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最悪の評価:

3.97/5点 レビュー 187件。 A ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全276件 141〜160 8/14ページ
No.136
(5pt)

要領の悪い人

自分の要領の悪さゆえに「最悪・・・。」と言いたくなった経験をしたことある人なら、メインの3人のやるせなさが手に取るようにわかるのだと思います。 いたいけな小市民というか、自分より強者という意味での人間に囲まれて、なんとか生きている人たちの悲劇にはなりきらない、かといって喜劇でもない絶妙なトーンの物語。 面白いっ!
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.135
(5pt)

要領の悪い人

自分の要領の悪さゆえに「最悪・・・。」と言いたくなった経験をしたことある人なら、メインの3人のやるせなさが手に取るようにわかるのだと思います。 いたいけな小市民というか、自分より強者という意味での人間に囲まれて、なんとか生きている人たちの悲劇にはなりきらない、かといって喜劇でもない絶妙なトーンの物語。 面白いっ!
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.134
(4pt)

ジャンル不問のエンタテインメント小説

この作品は著者の第2作目にして、出世作となった作品です。
直木賞を受賞した「空中ブランコ」の精神科医伊良部シリーズとは
全く違った作風が楽しめる小説となっています。
町工場の「川谷鉄工所」を経営する40歳台後半の川谷信次郎。
大手都銀の「かもめ銀行」に勤める20歳台前半のOL、藤崎みどり。
チンピラ風情で、カツアゲとパチンコで生計を立てている
20歳台前半の若者、野村和也。
本書は、この3人の主人公の物語が並行して描かれていきます。
この作品の優れているところは、登場人物のリアルな描写にあります。
チンピラ風の野村和也は別として、
町工場の川谷信次郎も銀行員の藤崎みどりも、
等身大の一市民として描写されています。
そんな彼らにある不運が降りかかるのですが、
それに対応する彼らの行動も普通ならこうするな、
と思わせるようなもので、リアリティが感じられます。
ところが、なぜか事態は悪い方へ、悪い方へと転がっていき、
遂には「最悪」の状態になっていってしまう・・・。
この運命の皮肉の行方を知りたくて、
どんどんと読み進んでしまうこと請け合いです。
ただ、ちょっと残念だったのは、
後半でこの一見つながりのない3人の物語が
あるきっかけでクロスするのですが、
どうやって交わるのかが、何となく予測がついてしまったこと。
しかも、そこからの展開が非常に現実離れしたもので、
主人公たちの行動もそれまでとは打って変わり、
奇抜な行動を起こしてしまうのです。
小説としての面白さを求める以上は、
「現実からの遊離」は当然のことだと思いますが、
リアル感のある人物像と行動の積み重ねに
この物語の魅力を感じていたものですから、
後半のリアル感のなさが何だかしっくりきませんでした。
ジャンル不問の面白小説ということは認めますが、
後半の展開にうまく入り込めないところがあったため、
★4つといたしました。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.133
(4pt)

ジャンル不問のエンタテインメント小説

この作品は著者の第2作目にして、出世作となった作品です。
直木賞を受賞した「空中ブランコ」の精神科医伊良部シリーズとは
全く違った作風が楽しめる小説となっています。
町工場の「川谷鉄工所」を経営する40歳台後半の川谷信次郎。
大手都銀の「かもめ銀行」に勤める20歳台前半のOL、藤崎みどり。
チンピラ風情で、カツアゲとパチンコで生計を立てている
20歳台前半の若者、野村和也。
本書は、この3人の主人公の物語が並行して描かれていきます。
この作品の優れているところは、登場人物のリアルな描写にあります。
チンピラ風の野村和也は別として、
町工場の川谷信次郎も銀行員の藤崎みどりも、
等身大の一市民として描写されています。
そんな彼らにある不運が降りかかるのですが、
それに対応する彼らの行動も普通ならこうするな、
と思わせるようなもので、リアリティが感じられます。
ところが、なぜか事態は悪い方へ、悪い方へと転がっていき、
遂には「最悪」の状態になっていってしまう・・・。
この運命の皮肉の行方を知りたくて、
どんどんと読み進んでしまうこと請け合いです。
ただ、ちょっと残念だったのは、
後半でこの一見つながりのない3人の物語が
あるきっかけでクロスするのですが、
どうやって交わるのかが、何となく予測がついてしまったこと。
しかも、そこからの展開が非常に現実離れしたもので、
主人公たちの行動もそれまでとは打って変わり、
奇抜な行動を起こしてしまうのです。
小説としての面白さを求める以上は、
「現実からの遊離」は当然のことだと思いますが、
リアル感のある人物像と行動の積み重ねに
この物語の魅力を感じていたものですから、
後半のリアル感のなさが何だかしっくりきませんでした。
ジャンル不問の面白小説ということは認めますが、
後半の展開にうまく入り込めないところがあったため、
★4つといたしました。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.132
(5pt)

