向日葵の咲かない夏

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評判

向日葵の咲かない夏の評価:

2.98/5点 レビュー 572件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点2.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全997件 721〜740 37/50ページ
No.277
(5pt)

ミステリーではない。ファンタジーではない。幸せでもない。

思っていた以上に他のレビューを書いた方たちと印象が違いました。
この本はミステリーでもなければ、ファンタジーでもないというのが
私の印象です。
人の少なからず持っている暗く汚い部分を大げさに私の目の前に引き出し、
誰もが自分の中で常識と思っている自分の「物語」のいびつさを問われている気がしました。
この本に載っている登場人物は本当に異常ですか?
あなたとの差は大勢の人が認めてくれるか。という「程度」の差ではないのですか?
最後の描写を「幸せ」と表現するのが正しいのでしょうか。
直接的であれ間接的であれ5人の人を殺し、自分自身の「物語」にすら終止符を
打てていない。そして、また物語の中で肯定的に人生を送ろうとしている姿に
人の強さと汚さを見る気がします。
向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.276
(5pt)

掟破りの連続

なんすかね。途中まで、乙一みたいな不条理ものかと思いました。でも、不気味なネグレクト母が説明つかないんで、絶対最後は、母が真犯人とかになるのかな、と思ってました。
 どうにも予想できませんでした。でも、予想できないままに、ぐいぐい読まされました。ネグレクト母をこのまま放っといたら、絶対強烈に批判してやろうと身構えて読み続けました(すみません)。
 変態先生、なーいす!オカルトばあさんなーいす!です。いやー、やられました。
 えっ?えっ?と終盤のつじつま合わせが凄いです。
 生まれ変わりのSくんが、中盤まではネックなのですが、つーか唯一「それありかよー」的存在なのですが、終盤にこの仕掛けがガンガン効いてきます。すっげー悔しいです。
 あっそーゆーことだったの、あっあっそーゆー勘違いを誘ってたの、ってね。
 妹との妖しい一夜も、わかってみれば悲しい一シーンです。
向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.275
(5pt)

ミステリーではない。ファンタジーではない。幸せでもない。

思っていた以上に他のレビューを書いた方たちと印象が違いました。
この本はミステリーでもなければ、ファンタジーでもないというのが
私の印象です。
人の少なからず持っている暗く汚い部分を大げさに私の目の前に引き出し、
誰もが自分の中で常識と思っている自分の「物語」のいびつさを問われている気がしました。
この本に載っている登場人物は本当に異常ですか?
あなたとの差は大勢の人が認めてくれるか。という「程度」の差ではないのですか?
最後の描写を「幸せ」と表現するのが正しいのでしょうか。
直接的であれ間接的であれ5人の人を殺し、自分自身の「物語」にすら終止符を
打てていない。そして、また物語の中で肯定的に人生を送ろうとしている姿に
人の強さと汚さを見る気がします。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.274
(5pt)

掟破りの連続

なんすかね。途中まで、乙一みたいな不条理ものかと思いました。でも、不気味なネグレクト母が説明つかないんで、絶対最後は、母が真犯人とかになるのかな、と思ってました。
 どうにも予想できませんでした。でも、予想できないままに、ぐいぐい読まされました。ネグレクト母をこのまま放っといたら、絶対強烈に批判してやろうと身構えて読み続けました(すみません)。
 変態先生、なーいす!オカルトばあさんなーいす!です。いやー、やられました。
 えっ?えっ?と終盤のつじつま合わせが凄いです。
 生まれ変わりのSくんが、中盤まではネックなのですが、つーか唯一「それありかよー」的存在なのですが、終盤にこの仕掛けがガンガン効いてきます。すっげー悔しいです。
 あっそーゆーことだったの、あっあっそーゆー勘違いを誘ってたの、ってね。
 妹との妖しい一夜も、わかってみれば悲しい一シーンです。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.273
(5pt)

賛否評論のようですが・・。

読んだあとすごく疲れました。
やりきれなくて、救いようが無くて、彼の幸せを祈らずにはいられない・・。
読み出したら止まらなくて一気に読んでしまいました。
道尾さんの才能には驚きです。
向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.272
(5pt)

賛否評論のようですが・・。

読んだあとすごく疲れました。
やりきれなくて、救いようが無くて、彼の幸せを祈らずにはいられない・・。
読み出したら止まらなくて一気に読んでしまいました。
道尾さんの才能には驚きです。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.271
(3pt)

