破線のマリス

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破線のマリスの評価:

3.63/5点 レビュー 46件。 B ランク

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平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全52件 1〜20 1/3ページ
No.52
(4pt)

ぞっとする

不快感が伴う作品です。何がそうさせるのかわかりませんが。
マスコミの過熱に伴う被害は今やみなが知っています。
その「種あかし」でしょうか。
作り出された映像に「事実」を見てしまう、見ようとしてしまうことの恐ろしさ。
クライアントである私達視聴者はきっとだまされたがっているのでしょう。
ラストにもう少し救いがあってもよいのではないかと思ってしまいました。
最初に読んだのは、かなり前で「この展開には無理があるのでは?」
と思った箇所も、今こうして読み返してみると「あり」に思えるのがぞっとします。
野沢氏は先を先を見てらしたのでしょうか。
早すぎる死を改めて惜しまずにはいれません
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.51
(5pt)

ニュースを鵜呑みにしてはいけない。

主人公・遠藤瑶子は首都テレビの看板ニュース番組「ナイン・トゥ・テン」の映像編集者。

映像を切り貼りし、視聴者に先入観を与えるような、虚実曖昧だけど刺激的なニュースを作っている。

郵政省の官民癒着の内部告発とされる持込みのテープを、編集して番組で流した所から始まる、

一人の郵政官僚の転落と、同時に遠藤自身にも降りかかる災厄。

絶望的なラストに凹まされます。

結末を知ってて読んでも、ボタンが掛け違うようにずれていくストーリーに背筋が寒くなる感じ。

映像ひとつで世論を動かしたり、人を破滅させたりが簡単に出来ると思うと、すごく怖いし、

マスメディアの言う事を鵜呑みにして、踊らされるのは本当にバカみたいだし格好悪いなって思う。

でも世論ってそういうものなんだよなー。

メディアに流されずにいろんな情報を吟味して、きちんと自分で考えることの出来る大人が増えるといいなという思いを込めて、たくさんの人に読んでほしい作品です。
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.50
(5pt)

メディア論の入門書としても

第43回江戸川乱歩賞受賞作。
実は先に映画を見てしまった。
そこそこの出来だったのだがいくつか納得できないところがあって
おそらくそれを原作は解決してくれるだろうと。
あたり。
監督官庁にけんかを売れるような骨のあるテレビ局はないよね。
だから被害者には一介の市井の人を当てるとより報道による人権の侵害を効果的に描けるのではと思ったのだけど。
考えてみたらそれじゃこの作品が成立しないや。
テレビの裏側 報道の裏側 そして監督官庁との力関係。
(だってテレビが免許事業で郵政の許認可が必要だってことも知らない人結構いるもんね)
こうしたことってやっぱりこの作品の加害者と被害者の組み合わせじゃないとでてこない。
放送法や免許の更新についてもやさしくかつ流れをそこなわないように説明してくれていてそれもマル。
5W1H FOR WHOM FOR WHAT の くだりなんかは
そのままぼくらの日常のどんな事柄の分析にも使えそうだし。
今はやりの『負け犬の遠吠え』を思わせるような主人公の描写もいい。
留守電のランプに孤独からの救いを求めるところなんかね。
被害者と加害者がめまぐるしく(はちょっとオーバーかな)入れ替わって
そこではじめて知る感覚に愕然とするあたりもいいし。
何よりテンポのある文体だから読みやすい。
さりげなくはじめの方の局内の情景描写なんかもさすがに内情を知っている人だなあと。
純粋なミステリーとしてはどうかな というところもあるけれど。
メディア論って避けて通れないし、だったら最高の入門書のひとつとしてこいつをお勧めしたいな。
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.49
(5pt)

サスペンスの衣を着せた自らの毒

中盤から読むのを止めることができなくなり一気に読んだ、というか読まされた。この話しの主題は、テレビとかメディアに対する批判であり視聴者への警告ということになるのだろう。確かに読後のニュース番組に対する見方はちょっと変わった。私は、主人公の心理描写に驚いた。現実と幻想が入り混じった感覚というのは、それを文字にするのは難しいし、普通しようと思わない。それを見事にやっている作者の感覚の鋭さはすごい。それだけの感受性を持っているがゆえに自らの命を絶つということになったのだろうと想像する。自分が温めてきた毒をサスペンスの衣を着せて吐き出した感じさえする。
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.48
(4pt)

