(短編集)

薔薇忌

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評判

薔薇忌の評価:

4.50/5点 レビュー 8件。 B ランク

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平均点4.50pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(4pt)

表看板は歌舞伎、裏のテーマは能という巧緻な技巧が光る幻想的短篇集

歌舞伎を中心とした"舞台"(及び舞台装置)を舞台として、"死者との対話"という「能」のエッセンスをテーマとして強く打ち出した幻想的短篇集。表題作の他、「褥鬼」、「紅地獄」、「桔梗合戦」、「化粧坂」、「化鳥」、「翡翠忌」の全7つの作品から構成される。

時制は現代で、主人公は浮世の情念に苦しむ、あるいは倦んでいるのだが、上述した"死者との対話"によって、それらの懊悩が倍化されて浮き上がる点が本作の見せ所。題材からして、日本的情念を扱っているのだが、「桔梗合戦」などはバリのバロンダンスをも想起させ、普遍的な人間の情念を扱う作者の手腕を味わえる。

個人的には、この「桔梗合戦」と、全体構成の巧みさで倒錯感を覚えた「化鳥」が特に印象に残った。表看板は歌舞伎、裏のテーマは能という如何にも作者らしい巧緻な技巧が光る短篇集だと思った。
薔薇忌 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 薔薇忌 (集英社文庫)より
408748100X
No.5
(4pt)

表看板は歌舞伎、裏のテーマは能という巧緻な技巧が光る幻想的短篇集

歌舞伎を中心とした"舞台"(及び舞台装置)を舞台として、"死者との対話"という「能」のエッセンスをテーマとして強く打ち出した幻想的短篇集。表題作の他、「褥鬼」、「紅地獄」、「桔梗合戦」、「化粧坂」、「化鳥」、「翡翠忌」の全7つの作品から構成される。

時制は現代で、主人公は浮世の情念に苦しむ、あるいは倦んでいるのだが、上述した"死者との対話"によって、それらの懊悩が倍化されて浮き上がる点が本作の見せ所。題材からして、日本的情念を扱っているのだが、「桔梗合戦」などはバリのバロンダンスをも想起させ、普遍的な人間の情念を扱う作者の手腕を味わえる。

個人的には、この「桔梗合戦」と、全体構成の巧みさで倒錯感を覚えた「化鳥」が特に印象に残った。表看板は歌舞伎、裏のテーマは能という如何にも作者らしい巧緻な技巧が光る短篇集だと思った。
薔薇忌 Amazon書評・レビュー: 薔薇忌より
4408531286
No.4
(4pt)

表看板は歌舞伎、裏のテーマは能という巧緻な技巧が光る幻想的短篇集

歌舞伎を中心とした"舞台"(及び舞台装置)を舞台として、"死者との対話"という「能」のエッセンスをテーマとして強く打ち出した幻想的短篇集。表題作の他、「褥鬼」、「紅地獄」、「桔梗合戦」、「化粧坂」、「化鳥」、「翡翠忌」の全7つの作品から構成される。

時制は現代で、主人公は浮世の情念に苦しむ、あるいは倦んでいるのだが、上述した"死者との対話"によって、それらの懊悩が倍化されて浮き上がる点が本作の見せ所。題材からして、日本的情念を扱っているのだが、「桔梗合戦」などはバリのバロンダンスをも想起させ、普遍的な人間の情念を扱う作者の手腕を味わえる。

個人的には、この「桔梗合戦」と、全体構成の巧みさで倒錯感を覚えた「化鳥」が特に印象に残った。表看板は歌舞伎、裏のテーマは能という如何にも作者らしい巧緻な技巧が光る短篇集だと思った。
薔薇忌 (実業之日本社文庫) Amazon書評・レビュー: 薔薇忌 (実業之日本社文庫)より
4408551759
No.3
(4pt)

舞台の裏側に潜む人の闇。

きっと薦められなければ絶対に買わなかったと思われる本。
でもタイトルが素敵に淫靡で手にとって見て「これはいい。」と思いました。
ちょっと前に読んだこともあって記憶が曖昧なのですが、
舞台芸術に纏わる短編が7つ収集されています。
表題作も印象深いのですが、僕は特に「化粧坂」のお話が好きでした。
なんていうか、
小学校中学年から高学年までの少年って、少女とは違う謎めいた色気を持っていると思うのです。
こんなことを書くと幼児趣味とか言われそうだけど本当にそう思う。
彼らはきっと無自覚なんだろうけど。
でもそのほうがいいと思うんだ。
もしも奴らが自分たちの魅力に気がついて、それを利用しようとしたら。
きっと化粧坂のようなことになるんでしょうね。
なんていうか。
綺麗な言葉遣いをする方だなあと思いました。
薔薇忌 Amazon書評・レビュー: 薔薇忌より
4408531286
No.2
(4pt)

舞台の裏側に潜む人の闇。

きっと薦められなければ絶対に買わなかったと思われる本。
でもタイトルが素敵に淫靡で手にとって見て「これはいい。」と思いました。
ちょっと前に読んだこともあって記憶が曖昧なのですが、
舞台芸術に纏わる短編が7つ収集されています。
表題作も印象深いのですが、僕は特に「化粧坂」のお話が好きでした。
なんていうか、
小学校中学年から高学年までの少年って、少女とは違う謎めいた色気を持っていると思うのです。
こんなことを書くと幼児趣味とか言われそうだけど本当にそう思う。
彼らはきっと無自覚なんだろうけど。
でもそのほうがいいと思うんだ。
もしも奴らが自分たちの魅力に気がついて、それを利用しようとしたら。
きっと化粧坂のようなことになるんでしょうね。
なんていうか。
綺麗な言葉遣いをする方だなあと思いました。
薔薇忌 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 薔薇忌 (集英社文庫)より
408748100X
No.1
(4pt)

舞台の裏側に潜む人の闇。

きっと薦められなければ絶対に買わなかったと思われる本。
でもタイトルが素敵に淫靡で手にとって見て「これはいい。」と思いました。
ちょっと前に読んだこともあって記憶が曖昧なのですが、
舞台芸術に纏わる短編が7つ収集されています。
表題作も印象深いのですが、僕は特に「化粧坂」のお話が好きでした。
なんていうか、
小学校中学年から高学年までの少年って、少女とは違う謎めいた色気を持っていると思うのです。
こんなことを書くと幼児趣味とか言われそうだけど本当にそう思う。
彼らはきっと無自覚なんだろうけど。
でもそのほうがいいと思うんだ。
もしも奴らが自分たちの魅力に気がついて、それを利用しようとしたら。
きっと化粧坂のようなことになるんでしょうね。
なんていうか。
綺麗な言葉遣いをする方だなあと思いました。
薔薇忌 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 薔薇忌 (集英社文庫)より
408748100X