加速、加速

多くの群像劇とは違い、物語の終盤まで三人の生活はほとんど交わらない。
それが最後の最後に一気に交差する。
このときの興奮は忘れられません。
そして、それ以上にそれぞれの物語ひとつひとつが秀逸。
各々が複数の問題を抱えている。
それが怒涛のように襲ってくる。
もはや一種のパニック状態だ。
このような文章は興奮するが、長く続くと疲れる。
だが、この作品では絶妙のタイミングで視点が切り替わる。
そしてそこにはまた違った趣のパニックが待っている…。
だれることなく、疲れることもなく、趣向を変えつつ物語が加速する。
このスピード感がすごい。夢中になって読みました。
特に、川谷の章がすばらしい。
彼と一緒になって、もう今は勘弁してくれ!とパニックに陥りそうだった。
これぐらい感情移入してしまうほど、心理描写が見事。
解説にもありますが、これぞ小説の面白さといった感じです。
こんなにすごい小説は久しぶりに読みました。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.131
(5pt)

加速、加速

多くの群像劇とは違い、物語の終盤まで三人の生活はほとんど交わらない。
それが最後の最後に一気に交差する。
このときの興奮は忘れられません。
そして、それ以上にそれぞれの物語ひとつひとつが秀逸。
各々が複数の問題を抱えている。
それが怒涛のように襲ってくる。
もはや一種のパニック状態だ。
このような文章は興奮するが、長く続くと疲れる。
だが、この作品では絶妙のタイミングで視点が切り替わる。
そしてそこにはまた違った趣のパニックが待っている…。
だれることなく、疲れることもなく、趣向を変えつつ物語が加速する。
このスピード感がすごい。夢中になって読みました。
特に、川谷の章がすばらしい。
彼と一緒になって、もう今は勘弁してくれ!とパニックに陥りそうだった。
これぐらい感情移入してしまうほど、心理描写が見事。
解説にもありますが、これぞ小説の面白さといった感じです。
こんなにすごい小説は久しぶりに読みました。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.130
(4pt)

無理>最悪>邪魔。。。

奥田氏の三部作の個人的評価としては、本作品は「邪魔」より面白いですが「無理」には及ばず、というところ。
一見接点が無さそうな平凡な市民がひょんなことからドツボにはまっていき、最後はクロスオーバー、というのは
「無理」につながるストーリーですが、ラストがやや尻つぼみかな、という印象。
「アレ」をやらかしてからの電話での会話なんて、ネタばれもいいところで、誰が読んでもラストはわかる筈。
その点、驚天動地でひっくり返った「無理」に比べると、やや弱いのですが、終盤にかけてグイグイ引っ張る筆力は流石。
★4コはちょっと辛めですが、「無理」を読んだ後なので。。。これから読む方は「無理」は一番後回しにしたほうがよいかも。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.129
(4pt)

無理>最悪>邪魔。。。

奥田氏の三部作の個人的評価としては、本作品は「邪魔」より面白いですが「無理」には及ばず、というところ。
一見接点が無さそうな平凡な市民がひょんなことからドツボにはまっていき、最後はクロスオーバー、というのは
「無理」につながるストーリーですが、ラストがやや尻つぼみかな、という印象。
「アレ」をやらかしてからの電話での会話なんて、ネタばれもいいところで、誰が読んでもラストはわかる筈。
その点、驚天動地でひっくり返った「無理」に比べると、やや弱いのですが、終盤にかけてグイグイ引っ張る筆力は流石。
★4コはちょっと辛めですが、「無理」を読んだ後なので。。。これから読む方は「無理」は一番後回しにしたほうがよいかも。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.128
(5pt)

リアルな最悪さがおもしろい!