ぞっとする

不快感が伴う作品です。何がそうさせるのかわかりませんが。
マスコミの過熱に伴う被害は今やみなが知っています。
その「種あかし」でしょうか。
作り出された映像に「事実」を見てしまう、見ようとしてしまうことの恐ろしさ。
クライアントである私達視聴者はきっとだまされたがっているのでしょう。
ラストにもう少し救いがあってもよいのではないかと思ってしまいました。
最初に読んだのは、かなり前で「この展開には無理があるのでは?」
と思った箇所も、今こうして読み返してみると「あり」に思えるのがぞっとします。
野沢氏は先を先を見てらしたのでしょうか。
早すぎる死を改めて惜しまずにはいれません
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.47
(5pt)

ニュースを鵜呑みにしてはいけない。

主人公・遠藤瑶子は首都テレビの看板ニュース番組「ナイン・トゥ・テン」の映像編集者。

映像を切り貼りし、視聴者に先入観を与えるような、虚実曖昧だけど刺激的なニュースを作っている。

郵政省の官民癒着の内部告発とされる持込みのテープを、編集して番組で流した所から始まる、

一人の郵政官僚の転落と、同時に遠藤自身にも降りかかる災厄。

絶望的なラストに凹まされます。

結末を知ってて読んでも、ボタンが掛け違うようにずれていくストーリーに背筋が寒くなる感じ。

映像ひとつで世論を動かしたり、人を破滅させたりが簡単に出来ると思うと、すごく怖いし、

マスメディアの言う事を鵜呑みにして、踊らされるのは本当にバカみたいだし格好悪いなって思う。

でも世論ってそういうものなんだよなー。

メディアに流されずにいろんな情報を吟味して、きちんと自分で考えることの出来る大人が増えるといいなという思いを込めて、たくさんの人に読んでほしい作品です。
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.46
(5pt)

メディア論の入門書としても

第43回江戸川乱歩賞受賞作。
実は先に映画を見てしまった。
そこそこの出来だったのだがいくつか納得できないところがあって
おそらくそれを原作は解決してくれるだろうと。
あたり。
監督官庁にけんかを売れるような骨のあるテレビ局はないよね。
だから被害者には一介の市井の人を当てるとより報道による人権の侵害を効果的に描けるのではと思ったのだけど。
考えてみたらそれじゃこの作品が成立しないや。
テレビの裏側 報道の裏側 そして監督官庁との力関係。
(だってテレビが免許事業で郵政の許認可が必要だってことも知らない人結構いるもんね)
こうしたことってやっぱりこの作品の加害者と被害者の組み合わせじゃないとでてこない。
放送法や免許の更新についてもやさしくかつ流れをそこなわないように説明してくれていてそれもマル。
5W1H FOR WHOM FOR WHAT の くだりなんかは
そのままぼくらの日常のどんな事柄の分析にも使えそうだし。
今はやりの『負け犬の遠吠え』を思わせるような主人公の描写もいい。
留守電のランプに孤独からの救いを求めるところなんかね。
被害者と加害者がめまぐるしく(はちょっとオーバーかな)入れ替わって
そこではじめて知る感覚に愕然とするあたりもいいし。
何よりテンポのある文体だから読みやすい。
さりげなくはじめの方の局内の情景描写なんかもさすがに内情を知っている人だなあと。
純粋なミステリーとしてはどうかな というところもあるけれど。
メディア論って避けて通れないし、だったら最高の入門書のひとつとしてこいつをお勧めしたいな。
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.45
(5pt)

サスペンスの衣を着せた自らの毒

中盤から読むのを止めることができなくなり一気に読んだ、というか読まされた。この話しの主題は、テレビとかメディアに対する批判であり視聴者への警告ということになるのだろう。確かに読後のニュース番組に対する見方はちょっと変わった。私は、主人公の心理描写に驚いた。現実と幻想が入り混じった感覚というのは、それを文字にするのは難しいし、普通しようと思わない。それを見事にやっている作者の感覚の鋭さはすごい。それだけの感受性を持っているがゆえに自らの命を絶つということになったのだろうと想像する。自分が温めてきた毒をサスペンスの衣を着せて吐き出した感じさえする。
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.44
(5pt)

切実にKindle化を願う

私にとって、最高の本
ほんとにほんとに切実にKindle化していただきたい
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.43
(5pt)

切実にKindle化を願う

私にとって、最高の本
ほんとにほんとに切実にKindle化していただきたい
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.42
(4pt)

内部告発によって、追いつめられていく

報道番組ほどむつかしいものはない。編集者の主観がどうしてもはいるからだ。
遠藤瑤子という女性が、主人公。

タフで、視聴率のとれる編集者。「想像力と勇気」と励まされる。
麻生公彦 郵政官僚。バランスを崩している生活。器物を破損する。
やらせとは、どこまでやらせなのか?

