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こんなにも優しい、世界の終わりかた
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こんなにも優しい、世界の終わりかたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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図書館本 通勤電車や公共の場で読んではいけません。 市川さんの本は何冊も読んで来たけれど、このタイミングで読んだから尚更かな。 2014年7月1日 「集団的自衛権の行使容認=憲法解釈変更を閣議決定―安保政策、歴史的転換」 青い光を放射能に置き換えて読んでみると良いかもしれません。 市川さんの言葉の透明感は凄いとしか言いようがないし、他の著作でも同じです。 嘘をつかない、ズルをしない主人公、平凡で質素な人々。 世界を欲と貨幣が覆い尽くした時の結末なのでしょう。境界線をつくり、些細なことで憎みあう。 沢山の心に響くテキストがありましたが、一つだけ記しておきます。 主人公の父が言っていた。 愛の記憶は残る、それだけは確かだ、と。 夢が記憶を種にくるれるのなら、星の夢はきっと愛に満ちたものになるだろう。この世界は愛を語る言葉しかなくなり、憎しみはいれず光から遠く離れた草のように枯れていくだろう。 ぼくらはみんな愛の言葉になる。ぼくら自身がこの星の夢になる。 | ||||
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登場人物はそんなに多くない。 うまくできた小説だと思います。 辞書の一番はじめは愛が紹介されていますが、学校の先生たちは一番大切な事だから一番はじめに紹介されてる、みたいなことを言っていましたが、それをそのまま物語にした感じですね。 | ||||
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市川拓司さんの小説に共通して言えることなのですが、この作品は特に心が優しくなれました。読んでいる間幸せでした。 | ||||
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限りなく純度の高い小説です。そして、泣けます。しかし、ただそれだけの小説ではないんです。この本の本質は、宗教を無視した祈りであり、願いです。そして祈り、願いは、叶う前提で描かれていますが、それが本当に叶うとは限らない訳です。そこに混じり気のない、人間の本当に美しい部分の一端を見つけることができます。一部拙いと思った比喩、文章もありましたが、あまり気になりませんでした。 | ||||
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最期を迎える時に誰といたいか…全てを剥ぎ取った時に残るものは、愛する人の為に何をしたいかと言うこと。 権利ばかり主張する現代。 人は誰かに必要とされる事で、生きる意味を知るのだから… つまらないモヤモヤが吹き飛んでいきました。 優しい市川さんの世界がとても大好きです。 | ||||
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ベストセラー作家が書いただけあって、とても世界観に引き込まれました。多少回想が多い気もしましたがとても読みやすいかったです。 | ||||
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日々の生活に追われる中、何が本当に幸せをもたらしてくれるのかを改めて考えるきっかけになりました。世界の終わるという設定も、恐怖より悲しみを美しく表してあり、最後まで涙ぐみながら、いっきにに読んでしまいました。 | ||||
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とても感動しました。 さまざまな愛をテーマに書き綴られる物語を見ていると震災後の日本を思い出します。 みんな優しくてみんな思いやりが有ってみんなお互い様だった姿の日本は本当に大好きでした。 あれから何年か経って少しずつその思いやりを忘れてしまった私自身もまた人を思いやる気持ちを思い出せました。 “存在してくれているだけでいい” そんな感覚に出会える瞬間は誰にでもあったのでしょうね。。。 この本を読んでいると世界の終末はパニック映画のような恐ろしくて混沌としたものではなくて日常の延長に思いやりのエッセンスが加わったつつましいものなのかもしれないと思いました。 | ||||
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読み始めたらページを捲る手が止まりませんでした。市川さんの作品を読むのはこれが初めてです。 読み終わってから私はなんとも言えない優しい気持ちになりました。 そして、汚れきった自分の心がとても綺麗に洗い流されました。 すぅーっと心地よく物語が体に入っていく感覚でしたよ。 優しい物語ですよ! 是非とも多くの人に読んでいただきたい。 | ||||
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世界が青い光で凍結してゆく中で、恋人を探し求めて旅する物語だ。主人公もそして、その恋人も変人の仲間にある。人を傷つけるよりもそれを回避する生き方を目指す。物の分かった様な大人風よりは子供並みの純粋さを頑固に守り続ける。そんな現代ではあり得ないような人々が登場する。在り得ない、生きてゆけるわけが無い、そういったイラつき感が読んでいて堪らなくなる。それはきっと、そんな嫌な部分が自分の中にあって、何かグサグサと心に突き刺すモノがあるのかもしれない。 | ||||
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両親の愛の深さに強く気づかされて止めどもなく涙と鼻水が出た。 | ||||
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かなり不思議な物語です。ファンタジーかSFといってもいいくらいです。なにしろ、世界各地に青い光の柱が立って、その中ではものが凍りついたように動きを止めてしまうのですから。 登場人物は少ないけれど(なにしろ、世界は滅びかけているのですから)、とても魅力的です。 主人公の優と雪乃、二人の友だちの洋幸、優の父親、瑞木さん…―みな「変わり者」で、この世界ではちょっと生きにくい…。 優は遠い昔の約束を果たすため、雪乃の住むまちをめざして旅をします。同じような目的で道連れになったのが、瑞木さんです。 優と雪乃の関係は、男女の関係の一つの理想だと思います。 いまの世界は嘘と利害と忙しさに満ちていて、大切なことが見えにくくなっています。世界が滅びゆくとき、「青い光」の影響ですべての人が大切なことを思うことができるのなら、それはそれですばらしいことだと思います。 | ||||
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「今、会いに行きます」を見て、劇場で初めて涙がこぼれました。 この「今会い」の作者の作品であること、そして、本の帯に「小説を読んで最後に泣いたのはいつですか?」と書かれているのを見て購入してみました。 とはいえ、期待しつつも「今会い」以上はないでしょうと思っていたんです、この本を読み始めた序盤までは。 「あの時」、伝える勇気がなくて、想いを寄せる人を傷つけてしまったこと。 素直になれなくて、強がったり、平気な振りをしてしまったこと。 すぐにでも飛んでいきたかったのに行動できなかったこと。 世界の終わりを前にして、こういった「思い」を形にしていこうとする人達がいます。 そして、これまで心の中に秘められていた「気持ち」が形になっていくことで、そこに優しい愛が生まれていきます。 登場人物それぞれが様々な形で表現していく愛。 きっと、この本を読む皆さんにも、強く共感する愛の形があると思います。 絶対のおすすめ作です。 | ||||
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