主人公と様々な人々の人生の交錯、各登場人物の個性がいっぱいで、まるでテンポの良い映画を見ているようなリアルさを感じました。
ついつい主人公に自己投影しちゃって辛くなる事もしばしば。
経営者の方が読んだら鬱になりそうw
でもそれだけ面白いです、これがきっかけで奥田ワールドにハマりました。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.127
(5pt)

リアルな最悪さがおもしろい!

主人公と様々な人々の人生の交錯、各登場人物の個性がいっぱいで、まるでテンポの良い映画を見ているようなリアルさを感じました。
ついつい主人公に自己投影しちゃって辛くなる事もしばしば。
経営者の方が読んだら鬱になりそうw
でもそれだけ面白いです、これがきっかけで奥田ワールドにハマりました。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.126
(4pt)

ページをめくるのが嫌になるくらい面白い

どれくらい面白いかというと、もう次のページをめくるのが嫌になるくらい話がどんどん最悪の方向に行くのだ。
でも読まないと次がわからないのだから読みたいのだが、読むと今よりもっと状況がとてつもなく悪くなるのが見えているのでどうしても読めない、出来たらこのまま途中で読むのをやめてしまったらどんなに楽だろう…とか思えてしまうくらい面白いのだ。
こつこつとまじめに小さな町工場で下請けの下請けの下請けのような仕事をしつつ、娘を大学に行かせるかどうか迷っている本当に小市民の社長。順調に行っていた仕事が、近所のマンションから「騒音問題」で住民運動を起こされる。それと平行して元受の担当者から、設備投資をしろと2000万もする機械を購入させられそうになり、結局断れずに銀行に融資を頼み乗り切ろうとするのだが…。
銀行に勤める女性は、毎日平凡に仕事をこなしていたが、ある会社の行事で酔った上司に強姦されかかり(未遂なのだが)、それを望んでもいない方向で解決しようとする色々な思惑を持った会社組織の派閥にもみくちゃにされる。家庭でも妹が高校を中退し家出をしてしまい、母親は病気がち。会社の親友の彼氏から食事に誘われホテルに行ってしまい…。
町のチンピラで恐喝とパチンコで何とか暮らしている20歳のばか者が、塗装工場からトルエンを盗みやくざに捌いてもらおうとして弱みを握られ、ある抗争に巻き込まれてしまう。お金を600万作らなければならず、仲間と事務所荒らしに入り、金庫を盗み出して橋の上から金庫を落としたら中から500万が出てきて、それをやくざに持っていこうとしていたら、その仲間が金を持ち逃げして自分はやくざに捕まり半殺しにされ、また一人で1000万作ってこなければならなくなる…。
この三人以外にもう一人重要な人物がいるのだが、それは置いといて、この3人がどんどんどんどん悪いほうに悪いほうに転がり落ちていくのだ。まさかこんな展開が…と思うのだが、普通の社会でも当然起こりえるようなことの日常の積み重ねなのでえらくリアル。
で、読むのが嫌になってしまうのです。これ以上落ちないでくれ〜という感じで。
この三人(と一人)がある事情で一緒に警察から追われる様な事になってしまい、最後はやくざにも見つかって追い込まれ…。
今までこんな面白い展開は読んだ事がない。宮部みゆきとはまた違ったタイプの小説家だ。
また別の本を読んで見たいと思う。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.125
(4pt)

