龍神の雨

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評判

龍神の雨の評価:

3.98/5点 レビュー 107件。 A ランク

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平均点3.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21〜31 2/2ページ
No.11
(3pt)

本格とハードボイルドのバランスに欠ける

雨の物語と龍の物語が次第に一つに収斂してゆく、本格ミステリの性質を有するこのハードボイルドには、道尾の個性と進化の双方を視認することができる。この一作が著者にとって新たなステージへの第一歩となったことは紛れもない事実だろう。本格としては実に緻密で破綻もなく、発想の逆転なる言葉がこれほど似合うこともない見事なストーリーテリングに唸らされる。犯人はかなりイージーに当たりをつけられるが、それでも意外性や伏線の説得力は申し分がない。が、それだけにハードボイルドとしては逆に脆弱さが目立ったのは皮肉だった。やにわにサイコさを発露させる犯人はパズラーの域を出ていないし、クライマックスの第四章も連続性を有して詩のような趣の各編のタイトルにみあっただけの深みが感じられない。しかし、なんといっても、人物描写に疑問符がつくのが本作最大の難だ。蓮の極端な変貌の繰り返しは不可解極まりないし、辰也の里江への悪態の真意にも稚拙さしか窺えない。また、蓮と楓の動きが一貫してスピーディーなのに対し、辰也と圭介が半ばあたりから急に蓮と楓の存在感の前に影が薄くなるのが、どうも物足りなかった。
龍神の雨 Amazon書評・レビュー: 龍神の雨より
4103003332
No.10
(3pt)

手堅いかな。

ミステリーとしてのストーリーを、あざといと言いたくなるほど上手にまとめ、全体としては手堅く、読み応えのある小説に仕上げていると思いますが、あくまでも登場人物の心理描写などはストーリーを運んで行くためのものという印象で、「人間の深層心理を巧みに描き出」しているとは思いませんでした。冷めて読んでしまうと、むだに暗いなあという気も。この作家さんは「ラットマン」につづいて2冊目ですが、ちょっともう、だれが犯人か予想がついちゃいましたね。このパターンを崩してくれる次作に期待です。
龍神の雨 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 龍神の雨 (新潮文庫)より
4101355533
No.9
(3pt)

手堅いかな。

ミステリーとしてのストーリーを、あざといと言いたくなるほど上手にまとめ、全体としては手堅く、読み応えのある小説に仕上げていると思いますが、あくまでも登場人物の心理描写などはストーリーを運んで行くためのものという印象で、「人間の深層心理を巧みに描き出」しているとは思いませんでした。冷めて読んでしまうと、むだに暗いなあという気も。この作家さんは「ラットマン」につづいて2冊目ですが、ちょっともう、だれが犯人か予想がついちゃいましたね。このパターンを崩してくれる次作に期待です。
龍神の雨 Amazon書評・レビュー: 龍神の雨より
4103003332
No.8
(3pt)

環境は特殊なのに性格が普通すぎる

序盤で、「おや」と引っかかるところが、ストーリー全体に引っかかってきます。事実は何か、作者と推理合戦をしても仕方がありませんが、引っかかりがあったことを覚えておくと、多分その違和感が終盤の展開で解決されていくはずです。
 恵まれない境遇の子どもたちが、不遇な条件にあっさり押しひしがれつつあるところが少し残念でした。もっと健気に負けない前向きさを持たせた方が、キャラクターを応援したくなったかもしれません。うまくできたミステリーだと思うのですが、特に新機軸を感じませんでした。雰囲気のある文体は読みやすいと思いました。環境だけは特殊なのに、キャラクターにリアリティーがありすぎて、本当にどこにでもいる普通すぎる性格だったので、感情移入できなかったのかもしれません。。
龍神の雨 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 龍神の雨 (新潮文庫)より
4101355533
No.7
(3pt)

