本にだって雄と雌があります

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評判

本にだって雄と雌がありますの評価:

3.92/5点 レビュー 25件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 21〜40 2/3ページ
No.30
(3pt)

帯買いしました

帯見て買っちゃいました。
余韻も感動もひと並みもふた並みもとは、行きませんでしたが、
時間つぶしにはとても良い本だと感じました。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.29
(3pt)

帯買いしました

帯見て買っちゃいました。
余韻も感動もひと並みもふた並みもとは、行きませんでしたが、
時間つぶしにはとても良い本だと感じました。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.28
(5pt)

何だかとてもうれしくなる本

「蔵書はどうして増えるのか?」

「それは本がつがうから」

こういうの好きだな……

作中に漂う時代の雰囲気も好きだ。旧制教育のニオイが伝わってきます。
ラディナヘラ幻想図書館にも行ってみたくなりました。

G.マルケス『百年の孤独』のマコンド村から地続きで行けそうな気がします。

この作品はもっともっと有名になっていいと思う。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.27
(5pt)

何だかとてもうれしくなる本

「蔵書はどうして増えるのか?」

「それは本がつがうから」

こういうの好きだな……

作中に漂う時代の雰囲気も好きだ。旧制教育のニオイが伝わってきます。
ラディナヘラ幻想図書館にも行ってみたくなりました。

G.マルケス『百年の孤独』のマコンド村から地続きで行けそうな気がします。

この作品はもっともっと有名になっていいと思う。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.26
(5pt)

入り組んだ時系列が物語に深みを与える

夫婦の愛の物語であり,家族を思う物語であり,書物や知識・生への欲望の物語であり,
一人の男の与太話であり,ファンタジであり,SFであり,もういろいろ何でもありの一冊.

一ページ目の一行目からタイトルの一文が現れ,直後にその意味は語られるのですが,
そちらの話はそこそこに,一人の男を巡るバカげた日常といくつもの下ネタが展開され,
何度も笑わされはするものの,飛び飛びの時系列もあり,序盤は掴み所に戸惑いがちです.

ただ,中盤を過ぎるころから軸が見え始め,『楽しい』が『面白い』に変わるのを感じ,
入り組んだ時系列が物語に深みを与えるとともに,書物と老夫婦の愛を描いたファンタジ,
さらには,「ん?」と事の起こりを考えさせられるSFチックな幕引きと余韻が後を引きます.

先の通り,クセのある作風ということで,決して多くに好まれるタイプではありませんが,
森見登美彦さんや東川篤哉さんらがお好きであれば,まず楽しめるのではないかと思います.
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.25
(5pt)

入り組んだ時系列が物語に深みを与える

夫婦の愛の物語であり,家族を思う物語であり,書物や知識・生への欲望の物語であり,
一人の男の与太話であり,ファンタジであり,SFであり,もういろいろ何でもありの一冊.

一ページ目の一行目からタイトルの一文が現れ,直後にその意味は語られるのですが,
そちらの話はそこそこに,一人の男を巡るバカげた日常といくつもの下ネタが展開され,
何度も笑わされはするものの,飛び飛びの時系列もあり,序盤は掴み所に戸惑いがちです.

ただ,中盤を過ぎるころから軸が見え始め,『楽しい』が『面白い』に変わるのを感じ,
入り組んだ時系列が物語に深みを与えるとともに,書物と老夫婦の愛を描いたファンタジ,
さらには,「ん?」と事の起こりを考えさせられるSFチックな幕引きと余韻が後を引きます.

先の通り,クセのある作風ということで,決して多くに好まれるタイプではありませんが,
森見登美彦さんや東川篤哉さんらがお好きであれば,まず楽しめるのではないかと思います.
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.24
(1pt)

読めなかった。

あくまでも個人的な印象です。文章の流れが今一つ理解できずわかりづらかったので読み進めることが困難でした。読んだ範囲においてタイトルほど内容はキャッチーではありませんでした。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.23
(1pt)

読めなかった。

あくまでも個人的な印象です。文章の流れが今一つ理解できずわかりづらかったので読み進めることが困難でした。読んだ範囲においてタイトルほど内容はキャッチーではありませんでした。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.22
(5pt)

