新世界より

評判

新世界よりの評価:

3.97/5点 レビュー 506件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全79件 41〜60 3/4ページ
No.39
(3pt)

腑に落ちなかった。

どきどきしながら読みました。

あれが軍隊を倒したとなっていたので、まさかの展開でした。
見えてなかったのでしょうか。
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550
No.38
(3pt)

面白い・・・だが・・・!

上中下巻を読み終え、流石は貴志祐介、圧倒的に読み易い。又、抜群の構成能力は読んでいてストレスや不安を感じません。
然し、貴志作品の致命的な欠点も多分に孕んだ作品で有る事は否めません!
日本SF大賞受賞作では有りますがSFファン、若しくはこれからSFに触れていきたいと思う方は以下の4つの点に注意が必要では無いかと思います。(ネタバレは含みませんのでご安心下さいませ。)
1.多くの貴志作品に共通する事ですが、途中でオチが完全に読めてしまうという。本作もご多分に漏れず感の鋭い方ならば上巻の途中でオチと今後の展開をある程度、予測できてしまうでしょう。換言すれば多くのSFファンが一度は夢中にさせられたであろうSF御三家、若しくは四天王の作品のような読み手の想定を超えた驚きと満足感は得られません。
2.中巻はあまりにもファンタジー色が強すぎて「これってSFか?」と疑問に思って仕舞う内容です。
3.兎に角ご都合主義が多い!ネタバレは含まないという約束(そもそもレビューでネタバレはテロに等しいとおもいます)でしたので具体的なエピソードは伏せますが、物体浮遊、愧死機構、後継者としての資質等に関する記述は突っ込みどころ満載です。
4.作中のご情報が多い!これはストーリーとは関係有りませんので、一つ具体例を挙げると昴についてです。作中では小さな星の集まりと言うような記述が有ります。確かに小さな星の集まりに見えますが実は一つ一つが独立した銀河であるという事は天体マニアで無くとも周知の事です。
以上の様に問題点は多いのですが、それでも面白いという事に変わりはありませんでしたので個人的な評価は星3つとしました。何かの参考になれば幸甚です。
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550
No.37
(3pt)

面白いけど・・・。

上中下巻を読み終え、流石は貴志祐介、圧倒的に読み易い。又、抜群の構成能力は読んでいてストレスや不安を感じません。
然し、貴志作品の致命的な欠点も多分に孕んだ作品で有る事は否めません!
日本SF大賞受賞作では有りますがSFファン、若しくはこれからSFに触れていきたいと思う方は以下の4つの点に注意が必要では無いかと思います。(ネタバレは含みませんのでご安心下さいませ。)
1.多くの貴志作品に共通する事ですが、途中でオチが完全に読めてしまうという。本作もご多分に漏れず感の鋭い方ならば上巻の途中でオチと今後の展開をある程度、予測できてしまうでしょう。換言すれば多くのSFファンが一度は夢中にさせられたであろうSF御三家、若しくは四天王の作品のような読み手の想定を超えた驚きと満足感は得られません。
2.中巻はあまりにもファンタジー色が強すぎて「これってSFか?」と疑問に思って仕舞う内容です。
3.兎に角ご都合主義が多い!ネタバレは含まないという約束(そもそもレビューでネタバレはテロに等しいとおもいます)でしたので具体的なエピソードは伏せますが、物体浮遊、愧死機構、後継者としての資質等に関する記述は突っ込みどころ満載です。
4.作中のご情報が多い!これはストーリーとは関係有りませんので、一つ具体例を挙げると昴についてです。作中では小さな星の集まりと言うような記述が有ります。確かに小さな星の集まりに見えますが実は一つ一つが独立した銀河であるという事は天体マニアで無くとも周知の事です。
以上の様に問題点は多いのですが、それでも面白いという事に変わりはありませんでしたので個人的な評価は星3つとしました。何かの参考になれば幸甚です。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.36
(3pt)