ひとつの罠としての、内部告発。
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.41
(4pt)

内部告発によって、追いつめられていく

報道番組ほどむつかしいものはない。編集者の主観がどうしてもはいるからだ。
遠藤瑤子という女性が、主人公。

タフで、視聴率のとれる編集者。「想像力と勇気」と励まされる。
麻生公彦 郵政官僚。バランスを崩している生活。器物を破損する。
やらせとは、どこまでやらせなのか?

ひとつの罠としての、内部告発。
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.40
(4pt)

初めて見るタイプのミステリー

事件が起こって、それを解決する。そう思い込んで流れに身をまかせている終盤で深い落とし穴にはまってしまった。そんな感じです。
各所に感じる違和感はありましたが、それなりに楽しめました。
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.39
(4pt)

初めて見るタイプのミステリー

事件が起こって、それを解決する。そう思い込んで流れに身をまかせている終盤で深い落とし穴にはまってしまった。そんな感じです。
各所に感じる違和感はありましたが、それなりに楽しめました。
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.38
(4pt)

テレビ業界の驕り

首都テレビの契約社員である遠藤瑤子。
映像編集では業界で知られた存在だったがある弁護士の転落事故をきっかけに殺人事件の関係者である郵政省の役人の不可解な笑いに注目しビデを編集に意図して犯人であるかのように印象付けた。
そのことから展開は思わぬ方向へ進展し、彼女へのストーカー行為、謎の私生活盗撮へと発展した。
常に彼女を追い回す執拗な行為の影に潜んだものは以外であった。
自らの編集技術に溺れ報道の自由という武器を盾になりふり構わぬ態度に視聴者からの警告となればよい。
一般文学通算884作品目の感想。2014/09/11 22:00
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.37
(4pt)

テレビ業界の驕り

首都テレビの契約社員である遠藤瑤子。
映像編集では業界で知られた存在だったがある弁護士の転落事故をきっかけに殺人事件の関係者である郵政省の役人の不可解な笑いに注目しビデを編集に意図して犯人であるかのように印象付けた。
そのことから展開は思わぬ方向へ進展し、彼女へのストーカー行為、謎の私生活盗撮へと発展した。
常に彼女を追い回す執拗な行為の影に潜んだものは以外であった。
自らの編集技術に溺れ報道の自由という武器を盾になりふり構わぬ態度に視聴者からの警告となればよい。
一般文学通算884作品目の感想。2014/09/11 22:00
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.36
(5pt)

あっと驚く結末

読み出しの初め頃はあまり面白くない感じだったが、後半に入り予期せぬ展開に魅かれていった。
思わぬ展開にどんどん引き込まれていく納得の1冊である。
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.35
(5pt)

あっと驚く結末

読み出しの初め頃はあまり面白くない感じだったが、後半に入り予期せぬ展開に魅かれていった。
思わぬ展開にどんどん引き込まれていく納得の1冊である。
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630
No.34
(4pt)

マスコミの犯罪

著名な脚本家の最初の小説。自らが席をおくテレビ業界での犯罪を描いている。一人の腕は立つが家族を捨てた孤独な
テレビ編集マンの女性がやがて何者かが仕掛けた罠にかかる。彼女はまんまとある官僚を犯罪の当事者かの如き編集で
彼を追い込んだだけでなく、彼を殺してしまう。それによってやがて彼女は自分の歩んできた道を振りかえざるを得なくなるのだ。
彼女を執拗に追いかけていたのはなんと自分の息子だった。プロットといい表現力といい非常に優れた作品だと思う。
野沢は数年前自殺お遂げたが、惜しい人材だと思わざるを得ない。
破線のマリス (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 破線のマリス (講談社文庫)より
4062649071
No.33
(4pt)

マスコミの犯罪

著名な脚本家の最初の小説。自らが席をおくテレビ業界での犯罪を描いている。一人の腕は立つが家族を捨てた孤独な
テレビ編集マンの女性がやがて何者かが仕掛けた罠にかかる。彼女はまんまとある官僚を犯罪の当事者かの如き編集で
彼を追い込んだだけでなく、彼を殺してしまう。それによってやがて彼女は自分の歩んできた道を振りかえざるを得なくなるのだ。
彼女を執拗に追いかけていたのはなんと自分の息子だった。プロットといい表現力といい非常に優れた作品だと思う。
野沢は数年前自殺お遂げたが、惜しい人材だと思わざるを得ない。
破線のマリス Amazon書評・レビュー: 破線のマリスより
4062088630