失われた貌

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評判

失われた貌の評価:

3.54/5点 レビュー 89件。 C ランク

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平均点3.54pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 1〜20 1/3ページ
No.49
(5pt)

大きなどんでん返し

顔を潰され、手首を切り取られた死体遺棄事件から始まるいろんな人を巻き込んだ話の展開に飽きることなく一気呵成に読み終えました。
最近読んだミステリー本の中では非常に面白い部類に入るもので、一読されることをお勧めします。
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4103564113
No.48
(5pt)

新品同様です。

7月1日の日に受け取りました。 何の問題もありません。 ありがとうございました。
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4103564113
No.47
(5pt)

お勧め

面白い。文体も良かった。
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4103564113
No.46
(4pt)

良かったです

他の人のレビューを見て、どうしようかなと思ったのですが、気になって購入しました。始めから中頃まで、地味な捜査が続くのでどうかな?みたいなレビューがありましたが、その地味な捜査過程が私には面白かったです。トリック?というか結果もよかったです。特に強引な結論とも私は思わなかったです。
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4103564113
No.45
(5pt)

評判通りのベストミステリー

読む前の評判が高くてなかなか購入しなかった作品だったがミステリー対象にふさわしいないようでした。
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4103564113
No.44
(4pt)

なかなか良かった

衝撃的な事件から端を発し、無関係に思えた複数の事件が次第に収束していく構成が見事。ドライなタッチの文体も個人的には好みで、最後まで楽しんで読むことが出来ました。

ただ、複数の事件とそれぞれの犯人・被害者の人間関係がややこしく、その割に人間描写やドラマ面が淡泊で、キャラの区別が付きにくい。特に女性描写がみんな似ている印象。
なので、これから読む方は、簡単にメモを取りながら読むと、混乱を多少避けられるかも知れません。
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4103564113
No.43
(5pt)

ハードボイルドの味わい

同じ著者の虫をテーマにしたシリーズと、ずいぶん作風が違ったので、最初やや鼻白んだ。地味な警察小説を思わせる書き出しだったので、やや退屈を覚悟したのだが、登場人物たちのキャラ立ちや、ウイットやアイロニーに富んだ会話など、小説としての細部にまで神経が注がれているの気づかされると、ズルズルと物語に引き込まれていた。最近はご無沙汰していたのだが、以前読んだロス・マクドナルドやマイケル・Z・リューインなどの作品が想起され、本格ものや警察小説というより、ハードボイルド系の味わいを感じた。奇抜なトリックやジェットコースター的なサスペンスなどはないが、何気ない言葉や行為にひそむ矛盾や錯誤に光があたった瞬間、事件の様相が二転三転と豹変してゆくストーリーは、じっくり作り込まれた伏線やロジックの緻密さをみせて、間然とするところがない。苦い哀切がにじむラストも、読み手の胸に余韻を残さずにいない秀作である。
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4103564113
No.42
(5pt)

顔が叩きつぶされ、両腕とも手首から先が切断されて発見された遺体の謎

顔が叩きつぶされ、人相の判断ができない状態の、加えて、両腕とも手首から先が切断されて欠損している下着姿の遺体が発見されました。

『失われた貌(かお)』(櫻田智也著、新潮社)では、この事件の真相を、41歳のJ県警媛上警察署捜査係長・日野雪彦と、その部下の29歳の巡査部長・入江文乃が突き止める過程が丹念に描かれていきます。

「どうしてこんなことになったのか、順を追って話しているのに、自分でもときどきわからなくなった」と、日野が述懐するように、次々と現れる謎が新たな謎を呼び、そして、どんでん返し、どんでん返し、また、どんでん返しと、息つく暇もなく、明瞭な全体像を理解する前に、最終ページに達してしまいました。

「『満たされてばかりの人生はないし、ただ失うだけの人生もない』」。この台詞、私もどこかで使わせてもらおうと思っています。

「手のなかのコーヒーは夜のように暗く、この部屋の気怠い空気に似て生温かった」。この一節は、ウィリアム・アイリッシュの『幻の女』の冒頭部分、「夜は若く、彼も若かった。が、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった」を想起させます。