ページをめくるのが嫌になるくらい面白い

どれくらい面白いかというと、もう次のページをめくるのが嫌になるくらい話がどんどん最悪の方向に行くのだ。
でも読まないと次がわからないのだから読みたいのだが、読むと今よりもっと状況がとてつもなく悪くなるのが見えているのでどうしても読めない、出来たらこのまま途中で読むのをやめてしまったらどんなに楽だろう…とか思えてしまうくらい面白いのだ。
こつこつとまじめに小さな町工場で下請けの下請けの下請けのような仕事をしつつ、娘を大学に行かせるかどうか迷っている本当に小市民の社長。順調に行っていた仕事が、近所のマンションから「騒音問題」で住民運動を起こされる。それと平行して元受の担当者から、設備投資をしろと2000万もする機械を購入させられそうになり、結局断れずに銀行に融資を頼み乗り切ろうとするのだが…。
銀行に勤める女性は、毎日平凡に仕事をこなしていたが、ある会社の行事で酔った上司に強姦されかかり(未遂なのだが)、それを望んでもいない方向で解決しようとする色々な思惑を持った会社組織の派閥にもみくちゃにされる。家庭でも妹が高校を中退し家出をしてしまい、母親は病気がち。会社の親友の彼氏から食事に誘われホテルに行ってしまい…。
町のチンピラで恐喝とパチンコで何とか暮らしている20歳のばか者が、塗装工場からトルエンを盗みやくざに捌いてもらおうとして弱みを握られ、ある抗争に巻き込まれてしまう。お金を600万作らなければならず、仲間と事務所荒らしに入り、金庫を盗み出して橋の上から金庫を落としたら中から500万が出てきて、それをやくざに持っていこうとしていたら、その仲間が金を持ち逃げして自分はやくざに捕まり半殺しにされ、また一人で1000万作ってこなければならなくなる…。
この三人以外にもう一人重要な人物がいるのだが、それは置いといて、この3人がどんどんどんどん悪いほうに悪いほうに転がり落ちていくのだ。まさかこんな展開が…と思うのだが、普通の社会でも当然起こりえるようなことの日常の積み重ねなのでえらくリアル。
で、読むのが嫌になってしまうのです。これ以上落ちないでくれ〜という感じで。
この三人(と一人)がある事情で一緒に警察から追われる様な事になってしまい、最後はやくざにも見つかって追い込まれ…。
今までこんな面白い展開は読んだ事がない。宮部みゆきとはまた違ったタイプの小説家だ。
また別の本を読んで見たいと思う。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.124
(4pt)

痛いほどリアル

オリジナルは1999年2月リリース。文庫化は2002年9月15日リリース。
奥田作品で毎回感心するのは人物描写が完璧だ、という点だ。ここに登場するまったく接点がない3人の日常生活の人物描写があまりにもリアルで、とてもフィクションとは思えないほどだ。これは奥田作品全部に共通した特徴と言える。まさに『痛いほどリアル』だ。
複数の登場人物を時間軸をずらしながら小説を創り上げるのを得意とする作家で思い浮かぶのは、ぼくの場合伊坂幸太郎だが、奥田秀朗の場合、伊坂のように時間軸をずらしてストーリーがねじれをもって進行するのではなく、3つの世界が同時に進行してるように感じられる。つまり、描いているモノのリアリティがそう感じさせているように思える。逆に言えばリアルな3人の末路は予想どおりで、若干残念な気がぼくはする。
そうは言ってもこのリアリティだけでも読者を惹き付ける魅力は十分だろう。読むのが辛くなるリアルさが悲しい。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.123
(4pt)

痛いほどリアル

オリジナルは1999年2月リリース。文庫化は2002年9月15日リリース。
奥田作品で毎回感心するのは人物描写が完璧だ、という点だ。ここに登場するまったく接点がない3人の日常生活の人物描写があまりにもリアルで、とてもフィクションとは思えないほどだ。これは奥田作品全部に共通した特徴と言える。まさに『痛いほどリアル』だ。
複数の登場人物を時間軸をずらしながら小説を創り上げるのを得意とする作家で思い浮かぶのは、ぼくの場合伊坂幸太郎だが、奥田秀朗の場合、伊坂のように時間軸をずらしてストーリーがねじれをもって進行するのではなく、3つの世界が同時に進行してるように感じられる。つまり、描いているモノのリアリティがそう感じさせているように思える。逆に言えばリアルな3人の末路は予想どおりで、若干残念な気がぼくはする。
そうは言ってもこのリアリティだけでも読者を惹き付ける魅力は十分だろう。読むのが辛くなるリアルさが悲しい。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.122
(5pt)

