最悪

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最悪の評価:

3.97/5点 レビュー 187件。 A ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全276件 201〜220 11/14ページ
No.76
(4pt)

落ちていく様が見事だ・・・

ここまで面白い不幸話というのも珍しい。ただの中小企業の社長、ただのプータロー、ただの銀行女性行員にその妹。
うまい話に乗ろうと次々に失敗。そしてどんどん落ちていき、その行き着く先は?
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.75
(4pt)

落ちていく様が見事だ・・・

ここまで面白い不幸話というのも珍しい。ただの中小企業の社長、ただのプータロー、ただの銀行女性行員にその妹。
うまい話に乗ろうと次々に失敗。そしてどんどん落ちていき、その行き着く先は?
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.74
(4pt)

三つの石ころ

三人の登場人物がそれぞれの物語を繰り広げていくという構成。終盤あたりから其の三本の糸が縺れはじめる・・・といった感じ。
危険の匂いが漂うこの「最悪」という本だけど、勢いで乗り切ったかなという感じは否めなかった。
個人的にはこの意味のない登場人物が多すぎる気がした。主人公たちの人間性を作り上げるためかも知れないけど、それにしてもなぁ…って感じでした。
でもラストや、登場人物の個性も気に入ったので星4つ。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.73
(4pt)

三つの石ころ

三人の登場人物がそれぞれの物語を繰り広げていくという構成。終盤あたりから其の三本の糸が縺れはじめる・・・といった感じ。
危険の匂いが漂うこの「最悪」という本だけど、勢いで乗り切ったかなという感じは否めなかった。
個人的にはこの意味のない登場人物が多すぎる気がした。主人公たちの人間性を作り上げるためかも知れないけど、それにしてもなぁ…って感じでした。
でもラストや、登場人物の個性も気に入ったので星4つ。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.72
(5pt)

加速のついた乗り物から降りるのは難しい

三本の坂道がある。はじめ勾配は緩やかだ。それが徐々にキツさを増していき、三本道が合流した時、物語はもう止めようがないスピードで展開する。その加速度で読ませる小説だと思う。
読み進めるほどに、ひたひたと迫る不幸の予感。何せタイトルが『最悪』である。些細な出来事、主人公三人の一挙一動にも不穏な影がちらつく。心臓に悪い小説は本来苦手。しかしもう嫌だと思いつつ、読むのをやめられない。加速度のついた乗り物から飛び降りるのは、乗り続けるより難しいのだ。ようやく、坂道の終着点を見届けた時、辛抱に耐えた甲斐があったと思った。
加速度を際立たせるのは、切迫感のある心理描写だ。鉄工所の社長、チンピラ、銀行員の女性の日常を、心のうちを、なぜここまで踏み込んでリアルに文章化できるのだろう。
いまさら『最悪』の感想でもないという気もしたが、伊良部モノや『マドンナ』などを読んだ流れで本書を再読。改めて作風の幅広さに感じ入り、レビューを書きたくなった。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.71
(5pt)

加速のついた乗り物から降りるのは難しい

三本の坂道がある。はじめ勾配は緩やかだ。それが徐々にキツさを増していき、三本道が合流した時、物語はもう止めようがないスピードで展開する。その加速度で読ませる小説だと思う。
読み進めるほどに、ひたひたと迫る不幸の予感。何せタイトルが『最悪』である。些細な出来事、主人公三人の一挙一動にも不穏な影がちらつく。心臓に悪い小説は本来苦手。しかしもう嫌だと思いつつ、読むのをやめられない。加速度のついた乗り物から飛び降りるのは、乗り続けるより難しいのだ。ようやく、坂道の終着点を見届けた時、辛抱に耐えた甲斐があったと思った。
加速度を際立たせるのは、切迫感のある心理描写だ。鉄工所の社長、チンピラ、銀行員の女性の日常を、心のうちを、なぜここまで踏み込んでリアルに文章化できるのだろう。
いまさら『最悪』の感想でもないという気もしたが、伊良部モノや『マドンナ』などを読んだ流れで本書を再読。改めて作風の幅広さに感じ入り、レビューを書きたくなった。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.70
(4pt)

太!

三人の群像劇だが、三人が交わるのが本当にラストら辺。
三人の群像劇だったせいかもしれんが、とにかく長い。
まあ、面白い事は面白いです。特に銀行強盗で鞄を渡すシーンなんかわ爆笑してしまった。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.69
(4pt)

太!