なんかねえ

皆さん言われているように僕もあまりにこの本が目につくので迷ったあげく購入。これを読む前にディクスン・カーの帽子収集狂事件を読んでいたので、フェル博士の凄まじい推理の後に、虫が喋っていたから、はじめは鼻で笑うしかありませんでした。本当に好き嫌いがわかれるでしょうね。これはアリなのか?と思う所が多々あった。うまいところもあるがここまで騒がれる理由は理解不能。
向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.270
(3pt)

なんかねえ

皆さん言われているように僕もあまりにこの本が目につくので迷ったあげく購入。これを読む前にディクスン・カーの帽子収集狂事件を読んでいたので、フェル博士の凄まじい推理の後に、虫が喋っていたから、はじめは鼻で笑うしかありませんでした。本当に好き嫌いがわかれるでしょうね。これはアリなのか?と思う所が多々あった。うまいところもあるがここまで騒がれる理由は理解不能。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.269
(1pt)

見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン


くらいな設定だったら、9歳には全く感じられないミチオに対するイライラ感ももうちょっとマシだったのに。 子供が残酷さを見せるのはままある事だけど、その頭の回転はナイだろう。

3歳のミカは喋り口調だけで何かあるって、ねぇ…クモがでてきた時点で『あ〜ソレかい』ってなるわ。

スタンド・バイ・ミーでも読んで、あるべき少年時代の口直しといくか。 借りた本でお金使わなくてホント正解。
向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.268
(1pt)

見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン


くらいな設定だったら、9歳には全く感じられないミチオに対するイライラ感ももうちょっとマシだったのに。 子供が残酷さを見せるのはままある事だけど、その頭の回転はナイだろう。

3歳のミカは喋り口調だけで何かあるって、ねぇ…クモがでてきた時点で『あ〜ソレかい』ってなるわ。

スタンド・バイ・ミーでも読んで、あるべき少年時代の口直しといくか。 借りた本でお金使わなくてホント正解。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.267
(2pt)

つながりが…

とても読みやすかったのですが、内容が過激だったので読み終えるのに結構時間が掛かりました。

最後の数ページで一気にオチへ向かうのですが、それまで読んできた400ページとの繋がりがとても薄く感じられ、読破した後の余韻は得られませんでした。

内容が結構グロテスクなので、好き嫌いがはっきり分かれると思います。

向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.266
(2pt)

つながりが…

とても読みやすかったのですが、内容が過激だったので読み終えるのに結構時間が掛かりました。

最後の数ページで一気にオチへ向かうのですが、それまで読んできた400ページとの繋がりがとても薄く感じられ、読破した後の余韻は得られませんでした。

内容が結構グロテスクなので、好き嫌いがはっきり分かれると思います。

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.265
(4pt)

やりきれない話

夏休み前の一学期最後の日、「僕」は教室の窓の外にただならぬ気配を感じていた。それはたしか
に、欠席したS君の気配だ。放課後にS君の家に届け物をしに行った「僕」は、行く先々でおそろしい光
景に出会ってしまう。口に石鹸をツッコまれ足を折られた猫の死骸、そして虚ろな表情で虚空をにらむ、
「S君」の死体・・・。


 新進気鋭の小説家、道尾秀介の『向日葵の咲かない夏』は、小学生が体験するファンタジックであり
ながら猟奇的でいて、そしてどこかせつなくなるようなひと夏の事件だ。死んだはずの「S君」は蜘蛛に
生まれ変わって「僕」と妹「ミカ」の前に現れる。三人は人間の「S君」を殺した犯人の追及を開始する。

 ストーリーには家庭内の不和、猟奇的な事件、おそましい性癖、忘れがたい過去の記憶などの複数
のエピソードが絡んできて、その先で待っていたのはあまりにも悲しい真実。読んでいると、特に会話文
で(ん?この設定でこれはありえるのか?)という箇所や、絶体絶命のピンチが強引なほど簡単に解決し
てしまう箇所など、いろいろムリがあるように思えるが、おそらくその不自然さの多くは、結末になって氷
解することだろう。

 「僕だけじゃない。誰だって、自分の物語の中にいるじゃないか。自分だけの物語の中に。その物語は
いつだって、何かを隠そうとしてるし、何かを忘れようとしてるじゃないか」真相を知った後である人物のこ
の発言を読んだとき、多くの読者がやりきれない気持ちになるだろう。結末も両義的で、どのように解釈
するかは読者にゆだねられるのだけれど、評者の解釈ではまたこれも・・・暗鬱となる。

