償い

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評判

償いの評価:

3.18/5点 レビュー 62件。 D ランク

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平均点3.18pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全91件 81〜91 5/5ページ
No.11
(4pt)

帯につられて買ってみた

最近、帯につられて買うということが多い。
全面的に信用しているわけではないが、本好きの醍醐味である本選びが邪魔くさくなっているのか、ゆっくり選ぶ時間がないのか。
さて、本書だが、
値段を考えると、読んで損はなかったかなと思う。
帯に書いてあるほどには思わないけれど。
筆力もあるし、分厚い本だけど、読みやすい。
この手の話が好きな人は感動するという人が多いだろうし、
東野圭吾が好きな人にはお薦めかもしれない。
ただ、自分的には、どうしても引っ掛かるところがあった。
ストーリーとは関係ないのだが、本書の舞台であるところの地名である。
埼玉県「光市」とある。
作者にすれば、「和光市」の「和」を取って、つけた地名かもしれない。
でも、「光市」とくれば、多くの人は、現在も進行中といえるあの事件を思い出すだろう。
犯人が犯した罪と人権派と名乗る弁護団が犯している現在進行中の愚行。
「人の肉体を殺したら罰せられるのに、人の心を殺しても罰せられないのですか?」
この言葉は彼らにこそふさわしい。
あの事件は1999年に起こり、本書は2001年の初版である(単行本)。
2001年の時点で、ここまで世間を揺るがす事件になるとは想像できなかっただろうが、
ああいう事件が起こった地名を使用することには慎重であって欲しい。
事件が起こった1999年でさえ、「光市」というのは、十分あの事件を想像させたし、
また、本書には、文庫化に際して、地名を変えるという配慮がされてもよかったんではないだろうか。
償い (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 償い (幻冬舎文庫)より
4344403770
No.10
(4pt)

サスペンスよりもヒューマンドラマ。

今までに読んだことのない小説でした。設定も面白くかなりのスピードで読めてしまいます。また、最後にはドンデン返しもあり、満足させる一冊です。サスペンスというよりもワケありのホームレスと影野のある少年のヒューマンドラマのような感じです。きちんとしたテーマもあるオススメの一冊です。
償い Amazon書評・レビュー: 償いより
4344001052
No.9
(5pt)

逝った者達の重さを抱えてよろめきながらも最後まで歩きぬく事

大学病院で教授を目指し家庭も省みず仕事に忙殺される日々を過していたエリート脳外科医が職を失い家族を失い家を手放しホームレスへ。生きる価値を見失い路上生活をするようになり流れ辿り着いた町は、かつて医師免許取立ての春、眼前で起きた幼児誘拐に欲も徳もなく救出・救命した少年の住む町だった。自分の人生で善き事として記憶に残っている唯一の出来事。一家無理心中を図った家の火災の通報をした事からその地域で連続する不審死・殺人・ホームレス襲撃に係わっていく。図書館で言葉を交わすようになった少年の物の考え方に不安を抱き、連続して起きる人の死に少年が係わっているのではとの疑いが膨らんでいく。命を救ったことが良かったのか、それともあの時・・・。人の死が遺された者の心を殺す。「誘拐犯の父親はママの心を道連れにあの世へいっちゃった」と母親の病状を自分の所為と考え自分は生きていてはいけない、幼い時救ったその手で終わらせて欲しいとナイフを首にあてる少年。一心不乱に真意を見抜こうとする少年を自分のこれからの生きる価値を賭けて掻き抱く“男”。果たして少年は連続殺人鬼なのか?
償い Amazon書評・レビュー: 償いより
4344001052
No.8
(4pt)

サスペンスよりも、ヒューマン。

今までに読んだことのない小説でした。設定も面白くかなりのスピードで読めてしまいます。また、最後にはドンデン返しもあり、満足させる一冊です。サスペンスというよりもワケありのホームレスと影野のある少年のヒューマンドラマのような感じです。きちんとしたテーマもあるオススメの一冊です。
償い (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 償い (幻冬舎文庫)より
4344403770
No.7
(3pt)

人間が生み出す闇・絶望・生への執着

「人の肉体を殺したら罰せられるのに、人の心を殺しても罰せられないのですか?」
「絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることがあるのか?」
そんな文章と450P近い厚さ。ちょっと覚悟をして読み始めました。
確かに闇を抱え、絶望を感じ、それでも生に執着する人間達がたくさん登場します。
その闇が入り交じり、生み出されていく新たな犯罪。
結末まで読んでスッキリ!という作品ではなく、
自分の中の闇をどこかに探してしまう、そんな奥の深い作品です。
ただ、設定がなんとなく強引で、あまり入り込めないうちに終わってしまった感じが否めません。
償い (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 償い (幻冬舎文庫)より
4344403770
No.6
(4pt)

償い 矢口敦子さん

30半ばの脳外科医がある事件をさかいに
ホームレスになる.ホームレスに身を落とした男の
流れ着いたある町で連続殺人事件が起きる.
男は事件の真相に迫ろうとするが…

というおはなしです.

