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(短編集)
朝顔草子
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朝顔草子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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一年前から山本周五郎ばかり読んでいます。 この短編もまぁよいのですが、初期のものは、講談っぽかったりして、いまひとつ深みがなかったです。 | ||||
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戦前から戦後にかけて執筆された短編が収録されています。表題作「朝顔草紙」は周五郎らしい人情活劇もの。盲目の許嫁への愛を貫く主人公の姿にほろりとさせられる良作です。個人的な一押しは、武士への出世を目指す主人公の「足軽奉公」です。人間の本分とはを語る、風車作りの老人の言葉が心の深淵に響きます。その他では、豪雄の士本田平八郎と同じ名前の臆病な武士を描いた「違う平八郎」、地下道に寝ていた復員軍人が突然社長に仕立てられる現代小説「うぐいす」などが面白かったです。 | ||||
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読んでいると、幼い頃に見た白黒テレビの時代劇を思い出しました。 その時代劇が何であったかなどは全く思い出せないのですが、現代の視覚・聴覚に 激しく訴えるようなものとは違い、またCGの出番もない、ゆったり感のある、古い時代の 番組です。 もちろん話の中に急ぐ場面も描かれていますが、ストーリー全体には慌ただしさがない ように思います。 江戸人情ものが好きですが、読んでいて落ち着かない慌ただしさの勝った作品は苦手です。 山本周五郎の作品は、余韻も味わいがあります。 そして何より、表紙の朝顔の絵が気に入りました。 装丁も、作品のうちですね。 | ||||
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まず、本短編集から受けた印象は、(ざっくりしたものの言い方で恐縮ですが)あたたかさのこもったユーモアが漂っている、という点だろうか? (本書「解説」にもすでに指摘があったようだが……) 「違う平八郎」。タイトルからして、ほのかにユーモアが漂ってくるようだ。「粗忽評判記」。こちらもタイトルからして、ユーモアが漂ってはこないだろうか? そうして、その書き出しはこうだ。 苅田久之進は粗忽者という評判である。粗忽者といってもどの程度に粗忽なのかはよく分からない、いちどそういう評判をとってしまうとつまらぬ失策まで真らしく喧伝されるもので、ときには他人の分まで背負わされることも珍しくはない。 どうだろうか? 続きが読みたくなってしまうのは、わたしだけだろうか? 〈刀に意見をする〉、「鍔鳴り平四郎」しかり。とにもかくにも、わたしの味気ない駄文を読んでも、せんかたないこと。ぜひ、ご一読のほど。 最後に、また、どうでもいいことなのだけれど、本書巻末「解説」で木村久邇典氏は『無頼は討たず』という〈題名に注目〉し、後年の作品の題名へのつながりを推量しているが、題名の連想で言えば、太宰治「大恩は語らず」に通じるものがある気もするが、やはり、これは、どうでもいい話。失礼しました。。。 | ||||
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周五郎は初めてですがぐっと来ますね。みなさんもお勧めの周五郎の意見聞かせてください | ||||
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