面白いけど、話はありきたり

空想の未来を描いた小説。現代文明は無くなり、「呪力」と呼ばれる超能力を使う人類が存在する世界。
物語は主人公の女性の回顧録という形で進行していく。上巻は主人公の幼少期から知っては行けない世界の裏側に触れてしまい、災難に巻き込まれて行くまでを描いている。
物語は静かに、淡々と進んで行く印象を受ける。読み始めると、あっという間に読み切ってしまえるが、それは話に引き込まれるというタイプのものでもない。面白いが、「すぐに続きが気になる」と言えるほどの力がない。
この手の未来を描いた話は、それほど珍しい訳でもなく、意外に展開が想像できそうなのが要因か。今後の話の展開に期待したい。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.35
(3pt)

どうなんだ!

※レビューとしては失格だが若干のネタバレを含むことをお断りしておきたい。

著者の作品を読んだのは初めてで、書店で見かけるものの苗字の読み方も知らないような有様であった。
私自身はSFは割と好きなほうで、好みの具合はSF>ミステリーである。
「平凡に流れる日常の裏にある、グロテスクな真実」や「セカイの秘密」系の話が好きだ。

そんな私の感想を一言で言うと、「読ませるけどちょっと強引かなぁ…」である。
正直に言うと徹夜して読んだが、だからこそ少々の荒さに目を瞑れた部分はある。

もう一歩踏み込んで総括すると、設定や世界観はよく考えてあるものの、
ストーリーの流れ、つまり主人公たちの足跡はちょっとやっつけ仕事なんでないの、と言いたい。

世界観は本当に面白いし興味深い。SF好きで、この世界が嫌いな人はいないだろうというくらい。
ただ、SF枠の読者としては「暗黒時代の栄枯盛衰」や「国立国会図書館つくば館」や
「倫理規定」や「東京」などおいしいキーワードがチラチラ見えるのにもう終わりですか!
匂いだけかがせといて!と言いたくなるところが盛りだくさんなのである。

ジュブナイルの視点で見てみても、あんだけヤンチャしたあとの
落とし前がどうつけられたのか、具体的描写はなしですか、とか、
説明のためだけにもうその子退場させるんですか、とか
説明のためだけにねーちゃん(以下略)などツッコミ所満載である。

推測(邪推に近い)にすぎないが、著者は世界観がありきで、
それを生かしきれる主人公を最後まで描けなかったのではないかと思う。
世界観も生かしたいけれども、走り始めたキャラクター達の呼吸をねじまげるのも
ポリシーに反する、みたいな。
様々なテーマが千々に乱れて収束しないのも、それなら納得がいく。

私個人の納得感は脇に置くとしても、他の方も書いているようにもったいない。
いっそ主人公を変えつつシリーズ化して、この興味深い世界を様々な角度から
切り取っていけばよかったのでは、と大きなお世話まで考える始末である。
それくらい、たった(敢えて書こう)1500ページで使い捨てるには惜しい新世界だった。

この世界をもっと知りたい、見たい、それだけで読ませる逸品。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.34
(3pt)

