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避難所
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避難所の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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東日本大震災の中で女性がどう生きてどうふるまったのか。 小説でありながらリアリティある作品で避難所でどう女が扱われていたのか、それは避難所だからではなく実はその前からあったことで、それに耐えて自分を大事にしていなかったこと気づき、自分の力で立ち上がっていこうとする女3人の話。 耐えて家族を立てることが女性の尊さではなくて、自分を守り自分よりも弱いものを守れる強さを持つことが必要なのだと教えてくれる。 困難な状況のなかで口先ばかりで要求ばかりする強いものに従うのではなく、自分を大切にすべきでそのために何を選択して、何を切り捨てていくのか、何を捨ててはいけないのか。 厳しい状況だからこそ立ち向かわなくてはならない。 登場する3人の女性のその後も知りたいと思わせてくれる作品。 | ||||
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すばらしいです。超おすすめ。 | ||||
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被災地のことに、限らないのでしょうが、ニュース報道には、偏りがあることを知っていなければならないし、どのチャンネルも、同じような報道ばかりであることも、いかがなものかと、思うに至りました | ||||
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この本の根底に流れるのは著者の東北民と男性への憎しみ(レビューに書いてあって笑ってしまった。その通り!) 登場する有能な女性はとことん有能。 その極端さが物語をしっかり浮き出し、最後までしっかり読ませてくれます。 もう少し読たかったな。 感情移入してしまい、3人の女性と2人の息子の未来を考えしまうなぁ。 どうか、幸せでありますように、 | ||||
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大好きな垣谷美雨さんの作品。「避難所」はすごくいいと聞いていたので、最後に残しておきました。 前半は、東日本大震災に被災する場面。実際にその場面にいたのではないかと思うような筆致でした。 中半から後半にかけて、避難所での生活。この避難所では、自分が権力を振りたいような人が自主的にリーダーになり、嫌な思いをするけれど、みんな目立つのが嫌で従ってしまう。そのうち諦めが支配する。 でも、それを変えていくのが、そこで辛い思いをしている普通のおばさん達です。 今の日本で本当にそうなのかと、思いましたが、女は男の言うことに従うべし、ということもこの地方では当たり前。 人の噂になるから、嫌なことも我慢しないといけないということも、今の日本なのか?と思いました。 でも、主となる3人の女性は、男尊女卑、勝手に遊びに大切なお金を使ってしまう亭主をもつ福子、母子家庭で悪い噂を流される渚、夫が震災でなくなり乳飲み子もいるのに、美人で若いから舅や義兄に狙われる遠乃。 3人の友情や、女としての自立することに目覚めていく姿が書かれています。 普通の女が、柔らかくしたたかに自立していくのを書かせたら一番の作者だと思います。 | ||||
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大好きな垣谷美雨さんの作品。「避難所」はすごくいいと聞いていたので、最後に残しておきました。 前半は、東日本大震災に被災する場面。実際にその場面にいたのではないかと思うような筆致でした。 中半から後半にかけて、避難所での生活。この避難所では、自分が権力を振りたいような人が自主的にリーダーになり、嫌な思いをするけれど、みんな目立つのが嫌で従ってしまう。そのうち諦めが支配する。 でも、それを変えていくのが、そこで辛い思いをしている普通のおばさん達です。 今の日本で本当にそうなのかと、思いましたが、女は男の言うことに従うべし、ということもこの地方では当たり前。 人の噂になるから、嫌なことも我慢しないといけないということも、今の日本なのか?と思いました。 でも、主となる3人の女性は、男尊女卑、勝手に遊びに大切なお金を使ってしまう亭主をもつ福子、母子家庭で悪い噂を流される渚、夫が震災でなくなり乳飲み子もいるのに、美人で若いから舅や義兄に狙われる遠乃。 3人の友情や、女としての自立することに目覚めていく姿が書かれています。 普通の女が、柔らかくしたたかに自立していくのを書かせたら一番の作者だと思います。 | ||||
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津波に飲み込まれていく感じや、避難所でのあり得ない状況。今まで表に出なかった部分や、知らなかった部分が小説なのにドキュメンタリーのように伝わってきました。3.11以降色々な震災の本を読んでましたが、ここにきて忘れかけていたけれど、垣谷美雨さんの他の本も読みたくて手を取って読み、震災の悲惨さを再認識しました。私は読んで良かったと感じました。 | ||||
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地方はみんな窮屈とは思いませんが,昔からそうだった,皆そうしている,和を乱すな,というのが最優先される場所ってコワい。地方とは限りません。当時の「絆」の大合唱には違和感があった。たしかに柵と絆は表裏一体。垣谷さんが昭和の嫌な男を描くと笑えるほどリアル。いる。こういう人,いる。そして,そういうもんだと思って耐えてきた善良なおばあさん,おばさんが結局,助長させている。そういうもんだと思いこまされていた環境から,全力キックで出てくるのは勇気がいるのだろうな。逃げるが勝ちって時もある。東京でめでたしめでたしというより,主人公たちの,自分では何の切り札だとも思っていなかった能力が,たまたま評価される場所が東京だった,とも読めるのでは。東京特有のしんどさもちょっとだけど描かれているし。「百十三坪?」に受けました。あるある。 | ||||
