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親指の恋人
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親指の恋人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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大泣きしました。 俊雄とジュリアは、 ロミオとジュリエットですね。 あざといコピーものとさえ言えるかもしれません。 特に驚きの仕掛けがあるわけでもないと思います。 しかし、大泣き。 自分の力ではどうにもならない事がある。 自分ではコントロール出来ない自分がいる。 幸せって何? ありがたい作品です。 出会えた事に感謝します。 | ||||
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新聞記事って【らしい】なんて言葉が使われる事なんてあるのでしょうか? そこが気になって最後までモヤモヤしました。 あと、感動的にセックスの相性とか書かれてた気がするけど、数年前まで高校生だったような年齢の子が感じる「こんなのハジメテ」、重みが無いって言うか、ね、。 | ||||
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石田衣良さんの作品は、小説もエッセイも好きなので だいたい、買って読むんですが・・・・。 石田衣良さんの恋愛小説にしては、若い子向けのような。 レベルとしても、「ケータイ小説」のようにライトな内容で・・・ 結末も早い段階で読めてしまうところが物足りない。 それでも、読めばやっぱり、引き込まれて読めてしまうあたり。 石田衣良さんの作家としての面白いところですね。 | ||||
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あえてこれを書く石田衣良さんの思い切りに圧倒されました。何か言われるのが怖くて書かないという選択はない。さすがです。冒頭の記事がこれは単なる事実ですと伝え、彼らの行動が是か非かということではなく、この世界に格差という壁が、ロミオとジュリエットを隔てた壁のように存在すると教えます。いろいろな切り口があるものです。 | ||||
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これ読む前が「北斗」でしたので、物足りなく思いました。もちろん扱うテーマが全く違うので仕方ないのですが。 投資会社日本法人社長を父にもつ、スミオ。出会い系のサクラ、製パン工場で夜昼なく働く、ジュリア。 様々な困難が二人を翻弄します、やがて二人で選んだ事・・。 「余命一年の~」「北斗」このお話もそうですが、石田さんの性描写、お上手ですね。 嫌らしさを感じさせないのはさすがです。 | ||||
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序盤はホントに石田衣良が書いてるの?と感じました。 スピード感がありすぎて、そこもうちょっと丁寧に書いてよ!と思う場所がいくつかありました。 しかし、終わりの2章の2人が心中に向かっていく場面はかなり引き込まれて面白かったです。 でも結末が…… 男性なら分かってくれると思うが、ビルの屋上でジュリアと行為が終わった直後に自分はなんてバカな事をしているんだと絶対気づくと思うんだけどなぁ | ||||
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中村祐介さんのイラスト目当てで買ったのですが、内容はひどいものでした。 マザコン金持ち坊やと破滅的に生きてるビンボー女の心中までの話。 何一つとして共感できませんでした。 | ||||
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“現代版ロミオとジュリエット”という説明で全て終わってしまうような、安っぽい作品だった。 正直に言えば、購入はオススメ出来ない。 本家本元のロミオとジュリエットに失礼だと思うのだ――死を美化するような内容と、都合の良いストーリー展開が否めないから。 無論、フィクションなのだから多少わざとらしいストーリー展開もやむを得ないのだけれど、この作品に関していえば、作者の知名度とアンバランス過ぎる。 (申し訳ないが、知名度の高い作家の方にはどうしたって期待がかかるものだ) 手軽に読める携帯小説のような感じ。 冒頭の1頁で結末が想像出来てしまったので、頁を捲りながら「どうか、私の予想を裏切って!」と願った。 そんな安易なストーリーで終わりにしないで、何かしら“石田衣良”という人の凄さを見せて欲しかったのだ――それともこれは、私の期待が過剰すぎたのだろうか?? この小説を読んで、10年ほど前に大ブレイクをした携帯小説を思い出した。 Yoshi氏の「Deep Love」シリーズ。 私も当時一通り読んだけれど、あの“登場人物たちがどんどん不幸になっていく”ところが似ていると思う。 「現代社会の片隅で、本当にこんなことが起こっているんだよ」というメッセージも。 ティーンエイジャー向けなのかもしれない。 20代半ば私が知らない雑誌に連載されていたようだから。 評価すべきところは、挿絵と場面描写の巧みさ。 挿絵と言っても、各章の頭に1枚ずつあるイラストで、おそらく連載時のトップ画だったものだろう。 舞台は横浜と渋谷がメインだから、土地勘のある方は感情移入しやすいかもしれない。 ただ、読み方によっては、地元の人の反感を買うだろうけれども。 | ||||
