深淵のガランス

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評判

深淵のガランスの評価:

3.92/5点 レビュー 13件。 B ランク

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平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(5pt)

手放しでお勧めの新シリーズ登場

 北森鴻さんの、佐月恭壱を主人公とした、美術修復師のシリーズ第一弾。
 ビアバーの「香菜里屋」を営む工藤氏を主人公としたシリーズ、冬狐堂という骨董屋を営む宇佐見陶子の「狐罠」のシリーズ、民俗学者の那智と三国を主人公にした民俗学探偵のシリーズなど、北森鴻にはいくつかのミステリシリーズがありますが、そのどれよりも格好良くて気障な台詞が似合うシリーズが誕生しました。
 彼の他の作品でも、裏京都シリーズや福岡のシリーズなど男が主人公のものはいくつかありましたが、今回の主人公ほどかっこよくてクールな男はいませんでした。普段は、花師として色々な店の花を活けているものの、紹介があればいかなる絵画の修復も可能な天才的な修復師という設定と、喋り方や周囲の登場人物などどれをとってもきまっています。主人公の美術に対する信仰に近いほどの思い込みも接し方も、美術ファンとしては二重にたまりません。
 文庫ですし、是非是非ご一読を。
 手放しでお勧めです。
深淵のガランス Amazon書評・レビュー: 深淵のガランスより
4163247203
No.4
(5pt)

手放しでお勧めの新シリーズ登場

 北森鴻さんの、佐月恭壱を主人公とした、美術修復師のシリーズ第一弾。
 ビアバーの「香菜里屋」を営む工藤氏を主人公としたシリーズ、冬狐堂という骨董屋を営む宇佐見陶子の「狐罠」のシリーズ、民俗学者の那智と三国を主人公にした民俗学探偵のシリーズなど、北森鴻にはいくつかのミステリシリーズがありますが、そのどれよりも格好良くて気障な台詞が似合うシリーズが誕生しました。
 彼の他の作品でも、裏京都シリーズや福岡のシリーズなど男が主人公のものはいくつかありましたが、今回の主人公ほどかっこよくてクールな男はいませんでした。普段は、花師として色々な店の花を活けているものの、紹介があればいかなる絵画の修復も可能な天才的な修復師という設定と、喋り方や周囲の登場人物などどれをとってもきまっています。主人公の美術に対する信仰に近いほどの思い込みも接し方も、美術ファンとしては二重にたまりません。
 文庫ですし、是非是非ご一読を。
 手放しでお勧めです。
深淵のガランス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 深淵のガランス (文春文庫)より
416775357X
No.3
(4pt)

本物の意味

絵画において本物とはオリジナルというわけではないのだろう。古い作品は修復しなければ観賞すらすることが出来なくなる。修復することでオリジナルであり続けることになる。そんな絵画の運命を軸に描かれた作品だけれども、頭の中にイメージが広がりきらなかった。自分に知識が不足していることを痛感した。
でも作家なら、そういう読者も意識して作り込んで欲しいとも思う。
深淵のガランス Amazon書評・レビュー: 深淵のガランスより
4163247203
No.2
(5pt)

あの人はあの人だな〜!

これは私の憶測に過ぎないけど・・・
電話の女性は、冬狐堂さんで、「封印されるべき記憶は・・・」を言った「知り合い」さんはきっと那智だな〜。
本当に、人物相関図を書いていただきたい!
ついでに、これが冬狐堂も出ているとすれば、「狐闇」(これの表バージョン?が、那智のシリーズであるように)と同じように、冬狐堂サイドからの視点で書かれた作品もでてくるはず!
・・・と思っていますが、実はどんでん返しがでてきたりして?
深淵のガランス Amazon書評・レビュー: 深淵のガランスより
4163247203
No.1
(4pt)

美術の闇世界を歩く、絵画修復師の物語。

北森鴻氏の、骨董・美術系の流れの、絵画修復師の物語。
天才的な技を持った絵画の修復師が巻き込まれていく、美術品にまつわる物語。個々の美術品がもつ人間の物語と、繰り広げられていく美の技に、思わず引き込まれます。
物語の中に漂うのは、美をめぐる人間というもののほのぐらい影。美と、富と…。芸術を生むのは人間で、生ませるのも人間で。そしてそこに巣くう魑魅魍魎もまた、人間であって。
修復は、原作者以上の腕が無ければ出来ないという、そんな修復者の技。そして、作者と同様の心を持ってこそ為し得る修復。
そんな修復者が生み出す作品は、真作なのか贋作なのか。果たして贋作者によって創られた新しい作品は、未発見の真作と区別がつかなくなってしまうのか。
或いは、贋作者は、贋作が贋作と見分けられる様にその印を作品に刻むのか。
真贋を見極める目を持つということは、真贋を偽る能力もあるということであって。
…物語を支える、その「美の技」の世界も、非常に面白く、読み応えがありました。
世に現れない、美術品や絵画、遺跡など、実は数多存在するのだろうか、などと夢想しつつ。
1枚の絵の分割とか、実際にそんなことが行われたりしている世界があるのでしょうか。絵の下のもう一枚の絵、などは聞きますが。
そして、物語を彩る登場人物達もまた、なんとも魅力的で。
続編を、是非是非読みたいです。…北村氏には、あれもこれも続編を書いて貰いたい…。
深淵のガランス Amazon書評・レビュー: 深淵のガランスより
4163247203