美作の風
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美作地方出身者にプレゼントしたが 『さらっとしか地域の事ご描かれていなく感情移入できなかった、作者はまともに取材していないんじゃ無いか?』との意見、地域名を頭に入れず タダの小説として読んだ方が良いのかもね? | ||||
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今井さんの作品は、読むたびに心が洗われる思いがします。特に子供たちの会話は、何度も読み返しては味わっています。 今の日本は逆淘汰社会、つまり衆愚連がのさばる社会ですが、今井さんの作品における子供たちの会話は、私には何服かの清涼剤となり、心身をリフレッシュしています。感謝しています。 | ||||
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出身地が岡山県美作の国ということで手に取ったこの本。 内容以前に、地名のルビの誤りや(例 八束:やつづか→正解は八束 久世山方:くぜやまかた→正解はくせやまかた) 事実と明らかに異なる記述(湯原湖を源流とする旭川は→正解は、塩釜の冷泉 湯原湖はダム湖で第二次大戦後にできた) 等の誤りが気になって、もったいない思いがしました。 小説だからかまわないのかもしれませんが、そこには山中一揆で命を落とした人たちがいます。 うちのご先祖様もその一人かもしれません。 時代小説を書く人には十分な下調べをしてほしいと思いました。 | ||||
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岡山県北の美作の地で享保年間に起きた山中一揆が小説になるなんて思ってもみませんでした。うれしい!! 地元に住んでいる者からすると、自分たちの地域で江戸時代にこれほど大きな一揆がおきながらも、あまり知られていないのは、残念に思っていました。一揆といえば、首謀者がせいぜい一人とか数人の処罰で終わると何かの本に書いてあったように思います。それがこんなに、51人もの人が処刑された。命をかけて立ち上がった人々の様子をこのような形で、小説になり、昔の人の偉大さを感じます。 主人公生瀬圭吾は役人として登場するので、一揆をおこした者たちからは敵ということになる。しかし、作者は強訴に立ち上がった農民たちの様子を生き生きと描いている。 今も湯原では義民として顕彰されている。 多くの人に読んでもらって、山中一揆(さんちゅういっき)というすごい一揆があったのだということを知ってもらいたいものです。 | ||||
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「美作の風」読みました。 小説ではなく、一編の映画を見たあとのようなリアルな感覚が、今も私の中に残っています。 何か映像的なものを感じました。 特にラストの、圭吾が美作を再び訪れるシーンは、あざやかに私の心に残りました。 この作品は映画化される前に、すでに読者を映像の世界に誘っているようです。 物語の全体については、激しいカタストロフィと静かなパッションに満ちていますが、それにもかかわらず、 何かなつかしいイタリア映画のような詩情を感じるのです。 それにしてもこの国は、いつまでも変わらない国ですね。 100年以上前の農民一揆から、40年程前の連合赤軍事件まで、 常に権力者に反逆する者は容赦なく抹殺される運命にありました。 貧しい普通の国民の手に、権力を奪回する日は永遠に訪れないのでしょうか。 ついぐちっぽくなりましたが、何かやるせない気がしてなりません。 これは贅沢な願いかもしれませんが、何かもう少し貧しい農民や市民にとっての、未来への希望を強調するような 内容があればと思いました。 つい個人的な、勝手なことを書き連ねてしまいましたが、テーマとしては非常に面白く、 内容的にも破綻のない、刺激的な力作だと思います。 ぬるま湯に浸ったような、この国の文学界に、これからも刺激とパッションを与えてくださるよう、著者のいっそうのご活躍を期待します。 | ||||
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