 ちょっと前に、この著者がニュースZEROに出演していたのを偶然見かけたが、そのとき「小説でしかで
きないことをやりたい(大意)」ということを述べていた。評者は著者のこの作品しかまだ読んではいないが、
この作品のかぎりにおいてそれは達成しているだろう。この映像化は不可能だ。

向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.264
(4pt)

やりきれない話

夏休み前の一学期最後の日、「僕」は教室の窓の外にただならぬ気配を感じていた。それはたしか
に、欠席したS君の気配だ。放課後にS君の家に届け物をしに行った「僕」は、行く先々でおそろしい光
景に出会ってしまう。口に石鹸をツッコまれ足を折られた猫の死骸、そして虚ろな表情で虚空をにらむ、
「S君」の死体・・・。


 新進気鋭の小説家、道尾秀介の『向日葵の咲かない夏』は、小学生が体験するファンタジックであり
ながら猟奇的でいて、そしてどこかせつなくなるようなひと夏の事件だ。死んだはずの「S君」は蜘蛛に
生まれ変わって「僕」と妹「ミカ」の前に現れる。三人は人間の「S君」を殺した犯人の追及を開始する。

 ストーリーには家庭内の不和、猟奇的な事件、おそましい性癖、忘れがたい過去の記憶などの複数
のエピソードが絡んできて、その先で待っていたのはあまりにも悲しい真実。読んでいると、特に会話文
で(ん?この設定でこれはありえるのか?)という箇所や、絶体絶命のピンチが強引なほど簡単に解決し
てしまう箇所など、いろいろムリがあるように思えるが、おそらくその不自然さの多くは、結末になって氷
解することだろう。

 「僕だけじゃない。誰だって、自分の物語の中にいるじゃないか。自分だけの物語の中に。その物語は
いつだって、何かを隠そうとしてるし、何かを忘れようとしてるじゃないか」真相を知った後である人物のこ
の発言を読んだとき、多くの読者がやりきれない気持ちになるだろう。結末も両義的で、どのように解釈
するかは読者にゆだねられるのだけれど、評者の解釈ではまたこれも・・・暗鬱となる。

 ちょっと前に、この著者がニュースZEROに出演していたのを偶然見かけたが、そのとき「小説でしかで
きないことをやりたい(大意)」ということを述べていた。評者は著者のこの作品しかまだ読んではいないが、
この作品のかぎりにおいてそれは達成しているだろう。この映像化は不可能だ。

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.263
(1pt)

理解できない、したくもない

「僕」によって語られる文章。最初から最後まで暗い雰囲気が続く。
 このミステリーがすごい、という帯に惹かれて購入。もう信じない。だれが選んでいるんだろうか。詐欺ではないのだろうか。
 内容は言うまでもなく、文章もひどい。プロの作家とは思えない。カバーに載っている作者の顔も嫌い。
 こういった内容の本であれば普通、二度読みたくなるものだ。結末を読んで、最初から読み直し、納得する。あぁ、これはそういうことだったのか、と楽しむことができる。しかし、この本の場合はそんな気が起きない。ページは無駄に多い、内容は暗い、文章は稚拙、そして結末も弱いから。内容に納得いこうがいかまいが、別にどうでもいいのだ。
 作者のご都合で話が進められていく。人間も物事も、そのご都合に合わせて動いていく感じがした。こども騙し、ミステリーをよく読む人ならば、こんな本、壁に投げつけるだろう。出来れば燃やしてしまいたいはずだ。もうこの作者の本は二度と読まない。
向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.262
(1pt)
※削除申請(1件)

理解できない、したくもない

「僕」によって語られる文章。最初から最後まで暗い雰囲気が続く。
 このミステリーがすごい、という帯に惹かれて購入。もう信じない。だれが選んでいるんだろうか。詐欺ではないのだろうか。
 内容は言うまでもなく、文章もひどい。プロの作家とは思えない。カバーに載っている作者の顔も嫌い。
 こういった内容の本であれば普通、二度読みたくなるものだ。結末を読んで、最初から読み直し、納得する。あぁ、これはそういうことだったのか、と楽しむことができる。しかし、この本の場合はそんな気が起きない。ページは無駄に多い、内容は暗い、文章は稚拙、そして結末も弱いから。内容に納得いこうがいかまいが、別にどうでもいいのだ。
 作者のご都合で話が進められていく。人間も物事も、そのご都合に合わせて動いていく感じがした。こども騙し、ミステリーをよく読む人ならば、こんな本、壁に投げつけるだろう。出来れば燃やしてしまいたいはずだ。もうこの作者の本は二度と読まない。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.261
(2pt)