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石田さんにしてはちょっと悲観的な内容です。 でも現代社会の歪みを描く描写力はさすが。 物語の中の2人が大きなチカラによって、悪い方向へ流されているように、世の中にはどうしようもないこともあるけれど、これを読んで逆に生きていくチカラをもって欲しいと思う。 SNSがはやる現在に問題提起を投げかける意欲的な小説でした。 | ||||
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石田衣良氏の作品はあまりにもスタイリッシュで手に取りにくかったり現実感が希薄で途中でやめてしまったりしてしまうのだが、本作は中村佑介氏の挿し絵に導かれる形で一気に読んでしまった。 『美丘』の装幀も美しいが『親指の恋人』も眺めているだけで嬉しくなる装幀だ。 六本木ヒルズの37階に住む大学生・江崎澄男と横浜山元町の公団住宅に住む三田樹里亜が出会い系で出会って、結局その境遇の違いから心中してしまうという物語。 江崎澄男の父は外資系投資銀行の社長で億単位の収入があるが、三田樹里亜の父は飲んだくれのトラック運転手で、三田樹里亜はパン工場でアルバイトをしながら出会い系のサクラをして口を糊している。 二人の境遇は決定的に違うのである。 二人は境遇が違いすぎるが、出会い系で偶然知り合ってしまうと、幼い頃に母親を失ったという体験を共有することもあり、(江崎澄男の母親は自殺し三田樹里亜の母は癌で死亡)、惹かれ合うように体を重ねるのだが、SEXの相性が異常に良いようで、肌をふれあっただけで強烈な快感が全身に走るのであった。 携帯の出会い系で知り合った男女が最後は死を選んでしまう。 冷静に考えれば、こんなこと現実にはないよなぁ、っと思ってしまうのだが、なぜか私はこの物語に魅力を感じてしまった。 若い男女が境遇の違いから恋を成就できず死を選んでしまうという悲劇的な結末が、私を引きつけてしまったのだろう。 | ||||
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全体としては面白い内容だったので買って損はなかったと思います。 しかし、澄雄の言動が現実離れしすぎており、共感しにくい部分が多くありました。 作中では携帯にスポットが当てられていますが、携帯やネットになじみのある若者世代であれば 澄雄ほど世間知らずにはならない気がします。就活に関する話の中でとりあえず給料の高い 会社へ、しかも簡単に入れる、などと考えている学生は多くないと思います。 共感できない部分も多くありましたが、最終的に押しつけがましいハッピーエンドに ならなかった点は良かったと思います。 | ||||
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テレビでの石田衣良のあのキザなキャラは知っているが、どんな小説を書いているかはわからない――そんな人に本作はぴったりかもしれない。本作は彼が書いた中編の恋愛小説。小学館の文芸誌「きらら」で連載されていたものの文庫化だ。 無気力で厭世的に日々をやりすごしていた主人公は、ひまつぶしでいじっていたケータイを通して出会い系のバイトをする女性と出会い、人生に潤いを取り戻していく。 なぜ主人公らはこんなダッセー名前なんだと思っていたが、読んでいてその疑問は氷解する。本作は「ロミオとジュリエット」のオマージュであり、その現代版をやろうという狙いが垣間見える。「ケータイ」はそんな「現代版」を演出するツールといえる。ただ、このケータイが効果的に使われているとは言い難い。二人の出会いこそメールだったが、実際に出会い付き合っていくうちにその重要性は薄まっていく。 原作は二人の家の対立が物語を駆動させる重要な因子になっていたが、本作で二人を引き裂くのは「格差」だ。この点は今日的なモチーフを使っているつもりなのかもしれないが、いかんせん描写が古すぎる。ヒロインは今どきこんなビンボーいねーだろという生活環境だし、腹が立つほどの超絶金持ちとして描かれる主人公の金持ちっぷりもあまりに類型的で、「ロミオとジュリエット」というより「昼ドラ」という印象が強い。 そして何よりもツッコミたくなったのは最後。先にオマージュであると書いたが、「ロミオとジュリエット」の悲劇性のピークは誰がどう見てもラストの「すれちがい」にあるはずだ。しかし、本作は肝心のそこが意外なほどあっさりとスルーしている。 主人公のとある葛藤が描かれて物語としてそれなりに退屈はしないが、石田衣良作品の中ではとりたてて評価のできる部類のものではないだろう。 | ||||
