ゴサインタン 神の座

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ゴサインタン 神の座の評価:

4.14/5点 レビュー 35件。 C ランク

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平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全83件 61〜80 4/5ページ
No.23
(5pt)

超重量級で、ズシンと来ます。

この文庫版で648ページ(!)を読み終えたとき、軽く腑に落ちたという「ストン」じゃなくて、「ズシン」という読後感に襲われました。確かな筆力だけがもたらす圧倒的な超重量感のある長篇です。
東京郊外、神奈川県との県境に近い村に代々土地持ちの名家として栄えてきた「結木家」。跡取り息子の輝和は、40歳になって、まだ独身でした。40回以上見合いをしたが、どうしても結婚できません。病身の父、既に高齢の母のため、何より「家」の存続のために、380万円も支払って、ネパールから嫁カルバナを迎えます。その嫁が、実は「生き神」だったというストーリーです。
読みどころは、ダメ男の輝和の人生が地に堕ちていくプロセスです。輝和の視点に近い三人称で書かれていますが、作者の筆は容赦ありません。父、母が相次いで死にますが、カルバナは「すべてを捨てろ」と輝和に迫ります。古くから受け継いだ家宝はもちろん、不動産は村の人々に寄付させられ、貯金は信者にばらまかれ、とうとう家まで差し押さえの末、放棄させられます。文字通り無一文になって、二人は手洗いさえない山小屋に暮らしはじめます……
篠田ファンタジーの特徴でもありますが、ディテイルの事実の積み重ねが怒涛の如くすばらしく、浮わついた感じはまったくしません。人生の豊かさとは何なのか、宗教の根源とは何なのか、大切なものに気づかせてくれる一冊です。
ゴサインタン―神の座 Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座より
4575232661
No.22
(5pt)

超重量級で、ズシンと来ます。

この文庫版で648ページ(!)を読み終えたとき、軽く腑に落ちたという「ストン」じゃなくて、「ズシン」という読後感に襲われました。確かな筆力だけがもたらす圧倒的な超重量感のある長篇です。
東京郊外、神奈川県との県境に近い村に代々土地持ちの名家として栄えてきた「結木家」。跡取り息子の輝和は、40歳になって、まだ独身でした。40回以上見合いをしたが、どうしても結婚できません。病身の父、既に高齢の母のため、何より「家」の存続のために、380万円も支払って、ネパールから嫁カルバナを迎えます。その嫁が、実は「生き神」だったというストーリーです。
読みどころは、ダメ男の輝和の人生が地に堕ちていくプロセスです。輝和の視点に近い三人称で書かれていますが、作者の筆は容赦ありません。父、母が相次いで死にますが、カルバナは「すべてを捨てろ」と輝和に迫ります。古くから受け継いだ家宝はもちろん、不動産は村の人々に寄付させられ、貯金は信者にばらまかれ、とうとう家まで差し押さえの末、放棄させられます。文字通り無一文になって、二人は手洗いさえない山小屋に暮らしはじめます……
篠田ファンタジーの特徴でもありますが、ディテイルの事実の積み重ねが怒涛の如くすばらしく、浮わついた感じはまったくしません。人生の豊かさとは何なのか、宗教の根源とは何なのか、大切なものに気づかせてくれる一冊です。
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)より
4575507326
No.21
(5pt)

超重量級で、ズシンと来ます。

この文庫版で648ページ(!)を読み終えたとき、軽く腑に落ちたという「ストン」じゃなくて、「ズシン」という読後感に襲われました。確かな筆力だけがもたらす圧倒的な超重量感のある長篇です。
東京郊外、神奈川県との県境に近い村に代々土地持ちの名家として栄えてきた「結木家」。跡取り息子の輝和は、40歳になって、まだ独身でした。40回以上見合いをしたが、どうしても結婚できません。病身の父、既に高齢の母のため、何より「家」の存続のために、380万円も支払って、ネパールから嫁カルバナを迎えます。その嫁が、実は「生き神」だったというストーリーです。
読みどころは、ダメ男の輝和の人生が地に堕ちていくプロセスです。輝和の視点に近い三人称で書かれていますが、作者の筆は容赦ありません。父、母が相次いで死にますが、カルバナは「すべてを捨てろ」と輝和に迫ります。古くから受け継いだ家宝はもちろん、不動産は村の人々に寄付させられ、貯金は信者にばらまかれ、とうとう家まで差し押さえの末、放棄させられます。文字通り無一文になって、二人は手洗いさえない山小屋に暮らしはじめます……
篠田ファンタジーの特徴でもありますが、ディテイルの事実の積み重ねが怒涛の如くすばらしく、浮わついた感じはまったくしません。人生の豊かさとは何なのか、宗教の根源とは何なのか、大切なものに気づかせてくれる一冊です。
ゴサインタン―神の座 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (文春文庫)より
4167605066
No.20
(5pt)

