新世界より

評判

新世界よりの評価:

3.97/5点 レビュー 506件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全503件 281〜300 15/26ページ
No.223
(5pt)

空前の最高傑作。

私はSFを読まない。貴志祐介についてはミステリーから入り、アニメ化などが気になって読み始めたのだが...
上・中・下読み終わるのに一週間もかからなかった。

中学生の私にはよくわからない内容もあったが、十分読み解くことはできる。

最後の一文に衝撃を受け、この作品は様々な角度から理解できると思う。

今まで読んだ本の中で一番面白かった。「この本、ヤバイです。」
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550
No.222
(5pt)

空前の最高傑作。

私はSFを読まない。貴志祐介についてはミステリーから入り、アニメ化などが気になって読み始めたのだが...
上・中・下読み終わるのに一週間もかからなかった。

中学生の私にはよくわからない内容もあったが、十分読み解くことはできる。

最後の一文に衝撃を受け、この作品は様々な角度から理解できると思う。

今まで読んだ本の中で一番面白かった。「この本、ヤバイです。」
新世界より 下 Amazon書評・レビュー: 新世界より 下より
4062143240
No.221
(4pt)

アニメの世界観に惹き込まれて

アニメを観て世界観が好きになり、購入。まだ最後までは読んでいませんが、設定がしっかりと作りこまれているように思います。序盤を読み進めていくのは、文章に馴染みのない方にとっては苦労するだろうと思いますが、私はそれほど苦でもないため、すんなり読んでいけました。

 長年作家として活躍されている方の作品なので、しっかりと文字が重く、堅い印象を受けます。超能力物のSF、ファンタジーといライトノベルに向いたふうな物語なので、ここまでしっかりと小説として創られていることが私にとっては好印象でした。
 先を読んでいくのが楽しみです。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.220
(4pt)

アニメの世界観に惹き込まれて

アニメを観て世界観が好きになり、購入。まだ最後までは読んでいませんが、設定がしっかりと作りこまれているように思います。序盤を読み進めていくのは、文章に馴染みのない方にとっては苦労するだろうと思いますが、私はそれほど苦でもないため、すんなり読んでいけました。

 長年作家として活躍されている方の作品なので、しっかりと文字が重く、堅い印象を受けます。超能力物のSF、ファンタジーといライトノベルに向いたふうな物語なので、ここまでしっかりと小説として創られていることが私にとっては好印象でした。
 先を読んでいくのが楽しみです。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.219
(4pt)

本屋で100ページまで立ち読みしてきた感想

アニメを観て世界観に引き込まれ、本屋さんで上巻100ページほど読みました。
 さすがに文体は文学らしく、かなりしっかりとした言葉で紡がれています。最初の導入部分が長く、文字を読み慣れない人にとっては読み進めるのが困難だろうとは思います。

 著者が48歳頃に発刊されたもので、若い人や文に馴染みのない人にとってはどうしても堅い印象を抱いてしまうのではないかと思います。文字を読むことに抵抗の無い方はさらっと読めてしまうのではないでしょうか。

 悪鬼や業魔の説明などはフォントが変えられています。伝承という印象をもたせるようなフォントで、私は気になりませんでした。

 無茶な設定のようにみえて、意外と創りこまれているように感じました。先を読むのが楽しみです。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.218
(4pt)

本屋で100ページまで立ち読みしてきた感想

アニメを観て世界観に引き込まれ、本屋さんで上巻100ページほど読みました。
 さすがに文体は文学らしく、かなりしっかりとした言葉で紡がれています。最初の導入部分が長く、文字を読み慣れない人にとっては読み進めるのが困難だろうとは思います。

 著者が48歳頃に発刊されたもので、若い人や文に馴染みのない人にとってはどうしても堅い印象を抱いてしまうのではないかと思います。文字を読むことに抵抗の無い方はさらっと読めてしまうのではないでしょうか。

 悪鬼や業魔の説明などはフォントが変えられています。伝承という印象をもたせるようなフォントで、私は気になりませんでした。

 無茶な設定のようにみえて、意外と創りこまれているように感じました。先を読むのが楽しみです。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.217
(5pt)