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この物語は本編を開くと、結末からはじまっています。 2人の男女の心中の新聞記事。 最初は2人のことなんて知らないので、そんなに衝撃的ではないんです。 ただ、本編を読んで行く内に感情移入していってしまうと、最後の結末はわかっているのに衝撃を喰らいました。 死んだことには泣けませんでしたが、主人公が死ぬ間際に言いたかったけど言えなかったことがシンプルでわかりやすく、それに泣けました。 話がごちゃごちゃしてないので、読みやすいです。 | ||||
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読みやすい文体に平易な表現、さらに最低限の登場人物のみで展開する物語。読書慣れしている人にとっては些か物足りないかもしれない。だが、普段小説は読まないけど、なにか本を読んでみたいという人にとっては良い入口になるやもしれない。 | ||||
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格差社会における 悲恋の 物語である。 一見するとロミオとジュリエットを彷彿とさせるような 結末であるが 死して なおあの世で結ばれるという考え方が 近松門左衛門の 曽根崎心中と 通じるものがあったように 感じました。 こういった 作風に仕上げた 石田氏 の筆力に 感嘆します。 作品自体も読みやすく 私は短時間で読めました。 | ||||
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一番最初のページに2人の死亡記事で物語は始まるので、澄夫とジュリアがどのようにして破滅に向かっていったのかを読み進めていく感じだった。2人に立ちはだかる“格差”の壁の描写はリアルに描かれていて人にこうも不幸は降りかかってくるものなのかと目を覆いたくなったが、澄夫の甘えた思考には理解できなかったし、セックスや自殺があまりにも軽んじて書かれているような気がした。 | ||||
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良い作品だったんじゃないんでしょうか。 六本木ヒルズに住む金持ちの男子大学生と、クリームパン作りのバイトをしている少女。 現代版ロミオとジュリエット。 最後は2人に幸せになってほしかったのですが・・・心中という悲しいラスト。 援助するかわりにジュリアとは別れなければいけないというのがスミオの父親の出した条件で、それをのめば2人は離れ離れになるが、生きていく事はできる。 たしかに命が一番大事かもしれない。でも、条件をのんで生きていけばいいのにとは一切思えなかった。2人で幸せになってほしかった。 もしかしたら一番大事なものというのは人それぞれで、それを守る為にはこの死を一概に否定できないのかも。 解説にあったようにこのラストををハッピーエンドととるのかバッドエンドととるのかは皆人それぞれですね。 | ||||
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読みやすく、エンターテイメントとしてはそれなりに面白いと思います。が、大変ありきたりで予定調和…というのが正直な感想です。よく出来たケータイ小説のよう。作者の石田さんは、この作品を3時間くらいで書いたんじゃないかしら、と思えるほど軽くて薄い内容でした。それでも一気に読ませる文章力は、さすがだと思いますが。恋に憧れる年頃の、中・高校生向きと感じました。ジュニア小説としてなら★4つです。 | ||||
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内容が少々若過ぎて、読んでる途中からどうでも良くなったのだが、勢いに任せて読んでしまった。しかし、途中で展開が読めてしまってちょっと残念。 | ||||
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石田衣良はまだ、コレを含めて4作しか読んでませんが、ダントツでつまらない作品でした。(ちなみにIWGPは読んでいません)レビューに「ケータイ小説」と書いてる方がいましたが、まさにそんな感じです。偏見といわれても「ケータイ小説」=「普段小説を読まない人向けの、お手軽な感動、安っぽい物語」という私の勝手なイメージにはドンピシャです。表紙が中村佑介なのが唯一の救いかもしれません。それでもレビューを書いたのは、この本だけを読んで石田衣良作品を読むのをやめようとする方がいたら、もったいないと思ったからです。少なくとも『5年3組リョウタ組』という本は、かなりの良作なので、是非一度手に取っていただきたいです。 | ||||
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