作品ではないですが、 最後の結末には「今までのことをこう解釈するのか」と少し気分が晴れました。 | ||||
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「弁慶」は、雑種の捨て犬。といっても、舞台はフランスだから、洋犬だろう。毛が短い。お風呂は嫌いだが、飼い主がお風呂に入っているのを見るのは好き。作者はミステリを多く書いているが、これはミステリではなく、フランスに住む日本人カップルの大人っぽいクールでビターな恋愛小説。弁慶君は彼氏が拾った犬だが、今では彼女の方が好き。恋のキューピッドになれるか? | ||||
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敢えて分類すれば非常に広い意味での<恋愛小説>に当たる作品だと思いますが、主人公の<わたし>が<嘘つき>であるという点が気になります。<嘘つき>を一人称小説の主人公にするとストーリーそのものの信用性がなくなるという重大な問題が生じるのですが、本作の場合、著者がパリという舞台を全く生かし切れていない(本作は基本的には日本人同士の話です)という難点まであるので、読む人によっては単なるパフォーマンスとしての著者の<西洋かぶれ>(カッコつけという下らない目的で<パリ>を舞台にしたこと)を不快に思う一方、本作を(今日の日本文学界の現状に照らし合わせて)<高級文学>の範疇に入れる人も出るかと思います。 | ||||
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