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天涯行き
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天涯行きの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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最後まで読み切りました。 穏やかな光が見えて、生きて行こう。 凪良先生の本が好きです♪ | ||||
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初回読み終わった時は、あまりの衝撃から抜け出せなくて苦しかった。でも何度も読み返して高知のすがすがしい、歪みのない正常さが黒い沼に足を取られてしまいそうになる遠召を引き上げてくれたと思えた。過去は変えられないし、記憶もなくならない。重たい荷物はずっと持って歩かなければならない。でも、二人が出会った、その事実が救いになった。結果、私の中では、今まで読んだ凪良さんの作品で一番良かった。 | ||||
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受と攻の双方がそれぞれ背負っている事情が激重。 だからこそ相手を受け入れられたんだろうけど。 いつも逃げる受の義父に一番腹立ったわ。 私は食べることが好きなので、小説とかを読んでいて食べているシーンが出てくるとつい注目してしまうんだけど、冷ややっこいいなあ。 ちなみに黒枝豆は緑色の枝豆より長く茹でる。 作中で違いがわからないってなってるのは、たぶん茹で方が足りない。 | ||||
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すごく素敵でした。 こんなに心がぎゅうっとなる話は初めてでした。 | ||||
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幸せになって欲しいと思いながら、読んでいました。とても好きな作品です。 | ||||
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最後まで緊張しながら読みました。 この仄暗さ、好きです。受けの抱えているものが大きすぎるので、それを受け止める攻めもこれくらいの過去がないと理解しあえないのかなとも思ったのですが…二人ともこうだとズシリときますね。 終盤の想いを確かめ合うシーンが印象的でした。 きちんと罪を償う攻め、3年半待ち続ける受け、その描写がとてもよかったです。 義兄は最低ですが、それよりも義父と実母に怒りが。 受けの義父と義兄、攻めの義兄に何らかの制裁があればいいのにと思いつつ、それをしないのが凪良さんだなと思いました。 そういうところがリアルで好きです。 | ||||
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凪良先生の作品はほとんど読んでいますが、私はこの作品が一番お気に入りです。 読み終えた後、優しい気持ちになれる、もう一度読み返したくなる作品です。 幽霊モノだと聞いて、最初は読む気になれなかったのですが、読んで良かった! こういう作品がこの世にもっと産み出されたらいいな〜(^-^) 読むのを迷っている方! 幸せな気持ちになれるのでぜひ読んでみてください! | ||||
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オススメかオススメじゃないか、まずそれを答えるとすれば、個人的には「非常にオススメ」です。 これまでの凪良作品とはまた違った、どこか昇華したような雰囲気がありました。 読み終わった今もまだタイトル「天涯行き」の意味がしっかりつかめてないんですが、その曖昧模糊というか、つかみどころのない雰囲気……木下けい子さんの淡い水彩画ちっくなイラストも合間って……がこの物語最大の特徴の一つかなと思います。 過去(の男)に囚われたまま無気力に生きている結生と、犯罪を犯してしまって逃げてきた高知。 二人は偶然知り合って、なんとなく同居を始めて、そしてなんとなく、でも確実にお互いを切望するようになる。 現実が見えていても見たくなくて逃げている結生と、人生はしっかりみているけど、突然自分のした出来事からしばし逃避してしまった高知。 似ているようで似てない二人が、少しずつ分かり合って、穏やかな関係を築いていく過程が、とっても丁寧にスローペースで描かれていて、その描写や作風に感動しました。 静かな、田舎町での、二人と彼らを取り巻く人々の日々の生活や会話。 なにもかもが地味で、全てがじわじわ、じわじわ、と夏の暑さのように進んでいきます。 そんな中、ひたひたと押し寄せてくるいろいろな現実と二人の間に生まれる愛心は、最初から最後まで読み手を捕らえて離さない力がありました。 ちょっと逃避行っぽいシーンはいろんなドラマや映画のシーンを思い出して、なんかマネっぽいと思わなくもなかったですが、それを差し置いても、心情的な綴りがよかったです。 最後、本当はハッピーエンドのはずなのに、なんとも気持ちが締め付けられる切なさがありました。 全てが終わって、たぶん二人はまた幸せになれる、そう分かっているのに、どうにも2人の存在自体が切なくて、後を引く作品でした。 作品通してなんとなく湿ってる……って思われる方もいるかと思いますが、その湿った感と地味感の中にある、細井けど確実にある互いへの愛が読みどころ、感動ポイントじゃないかと思います。 端々に、地味な生活の中で2人が互いを思いやる気持ちがたんまり詰まってて、読んでいて嬉しく幸せな気分になりました。 | ||||
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題名も重そうだが、中身はまた重い。でもしみじみと感慨にふけるいい作品でした。 はじめと終わりが豆腐屋の寝こけた高知が描かれるがあきらかに変わった二人、再生が描かれている。 それでいてご都合主義でない、凪良さんも書いてましたが、答えなんて出なくてもいいというスタンスがいいと思います。 高知は、社会的には逃亡者なわけですが、遠召も感じているとおり、愛された幼少期が生み出す健全さが太陽のようです。 遠召はかなり病んでますが、踏み出せて本当に良かった。高知は遠慮しますが、二人だから歩きだせると思います。 せつないけど、凪良作品はやはりいいですね。 | ||||
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人生生きていれば、良いことはあるんだよなぁ・・と、 思わせてくれるお話でした。 特に、遠召の人生は死ななかったのが奇跡ぐらいに、暗く 救いがない。 複雑な出生と、引き取られた伯父夫婦の家庭の歪み。 遠召にはなんの罪もないのに、見えない枷にがんじがらめに 囚われていて、何処へも行けないで同じ場所でぐるぐるともがき 苦しんで、疲れていたところで、姉を自殺に追いやり、反省の 意思の見えない義兄を衝動的に切り付け、逃亡していた高知を 拾う。 お互い、深く関わり合わずに暮らそうと思いながらも、体の関係 が深まるにつれ、相手を受け入れようと変化していく様が、二人の 語りでじっくり読ませてくれました。 高知の安定した心に癒されてゆく遠召が、読んでいて善かったなぁ・ と、思いました。 1センチくらいの厚さなのに、中身が濃い。 良いもの読ませて貰った、というのが第一印象。です。 | ||||
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この話の主役たちは、どちらも理不尽な事をされて、そこから逃げた先で知り合います。 (時系列的には遠召の方が早くから逃げてきて、その場所に精神的に縛り付けられています) 初めの方は、お互いを深く知ろうとしない2人の関係が、やけにサバサバしているものの・・・。 後半にだんだんと分かって来る2人の過去(逃げてきた現実というか・・・)がめちゃくちゃ重かったです。 読者の自分も、あまりの事の理不尽さに、2人がそれぞれ抱えている納得いかない思いを一緒に抱えてしまったような感じ?でしょうか。 これは、結構精神的にどっぷりと落ち込みましたね。 「なぜ、この人達がこんな目に・・・・。あぁ、やるせない。本当にやるせない。」この一言でした。 なので、☆は控え目です。 これは、重めの話がお好きな方にはいいかもしれません。 逆に甘アマな話や、コメディ等の軽いお話が好きな方へはおススメできません。 | ||||
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