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去りなんいざ狂人の国を
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【この小説が収録されている参考書籍】
去りなんいざ狂人の国をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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導入部は非常に面白かったです。面白すぎて3時間ほどかけて一気に読みました。 しかし結果残ったのは壮絶な「なんだこれ」感でした。 冷め要素が発生したのはやはり犯人を追い詰める下りで、最初の頃は完全犯罪並に一切の 手がかりを残さなかった犯人達が、中盤から急に露骨すぎる手がかりを残しだすころです。 色々理屈をつけて正当化していましたが、序盤との急激な落差に違和感が拭えませんでした。 潜入一発目でマゾクラブに浅羽が登場したり、ジュヌビエーブがトントン拍子に見つかったり えらくご都合主義な所も非常に多い。(ここは先生の豪快さを楽しむべきかもしれませんが) 楽園についても、マシンガンの球だって何万発もあるわけではないだろうし 立て籠もる側は物資の補給はどうするのか…とか、人口60人の島の医療体制についても 非常に気になりました。また、女性陣はどんどん年を取っていくと思いますが 50、60、70になっても老人同士でイチャイチャしていくつもりなのか…等。 また、昭和のころの子供向け漫画では、話のスケールを大きくする際に やたら「アメリカ」という言葉が使われたものですが、 本作でも後半、「コンピューターにプログラミング」という単語が 何度も出てきます。「PCによる自動生成のプログラミングではなく 人間によるプログラミングだから緩さが出る」…という下りがありましたが 逆にそのブレのせいで住人が撃ち殺されたらどうするのでしょうか。 あと一回、「コンピューター」が「コソピューター」になっていました。 外国の方が電子書籍化したのかな? 総合的には先生の作品の中では相当の低ランクに落ち着いたと思います。 冒頭は非常に良かっただけに、そこからひたすら盛り下がっていく本作は 非常に恵まれない作品であったと言えるでしょう。 しかし、寿行ファンとしては楽しませていただいた謝辞を述べつつ 本作のレビューを終了したいと思います。ありがとうございました。 | ||||
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40年前に「滅びの笛」を皮切りに西村寿行にハマっていきました。 大好きで片っ端から読み漁りました。 本作も当時に読んだと思うのですが、内容は完全に忘れていました。 文庫で再装版が出たので、懐かしくて読みました。 結果は残念だったと言わざるを得ません。 もっと面白い作品が山ほどあるのに、再版されたのがなぜこの作品だったのでしょう⁉ 悪役のスケールの大きさに比べ、政府や警察組織の無能ぶりが白けさせます。 もっと丁々発止あってのハラハラドキドキだと思います。 西村寿行が大好きだっただけに、期待値が高すぎたのかも知れません。 | ||||
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