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こんなにも優しい、世界の終わりかた



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【この小説が収録されている参考書籍】
こんなにも優しい、世界の終わりかた (小学館文庫)

こんなにも優しい、世界の終わりかたの評価: 3.73/5点 レビュー 22件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21~22 2/2ページ
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No.2:
(5pt)

嘘と利害と忙しさが滅びゆく世界

かなり不思議な物語です。ファンタジーかSFといってもいいくらいです。なにしろ、世界各地に青い光の柱が立って、その中ではものが凍りついたように動きを止めてしまうのですから。
登場人物は少ないけれど(なにしろ、世界は滅びかけているのですから)、とても魅力的です。
主人公の優と雪乃、二人の友だちの洋幸、優の父親、瑞木さん…―みな「変わり者」で、この世界ではちょっと生きにくい…。
優は遠い昔の約束を果たすため、雪乃の住むまちをめざして旅をします。同じような目的で道連れになったのが、瑞木さんです。
優と雪乃の関係は、男女の関係の一つの理想だと思います。
いまの世界は嘘と利害と忙しさに満ちていて、大切なことが見えにくくなっています。世界が滅びゆくとき、「青い光」の影響ですべての人が大切なことを思うことができるのなら、それはそれですばらしいことだと思います。
こんなにも優しい、世界の終わりかた (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:こんなにも優しい、世界の終わりかた (小学館文庫)より
4094062904
No.1:
(5pt)

「あの時」に戻って素直になりたくなる作品

「今、会いに行きます」を見て、劇場で初めて涙がこぼれました。
この「今会い」の作者の作品であること、そして、本の帯に「小説を読んで最後に泣いたのはいつですか?」と書かれているのを見て購入してみました。
とはいえ、期待しつつも「今会い」以上はないでしょうと思っていたんです、この本を読み始めた序盤までは。

「あの時」、伝える勇気がなくて、想いを寄せる人を傷つけてしまったこと。
素直になれなくて、強がったり、平気な振りをしてしまったこと。
すぐにでも飛んでいきたかったのに行動できなかったこと。

世界の終わりを前にして、こういった「思い」を形にしていこうとする人達がいます。
そして、これまで心の中に秘められていた「気持ち」が形になっていくことで、そこに優しい愛が生まれていきます。

登場人物それぞれが様々な形で表現していく愛。
きっと、この本を読む皆さんにも、強く共感する愛の形があると思います。

絶対のおすすめ作です。
こんなにも優しい、世界の終わりかた (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:こんなにも優しい、世界の終わりかた (小学館文庫)より
4094062904

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