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龍神の子どもたち
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龍神の子どもたちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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子どもたちは子どもたちなりの歩み寄りが見れたが、出てくる大人がすべてクズ。 特にクズは祖父。谷津流の伝統だけ守り、大事なことは子供にも土地開発者にも言わない。 「土砂崩れがあった場所だから近づくな」「開発するなら木を切ったら地盤改良か排水対策をしろ」「土砂崩れが発生したら白鷹山に避難できる」など、となぜ伝えないのか。 また、避難しやすいような表示や整備もされておらず、土砂崩れが発生しても大人がだれも白鷹山に行ってない。何のために伝統を守ってきたのか全く分からなかった。もしかして、祖父は意味も解らず伝統を引き継いでいたのかと邪推さえしてしまう。 校長も子供たちの間に入っても何も解決できていない。ニュータウン側の親も心からバカにしているようで歩み寄ろうとしない。まったく意味が解らなかった。 最後まで主人公が活躍するわけでもなく、前置きの話が長すぎ、最後も後味がわるい。 最後まで何かあるかと期待して読んだが特に何もない。思ってる通りのことが起こるだけ、時間が無駄だった。 | ||||
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15少年漂流記かな。女の子混じってるけど それぞれのキャラ造形が良い感じ 平時に粗野で単純系のいばりんぼ型でも、有事に他者が竦み怯む事モノを「己の仕事」と当り前に引き受けるのが気持ちよい 知恵と知識に基づいた勘の良さで「嫌な感じ」を抱いても、自分の中でおさめて撒き散らさない分別を持ち、しかし、求められれば全力で↑を駆使する努力が出来る子は、凄い くさしながらも、その知見には普段から重きと信頼を置いて、有事に動きやすい状況をさっと作る、少々ひねくれた友情が微笑ましい 有事に平時と同じ態度を保てる能天気さは、かなり希少 強いリーダーひとりが頑張って引張るパターンじゃなくて、分担できるトコがとてもバランスよいパーティで、終始楽しく読めた …欲を言えば、現実っちゃそんなモンよ。のラストに多少の「頑張ったご褒美」を盛り込んで欲しかったかな | ||||
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古い言い伝えのある二つの山。その麓にある集落に古くから続く祭りの場面から始まり、集落の子供達と、隣り合う新興住宅地の子供達が様々な経験をする一年間の物語です。 古臭い集落を笑われて気落ちしながらも、周囲に合わせて日々を過ごす主人公の家は、集落をまとめ、祭りを取り仕切る家。中学一年のクラスは二つのグループが事あるごとに対立し、バラバラになって行くが、夏休みの初めに行われた林間学校での過酷な体験が皆を変える、という話。登場するのは現代っ子なので、「田舎の子」と「都会の子」の確執や交流も「いかにもありそう」で、テンポ良くサクサク読めます。 古い言い伝えの残る地域が、乱開発で現代的に変わって行くが、自然の猛威の中で子供達が言い伝えによって救われるというストーリーは近年の自然災害に通じる物で、古い物にも意味がある、という趣旨も感じます。でも、結末は結構ほろ苦くて、単なるハッピーエンドでは済まされない、大人の都合に振り回される子供達の姿も含めて現代日本の縮図や、一人一人が、自分で考える事の大切さも語ってくれていますね。 懐かしくて、ちょっと切ない話です。 | ||||
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