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龍神の子どもたち
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龍神の子どもたちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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古い言い伝えのある二つの山。その麓にある集落に古くから続く祭りの場面から始まり、集落の子供達と、隣り合う新興住宅地の子供達が様々な経験をする一年間の物語です。 古臭い集落を笑われて気落ちしながらも、周囲に合わせて日々を過ごす主人公の家は、集落をまとめ、祭りを取り仕切る家。中学一年のクラスは二つのグループが事あるごとに対立し、バラバラになって行くが、夏休みの初めに行われた林間学校での過酷な体験が皆を変える、という話。登場するのは現代っ子なので、「田舎の子」と「都会の子」の確執や交流も「いかにもありそう」で、テンポ良くサクサク読めます。 古い言い伝えの残る地域が、乱開発で現代的に変わって行くが、自然の猛威の中で子供達が言い伝えによって救われるというストーリーは近年の自然災害に通じる物で、古い物にも意味がある、という趣旨も感じます。でも、結末は結構ほろ苦くて、単なるハッピーエンドでは済まされない、大人の都合に振り回される子供達の姿も含めて現代日本の縮図や、一人一人が、自分で考える事の大切さも語ってくれていますね。 懐かしくて、ちょっと切ない話です。 | ||||
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