「愛」によりて

淑子ことカルパナの思いやりと優しさが、乾ききった心にしみこんでくるようです。一緒に逃げて、山中で暮らしたくなります。
どんな環境でどんな目にあわされても、人間らしさを忘れずに、自分らしく生きていく姿、本当に強く、美しいです。
この作家はありそうでないことを書くのでなく、いずれ必ずおきそうなこと、もしかするともう既に実際の事件として発生しそうなことを常に先取りしていますよね。そして少しの不自然さも違和感もなく、作中人物が本当にやむにやまれずに、自分の心の声に従って行動する姿を描写してくれます。
作者の心の熱さ、他者とコミットメントしていこうとするまっすぐな思いがストレートに伝わってきます。
ファイト! と応援したくなります。
素晴らしい作品、今日本語で読むことのできる最上級の名作です。
ゴサインタン―神の座 Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座より
4575232661
No.19
(5pt)

「愛」によりて

淑子ことカルパナの思いやりと優しさが、乾ききった心にしみこんでくるようです。一緒に逃げて、山中で暮らしたくなります。
どんな環境でどんな目にあわされても、人間らしさを忘れずに、自分らしく生きていく姿、本当に強く、美しいです。
この作家はありそうでないことを書くのでなく、いずれ必ずおきそうなこと、もしかするともう既に実際の事件として発生しそうなことを常に先取りしていますよね。そして少しの不自然さも違和感もなく、作中人物が本当にやむにやまれずに、自分の心の声に従って行動する姿を描写してくれます。
作者の心の熱さ、他者とコミットメントしていこうとするまっすぐな思いがストレートに伝わってきます。
ファイト! と応援したくなります。
素晴らしい作品、今日本語で読むことのできる最上級の名作です。
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)より
4575507326
No.18
(5pt)

「愛」によりて

淑子ことカルパナの思いやりと優しさが、乾ききった心にしみこんでくるようです。一緒に逃げて、山中で暮らしたくなります。
どんな環境でどんな目にあわされても、人間らしさを忘れずに、自分らしく生きていく姿、本当に強く、美しいです。
この作家はありそうでないことを書くのでなく、いずれ必ずおきそうなこと、もしかするともう既に実際の事件として発生しそうなことを常に先取りしていますよね。そして少しの不自然さも違和感もなく、作中人物が本当にやむにやまれずに、自分の心の声に従って行動する姿を描写してくれます。
作者の心の熱さ、他者とコミットメントしていこうとするまっすぐな思いがストレートに伝わってきます。
ファイト! と応援したくなります。
素晴らしい作品、今日本語で読むことのできる最上級の名作です。
ゴサインタン―神の座 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (文春文庫)より
4167605066
No.17
(5pt)

揺す振られる人生観

本書を読み進むにつれ、自分自身の俗物性が恥ずかしくなる。結木家は俗世の象徴の様な存在だった。歴史的にも大勢の社会的弱者の犠牲の上に成り立っている富と名声だ。ネパール人妻淑子の奇行により結木家のそれらが崩壊するのを輝和は止める事は出来たはずだ。しかしそれをしなかったのは、輝和自身も望んでいたからかも知れない。そして、本当に結木家が崩壊した後に輝和が得たものは絶望ではなく安堵だと思う。
しかしその後の展開は興味深い。無からの再出発だったが、淑子を中心に人の和が形成され、経済生活が自然に生まれた。しかも、そこそこの利益が出て潤うに至った。ここに人間の生の力強さと再生力を見る。それまでの淑子の神憑り的な奇行は崩壊と再生をもたらせた。この一連の淑子の行動の意味は釈然としないが、結果としてそういう事になる。そして淑子が失踪した事は彼女自身の役割を終えたという意味なのか?
そして輝和が淑子を追いかけて訪れたネパールの表の顔と裏の顔の落差の大きさには驚く。しかしネパールの山岳地帯の人々の生命力は殊の外強い。著者は日本的な物質文明を物差しにしてはならないと釘を刺す。
「神の座」と呼ばれる山を仰ぐ地で生まれた淑子の一連の行動は、もしかすると定められた事だったのかも知れない。ただし聖地は存在しなかった。
ゴサインタン―神の座 Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座より
4575232661
No.16
(5pt)

