羊をめぐる冒険

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羊をめぐる冒険の評価:

4.22/5点 レビュー 208件。 B ランク

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平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全212件 201〜212 11/11ページ
No.12
(4pt)

やっぱり

文章が上手いし、物語が面白い。小説においての大切な2点が誰でも満足できる以上のラインでカバーされています。30代手前の主人公を扱いながら、何故か誰でも共有できるような心理や、それに付随する美しい情景など、何かと欠かせない作家ではあります。ただ、物語のラストに納得できる、できないが大きな問題点にはなると思いますが。
羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)より
4061836072
No.11
(5pt)

何ともいえないもどかしさ

一つの物語でこんなにも、もどかしさ、無力感、無常観を味わうとは思いませんでした。失いたくないもの、失われていくもの、時が過ぎていくこと、どうしようもないのだけれど、どうにかしたい。そんな気持ちでいっぱいになります。深いです。いろんな意味で、涙が出ました。
羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)より
4061836072
No.10
(4pt)

村上春樹の道筋

この作品は村上文学において記念碑的であると言っても過言ではない。第一作の「風の歌を聴け」と2作目の「1973年のピンボール」までは どちらかというと筋があいまいで都会の洒落たおとぎ話という趣で この人が将来「アンダーグラウンド」なんて本を書くような人だとは それまで誰も思わなかったはず。ところが この3作目で 村上春樹はおそるべきストーリーテリングの冴えを見せ始めている。それとともに 後年彼の「小説」で見せる超自然的要素もこの作品で現れはじめる。小生は賭けても良いが 1,2作目での村上ファンのかなりが 「羊をめぐろ冒険」に違和感を抱き あるものは村上春樹から 離れていったと思う。但し その代わりに この作品が決定打となって村上春樹が好きになった人も相当いるはずである。ここから村上神話が始まったのである。
羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)より
4061836072
No.9
(5pt)

村上春樹

私が村上春樹を知ったのは、ちょうど大学生になったばかりの頃。最初は、昔なんかの賞を取ったし、まあ、面白いやろう・・・という不純な動機でした。取り合えず手に取ったのは、風の歌を聴け、デビュー作です。この小説を読んで以来、なぜか気になる小説家で、次に手を出したのが『1973年のピンボール』。これでハマり、本書『羊をめぐる冒険』へ。正直、最初はシンボリズムだとかなんだとかは分からなかった(今でも分かっていないけれど)。ただ、本に惹き込まれた。この小説を読んで、『身体が震える』経験をしました。なぜか分からないけれど涙が止まらなかった。もっと評価されて良い小説だと思います。未読の方は是非手に取ってみてください。
羊をめぐる冒険 Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険より
4062002418
No.8
(5pt)

この不思議!

ある意味で完結しています。映像でなけ小説でしか味わえないこのムラカミワールドに誘います。
羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)より
4061836072
No.7
(4pt)

羊とは何か

「風の歌を訊け」「1973年のピンボール」につづく青春三部作完結作品。当時、村上春樹は旧来の多くの作家が使う「日本語」とは似て非なる表現をしていたわけですが、その乾いているけれど趣きがある散文テクニックにエンターテイメント性、戦後の日本に関わるある種のノンフィクション性を合わせ骨太にしようとしたのがこの作品ではないかと思います。その分、量もそれまでの2作よりは多くなっている、と。正直、羊に関しては読後も完全にすっきりすることはなくそれは文学として余韻を楽しむべきところか、エンターテイメントとしての消化不良性を問うべきところか、ちょっと考えました。あとどこかに書かれているかもしれないのですが、「先生」については児玉誉士夫を思い浮かべたのですが、ど㡊??でしょう?安保以降、政治に距離を置き続けた村上春樹が実は無意識のうちに政治に拘泥していた、という文学的背景のグルーヴが出てより興味深いと思うのですが...。
羊をめぐる冒険 Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険より
4062002418
No.6
(5pt)

