死のチェックメイト
評判
死のチェックメイトの評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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死のチェックメイトの評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
灯火管制が敷かれている第二次大戦下の霧の濃いロンドンで、ある夜影で守銭奴と囁かれていた老人が銃殺される。その時、隣家のアトリエには画家とモデル、チェスに熱中する二人の計四人の男と、入口との間の台所に画家の姉がいた。直ちにスコットランドヤードのマクドナルド警部が捜査に乗り出し、現場で逮捕された被害者の甥や偶然立ち寄り逮捕を執行した特別警察官ら複数の容疑者の取調べを始める。
探偵役のマクドナルド警部は、全く派手さはありませんが例え相手が警察官と言えども優遇する事なく公正に疑いの目を向け、あらゆる可能性を考慮し瑣末な事実をも見落とさない最高に有能な人物です。それから安易な結論に走らず、自分が納得する答が出るまで徹底的に手掛かりを追う忍耐強く粘り強い性格が身上です。本書の要は人間心理の盲点を突いた巧緻な錯覚トリックですので、先入観を完全に捨てて謎解きパズルに取り組まれる事を忠告致します。欲を言えば、犯罪動機が単純でありふれている点、男女のロマンスが一方通行に終わっている点等やや不満は残りますが、ミステリーとしての出来栄えは素晴らしく完全に満足出来ます。けれど深く考え直すと、著者は戦時中という暗い時代背景を考慮して切実な動機を描き、ハッピーエンドを避けて物語に翳りを帯びさせようと意図されたのかも知れないなとも思います。