読んでいて,そして読み終わって,
浦沢直樹さんが1994年から2001年まで連載されていた
MONSTER とたいへんよく似た作品だという印象を
強くもちました.

はなしとしては,小説中次々に出てくる様々な
事件が小説終了時にはひとつの線でつながれて
いき,腑に落ちる終わりかたでした.

ただ,小説中に登場するひとびとの思考方法が
理解できない場合もあり,読んでいる
うちに彼らが本当にある問題について悩んでいるのか
それとも悩むために問題を作ろうと苦心しているのか
とまどうところもありました.

小説中の人物について,あたかも生きている人間のように,
このひとの思考方法は一体どうなっているんだろうと
考えてしまったのですから,きっと読んでいるときには
ずいぶんこの小説の世界に浸かっていたんだろうと
思います.

おすすめです.
償い (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 償い (幻冬舎文庫)より
4344403770
No.5
(4pt)

償い 矢口敦子さん

30半ばの脳外科医がある事件をさかいに
ホームレスになる.ホームレスに身を落とした男の
流れ着いたある町で連続殺人事件が起きる.
男は事件の真相に迫ろうとするが…

というおはなしです.

読んでいて,そして読み終わって,
浦沢直樹さんが1994年から2001年まで連載されていた
MONSTER とたいへんよく似た作品だという印象を
強くもちました.

はなしとしては,小説中次々に出てくる様々な
事件が小説終了時にはひとつの線でつながれて
いき,腑に落ちる終わりかたでした.

ただ,小説中に登場するひとびとの思考方法が
理解できない場合もあり,読んでいる
うちに彼らが本当にある問題について悩んでいるのか
それとも悩むために問題を作ろうと苦心しているのか
とまどうところもありました.

小説中の人物について,あたかも生きている人間のように,
このひとの思考方法は一体どうなっているんだろうと
考えてしまったのですから,きっと読んでいるときには
ずいぶんこの小説の世界に浸かっていたんだろうと
思います.

おすすめです.
償い Amazon書評・レビュー: 償いより
4344001052
No.4
(3pt)

救いはあるのか?

人は心に深い傷を負ったとき、自分自身の存在さえ確信できなくなるのだろうか?仕事人間だった日高が受けた心の傷はあまりにも深かった。その彼の前に時々現れる少年真人。次々に起こる事件に、果たして彼は関係があるのか?事件の真相に迫るにつれ、日高は次第に自分を取り戻していく。この日高の心理描写がとてもよかった。人は苦しまなければ生きていけないのだろうか。日高、真人、そして刑事の山岸。彼らはそれぞれ苦悩しながら生きている。果たしてそこに救いはあるのか?「生きていていい。」ラストの、日高の言葉が心に響く・・・。
償い Amazon書評・レビュー: 償いより
4344001052
No.3
(3pt)

普通。期待せずなら吉。みたいな

自分の罪を償おうとエリートからホームレスになった男と、その男がかつて救った中学生を軸に「罪」について描いた作品。筆力も高く読みやすいのだが、淡々と優等生然としていて、全体を通して静かに押し進みすぎるせいか、引きが弱いと思った。ラストもあっさりしすぎているし。好きな人はすごく好きなんだろうけど、というのはわかるけど、私には平均点といった感じ。
償い Amazon書評・レビュー: 償いより
4344001052
No.2
(5pt)

元エリート医師と少年を救いたい気持ちになった

36才の日高は子供の病死と妻の自殺でエリート医師からホームレスになった。流れついた街で弱者ばかりが殺される連続殺人事件が起きる。かつて自分が命を救った15才の少年・真人が犯人ではないかと疑いはじめる。「人の心の泣き声が聞こえる」という少年は「不幸な人は死んでしまえば、もう不幸は感じずにすむ」と言う。ふたりと彼らを取り巻く人たちの心の葛藤がよく描かれていて、少年を包む悲しい空気が伝わってくるように感じました。あっという間に読めました。
償い Amazon書評・レビュー: 償いより
4344001052
No.1
(4pt)

難しい問題ですね。

「優しさが引き起こした殺人なのか。」エリート医師からホームレスへ転落した日高は自分が昔、誘拐されそうになっていて助けた少年が、殺人鬼になってしまったのではないかと疑う。「自分がこの子を助けなければ、多くの人が死なずに済んだのではないか。」と。少年は人の心の悲しみが聞こえると言う。その悲しみの声を聞いて、その人をもう悲しまずに済むように殺人を犯すという。果たして日高と少年の運命は?結構考えさせられるテーマの小説でした。
償い Amazon書評・レビュー: 償いより
4344001052