現代のお伽噺

新世界よりの中巻です。スケールの大きな、けれど狭い閉じた世界(町内近辺のみ)などという ※しかもその空間の中で起こる事は、数千の生き物の生死まで絡む矛盾を、皮肉なのか当然なのかという絶妙なバランスで、矛盾に感じさせない、ほどよいSF感で描かれていました。もちろん町内に住む人々が現代だって町内だけでも(この物語は現在から千年も先の事、という設定なのですが)何千という人々が関わり生活しているのですが。そのようなことに、ターゲット?である読者(中、高生かな)に向けて情報提示して他者への責任や、自分個人がより良く生きることで社会全体の益に繋がる事などに関心をもち、人間以外の生物にも愛情を持って接してほしいという願いが含まれているように受取れました。上記のような、世界観で伝えたい事をちりばめながら、かなり宗教的な色あいが濃い話へ、展開が進んでいきます。(現在から千年後なのにあくまで、昭和の田舎暮らし模様のような世界観で)
 異性への性の抑圧が、逆に性への関心に(本来の動物としての性の必要性)とは違う形をとることや、その弊害 益 容認 などが含まれてしまうといった内容など(子供を持つ親ならどちらが正しいか判断が難しいでしょうが?) 日本の社会での汎用的な道徳観念的適用性に対しての性(私は本当にそれが大事であると思いますが) や 宗教観 モラル 優劣の決め方などを、千年たったとしても、人は悩みそして、解決のために、ひた向きに良い方向へ進めたいと悩み成長する過程を描いている中巻の内容でした。(ざっくりなあらすじですが)
 この巻では、印象的なのは、Kという人物の行動に対しての描写部分ですね。作者は、このことで何を伝えたいのでしょうか?人には誰しも心の闇があり、闇を他人に見せないで生きる事が出来る人生を、生きれたらと願いつつも、破壊願望や自己顕示欲は止められない場合もある。
 それを止める人、起こす人はどうそのような距離感で相手に向き合えば良いのか。といった問いを読者に考えて欲しかったのかな。文章自体はとても大げさでダイナミックな展開では、ありますが。
 個人対個人であれば、ある意味で数は、関係ないですからね。(お互い1人の人間である以上) この部分は読んで頂いたら書いてある意味が分かっていただけると思います。 小さくてもちゃんと生きている 大きくてもちゃんと生きている 大きさや数ではないんですよね。個人の感情の流れというものは※
いよいよ最終巻 下巻 へ続きます。
新世界より(中) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(中) (講談社文庫)より
4062768542
No.33
(3pt)

期待!

入り込むまでちょっと時間かかる。 でも2巻3巻に向けての期待高まる感じ!
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.32
(3pt)

貴志さんらしくない!

貴志さんの小説らしくない1冊でした。貴志さんの本来の小説を多く出して欲しい。
新世界より(中) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(中) (講談社文庫)より
4062768542
No.31
(3pt)

良作とは思う

アニメを見て内容の把握がいまひとつできなかったので原作を読むことにしました。
すでにアニメで免疫ができていたので退屈とされる前半から入り込むことができました。
世界観が丁寧に描かれているところは良いが、時に冗長に感じることもあります。

アニメでは描かれていないネタバレが最初に出てくるのがいただけない。
ハラハラドキドキの緊張感もこれのせいで安心して(?)読み進んでしまいます。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.30
(3pt)

ホモフォビアには毒

貴志祐介というと「黒い家」が相当面白かったので
期待して読んだ。上巻はなかなか面白く読めた。
うん、この三つ巴、四つ巴の「誰も信用できない」という展開、
なかなかいいぞ、とノンストップで読み進めてきてこの中巻である。
中盤の同性愛描写に度肝を抜かれた。というか意表を突かれた。
下巻をまだ読んでいないのでこれが何か重要な伏線になっているのか
まだ分からないが、一気読みしてきてここでペースが乱れた。
率直に申し上げると、嫌悪感からだ。
homophobiaな人はちょっと注意を要するかも知れない。
新世界より(中) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(中) (講談社文庫)より
4062768542
No.29
(3pt)

長ったらしい

無意味に長すぎます。必要のない描写が多いです。もっと短いほうがテンポよく読めると思います。 あとこの先の展開を予言するような記述が多すぎます。 「このとき○○すれば○○になっていたはずだ」とか「このときはまだ○○と思っていた」とか何度も何度も出てくると嫌になってきます。 これ以外の作品は、面白く読んでましたが、しっくりこない部分もありました。その理由が本作を読んで分かった気がします。 この作者実は物語を書くのそんなに上手くないのだと思います。本作でボロが出た感じ。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.28
(3pt)