期待どおり

上巻の中盤くらいまでは、世界観の説明が少し退屈に感じましたが、
子供たちが土蜘蛛に遭遇するあたりから一気に引き込まれました。

下巻はもう、「黒い家」を読んだときのように、敵の恐ろしさをたっぷり見せつけられてから
追い詰められる緊張感でページをめくる手が止まりません。

賛否両論ある子供同士の性描写ですが、主人公の住むいびつな社会を表現するのに一役買っています。
この作家さんの持ち味でもある悪趣味な残酷描写も健在です。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.216
(5pt)

期待どおり

上巻の中盤くらいまでは、世界観の説明が少し退屈に感じましたが、
子供たちが土蜘蛛に遭遇するあたりから一気に引き込まれました。

下巻はもう、「黒い家」を読んだときのように、敵の恐ろしさをたっぷり見せつけられてから
追い詰められる緊張感でページをめくる手が止まりません。

賛否両論ある子供同士の性描写ですが、主人公の住むいびつな社会を表現するのに一役買っています。
この作家さんの持ち味でもある悪趣味な残酷描写も健在です。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.215
(4pt)

科学の寓意としての呪力

とても緻密で壮大に構築された世界。正面きって大風呂敷を広げるような作品が
なかなかなくて、日常系?へこじんまりとまとまりぎみな昨今、
久しぶりにかっちりした建築をみたきがしました。

全くの異世界ではなく現在と連続しつつ断絶している1000年後の世界。
新世界の人々の意識や習俗の設定がたくみ。残滓のように引き継がれている現在
性と作者の空想になる新世界性が絶妙に配分されている。
異世界なのに平気で現在と同じ感受性の登場人物がでてくるその辺りのものとは
ことなり、きちんと意識的に現在と地続きの部分とそうでない部分を設計して
し、書き分けています。すばらです。

個性的な生物層や進化への視点、性に関する意識、民俗学的な空間分節の設定や
集合的無意識や影としての悪鬼/業魔にみる狂気の分節など、いろんな知見が
てんこ盛りだけど、とても実験的で野心的な世界設計で、主役は実はこの世界
設定そのものだといえる。
この設定のなかに住まう登場人物たちは、あたかもこの設定の上をころがるかの
ように動きうごかされていく。まさに作者そのものが明確に神であることを意識して
創作された作品。いわば千年後を仮の設定に構築した著者の「宇宙論」といって
いいでしょう。言葉の本来の意味で哲学的(形而上学的)な作品といえます。

著者の空想した生物たちはなんだかあのカンブリア紀の生物達を連想させるほど
ユニークなものばかり。博物学、そうファーブル昆虫記の趣さえある。
エピソードや意匠はライトノベルだけど、呪力に対してのバケネズミの畏怖は
まさに科学と錬金術が混交していた中世をイメージさせさえする。
寓意にみちた物語でカミュの「ペスト」を思い出しました。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.214
(4pt)

科学の寓意としての呪力

とても緻密で壮大に構築された世界。正面きって大風呂敷を広げるような作品が
なかなかなくて、日常系?へこじんまりとまとまりぎみな昨今、
久しぶりにかっちりした建築をみたきがしました。

全くの異世界ではなく現在と連続しつつ断絶している1000年後の世界。
新世界の人々の意識や習俗の設定がたくみ。残滓のように引き継がれている現在
性と作者の空想になる新世界性が絶妙に配分されている。
異世界なのに平気で現在と同じ感受性の登場人物がでてくるその辺りのものとは
ことなり、きちんと意識的に現在と地続きの部分とそうでない部分を設計して
し、書き分けています。すばらです。

個性的な生物層や進化への視点、性に関する意識、民俗学的な空間分節の設定や
集合的無意識や影としての悪鬼/業魔にみる狂気の分節など、いろんな知見が
てんこ盛りだけど、とても実験的で野心的な世界設計で、主役は実はこの世界
設定そのものだといえる。
この設定のなかに住まう登場人物たちは、あたかもこの設定の上をころがるかの
ように動きうごかされていく。まさに作者そのものが明確に神であることを意識して
創作された作品。いわば千年後を仮の設定に構築した著者の「宇宙論」といって
いいでしょう。言葉の本来の意味で哲学的(形而上学的)な作品といえます。

著者の空想した生物たちはなんだかあのカンブリア紀の生物達を連想させるほど
ユニークなものばかり。博物学、そうファーブル昆虫記の趣さえある。
エピソードや意匠はライトノベルだけど、呪力に対してのバケネズミの畏怖は
まさに科学と錬金術が混交していた中世をイメージさせさえする。
寓意にみちた物語でカミュの「ペスト」を思い出しました。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.213
(5pt)