揺す振られる人生観

本書を読み進むにつれ、自分自身の俗物性が恥ずかしくなる。結木家は俗世の象徴の様な存在だった。歴史的にも大勢の社会的弱者の犠牲の上に成り立っている富と名声だ。ネパール人妻淑子の奇行により結木家のそれらが崩壊するのを輝和は止める事は出来たはずだ。しかしそれをしなかったのは、輝和自身も望んでいたからかも知れない。そして、本当に結木家が崩壊した後に輝和が得たものは絶望ではなく安堵だと思う。
しかしその後の展開は興味深い。無からの再出発だったが、淑子を中心に人の和が形成され、経済生活が自然に生まれた。しかも、そこそこの利益が出て潤うに至った。ここに人間の生の力強さと再生力を見る。それまでの淑子の神憑り的な奇行は崩壊と再生をもたらせた。この一連の淑子の行動の意味は釈然としないが、結果としてそういう事になる。そして淑子が失踪した事は彼女自身の役割を終えたという意味なのか?
そして輝和が淑子を追いかけて訪れたネパールの表の顔と裏の顔の落差の大きさには驚く。しかしネパールの山岳地帯の人々の生命力は殊の外強い。著者は日本的な物質文明を物差しにしてはならないと釘を刺す。
「神の座」と呼ばれる山を仰ぐ地で生まれた淑子の一連の行動は、もしかすると定められた事だったのかも知れない。ただし聖地は存在しなかった。
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)より
4575507326
No.15
(5pt)

揺す振られる人生観

本書を読み進むにつれ、自分自身の俗物性が恥ずかしくなる。結木家は俗世の象徴の様な存在だった。歴史的にも大勢の社会的弱者の犠牲の上に成り立っている富と名声だ。ネパール人妻淑子の奇行により結木家のそれらが崩壊するのを輝和は止める事は出来たはずだ。しかしそれをしなかったのは、輝和自身も望んでいたからかも知れない。そして、本当に結木家が崩壊した後に輝和が得たものは絶望ではなく安堵だと思う。
しかしその後の展開は興味深い。無からの再出発だったが、淑子を中心に人の和が形成され、経済生活が自然に生まれた。しかも、そこそこの利益が出て潤うに至った。ここに人間の生の力強さと再生力を見る。それまでの淑子の神憑り的な奇行は崩壊と再生をもたらせた。この一連の淑子の行動の意味は釈然としないが、結果としてそういう事になる。そして淑子が失踪した事は彼女自身の役割を終えたという意味なのか?
そして輝和が淑子を追いかけて訪れたネパールの表の顔と裏の顔の落差の大きさには驚く。しかしネパールの山岳地帯の人々の生命力は殊の外強い。著者は日本的な物質文明を物差しにしてはならないと釘を刺す。
「神の座」と呼ばれる山を仰ぐ地で生まれた淑子の一連の行動は、もしかすると定められた事だったのかも知れない。ただし聖地は存在しなかった。
ゴサインタン―神の座 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (文春文庫)より
4167605066
No.14
(5pt)

会いたければ会いにいけばいい

結木が、愛するカルバナを探しに、進む、進む。どれだけ離れていようとも、会いたければ会いにいけばいいじゃないか、という声がこだまするような筆勢に、勇気づけられる、衝撃を受ける作品です。カルバナの行動が、違和感なく、まさに有り得るように感ずるのは、作者の強い思いに基づく筆力だと思うと、作者の魂の動きが伝わるようです。かの地を訪れてみたいと、思わせます。
ゴサインタン―神の座 Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座より
4575232661
No.13
(5pt)

会いたければ会いにいけばいい

結木が、愛するカルバナを探しに、進む、進む。どれだけ離れていようとも、会いたければ会いにいけばいいじゃないか、という声がこだまするような筆勢に、勇気づけられる、衝撃を受ける作品です。カルバナの行動が、違和感なく、まさに有り得るように感ずるのは、作者の強い思いに基づく筆力だと思うと、作者の魂の動きが伝わるようです。かの地を訪れてみたいと、思わせます。
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)より
4575507326
No.12
(5pt)

会いたければ会いにいけばいい

結木が、愛するカルバナを探しに、進む、進む。どれだけ離れていようとも、会いたければ会いにいけばいいじゃないか、という声がこだまするような筆勢に、勇気づけられる、衝撃を受ける作品です。カルバナの行動が、違和感なく、まさに有り得るように感ずるのは、作者の強い思いに基づく筆力だと思うと、作者の魂の動きが伝わるようです。かの地を訪れてみたいと、思わせます。
ゴサインタン―神の座 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (文春文庫)より
4167605066
No.11
(5pt)

