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夢おくり



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夢おくりの評価: 3.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

目の付け所がうまい

誇り
夢おくり
寒紅
五月雨
夜の秋

便り屋日々堂「ちりんちりんの町飛脚」の女主「お葉」は、
気っ風の良さと芸の確かさが売りの元辰巳芸者。
夫甚三郎と惚れあって結婚したが、
わずか半年で甚三郎は他界し、なさぬ仲の清太郎と
便り屋日々堂をもりたてていくことになった。
しかし、女所帯につけ込もうとする輩がいたり、
お葉の昔の同輩の動向が気になったり、
清太郎のお師匠さんを助けたり。

粋で鯔背で心根の優しいお葉は、
これからも数々の難題を乗り越えていくのだろう。

短編集だけど、それぞれが独立した話ではなく、
すべてが繋がっている。
また、便り屋=町飛脚という
時代劇では時折見かけるけれども、
その詳細が語られることは少ない江戸の職業の面白さも
しっかりと伝わってきて、
それが事件のきっかけだったり、解決の糸口だったり。
これからも様々に活躍してくれるのだろうと思うと
「うまいっ」と唸らずにはいられない。

これからももっと読み続けたい物語である。
夢おくり―便り屋お葉日月抄 (祥伝社文庫 い 18-1 便り屋お葉日月抄)Amazon書評・レビュー:夢おくり―便り屋お葉日月抄 (祥伝社文庫 い 18-1 便り屋お葉日月抄)より
4396335393

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