気持ち悪い…けど読んでしまうんです。

一言で言うとダークファンタジー。でも現代の色々な問題について考えさせられる小説でした。倫理や差別、遺伝子操作、性的問題…。描写もけっこう生々しかったし、バケネズミの醜悪さが人間のそれを表現しているようで、少し気持ち悪かったです。主人公達が、酷い現実を突きつけられながらも、悲しくも逞しく成長していく姿に勇気をもらえます。取っ付きにくい方はアニメから入った方がいいと思います。アニメの方も小気味悪く表現してあって小説に負けず良い感じなので、今後どのように映像化されていくのか楽しみです(^-^)
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550
No.212
(5pt)

気持ち悪い…けど読んでしまうんです。

一言で言うとダークファンタジー。でも現代の色々な問題について考えさせられる小説でした。倫理や差別、遺伝子操作、性的問題…。描写もけっこう生々しかったし、バケネズミの醜悪さが人間のそれを表現しているようで、少し気持ち悪かったです。主人公達が、酷い現実を突きつけられながらも、悲しくも逞しく成長していく姿に勇気をもらえます。取っ付きにくい方はアニメから入った方がいいと思います。アニメの方も小気味悪く表現してあって小説に負けず良い感じなので、今後どのように映像化されていくのか楽しみです(^-^)
新世界より 下 Amazon書評・レビュー: 新世界より 下より
4062143240
No.211
(4pt)

和風ハリーポッター

アニメで知りました。

けっこうボリュームありました。

百合あり、BLあり、主人公が女の『和風ハリーポッター』でした。

最後のラスボス倒す作戦については、「なんかおかしくね?」と思いましたが、

それでも、全体としてはおもしろく、

30過ぎの、あまり読書しない私でも、かなり夢中なって読めました。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.210
(4pt)

和風ハリーポッター

アニメで知りました。

けっこうボリュームありました。

百合あり、BLあり、主人公が女の『和風ハリーポッター』でした。

最後のラスボス倒す作戦については、「なんかおかしくね?」と思いましたが、

それでも、全体としてはおもしろく、

30過ぎの、あまり読書しない私でも、かなり夢中なって読めました。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.209
(4pt)

物語世界の構成力はすごい

ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。
この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。

文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。
しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。

こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。
「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。

それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。
思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550
No.208
(4pt)

物語世界の構成力はすごい

ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。
この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。

文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。
しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。

こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。
「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。

それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。
思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。
新世界より(中) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(中) (講談社文庫)より
4062768542
No.207
(4pt)

物語世界の構成力はすごい

ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。
この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。

文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。
しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。

こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。
「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。

それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。
思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.206
(4pt)

物語世界の構成力はすごい

ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。
この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。

文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。
しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。

こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。
「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。

それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。
思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。
新世界より 下 Amazon書評・レビュー: 新世界より 下より
4062143240
No.205
(4pt)

物語世界の構成力はすごい

ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。
この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。

文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。
しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。

こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。
「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。

それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。
思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.204
(5pt)

長大かつ重厚な作者の渾身の一作

アニメ化を機会に文庫本三冊を一気読み。読後の印象はSFの土地にミステリーの設計図を元に冒険小説とサイコホラーの建材で作った重厚な建築物と言った感じか。一種のファンタジーと言えなくもない。作品の本質は「人類とは何か?」という作者の問いにある。神の力を手に入れた人類が血に血を注ぐようなことまでして生きる様は正視に耐えない迫力がある。身の丈に合わない力は歪みを呼び、歪みは破壊を呼ぶ。それでもなお人類は歪みを直し変わろうとする…というところで本書は幕を閉じるのだが作者の問いかけは終わらない。読んだ者の心に響き刻み込まれるはずだ。人は人を殺す。その事実を我々はどう捉えどう向き合うべきなのか?
作者はこの問題に一つの光明を照らし筆を置いている。
曰く、「想像力こそがすべてを変える」と…。

全くの蛇足だが富子が語った悪鬼Kの話を読んだ時に神戸児童殺傷事件が頭を掠めたのは筆者の下らない勘ぐりだろか?
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550