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愛しのニコール
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愛しのニコールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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ちょっと足りないのは仕方ないけど、なかなか面白かった | ||||
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凪良先生があとがきで「普通の男の物語」と書いておられましたが、本当に、どこかにいるかもしれない男の子たちの物語だなと感じました。 捨てようと思った命を救われ、そのあとも何度も何度も自分の心を守ってくれた人を健気に思い続けるニコ。最初から1/3ぐらいまで本当に辛くて悲しくて、ニコの気持ちを考えると涙も出るし心も痛かった。榮とエンドの件に関しては恋とはそんなものだ。と胸が張り裂けそうでも割り切れる部分はあったけど、田舎の大人たちの悪意には憤りも覚えた。そこで庇ってくれた榮が「格好いい」のピークだったかな。笑 榮もエンドも、ニコ視点から見るとうーん。と思う部分はあれど、それぞれの「好き」の気持ちに従って動いているのだから仕方ないだろう。エンドも苦しかったのかな。幸せになっているといいな。 でも一番は、これからもずっとニコは榮と幸せに暮らしてくればいいな。と架空の人物の幸せを切に願ってしまいました。 ジェンダーについても考えさせられる、とても良いストーリーでした。 | ||||
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ゲイであることから病気扱いされ、学校のプールで自殺をしようとしていた二胡は遠い街からきていた少年・榮と出会って気持ちを救われ恋に落ちます。 そして、この出会いをきっかけに二胡は田舎町で生きていくためにニコールとしてオネエキャラを演じはじめます。 高校時代榮に再会した二胡は榮に告白しますが榮には好きな男の子がいて逆に恋愛相談をされてしまうという… そんな中でも一途に思い続ける二胡が健気で… 誕生日プレゼントのシーンは読んでいて胸が張り裂けそうでした。 一途すぎたが故に起きる展開もすんなりと想いが通じ合うには榮に都合が良すぎると思っていたのでとても納得できるものでした。 読了後にはタイトル通り二胡が愛おしいし、沢山心をすり減らしてきたからこそ、これから心から沢山笑ってほしいとただひたすらに思った作品でした。 | ||||
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久しぶりに 読み終えた後 余韻にひたれました。 片思いの時のニコールの気持ちが切なくてうるうるきました。 | ||||
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本屋大賞を受賞された事で、家にある凪良ゆう作品を読み漁ってるけど、普段blとか圏外な人でも読んでみて欲しい作品だとしみじみしました、田舎の閉鎖的な場所にいるゲイの少年苦悩、家の経済状態を鑑みて高校出て社会人になり悪戦苦闘しながら心まで摩耗していく毎日やら人生は辛酸の日々だというのは特別変わった話ではないのだけども、少年から青年の成長の過程としてもとても鮮度ある作品に描かれています。特に、好きな作品だなと改めて思いました。 | ||||
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主人公のニコは素直で可愛いまっすぐな人。多感な時期につらいを思いをするけれど、彼の心はとても強い。でも、彼の心にある孤独さなどいろんな部分が悲しくて。ただ一途に一人の人間を思い続ける所にひたむきな愛を感じた。 二丁目のバーで彼をあたたかく迎えて話を聞くマスターやお客さんがいてよかった。うまく言葉にできないけれど、読んでよかったです。 | ||||
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表紙絵のニコは笑ってるように見えたのによくよく見れば涙粒をこぼし泣いているのではないか!?戸惑っていたのでとりあえず読むにつれ、自分がゲイだと初めて自覚したと同時に慰めてくれた男の子が初めての恋で初恋。 男が好きだと狭い村中に知れ渡り、偏見と差別そして陰湿ないじめに涙をこぼしたか。 初恋の男の子に対して届かない気持ちとジレンマで何度も涙をこぼしたか。 表紙絵のその意味がわかりました。でも敢えていうと、最後のページにニコのとても幸せそうな笑顔を挿し絵にしてほしかったなと思いました。 | ||||
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凪良先生の作品で買ってあったのに、裏表紙を読んで温存してました。あとがきにも有りましたが、普通の男の子たちの話は、もしかしたらごく身近にも有る、都会とは違う田舎独特の近所付き合いの様な感じは分かる気がします。何処に居てもこんなに人が少ないはずなのに、誰かが見てるとか、町内の出来事が翌日大人から子供まで知れ渡ってるとか。だから大人になってもここには戻って来れないとか、本当に身近な現実感であっと言う間に読み終わりました。会話でニコと栄の6年+4年後が本当に色々有ったなぁ、と思い返してるみたいに。ニコ幸せになってね! 未読な方、ぜひご一読あれ!! | ||||
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帯の笑ってニコール…に、ギュン!と心を持ってかれ、購入しました。 愛しのニコールというタイトルは、サカエの想いというより、私自身(読者)の願いです。心をすり減らし生きるニコを、抱きしめて全てを受け入れてあげたい。 凪良さんの作品で一番心に残る愛しい人になりました。だからサカエに腹がたつ。カップルとしての熟成度は低めかと。雨降りVegaの方が、攻めも充分想いに苛まれていていた。攻め様の年の功でしょうか? ニコに仄暗い欲望が無かった分、性描写はあっさり少く、幼稚にされています。あんなサカエでも、ニコが幸せなら、私は構いません! 時々ニコに会いたくなって、何度も読み返しています。 | ||||
