儚月
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2003年の笹沢左保賞(第10回九州さが大衆文学賞大賞)を受賞した『小日向源伍の終らない夏』に、表題作等書下ろしの4編を加えた短編集。 『小日向源伍~』は、算術は得意だが武芸の方はさっぱりな下級武士を主人公にした、雇用制度の法律が整備された現代よりはるかに厳しい時代のサラリーマン小説といった趣の作品だ。この作品は厳しい藩財政を背景にした社会性を持っていて、他の書下ろし4作とは多少感じが違う。 まあ、『愚かもん』は滝沢馬琴の妻お百を主役にした、歴史的事実に即した話ということでは他の作品と違うと言える。この作品についてだけは、巻末に馬琴についての参考文献が5冊挙げられているが、『南総里見八犬伝』の作者の性格の描き方も興味深かった。表題作にも佐久間象山の名前は出て来るが、こちらは単に設定段階という程度。『捨てた女』『あの橋を渡って』もあわせ、家族関係などの人間味を味わわせてくれる。 | ||||
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