大人のためのメルヘン

両親と同居する農家の跡取り息子・結木輝和のもとに嫁いできた、ネパール人の花嫁・タミ。日本語を全く解さない彼女が、やがて神懸かり的な力を得ると、結木輝和の人生は転落の一途をたどる。そんなタミに彼が最後にしたことは…。清々しいラストシーン。これは大人のためのメルヘンである。
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)より
4575507326
No.10
(5pt)

大人のためのメルヘン

両親と同居する農家の跡取り息子・結木輝和のもとに嫁いできた、ネパール人の花嫁・タミ。日本語を全く解さない彼女が、やがて神懸かり的な力を得ると、結木輝和の人生は転落の一途をたどる。そんなタミに彼が最後にしたことは…。清々しいラストシーン。これは大人のためのメルヘンである。
ゴサインタン―神の座 Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座より
4575232661
No.9
(4pt)

モノやお金への執着を捨てるとこんなにすがすがしい!

独身で農家を継ぐ40男が、ネパールから花嫁をもらうところから物語りは始まる。言葉も通じず、生活習慣も違うヨメを、男の母親が懸命に躾けるのだが、徐々に奇妙なことが起こり始め、男の両親は次々と亡くなり、営々と続いてきた家の歴史が暴かれ、財産を全て失っていく。というとミステリーっぽいのだが、自分の意志の及ばぬところへと翻弄される、ショボイ地味な男に同情と共感が沸く。流された結末は、思いもしない方向へ。人生ってやっぱり自分の意志で立つことだよな。ショボくて地味な男がなんと凛々しく力強く再生していくことか。すがすがしくて、読後感さわやか。ミントの香りがしばらく持続します。
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)より
4575507326
No.8
(4pt)

モノやお金への執着を捨てるとこんなにすがすがしい!

独身で農家を継ぐ40男が、ネパールから花嫁をもらうところから物語りは始まる。言葉も通じず、生活習慣も違うヨメを、男の母親が懸命に躾けるのだが、徐々に奇妙なことが起こり始め、男の両親は次々と亡くなり、営々と続いてきた家の歴史が暴かれ、財産を全て失っていく。というとミステリーっぽいのだが、自分の意志の及ばぬところへと翻弄される、ショボイ地味な男に同情と共感が沸く。流された結末は、思いもしない方向へ。人生ってやっぱり自分の意志で立つことだよな。ショボくて地味な男がなんと凛々しく力強く再生していくことか。すがすがしくて、読後感さわやか。ミントの香りがしばらく持続します。
ゴサインタン―神の座 Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座より
4575232661
No.7
(5pt)

いったい…

人にとって、どのように生きるのが一番シアワセであり、何を大切にして生きなければいけないのか。そんな事をいっぱい考えさせられた話しでした。俗世間に生きる私にとって、捨てられないものはいっぱいあり、そんな私から見ると、彼にたいして、なぜそこまで?とイライラしてしまったりもしました。篠田氏らしい話といえば、そういう内容です。でも、なぜかしら、彼女の作品の中で一番好きな本です。これも読んだ後にはすっきりしたり、気持ち良くなったりするわけではなく、でも、もっと何か大切で重い事を気付かせてくれる、そんな1冊です。
ゴサインタン―神の座 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (文春文庫)より
4167605066
No.6
(5pt)

ああ、いい話だった。

人の幸福とはなんだろう。さえないが裕福な男の幸福への道は失うことから始まった。次に捨てつづける。捨てることは喜びとなる。全てを捨て、全てをなくし、一時は幸福を得たように思えた。しかし、そこからも、まだ失い、求め、与えなくてはならないのだった。多くの示唆にとんだ、よい話でした。多くの方にお勧めします。
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)より
4575507326
No.5
(5pt)

ああ、いい話だった。

人の幸福とはなんだろう。さえないが裕福な男の幸福への道は失うことから始まった。次に捨てつづける。捨てることは喜びとなる。全てを捨て、全てをなくし、一時は幸福を得たように思えた。しかし、そこからも、まだ失い、求め、与えなくてはならないのだった。多くの示唆にとんだ、よい話でした。多くの方にお勧めします。
ゴサインタン―神の座 Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座より
4575232661
No.4
(4pt)

落ちっぷりがいい

一見、愚鈍に見える地元有力農家にやって来たネパール人妻に、時折神がかり的なものが降りてくる。そして新興宗教ができあがってゆくまでの過程、そしてそれとは対照的に地元有力農家が没落してゆく過程、土地も財産も父母もなくしても妻と離れられない主人公…、というのがとても悲惨で物語的にはいいね~。
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)より
4575507326