文体も世界観もいい

最初はこのふざけた文体についていけるのか不安だったけど、こういう親子三代ものとか自分は大好きなので、好きになりました。文章も達者で本をよく知っている人が書いたのだなあと思いながら読みました。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.21
(5pt)

文体も世界観もいい

最初はこのふざけた文体についていけるのか不安だったけど、こういう親子三代ものとか自分は大好きなので、好きになりました。文章も達者で本をよく知っている人が書いたのだなあと思いながら読みました。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.20
(2pt)

「本が交尾する」というモチーフが不完全燃焼でもったいない

評価が高いので気になっていたのに国外にいるために読めなかったたのが、Kindleで利用可能になったことで読むことが出来るようになりました。いわば国境を超えて私の手許まで飛んできてくれたわけです。電子書籍サマサマです。

本が夜中につがい、あらたな本が生まれる。興味を掻き立てられるモチーフです。挟み込まれる小ネタもわかりやすく、バカバカしく、おかしくて楽しいものです。前半は盛り上がりに欠けるものの、後半のドラマティックな展開は一気に読ませます。

しかし、率直に言えば、そんなドラマティックな展開などどうでもよくなるぐらいのポテンシャルが「本が交尾する」というモチーフにはあるはずでした。
それが不完全燃焼のまま、家族の因縁のストーリーになってしまっているのはとてももったいない。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.19
(2pt)

「本が交尾する」というモチーフが不完全燃焼でもったいない

評価が高いので気になっていたのに国外にいるために読めなかったたのが、Kindleで利用可能になったことで読むことが出来るようになりました。いわば国境を超えて私の手許まで飛んできてくれたわけです。電子書籍サマサマです。

本が夜中につがい、あらたな本が生まれる。興味を掻き立てられるモチーフです。挟み込まれる小ネタもわかりやすく、バカバカしく、おかしくて楽しいものです。前半は盛り上がりに欠けるものの、後半のドラマティックな展開は一気に読ませます。

しかし、率直に言えば、そんなドラマティックな展開などどうでもよくなるぐらいのポテンシャルが「本が交尾する」というモチーフにはあるはずでした。
それが不完全燃焼のまま、家族の因縁のストーリーになってしまっているのはとてももったいない。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.18
(4pt)

心と時間にゆとり、文学史と駄洒落と漫才と冗談が好きなら大丈夫

とにかく一気に読もうにも話の展開があちらこちらに飛ぶので、付いて行くのに体力がいる。(知的体力・読書力)
1ヶ月以上掛かって行きつ戻りつしながら何とか概ね読了。

本文そのものも文学史的な知識が邪魔をして話の本筋から横道に逸れるし、
読み手としてもあれこれ思い巡らしてしまうので、ある意味物凄く読み込みにくい展開。
駄洒落や言葉遊びが好きな人には良いのだろうが、
冗長で独りよがりな独壇場に巻き込まれる読書が苦手な人には向かない。

人名、場所、エピソード、歴史的な背景、タイプスリップとファンタジー、本にまつわる逸話とゴシップ、
戦争や航空機墜落事故も交えて恋愛と友情、家族愛を描く。とにもかくにも盛り沢山。
社会現象も三面記事も何でも文字なら読んでしまおう、家族の歴史も過去も未来も、
文字の交わる所、奇書の生まれる所、今ここ! という勢いはある。
読み通せば、それなりにほろりとさせられる場面も多々。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.17
(4pt)

心と時間にゆとり、文学史と駄洒落と漫才と冗談が好きなら大丈夫

とにかく一気に読もうにも話の展開があちらこちらに飛ぶので、付いて行くのに体力がいる。(知的体力・読書力)
1ヶ月以上掛かって行きつ戻りつしながら何とか概ね読了。

本文そのものも文学史的な知識が邪魔をして話の本筋から横道に逸れるし、
読み手としてもあれこれ思い巡らしてしまうので、ある意味物凄く読み込みにくい展開。
駄洒落や言葉遊びが好きな人には良いのだろうが、
冗長で独りよがりな独壇場に巻き込まれる読書が苦手な人には向かない。