ドンドン読めるがなにも残らない

作品自体は読みやすくてドンドン読み進める事ができるので待ち時間なんかに読むには良かった。
がミステリーとしては、読み進めるうちに叙述トリック?のオチははある程度予想でるレベルだったし、そのほかの結末も「あー、そっち系かー」って感じで
特に心に残る驚きは無かったです。

なんとなく悲しい結末は予想できたし、消化不良なような感じも残りました。
叙述トリックが壊れない程度にもう少し主人公以外の目線とか、周りの状況とか、お父さんとの関係の描写を加えて、リアリティとかまとまり感があればよかったなーと思いました。


暇つぶしにはなったけど、もうこの人の作品はリピしようとは思いません。


向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.260
(2pt)

ドンドン読めるがなにも残らない

作品自体は読みやすくてドンドン読み進める事ができるので待ち時間なんかに読むには良かった。
がミステリーとしては、読み進めるうちに叙述トリック?のオチははある程度予想でるレベルだったし、そのほかの結末も「あー、そっち系かー」って感じで
特に心に残る驚きは無かったです。

なんとなく悲しい結末は予想できたし、消化不良なような感じも残りました。
叙述トリックが壊れない程度にもう少し主人公以外の目線とか、周りの状況とか、お父さんとの関係の描写を加えて、リアリティとかまとまり感があればよかったなーと思いました。


暇つぶしにはなったけど、もうこの人の作品はリピしようとは思いません。


向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517
No.259
(3pt)

ミステリーとしては無理がある

死の真相や,死体がなくなったことの意味,犬・猫の殺害との関係・・・
ミステリーらしい要素をちりばめつつ,なにやら猟奇的・ホラー的な方向に話は進んでいく.
これはホラーだったのかな?と思わせつつは最後にはミステリー的な謎解きが展開されるのであるが,
その真相は,ホラーどころかファンタジーというべき代物である.

読後感の悪さを理由に評価を下げているレビューが多いが,
よくも悪くも読者にインパクトを与えるのは,小説としてはむしろ評価すべき点だと思う.

ただし,本作品では,ミステリーとして読んだ場合,ちょっと無理がありすぎる.
例えば,主人公は9歳の小学4年生であるが,
この年齢で,このような世界観を信じ込んでいるとしたら,精神の異常を疑うべきだろうし,
その一方で,謎解き場面では極めて理論的な謎解きを展開してみせたり,
コロンボ的なワナをしかけてみたりと,年齢にそぐわない言動も出てくる..
人物像が一致しないのである.

真相には確かに意外性もあるし,オリジナリティもあるが,
これではアンフェアと言われても仕方がない.

向日葵の咲かない夏 Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏より
4103003316
No.258
(3pt)

ミステリーとしては無理がある

死の真相や,死体がなくなったことの意味,犬・猫の殺害との関係・・・
ミステリーらしい要素をちりばめつつ,なにやら猟奇的・ホラー的な方向に話は進んでいく.
これはホラーだったのかな?と思わせつつは最後にはミステリー的な謎解きが展開されるのであるが,
その真相は,ホラーどころかファンタジーというべき代物である.

読後感の悪さを理由に評価を下げているレビューが多いが,
よくも悪くも読者にインパクトを与えるのは,小説としてはむしろ評価すべき点だと思う.

ただし,本作品では,ミステリーとして読んだ場合,ちょっと無理がありすぎる.
例えば,主人公は9歳の小学4年生であるが,
この年齢で,このような世界観を信じ込んでいるとしたら,精神の異常を疑うべきだろうし,
その一方で,謎解き場面では極めて理論的な謎解きを展開してみせたり,
コロンボ的なワナをしかけてみたりと,年齢にそぐわない言動も出てくる..
人物像が一致しないのである.

真相には確かに意外性もあるし,オリジナリティもあるが,
これではアンフェアと言われても仕方がない.

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)より
4101355517