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読み終わった後には、ニコが愛しくなります。いつも一生懸命でいつもちょっと損をしているニコ。 私もバーの常連さんよろしく、いつの間にかニコを応援してました。心にグッと迫る箇所もあり、号泣してしまいました。 凪先生の作品には大抵泣かされています。「栄のにぶちん!」と思う箇所も多々ありますが、決める所で決めてくれるので、「こりゃ、ニコも諦めきれないわ」 と思ってしまいます。ニコも栄もエンドも一生懸命の形が相手にうまく届かない。物語の為の物語ではなく、現実に「あ~わかる…」と共感できるような丁寧な 心理描写。いつものことながら「流石…」と感嘆しか出ません。BLというくくりでなくても十分に読み応えのある作品だと思います。 | ||||
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これは凪良先生の作品群のなかで群を抜いて好きなお話です! 切ない、切ない、切ない! キュンキュンして癒されたいときに読むとほんと泣けると思います。 大好き。 | ||||
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自分に重ねて泣けた。嫌いじゃないけど、前みたいに好きじゃない。気持ちには分量があって、減ったりスッカラカンになることがある。それは悲しくて全身の力を奪っていくようだけどどうしようもない。ひと恋去った後は無みたいに何にも残らない。ニコと榮の気持ちが痛いほど伝わる。凪良先生はやっぱり心の機微を捉えるのがうまい。とはいっても2人は愛を取り戻す「?」ことができてハッピーエンド。 凪良先生の描くキャラクターは情熱的でピュアで一途だけど、芯をしっかり持っていて、自分を見失ったり自身を曲げてまで相手に迎合しない冷静さと冷めたところを持っている。そこが魅力的で先生の作品にハマっている。 | ||||
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二コールの片思いが切なすぎて胸が痛くなる恋ってこんな感じだったなぁ…。と、じみじみ思い出しながら読みました。挿絵がかわいらしくて本のイメージによく合っています。少し笑える話の展開もあって話に吸い込まれる感じで読み進んでいった一冊でした。 | ||||
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3部にわかれて、280ページ、とても読みごたえがあります。 第1部は 中学高校時代。 何も娯楽がないど田舎でゲイばれしてしまい、ニコがニコールになりきるまでの繊細で切ない気持ちに、榮に告げられない思いに共鳴して、最初の1ページ目から最後までずっと涙が止まりませんでした。 第2部 東京編 東京でがんじがらめの心が解放されたにもかかわらず、榮が忘れられないニコール。 大学生になってもまっすっぐで鈍感な彼氏ラヴな榮。ほんの少し成長した二人が相も変わらずすれ違い思いは届けられなくとも、ニコがカタルシスを得たことに心が空まで抜ける気がしました。 第3部 榮編 榮から見た「愛しのニコール」。榮ってバカで鈍感で、王子様なのにごく普通の大学生で。第1部でずっと泣いていたのに、榮がいとおしくなって笑ってしまいました。ほんとにかわいい。 ごく普通の少年たちが少しづつ成長していきながら、ごく普通に恋を知る。切なくて爽やかで晴れやかな二人がきっといつまでも、続いていくだろうことが想像できて、、感無量です。 | ||||
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ニコールのいじましさには愛着が持てますが、榮には全くいい感情が持てませんでした。凪良さんの作品の中では今回の作品はちょっとなぁって感じです。 | ||||
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主人公ニコの健気さがとにかく愛しかった。 ニコの想い人である榮も、BLによく出てくるようなスーパー攻めさま?では決してなく、人間味があってとても好きなキャラでした。 登場人物の人となりや揺れ動く気持ちがとことん丁寧に描写されていて、とてもリアリティーがあります。 また一つ、凪良先生の好きな作品が増えました。 | ||||
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「恋の賞味期限」という言葉がとてもリアルで心に落ちました。 最近のBLは「ヤル」こと重視で、ちょっと食傷気味の作品が多いのですが、凪良先生の作品はそれまでの心の動きを丁寧に追ってくれるので、いつも安心して読んでいます。 やさしい心のやり取りが、じれったい感じですが、そのまったり感が作品全体を包んでいます。表紙の、夕日に微笑むニコールそのままです。 GWにちよっとほっとしたいなという時、おすすめのお話しです。攻めくん視点の最後の話が好きです。当て馬くんをもう少し魅力的に書いてもらえたら、話の奥行が広がったかもです。そこがちょっと残念。 | ||||
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作者があとがきで書いていた通り、普通の男の子たちの気持ちの揺れ動く様子が丁寧に書かれています。 主人公の幼少期のマイノリティーの悩み、閉塞的な田舎の空気、家族の愛、言葉ひとつで救われること。どれも現実的で、夢のような設定のBLが好きな人には物足りないかもしれませんが、私にはニコは本当にいるんじゃないか、と思える大好きな話になりました。凪良先生ありがとう。 | ||||
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