三人の群像劇だが、三人が交わるのが本当にラストら辺。
三人の群像劇だったせいかもしれんが、とにかく長い。
まあ、面白い事は面白いです。特に銀行強盗で鞄を渡すシーンなんかわ爆笑してしまった。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.68
(5pt)

小市民的共感

小さなつまずきから転がるように最悪へと落ちてゆく、と言うストーリーなのだが、そのつまずく小石のどれもに小市民の自分は「ある、ある、ある」とうなずいてしまう。そして、そんな落とし穴に落ちながら時にパニクリ、時に開き直り、わが身かわいさと自己嫌悪の間を行ったりきたりしている姿は、とても他人事に思えなかった。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.67
(5pt)

小市民的共感

小さなつまずきから転がるように最悪へと落ちてゆく、と言うストーリーなのだが、そのつまずく小石のどれもに小市民の自分は「ある、ある、ある」とうなずいてしまう。そして、そんな落とし穴に落ちながら時にパニクリ、時に開き直り、わが身かわいさと自己嫌悪の間を行ったりきたりしている姿は、とても他人事に思えなかった。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.66
(4pt)

最悪も永遠には続かないという話。

真面目な中年工場主・若い銀行窓口担当のOL・天涯孤独の二十歳のチンピラ、それぞれの「最悪」を、直木賞作家・奥田英朗が淡々とした筆致で描いていく。
ほんの些細なズレや歪から、ドンドン深みにはまって、負のスパイラルに陥っていく過程が怖い。
単純な感情移入とは少し違う感じで、読者は、3人の主人公と「息苦しさ」を共有し始めるが、この辺りを飽かさず読ませ切る奥田英朗はさすがだ。
後半3人の人生が交錯し始めてからは一転ジェットコースター状態で目まぐるしく話が展開する。こちらでは読者は、主人公達と「開き直りと後悔の感情の波」を共有する。
これを「犯罪小説」と呼ぶ人が多いが、果たしてそうか?
確かに犯罪が描かれているが、追い込まれた先に偶々犯罪行為があったというストーリーであり、基本的に純然たる人間ドラマだ。
同じ作者の、「インザプール」や「空中ブランコ」とはテイストが随分違う。しかし人間を見る目に、シニカルさと暖かさが混ざる点は、この作者の特徴が出ている。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.65
(4pt)

最悪も永遠には続かないという話。

真面目な中年工場主・若い銀行窓口担当のOL・天涯孤独の二十歳のチンピラ、それぞれの「最悪」を、直木賞作家・奥田英朗が淡々とした筆致で描いていく。
ほんの些細なズレや歪から、ドンドン深みにはまって、負のスパイラルに陥っていく過程が怖い。
単純な感情移入とは少し違う感じで、読者は、3人の主人公と「息苦しさ」を共有し始めるが、この辺りを飽かさず読ませ切る奥田英朗はさすがだ。
後半3人の人生が交錯し始めてからは一転ジェットコースター状態で目まぐるしく話が展開する。こちらでは読者は、主人公達と「開き直りと後悔の感情の波」を共有する。
これを「犯罪小説」と呼ぶ人が多いが、果たしてそうか?
確かに犯罪が描かれているが、追い込まれた先に偶々犯罪行為があったというストーリーであり、基本的に純然たる人間ドラマだ。
同じ作者の、「インザプール」や「空中ブランコ」とはテイストが随分違う。しかし人間を見る目に、シニカルさと暖かさが混ざる点は、この作者の特徴が出ている。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.64
(5pt)

じわじわとねちっこく「最悪」が連鎖する

それまでの人生において、全く関わりがなかった3人の日常が順番に語られていく。タイトルがある種の暗示になってしまい、登場人物の前に選択肢が立ち塞がるたびに「それは避けろ」とハラハラしながら声をかけたくなる。心理描写がとても丹念に綴られるので、これでもかと迫り来る「最悪」に対する心情にリアリティがあり、ぐいぐいと感情移入してしまう。彼らという点が線としてつながったとき、予想だにしなかった最悪な事態が訪れる。許容範囲を軽く越える最悪は底なし沼のようだ。あまりのパニックぶりに吹き出してしまった。筆者にとって「どこまで行けば最悪なのか?」。さらに最悪は拍車をかけて彼らを襲う。読み出したらとまらないミステリの傑作だと思う。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.63
(5pt)

じわじわとねちっこく「最悪」が連鎖する

それまでの人生において、全く関わりがなかった3人の日常が順番に語られていく。タイトルがある種の暗示になってしまい、登場人物の前に選択肢が立ち塞がるたびに「それは避けろ」とハラハラしながら声をかけたくなる。心理描写がとても丹念に綴られるので、これでもかと迫り来る「最悪」に対する心情にリアリティがあり、ぐいぐいと感情移入してしまう。彼らという点が線としてつながったとき、予想だにしなかった最悪な事態が訪れる。許容範囲を軽く越える最悪は底なし沼のようだ。あまりのパニックぶりに吹き出してしまった。筆者にとって「どこまで行けば最悪なのか?」。さらに最悪は拍車をかけて彼らを襲う。読み出したらとまらないミステリの傑作だと思う。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.62
(4pt)

長さを感じさせない巧さ

3人の小市民がはまっていくそれぞれの「最悪」。それが巡り合うとき、更なる
「最悪」に到達。どうしてこうなってしまったのか、避けようのない事故だった
のか、理不尽な人生から逃げ出すしかないところまで追い込まれます。
最悪の度合いでいけば、町工場経営者の川谷が一番でしょう。
一番リアリティがあり、身につまされようで、読んでいて辛い。あとの二人は
若干リアリティに欠けるかもしれませんが、こちらもかなりの最悪ぶり。
全体的に描写が丁寧、かつテンポも良いので感情移入が容易です。
長い話のわりには読了にさほどの時間を要しませんでした。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.61
(4pt)