「被害者や、加害者や、その家族や、家族になろうとした者が抱える悲しみや苦しみを、刑事が背負うことはできない。その人々のかわりに傷つくこともない。できるのは事実を調べ、突きつけ、事件に関わった人たちを、そこに向き合わせることだけだった。そうして向き合った先にこそ小さな光があるのだと、信じることだけだった」。巻末のこの言葉を言いたくて、櫻田智也はこの作品を書いたのではないでしょうか。
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4103564113
No.41
(4pt)

まあまあ面白かった。

真新しさは感じなかった。そう思う人は結構いると思う。
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4103564113
No.40
(4pt)

こういう私立探偵風味のクライム・ノベルも書けるんですね。著者の別シリーズとは雰囲気がまるで違ってて、びっくりしました。

ラスト50頁くらいからかな。それまでは錯綜して見えにくかった話が繋がって、複数の点が一本の線になって収束するみたいなね。そんなスリリングな面白さを感じて、ドキドキしました。

このミステリの肝となる大技については、確かにかなりのもんだったと思います。ただ、この企みに通じるミステリとして、ちょっと前にあれこれ堪能させられた東野圭吾作品の一冊が脳裏に浮かんだんですよね。その分、驚きが減ってしまったのは残念。もちろん、作品として全く同じに料理しているわけはないんだけど、真相の核となるところですね、そこがかなり近いかなと。そんな印象を持ちました。

まあ、好みの問題と言ってしまえばそれまでなんだけど、著者の作品では、私は〈虫オタ探偵・エリ沢泉〉(エリの字が出なくて申し訳ありません)シリーズのほうが好きです。
四冊続けて読んだ著者の作品のマイ・ベストは、『六色の蛹(さなぎ)』です。
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4103564113
No.39
(5pt)

どんどん面白くなる

冒頭は一見ありがちな刑事ものの殺人事件として始まり、登場人物が徐々に増えていくなかで、この物語がどう展開していくのかと思っていると、終盤にはページをめくる手が止められないほど強く引き込まれました。しかも、本作の魅力は単なる“どんでん返し”では終わりません。点だった出来事が少しずつ線になり、やがて過去と現在、人と人との関係まで立ち上がってくる構成が見事です。読後には驚きだけでなく、ほろ苦さや切なさも残ります。伏線回収の巧さを楽しみたい人にも、物語としての深みを求める人にもすすめたい一冊です。
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4103564113
No.38
(5pt)

論理の美しさが際立つ

連続殺人と、別のできごとのような住民トラブルや他の殺人事件まで、できごとのひとつひとつがパズルのよにカチリカチリとはまっていく展開はミステリ脳にはたまりません。そして10年前の死体が実はあの人!みたいなオチの大トリックも見事でした。
惜しいのはミステリーとしては重厚さが足りない気がすること。主人公の性格がそういう設定だから?
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4103564113
No.37
(5pt)

中年にはこの作品がおすすめでした

本屋大賞ノミネート作から、こちらと「探偵小石は恋しない」を買って読みました。
わたしは40代なのですが、探偵小石のほうは、ちょっと、若者っぽい思考というか、言葉の表現も自分とは違和感があって、素直に読み進めることができませんでした。若い方には、すごく読みやすいんだとおもいます。
逆に、失われた貌は、主人公が同年代ということや、キャラクター描写、そして展開が素晴らしいこともあり、どんどんページをめくることができました。
もし、どれを買おうか迷われている中年のかたがいらっしゃいましたら、こちらを読んでみてください。
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4103564113
No.36
(4pt)

深い人間ドラマ

1つの事件から1人の失踪事件へと繋がっていく。過去の未解決事件が掘り返されていき…。登場人物が多く、中盤までは相関図が必要なくらい入り乱れていた。それがラスト、枠の中にパーツが一つ一つピタリとハマっていった時の爽快感に似た感情が広がった。綿密なドラマでした。
日野、入江、羽幌、それぞれのキャラ立ちがいいのでスピンオフがあっても面白そう。
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No.35
(5pt)

人間の内面に切り込むミステリーを読みたい人におすすめの一冊です

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4103564113
No.34
(5pt)

この小説は、「愛」の物語である

この小説の構造は、ハードボイルド風味のミステリー小説です。
けれども、全体をとおして流れているのは「恋愛」であり、「恋」が生み出す理不尽
とも思える思考と行動です。

