ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
評判
ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人の評価:
4.00/5点 レビュー 4件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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改めて新訳を読むと、シャーロック・ホームズの原型がポーのデュパンであることがよくわかる。
ホームズのような科学捜査の色彩はそれほどでもないが、当時の様々な知見を動員した推論が展開されているのが興味深い。付録の「ポーの用語」には、ポーが用いた様々な概念や当時の学説が詳細に紹介されている。
ただ、現代の読者には推論の過程や種明かしが冗長でくどく感じるかもしれない(例えば、『黄金虫』の暗号解読や『盗まれた手紙』の人物分析など)。これはミステリーにまだなじみのない読者に丁寧にわかりやすく解説する必要があったからだろうか。
なお、巻末の「ポーの死の謎に迫る」は、それ自体がミステリーのような面白い読み物である。ポーの死因について様々な説があるとは知らなかったが、訳者の結論は脳腫瘍とのことである。
本巻には「黄金郷(エルドラド)」、「アナベル・リー」の有名な詩が収められている。訳文も工夫されているようだが、やはり詩は原文で読みたい。
ちなみに、英語版はkindleでわずか100円で全集(“Edgar Allan Poe: The Complete Tales and Poems”)が入手できた。