人名、場所、エピソード、歴史的な背景、タイプスリップとファンタジー、本にまつわる逸話とゴシップ、
戦争や航空機墜落事故も交えて恋愛と友情、家族愛を描く。とにもかくにも盛り沢山。
社会現象も三面記事も何でも文字なら読んでしまおう、家族の歴史も過去も未来も、
文字の交わる所、奇書の生まれる所、今ここ! という勢いはある。
読み通せば、それなりにほろりとさせられる場面も多々。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.16
(5pt)

夜な夜な、本が愛し合い、新しい本が生まれていた

てやんでえ、すっとこどっこい、駄洒落や軽口が分からねえ奴は引っこんでろい!――と言わんばかりの『本にだって雄と雌があります』(小田雅久仁著、新潮社)は、戯作の匂いがぷんぷんする。井上ひさしが『手鎖心中』を引っ提げて登場した時に雰囲気が似通っているのだ。

大阪の広大な敷地を有する旧家の書庫では、夜な夜な、隣り合った本同士がコトコトカタカタと合体して、新しい本が生まれる。それらの「幻書」と呼ばれる本たちは、鳥のようにバタバタ羽ばたいて外へ飛んでいこうとするので、まじないを込めた蔵書印を押した上で、紐で縛ると、幾分大人しくなる。

これは、今は亡き祖父・深井與次郎の蔵書にまつわる秘密を知ってしまった「私」が、祖父を初めとする一族の面々と、祖父の幻書蒐集のライヴァル・鶴山釈苦利(しゃっくり)の波瀾に富んだ驚くべき歴史を、一人息子に伝えるために書き綴った手記である。

「しかし問題は與次郎の書物蒐集癖である。苦しい言い訳を重ねながらせっせと蔵書を肥やす與次郎であったが、生涯に亘ってしつこいぐらいに繰りかえした一等お気に入りの言い訳があった。それが、書物がナニして子供をこしらえる、というやつで、深井家においては、あの言い訳は與次郎のすかしっ屁のように当たり前に漂っていたから、誰も吸いこまずにはおれなかったものだ」。

「実際、書物には明白に相性というものがある。どれとどれが、と鼻の利かぬ人間に言いあてられるものでもないが、その相性のいい好きあった惚れあった二冊の本を偶然にでも書架に並べ置いたが百年目、確かに子供をこしらえたとでも言いあらわさねばすまない現象が起きる。その一連の進みゆきを與次郎は『本が騒ぐ』と言い、『子ォを産んだ』と言っていた」。

「與次郎曰く、『おい、ひろぼん(私のこと)。本いうんはな、読めば読むほど知らんことが増えていくんや。どいつもこいつもおのれの脳味噌を肥えさそう思て知識を喰らうんやろうけど、ほんまは書物のほうが人間の脳味噌を喰らうんや。いや、脳味噌だけやないで。魂ごと喰らうんや。せやから言うてな、わしみたいにここまで来てまうと、もう読むのをやめるわけにいかん。マグロと一緒や。ひろぼん、知ってるか。マグロは泳ぐんやめたらな、息できんようなって死んでまうんやでェ』というわけで、結局、與次郎は書物と喰いつ喰われつの果てしない格闘を生涯に亘って継続することを選択した」。

「(君のお母さんと文通を始めた頃のことだが)本棚を見ればその人が分かる、というような言葉を聞いたことがあるが、それが事実だとすれば、どんな本が好きだ、こんな本が好きだ、などと小出しに打ち明けあうのはまさに精神のチラリズムであり、心の服を一枚一枚剥いでゆくようなイメージが浮かんでしまうのだ」。

「・・・などと口から出まかせの見解を缶ビール三本分のほろ酔い機嫌で君のお母さんのお耳に入れたところ、『普通に普通に読め読め、阿呆阿呆』などと身もふたも底も取っ手もないことを言われてしまった。・・・ちなみにお母さんの毒舌はただの毒舌ではなく、れっきとした商売道具なのであり、おそらくは君もすでに知るとおり、お母さんは筆先より毒汁滴る書きっぷりであまねく知れわたる気鋭の書評家なのだ。しかしそんなお母さんが荒んだ胸中を吐露するところによると、歯に衣着せぬにもほどがあると煙たがられるその書評の実体とは、歯に衣着せた上に婆シャツも着せてジャージも着せてちゃんちゃんこも着せて十二単も着せて宇宙服も着せてさらにガンダムのコクピットに押しこんだぐらいに本来の毒の希釈せられたものであるらしい」。