傑作人間ドラマ

なかなか分厚い頁量だったので、ゆっくり時間をかけて読もうと思っていたのですが、
どんどん加速度がついていき、気がつくとあっという間に読了してしまいました。
三人の主人公がそれぞれ徐々に人生の坂道を下っていくわけですが、まず何よりその
人物描写と心理描写の巧みさ。
特別肩肘張った語彙を乱発せず、的確にかつ軽快に彼等の生活や心理状態を描き出しており、
読み進めるほどに彼等の存在が具現化していく錯覚を覚えていきます。
最初はトゲが刺さったくらいの人生の道が、後半、怒濤のように急勾配の坂道を転げ落ちる様子。
特に三人が交錯してからのクライマックスは、気の毒を通り越して声を出して笑えるほどでした。
ありえないだろ!と思いつつも、いや、川谷さんならやりかねん、とか思いながら読んでいる自分がいました。
それまでの地味で暗い降下具合から一気にぶっ飛びます。
この緩急の付け方も絶妙。
終盤、ホロリとさせる場面もあったりと、どちらかというと人間ドラマに近い感じですね。
自分的にはとても楽しめましたが、殺人事件やミステリー、サスペンスなんかを期待して読んだ人は
もしかしたら物足りなさを感じるかもしれません。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.121
(5pt)

傑作人間ドラマ

なかなか分厚い頁量だったので、ゆっくり時間をかけて読もうと思っていたのですが、
どんどん加速度がついていき、気がつくとあっという間に読了してしまいました。
三人の主人公がそれぞれ徐々に人生の坂道を下っていくわけですが、まず何よりその
人物描写と心理描写の巧みさ。
特別肩肘張った語彙を乱発せず、的確にかつ軽快に彼等の生活や心理状態を描き出しており、
読み進めるほどに彼等の存在が具現化していく錯覚を覚えていきます。
最初はトゲが刺さったくらいの人生の道が、後半、怒濤のように急勾配の坂道を転げ落ちる様子。
特に三人が交錯してからのクライマックスは、気の毒を通り越して声を出して笑えるほどでした。
ありえないだろ!と思いつつも、いや、川谷さんならやりかねん、とか思いながら読んでいる自分がいました。
それまでの地味で暗い降下具合から一気にぶっ飛びます。
この緩急の付け方も絶妙。
終盤、ホロリとさせる場面もあったりと、どちらかというと人間ドラマに近い感じですね。
自分的にはとても楽しめましたが、殺人事件やミステリー、サスペンスなんかを期待して読んだ人は
もしかしたら物足りなさを感じるかもしれません。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.120
(4pt)

背筋が寒くなる。

奥田英朗と言えばイン・ザ・プールや空中ブランコのイメージだったので、本著も同様に大いに笑わせてもらえると思っていたので、川谷、みどり、和也、それぞれの最悪の状況のシリアスな描写に最初は若干戸惑いました。
ただ、窮地に陥った時の3人それぞれの言動や考え方のハチャメチャ振りは伊良部先生のキャラクターに通じるところがあり、別の意味で笑わせて貰いました。
根っからの悪人ではない3人が、ヒョンな切欠で堕ちていく様子はやけにリアリティがあり背筋が寒くなるほど上手く描かれています。
奥田英朗の底深さを感じさせる作品です。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.119
(4pt)

背筋が寒くなる。

奥田英朗と言えばイン・ザ・プールや空中ブランコのイメージだったので、本著も同様に大いに笑わせてもらえると思っていたので、川谷、みどり、和也、それぞれの最悪の状況のシリアスな描写に最初は若干戸惑いました。
ただ、窮地に陥った時の3人それぞれの言動や考え方のハチャメチャ振りは伊良部先生のキャラクターに通じるところがあり、別の意味で笑わせて貰いました。
根っからの悪人ではない3人が、ヒョンな切欠で堕ちていく様子はやけにリアリティがあり背筋が寒くなるほど上手く描かれています。
奥田英朗の底深さを感じさせる作品です。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.118
(5pt)

テンポがいい

 結構分厚い作品だけど続きが気になってあっという間に読めた。川谷、みどり、和也の三人が銀行で交錯してからの奇妙な関係がおもしろかった。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.117
(5pt)

テンポがいい

 結構分厚い作品だけど続きが気になってあっという間に読めた。川谷、みどり、和也の三人が銀行で交錯してからの奇妙な関係がおもしろかった。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342