長さを感じさせない巧さ

3人の小市民がはまっていくそれぞれの「最悪」。それが巡り合うとき、更なる
「最悪」に到達。どうしてこうなってしまったのか、避けようのない事故だった
のか、理不尽な人生から逃げ出すしかないところまで追い込まれます。
最悪の度合いでいけば、町工場経営者の川谷が一番でしょう。
一番リアリティがあり、身につまされようで、読んでいて辛い。あとの二人は
若干リアリティに欠けるかもしれませんが、こちらもかなりの最悪ぶり。
全体的に描写が丁寧、かつテンポも良いので感情移入が容易です。
長い話のわりには読了にさほどの時間を要しませんでした。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.60
(4pt)

初めての奥田英郎作品

初めて奥田氏の作品を読みました。登場人物が、普通の人たちで身近な環境を思わせるところが,良かった.三人のもつ、小さなネジが、少しずつずれて段々と深いネジ孔にはまり自分一人では,元に戻せなくなっていくあたりが,丁寧に書かれて読みやすかった。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.59
(4pt)

初めての奥田英郎作品

初めて奥田氏の作品を読みました。登場人物が、普通の人たちで身近な環境を思わせるところが,良かった.三人のもつ、小さなネジが、少しずつずれて段々と深いネジ孔にはまり自分一人では,元に戻せなくなっていくあたりが,丁寧に書かれて読みやすかった。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.58
(5pt)

奥田作品では最高傑作かも

本書は、全650ページ中最初の500ページぐらいで、3人の主人公が別々に最悪の状況に転落していく様子を描いている。川谷鉄工所社長、川谷信次郎は、近隣との騒音トラブルや設備投資の融資トラブルや従業員松村との関係や不況などに悩む。かもめ銀行北川崎支店の行員、藤崎みどりは、妹のめぐみ(おいおい事件に関係することになる)の問題や支店長にセクハラを受けたことに悩む。チンピラの野村和也は、トルエンをめぐって、大金を稼ぐ必要に迫られた。この3人が、いつしか偶然に出会うことになる。本書を読んで、いつこの3人が出会って事件がおきるのだろうかと言う気にさせた。話が進むにつれて、それぞれの人物同士がシンクロする部分も出てくる。事件がおきるまで、長いなあと思いながら、それぞれの人物で最悪な状況に転落していく。真綿で首を絞めるようにゆっくりと話がすすんでいく。やがて、かもめ銀行北川崎支店で3人が出会うことになる。同支店で、野村和也が銀行強盗を起こし、融資を断られむしゃむしゃしていた川谷信次郎が銀行強盗に幇助し、藤崎みどりが自分から人質になる。それから、逃亡することになる。最初は、野村和也は何でこいつらがいるのかがわからない様子だった。逃亡シーンなんかはもっとページを割いてもいいかなと思います。登場人物の人物描写・心情描写は鮮やかで、『空中ブランコ』とは違った味わいを見せてくれる。こういう重々しいサスペンス小説も書くことができるんだなと思いました。奥田作品の中では、最高傑作に入るでしょうね。今度は、同じサスペンス小説の『邪魔』でも読んでみます。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.57
(5pt)

奥田作品では最高傑作かも

本書は、全650ページ中最初の500ページぐらいで、3人の主人公が別々に最悪の状況に転落していく様子を描いている。川谷鉄工所社長、川谷信次郎は、近隣との騒音トラブルや設備投資の融資トラブルや従業員松村との関係や不況などに悩む。かもめ銀行北川崎支店の行員、藤崎みどりは、妹のめぐみ(おいおい事件に関係することになる)の問題や支店長にセクハラを受けたことに悩む。チンピラの野村和也は、トルエンをめぐって、大金を稼ぐ必要に迫られた。この3人が、いつしか偶然に出会うことになる。本書を読んで、いつこの3人が出会って事件がおきるのだろうかと言う気にさせた。話が進むにつれて、それぞれの人物同士がシンクロする部分も出てくる。事件がおきるまで、長いなあと思いながら、それぞれの人物で最悪な状況に転落していく。真綿で首を絞めるようにゆっくりと話がすすんでいく。やがて、かもめ銀行北川崎支店で3人が出会うことになる。同支店で、野村和也が銀行強盗を起こし、融資を断られむしゃむしゃしていた川谷信次郎が銀行強盗に幇助し、藤崎みどりが自分から人質になる。それから、逃亡することになる。最初は、野村和也は何でこいつらがいるのかがわからない様子だった。逃亡シーンなんかはもっとページを割いてもいいかなと思います。登場人物の人物描写・心情描写は鮮やかで、『空中ブランコ』とは違った味わいを見せてくれる。こういう重々しいサスペンス小説も書くことができるんだなと思いました。奥田作品の中では、最高傑作に入るでしょうね。今度は、同じサスペンス小説の『邪魔』でも読んでみます。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342