ひとつの到達点を再確認する

10年ぶりの再読である。今回は順を追って読んでいった。北海道の十二滝町の情景がありありと目に浮かんだ。ぼくたちが知っている村上春樹のエッセンスもそこかそこに見受けられ、いわゆる村上春樹ワールドを堪能することができた。10年前は途方に暮れてしまった形而上的な部分が、それはそれとして形而上的に楽しむことができた。村上春樹自身が解題でいみじくも述べているように、村上春樹の小説のひとつの文学的到達点がここにはある。次作のダンスダンスダンスを読むのが大変楽しみだ。
羊をめぐる冒険 Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険より
4062002418
No.5
(5pt)

読み終わるのが残念なエンターテイメント

これは楽しい。いわゆる初期三部作の締めくくりと言われているが、本書は単独で読んでもストーリー展開にワクワクできるエンターテイメント作品だと思う。読み進むうちに意外に早く終了してしまうボリュームの少なさが残念なぐらいだ。原点とも言えるような過去のエピソードで物語は幕を開ける。話は現代に転じて主人公たちは唐突に不可思議な状況に中に投げ込まれる。村上作品で特徴的な展開だ。さらに話は過去の中国から現代の北海道へと展開し、ひとりぼっちとなった主人公は「羊男」に遭遇し物語は結末を迎える。そしてエピローグで主人公は、あの故郷へと回帰していく。プロットの発想はSF的でさえある本書は、傑作と呼ぶに値すると思う。後年の「ねじまき鳥クロニクル」に通じるエピソードや、村上作品のモチーフを探すのも楽しい。
羊をめぐる冒険 Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険より
4062002418
No.4
(5pt)

話の筋が難しい。だからこそ読みがいがあります。

高校1年生のときに読んだ本ですが、今再び読んでみて、以前に読んだときより、話の筋がすっきり理解できました。はじめて読まれる方は、急激に話の筋が変わる展開に、戸惑われるかもしれませんが、何回も読むか、少し間を空けて読むと、もっと理解できると思います。文章だけで、これだけ考えさせられ、わくわくさせられる小説は、あまりないと思います。お勧めです。
羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)より
4061836072
No.3
(4pt)

村上春樹ワールドの奥深さ

上巻が羊をめぐる問題を書いたものであるとすれば下巻は題名の通り羊をめぐる冒険が始まります。「僕」にとって羊とはいったいなんだったのだろう。もしかすると「青春」という言葉に変えることができるのかもしれないし「人生」そのものなのかもしれない。それとももっともっとちっぽけなものに過ぎないのかもしれない・・・。そんなことを考えていたら寝つけなくなりました。推理小説でもなく恋愛小説でもない、しいて言えば「心理小説」とでも言うべき面白い本です。
羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)より
4061836072
No.2
(4pt)

下手な映画より怖くて面白い

個人的な見解になるのかもしれないけれど、私にとっての「さすが村上春樹的作品!」は彼を一躍有名にした「ノルウェイの森」以前のもの。特にこの羊をめぐる冒険は最後の最後まで読者を捕らえるはず。ミステリーあり、アドベンチャーあり、友情ドラマあり、ウィスキーとタバコと男と女あり・・・。真夜中2時にホラー映画を一人で見ても平気な私ですがが、この本の予測しきれない結末と村上氏の微妙な文脈のせいで、本を読んでいて初めて鳥肌がたつという経験をしてしまいました。
羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)より
4061836072
No.1
(5pt)

鼠と羊男と僕

3部作(続編「ダンス・ダンス・ダンス」を除く)の完結編。ドラマに至るまでの長い長い、登場人物の言葉と動作の部分によって、読み手の心の中で彼等がいきいきと動き出す。後は身を委ねて、クライマックスまで一直線に。日本の歴史やシステムが背負っている暗黒面を地に這わせて、北海道を舞台にした傑作。
羊をめぐる冒険 Amazon書評・レビュー: 羊をめぐる冒険より
4062002418