與次郎や釈苦利の域には遠く及ばないにしても、本好きの私にとっては、これらの書物に取り憑かれた人々の物語は決して他人事とは思えないのだ。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.15
(5pt)

夜な夜な、本が愛し合い、新しい本が生まれていた

てやんでえ、すっとこどっこい、駄洒落や軽口が分からねえ奴は引っこんでろい!――と言わんばかりの『本にだって雄と雌があります』(小田雅久仁著、新潮社)は、戯作の匂いがぷんぷんする。井上ひさしが『手鎖心中』を引っ提げて登場した時に雰囲気が似通っているのだ。

大阪の広大な敷地を有する旧家の書庫では、夜な夜な、隣り合った本同士がコトコトカタカタと合体して、新しい本が生まれる。それらの「幻書」と呼ばれる本たちは、鳥のようにバタバタ羽ばたいて外へ飛んでいこうとするので、まじないを込めた蔵書印を押した上で、紐で縛ると、幾分大人しくなる。

これは、今は亡き祖父・深井與次郎の蔵書にまつわる秘密を知ってしまった「私」が、祖父を初めとする一族の面々と、祖父の幻書蒐集のライヴァル・鶴山釈苦利(しゃっくり)の波瀾に富んだ驚くべき歴史を、一人息子に伝えるために書き綴った手記である。

「しかし問題は與次郎の書物蒐集癖である。苦しい言い訳を重ねながらせっせと蔵書を肥やす與次郎であったが、生涯に亘ってしつこいぐらいに繰りかえした一等お気に入りの言い訳があった。それが、書物がナニして子供をこしらえる、というやつで、深井家においては、あの言い訳は與次郎のすかしっ屁のように当たり前に漂っていたから、誰も吸いこまずにはおれなかったものだ」。

「実際、書物には明白に相性というものがある。どれとどれが、と鼻の利かぬ人間に言いあてられるものでもないが、その相性のいい好きあった惚れあった二冊の本を偶然にでも書架に並べ置いたが百年目、確かに子供をこしらえたとでも言いあらわさねばすまない現象が起きる。その一連の進みゆきを與次郎は『本が騒ぐ』と言い、『子ォを産んだ』と言っていた」。

「與次郎曰く、『おい、ひろぼん(私のこと)。本いうんはな、読めば読むほど知らんことが増えていくんや。どいつもこいつもおのれの脳味噌を肥えさそう思て知識を喰らうんやろうけど、ほんまは書物のほうが人間の脳味噌を喰らうんや。いや、脳味噌だけやないで。魂ごと喰らうんや。せやから言うてな、わしみたいにここまで来てまうと、もう読むのをやめるわけにいかん。マグロと一緒や。ひろぼん、知ってるか。マグロは泳ぐんやめたらな、息できんようなって死んでまうんやでェ』というわけで、結局、與次郎は書物と喰いつ喰われつの果てしない格闘を生涯に亘って継続することを選択した」。

「(君のお母さんと文通を始めた頃のことだが)本棚を見ればその人が分かる、というような言葉を聞いたことがあるが、それが事実だとすれば、どんな本が好きだ、こんな本が好きだ、などと小出しに打ち明けあうのはまさに精神のチラリズムであり、心の服を一枚一枚剥いでゆくようなイメージが浮かんでしまうのだ」。

「・・・などと口から出まかせの見解を缶ビール三本分のほろ酔い機嫌で君のお母さんのお耳に入れたところ、『普通に普通に読め読め、阿呆阿呆』などと身もふたも底も取っ手もないことを言われてしまった。・・・ちなみにお母さんの毒舌はただの毒舌ではなく、れっきとした商売道具なのであり、おそらくは君もすでに知るとおり、お母さんは筆先より毒汁滴る書きっぷりであまねく知れわたる気鋭の書評家なのだ。しかしそんなお母さんが荒んだ胸中を吐露するところによると、歯に衣着せぬにもほどがあると煙たがられるその書評の実体とは、歯に衣着せた上に婆シャツも着せてジャージも着せてちゃんちゃんこも着せて十二単も着せて宇宙服も着せてさらにガンダムのコクピットに押しこんだぐらいに本来の毒の希釈せられたものであるらしい」。