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避難所という名の地獄。店頭でページをパラパラめくり、被災、避難した方のニーズが少しでもわかるのではと期待して買いました。災害はないほうが良いですが、小説や作家というフィルターを通して、言いにくいことを伝えてもらったら、この国の対応力や質が上がっていくかもしれません。行政からのお金が世帯主にしか渡らない問題、片付け等の男仕事は報酬が出るのに朝から晩まで無償で調理役をする女性達の話は、災害以外でも起きていることであり、リアルで考えさせられました。 | ||||
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3・11の地震について、忘れるつもりはないけれど、大きな被害に遭わずに済んだ者は、 そのとき得られた以上の情報を与えられることも、あまりない。 この小説で、避難所生活の辛さ−そうかもしれないと思うだけだった−を改めて知り、 辛さ故に明らかになった人間の本音の描写に感服し、そしてまた、辛さを乗り越える こともできる女性の強さをありがたいと思った。 | ||||
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東北の避難所において、顕著になった閉鎖的な男尊女卑の日本独特の文化。救いようのない状況から結局女性がつよく独立していく。問題提起は十分されている。すばらしい。最後の終わり方が安直すぎるという人もいるみたいだけど、主人公の彼女がひとりで解決できる問題じゃないと思う。問題提起をしたというところで、一歩を踏み出しているとおもう。とりあえず希望のある展開であることがいい。 | ||||
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避難所の現実、この本を読まなければ避難所の事など全く知らなかったし、知ろうともしなかったです。災害が起こるたびにこの本の内容を思い出し、関心を持ってニュースを聞いています。 | ||||
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垣谷さんの作品を読むのはこれで7~8冊目です。 東日本大震災での避難所が話の舞台で、 3人の被災した女性を取り巻く人間模様が描かれています。 東京生まれ・東京育ちの私にとっては、東北の昔ながらの 男性主導の価値観は衝撃的でした。(男尊女卑とも言いますでしょうか) この人・この価値観ありえない…!と何度も思いました。 その中で強く生き抜く女性達。 現実にはありえない設定(七十歳死亡法案~~、結婚相手は抽選で、リセット、後悔病棟など)の著作も面白かったのですが こちらも夢中で読みました。 よく取材されて書かれていると感じました。 ニュースでは伝わらない被災された方のよりリアルな心情が表現されていると思います。 東北の復興はまだまだ途上です。現地に行くとそう感じます。 ぜひ読んでほしい作品です。 | ||||
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311を題材にした小説を初めて読みました。避難所というタイトルが表す通り、地震や津波の被害の凄さより、生き延びた人達の避難所での生活を通した人間模様を描いた非常に興味深い作品です。ノンフィクションでしょうが、リアリティがあるように感じました。 | ||||
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ここにあるコメントは小説のネタばらしばかりで、買う前に絶対に、絶対に読まない方がいいと思います。なんでコメントする人は他人に配慮できないんですかね。小説自体とてもいいのですが、途中でコメントを読んでしまったことを後悔しています。 | ||||
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垣谷美雨さんの作品を読んで思うこと 「男」に対する憎しみ(笑) 憎しみとまでは言わないけど たぶん同年代ならわかる 男が男であるだけで偉かった時代 今なら考えられないくらいに 男は男なだけで偉かったんだよねぇ・・・昭和はね その昭和をまだまだ引きずっている東北の片田舎 昭和や田舎をやたらと神聖視する人たち というか、神聖視する男たちに 是非に読んでほしい 女は進化してます 逆境に対応できるのも女です そこんとこちゃんと考えないと 熟年離婚される人これからどんどん増えていくと思うなぁ | ||||
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三人の年代の異なる女性を描いているが、三人の女性に共通していたのは、自立を必要としている女たち。 大震災をきっかけに、これまで見ないようにしていた問題が避けて通れなくなってくる。 数年間も繰り返してきた日常生活の営みが続くのであれば、目を背けていた問題が、大震災の経験は三人の本心を押し殺せなくさせてゆく。 逃げ場を失ってゆく三人が気がかりで、ラストまで一気に読んでしまった。 | ||||
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東日本大震災から時間が経ちましたが、当時の様子がありありと伝わってきました。 避難所によって雰囲気が違うこと、仮設住宅の様子もよくわかり、 胸がふさがれるような場面もありました。 ニュースや映像、インタビューだけではない、小説ならではの伝え方があると実感します。 女が男に意見を言えない、年長者に若者が意見を言いづらい、 そんな空気がまだあるのか、と信じられない思いもします。 避難所で出会った3人の女性が一緒に東京で再出発する終わり方、 ご都合主義という面もありますが、小説なので希望の感じられる 終わり方でよかったと思います。 | ||||
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避難所と言う特殊な環境に置かれた人間の様々な考え方や感性が交錯する様が心にスーッと入って来ました!自分が避難所に暮らす事になったらと考えさせられました。とても面白かったです(^^) | ||||
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東日本大震災にみまわれた東北のどこかが舞台となった作品。 乳飲み子を抱えて愛する夫を亡くした美貌の遠乃、甲斐性なしの夫にうんざりした日々を過ごしていた50代の福子、福子に助けられた小学生の昌也と途中で再会を果たす昌也の母渚。3人の女性が描かれています。 福子がてっきり死んだと思っていた夫と再会し、愕然とするさまがとてもリアルでした。 熟年離婚する夫婦なら共感できる心理だと思いました。 | ||||
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