環境は特殊なのに性格が普通すぎる

 序盤で、「おや」と引っかかるところが、ストーリー全体に引っかかってきます。事実は何か、作者と推理合戦をしても仕方がありませんが、引っかかりがあったことを覚えておくと、多分その違和感が終盤の展開で解決されていくはずです。
 恵まれない境遇の子どもたちが、不遇な条件にあっさり押しひしがれつつあるところが少し残念でした。もっと健気に負けない前向きさを持たせた方が、キャラクターを応援したくなったかもしれません。うまくできたミステリーだと思うのですが、特に新機軸を感じませんでした。雰囲気のある文体は読みやすいと思いました。環境だけは特殊なのに、キャラクターにリアリティーがありすぎて、本当にどこにでもいる普通すぎる性格だったので、感情移入できなかったのかもしれません。。
龍神の雨 Amazon書評・レビュー: 龍神の雨より
4103003332
No.6
(3pt)

雨は良かったけど、龍が・・・

読み始めたら一瞬で読み終ってしまった、という感じの本。題材は身内の死や性的暴力やストーキングのような重い材料を絡ませているが、うまくまとめてあり全体的な印象は軽いミステリー。
雨の中で全ての事件が動いていくが、龍神に関してはネタを回収しきれていない気もする。個人的には龍の話はとても好きなのでもう少し生かして欲しかったかな。でも2つの家族の描写は良かったし、一人一人の心情も丁寧に描かれていたと思う。
最後までテンポ良く読ませてくれて、本当にこの先が楽しみな作家さん。次作も楽しみ。
龍神の雨 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 龍神の雨 (新潮文庫)より
4101355533
No.5
(3pt)

雨は良かったけど、龍が・・・

読み始めたら一瞬で読み終ってしまった、という感じの本。題材は身内の死や性的暴力やストーキングのような重い材料を絡ませているが、うまくまとめてあり全体的な印象は軽いミステリー。
雨の中で全ての事件が動いていくが、龍神に関してはネタを回収しきれていない気もする。個人的には龍の話はとても好きなのでもう少し生かして欲しかったかな。でも2つの家族の描写は良かったし、一人一人の心情も丁寧に描かれていたと思う。
最後までテンポ良く読ませてくれて、本当にこの先が楽しみな作家さん。次作も楽しみ。
龍神の雨 Amazon書評・レビュー: 龍神の雨より
4103003332
No.4
(3pt)

雰囲気には満足しているが・・・

道尾氏の創り出す世界。雰囲気や感覚には満足しているが、先が読める進行に少しずつ慣れて来た。
 次回はあっと驚く展開に期待したいものだ。
龍神の雨 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 龍神の雨 (新潮文庫)より
4101355533
No.3
(3pt)

後味は割と悪くないです。

物語全体は重苦しい展開なのですが、ラストは希望の持てる展開で後読感は悪くないです。
タイトルにあるように「龍」「雨」がキーワードになっていますが、これは物語に無理矢理組み込んだ印象があります。
そこまで「龍」「雨」にこだわる必要はなかったのでは?という感じでした。
自分が作者の意図を把握出来ていないのかもしれませんが、少し難解かも?

物語自体は、様々な伏線があって、結末に向けて収束していく様は、秀逸でした。
「龍」がたびたび登場しますが、これはいったいなんだったのでしょう?
その点が、唯一の消化不良でした。
龍神の雨 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 龍神の雨 (新潮文庫)より
4101355533
No.2
(3pt)

雰囲気には満足しているが・・・

 道尾氏の創り出す世界。雰囲気や感覚には満足しているが、先が読める進行に少しずつ慣れて来た。
 次回はあっと驚く展開に期待したいものだ。
龍神の雨 Amazon書評・レビュー: 龍神の雨より
4103003332
No.1
(3pt)

後味は割と悪くないです。

物語全体は重苦しい展開なのですが、ラストは希望の持てる展開で後読感は悪くないです。
タイトルにあるように「龍」「雨」がキーワードになっていますが、これは物語に無理矢理組み込んだ印象があります。
そこまで「龍」「雨」にこだわる必要はなかったのでは?という感じでした。
自分が作者の意図を把握出来ていないのかもしれませんが、少し難解かも?
物語自体は、様々な伏線があって、結末に向けて収束していく様は、秀逸でした。
「龍」がたびたび登場しますが、これはいったいなんだったのでしょう?
その点が、唯一の消化不良でした。
龍神の雨 Amazon書評・レビュー: 龍神の雨より
4103003332