長ったらしい

無意味に長すぎます。必要のない描写が多いです。もっと短いほうがテンポよく読めると思います。 あとこの先の展開を予言するような記述が多すぎます。 「このとき○○すれば○○になっていたはずだ」とか「このときはまだ○○と思っていた」とか何度も何度も出てくると嫌になってきます。 これ以外の作品は、面白く読んでましたが、しっくりこない部分もありました。その理由が本作を読んで分かった気がします。 この作者実は物語を書くのそんなに上手くないのだと思います。本作でボロが出た感じ。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.27
(3pt)

神の力のリアリティがいまいちなのかも

話の根本を成す神の力をなぜ人類が獲得できたのか?、その説明が控えめに言って、かなり短すぎる気がしないでもないです。確かに現実世界の歴史を調べる限り、力を得た人は近代限定で見ればたぶん居ないみたいです。
世の中には不思議な事があります。近所の惣菜屋から指摘される形で知った事あります。ちなみに惣菜屋は怪しい宗教とか無関係です。簡単な説明の後に、その時代の当たり前の事としてたんたんと話が進むのはなんだか読んで惜しかったです。
作者が「ありあえない架空の話」とその部分を割りきって書いているのがありありと分かってしまい、物語全体が少し軽くなってるように感じます。これが原因で、どれだけ読者に対して感情移入をさせる事が出来るか?
という部分が少しだけ大きく削がれている気がしないでもないので星は3個れす。
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550
No.26
(3pt)

神の力のリアリティがいまいちなのかも

話の根本を成す神の力をなぜ人類が獲得できたのか?、その説明が控えめに言って、かなり短すぎる気がしないでもないです。確かに現実世界の歴史を調べる限り、力を得た人は近代限定で見ればたぶん居ないみたいです。
世の中には不思議な事があります。近所の惣菜屋から指摘される形で知った事あります。ちなみに惣菜屋は怪しい宗教とか無関係です。簡単な説明の後に、その時代の当たり前の事としてたんたんと話が進むのはなんだか読んで惜しかったです。
作者が「ありあえない架空の話」とその部分を割りきって書いているのがありありと分かってしまい、物語全体が少し軽くなってるように感じます。これが原因で、どれだけ読者に対して感情移入をさせる事が出来るか?
という部分が少しだけ大きく削がれている気がしないでもないので星は3個れす。
新世界より 下 Amazon書評・レビュー: 新世界より 下より
4062143240
No.25
(3pt)

面白いんだけど

一部難しい表現や言葉もあるが、ストーリーはわかりやすい。
主人公の手記という設定なので基本的に一本調子。
なので分厚い外見に反して、中学生くらいなら難なく楽しめると思う。
とは言っても内容が幼稚というわけではない。
戦争や差別というダークなテーマを扱っている。
人殺しを生まないためのシステムが
人を殺し、また被害を拡大させてしまう。

ちなみに自分は主人公が嫌いだ。
息を吸うようにルールを破るし、結構自分勝手。
それは何故なの?どうすればいいの?という言葉が多く
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550
No.24
(3pt)

面白いんだけど

一部難しい表現や言葉もあるが、ストーリーはわかりやすい。
主人公の手記という設定なので基本的に一本調子。
なので分厚い外見に反して、中学生くらいなら難なく楽しめると思う。
とは言っても内容が幼稚というわけではない。
戦争や差別というダークなテーマを扱っている。
人殺しを生まないためのシステムが
人を殺し、また被害を拡大させてしまう。

ちなみに自分は主人公が嫌いだ。
息を吸うようにルールを破るし、結構自分勝手。
それは何故なの?どうすればいいの?という言葉が多く
新世界より 下 Amazon書評・レビュー: 新世界より 下より
4062143240
No.23
(3pt)

これがいいのかどうなのか?