三分の一まで読み進めたところで、キーマンである女性の小学4年生になる息子の
詩が出てきます。

 あの人たち反省してないね といった
 しかたないね 恋ってそういうものなのよ とお母さんは笑った

といったものです。何でこの詩が出てくるのだろうと思いましたが、ここに歌われて
いることが、この物語のすべてを端的に表していると、後々わかります。

主人公と、同期の警察官は、事件の収束のために、別のアプローチを取ろうとします。
一方は ”護ることで救おう” とし、他方は ”壊すことで救おう” とします。
正反対に見えても、判断の境目は紙一重であり、両者ともが、性(さが)に抗えない
人間への慈しみが滲み出ています。

ハードボイルドのスパイスが効いているのは、バーのマスターと交わす月を道具にした
会話です。”満たされてばかりの人生はないし、ただ失うだけの人生もない”。

この小説の事件に関わる登場人物は、満たされた人生を送ってきたとは思えないけれ
ども、彼らの生活にはいくばくかの幸せがあったのでしょう。

親子、夫婦、友、恋心を抱く相手、愛人、生まれてきた子と生まれてこなかった子。

この小説で描かれているは、「愛」の物語でした。
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4103564113
No.33
(4pt)

伏線回収

あらゆる挫折から始まる私たちの人生を私たちは生きるしかない・・・ヤスパース「哲学入門」を彷彿とさせる。
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4103564113
No.32
(5pt)

安心して読める。

ミステリーの本流。味わい深い。
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4103564113
No.31
(4pt)

淡々と…最後に少しの驚き

物語が淡々と進んでいく感じでしたが、登場人物がなかなか記憶に残らず、入り込めない場面もありました。最後に少しの驚きがあり、最終的には楽しめました!
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4103564113
No.30
(4pt)

「ハードボイルド」として読むと面白いのではないか

【鑑賞のきっかけ】
2025年中の優れたミステリを選出する定評のあるミステリランキングで、三冠という宣伝で興味を持ち、読んでみることとしました。

【率直な感想】
<宣伝文句とは違う印象でした>
本書の宣伝文句から察すると、本格ミステリを想像してしまいます。
まず、第一に、最初の殺人事件が、「顔のない死体」で、これは本格ミステリでよく取り上げられる題材であること。
第二に、「周到に張られた伏線」「最後に裏返る真実」といった説明から、何らかのトリックが仕掛けられており、どんでん返しがあると想像してしまうことです。
でも、実際に読んでみると、本作品は、「本格ミステリ」の範疇に入るものではないことが分かります。

<ハードボイルドとして読むとよいのでは>
それでは、本作品は、どんなジャンルのミステリなのだろう?
そう考えていった時、ある書評で、ロス・マクドナルドの作風に近いと書かれていたのを見て、なるほど、と思いました。
「ハードボイルド」と捉えるとしっくりします。
私は、ロス・マクドナルドより、もっと時系列的に新しいものとして、マイケル・コナリーの「ハリー・ボッシュ」シリーズを想起しました。
ハリー・ボッシュは、ロサンゼルス市警察の刑事。
彼は、自分の人生と向き合いながら、懸命に捜査をしていきます。扱う事件の背後には、複雑な状況が控えていて、いわゆるトリックのようなものはないですが、意外な真相が幾重にも重なって明らかになっていきます。

<ハールボイルドとしての展開>
本作品の主人公、日野雪彦も刑事であり、捜査過程で、彼の心情の動きが繊細に描かれ、人生と向き合いながらの展開です。
また、殺人事件は複数発生し、背後には複雑で意外な真相が何層にも重なって控えています。
三人称ではあるものの、終始、日野雪彦が視点人物となっていて、読者は、日野に感情移入しながら読むことができます。
また、明かされる真相は、どんでん返しのような強烈なものではないですが、複雑に絡み合った糸がほぐれていくという、伏線回収の面白さを味わうことは十分に出来るので、ミステリとしての満足度は高いのではないでしょうか。

【全体評価】
当初は、本格ミステリと思っていたので、戸惑いがありましたが、「ハードボイルド」として評価していくと、かなり高品質な作品と分かり、読後感はとても爽快です。
失われた貌 Amazon書評・レビュー: 失われた貌より
4103564113