與次郎や釈苦利の域には遠く及ばないにしても、本好きの私にとっては、これらの書物に取り憑かれた人々の物語は決して他人事とは思えないのだ。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.14
(5pt)

お気に入りの一冊

とてもコミカルでテンポが良いです。 思わずクスッと笑ってしまう台詞が多く、 ありそうで現実には絶対ない世界観が好きです。 本がお好きな方はぜひ読んでみてください。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.13
(5pt)

お気に入りの一冊

とてもコミカルでテンポが良いです。 思わずクスッと笑ってしまう台詞が多く、 ありそうで現実には絶対ない世界観が好きです。 本がお好きな方はぜひ読んでみてください。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226
No.12
(5pt)

豊饒、幸福、愉悦

これはすげえや。

冒頭から中盤にかけては、まっすぐ前に進まない物語のからみつきっぷりとなごやかな情景や描写の連続
になんとなく小生は乗り切れなかったが、ラバウルに向かう直前からは一気にヒートアップ。恋愛的なカタルシス
と家族モノの大団円が、まさにマジックリアリズムとしか呼びようがないパオーンな幻想の夜をまたいでいっきに
結実する。するとそれまで大阪弁のおっちゃんの駄弁りをなんとなく聞き流すように読んでいた細部が、いっきに
欠かせない部品としてストーリーにがちがちとはまっていくのだ。「やっぱりな!」と唸れなかった自分を恥じる、
冒頭からもっと作者を信用して読書の愉悦にずぶずぶとはまっていけばよかった。

そうでなくてもこの作者の比喩のセンスは、現役若手作家の中でも随一ではないだろうか
(まだ二作しか出ていないが、それでもそう顕彰したくなるようなずばぬけたものがある)
そこにきて、文体がひたすら大阪的にボケようボケよう、すかそうすかそう、なんだったらだまくらかして煙に巻こう
とする。ひたすら表情が豊かなので、ポジティブな幸福感にずっと包まれていられるのだ。

個人的にはこれこそ本屋大賞ではなかったのかと思う。調べてみたらノミネートもされてない!
これは稀有な作品。次はどんなものを書くのか。
この作者、ひたすら先が楽しみである。
本にだって雄と雌があります (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌があります (新潮文庫)より
4101200211
No.11
(5pt)

豊饒、幸福、愉悦

これはすげえや。

冒頭から中盤にかけては、まっすぐ前に進まない物語のからみつきっぷりとなごやかな情景や描写の連続
になんとなく小生は乗り切れなかったが、ラバウルに向かう直前からは一気にヒートアップ。恋愛的なカタルシス
と家族モノの大団円が、まさにマジックリアリズムとしか呼びようがないパオーンな幻想の夜をまたいでいっきに
結実する。するとそれまで大阪弁のおっちゃんの駄弁りをなんとなく聞き流すように読んでいた細部が、いっきに
欠かせない部品としてストーリーにがちがちとはまっていくのだ。「やっぱりな!」と唸れなかった自分を恥じる、
冒頭からもっと作者を信用して読書の愉悦にずぶずぶとはまっていけばよかった。

そうでなくてもこの作者の比喩のセンスは、現役若手作家の中でも随一ではないだろうか
(まだ二作しか出ていないが、それでもそう顕彰したくなるようなずばぬけたものがある)
そこにきて、文体がひたすら大阪的にボケようボケよう、すかそうすかそう、なんだったらだまくらかして煙に巻こう
とする。ひたすら表情が豊かなので、ポジティブな幸福感にずっと包まれていられるのだ。

個人的にはこれこそ本屋大賞ではなかったのかと思う。調べてみたらノミネートもされてない!
これは稀有な作品。次はどんなものを書くのか。
この作者、ひたすら先が楽しみである。
本にだって雄と雌があります Amazon書評・レビュー: 本にだって雄と雌がありますより
4103197226