読む本が、見当たらなかったのでとりあえず家にあったこの本を上巻から読み始めました。始まりはなるほど最近のベストセラーよくあるパターンだなという感想。ただリサーチ、企画はよくされており読まされてしまうおもしろさはあります。何か最近のSF大賞の王道という感じで正直、ストーリー、企画は大型風?ですが人の本質が書かれていないようで好みではありませんでした。が下巻まで読んでしまうでしょう。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.22
(3pt)

これがいいのかどうなのか?

読む本が、見当たらなかったのでとりあえず家にあったこの本を上巻から読み始めました。始まりはなるほど最近のベストセラーよくあるパターンだなという感想。ただリサーチ、企画はよくされており読まされてしまうおもしろさはあります。何か最近のSF大賞の王道という感じで正直、ストーリー、企画は大型風?ですが人の本質が書かれていないようで好みではありませんでした。が下巻まで読んでしまうでしょう。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.21
(3pt)

面白いですが、もう少し深みがほしい

数ある著者の作品の中でも大長編といえる力作です。
SF世界の細部を事細かに描写していくので、とにかく長い!のですが、おかげで架空の世界がある程度リアルに浮かび上がってきます。
ストーリーやプロットの進展に比べて、うんちく部分がやや冗長であちこちに分散しているようにも感じるので、知識的な部分はもう少しスリムにまとめた方が良かったのではないかとも感じました。
とはいえ、設定も話の展開も非常に面白いので、ノンストップで一気に読めます。

世界観は十分リアリティを持って感じられるのですが、登場人物たちはちょっと情動が人間離れしているところもあり、個人的にはそれほど感情移入できませんでした。
中学生くらいの子供たちが、生き物を大量殺戮したり、自然環境を大破壊したりしても何の呵責も感じないとは・・・普段から超能力のようなスーパーパワーを使い慣れていると自然とそうなるんでしょうか。
特に最後の戦闘で使われた戦術、ロジック的には良くできてますが、主人公があれを考えて実行するというのはひどすぎるような気が・・・
あと、それとも関連しますが、最後の最後でどんでん返し的に提示されるアンチテーゼについても、もう少し話の中で考える材料を提示して哲学的な深みを感じさせてほしかった。
突き詰めて考えていくと非常に深いテーマなので、あえて提示するだけで終わらせたのかもしれませんが。

この著者の作品を読み終えた後にいつも同じことを感じるのは私だけでしょうか?
今回も、読後感は「うーん面白いんだけど、惜しい!」でした。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.20
(3pt)

面白いですが、もう少し深みがほしい

数ある著者の作品の中でも大長編といえる力作です。
SF世界の細部を事細かに描写していくので、とにかく長い!のですが、おかげで架空の世界がある程度リアルに浮かび上がってきます。
ストーリーやプロットの進展に比べて、うんちく部分がやや冗長であちこちに分散しているようにも感じるので、知識的な部分はもう少しスリムにまとめた方が良かったのではないかとも感じました。
とはいえ、設定も話の展開も非常に面白いので、ノンストップで一気に読めます。

世界観は十分リアリティを持って感じられるのですが、登場人物たちはちょっと情動が人間離れしているところもあり、個人的にはそれほど感情移入できませんでした。
中学生くらいの子供たちが、生き物を大量殺戮したり、自然環境を大破壊したりしても何の呵責も感じないとは・・・普段から超能力のようなスーパーパワーを使い慣れていると自然とそうなるんでしょうか。
特に最後の戦闘で使われた戦術、ロジック的には良くできてますが、主人公があれを考えて実行するというのはひどすぎるような気が・・・
あと、それとも関連しますが、最後の最後でどんでん返し的に提示されるアンチテーゼについても、もう少し話の中で考える材料を提示して哲学的な深みを感じさせてほしかった。
突き詰めて考えていくと非常に深いテーマなので、あえて提示するだけで終わらせたのかもしれませんが。

この著者の作品を読み終えた後にいつも同じことを感じるのは私だけでしょうか?
今回も、読後感は「うーん面白いんだけど、惜しい!」でした。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534