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波紋



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【この小説が収録されている参考書籍】
剣客商売波紋
波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)

波紋の評価: 4.18/5点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(4pt)

いつも清潔で消毒済なら ok

きれいな状態で届いています。
問題無しです。
波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)より
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No.10:
(5pt)

大切な人の死

この巻では、悪党どもよりも ‘’ 大切な人の死 ‘’ が多かったように思います。
かけがえのない存在である人を失うことも、人を変えてしまうきっかけや原因になるのでしょう。
消息を絶ち何年も後に再会した旧友や教え子の変貌ぶりを嘆き悲しむ場面が、これまでの小兵衛にも幾度かありました。鰻売りの又六のように、小兵衛に出会ってから強くたくましくなり今では小兵衛の助っ人として登場するようになっている人物もいます。
人との出会い、関わり、別れの中で人は成長し、また堕落もし、変わり続けていくものなのだろうと思いました。
これで十三巻目。そろそろ終盤となってしまいましたが、広がっていく人脈とその人々の成長を見るのもこのシリーズの楽しみです。
波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)より
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No.9:
(5pt)

悲しい…

老境に入った秋山小兵衛。親友の死に茫然と佇みながら、自らの人生の終わりに想いを馳せているのだろうか。
相変わらず、向かう所敵なしの小兵衛にも、人生の夕暮れがあって、大治郎たち次の世代に後を託す…
なんとなしに、池波先生の晩年のお姿が重なる。
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No.8:
(4pt)

小兵衛 たそがれる。

剣客商売も すこしづつ たそがれる。
小兵衛が だんだんと 歳をとっていくさまが 寂しく感じる。
小兵衛は65歳となっている。
冬は コタツがあるが 夏は 裸になるだけで 暑さはしのげない。
小兵衛は 意外と身近で 手をつけたがる・・・
そこに 小兵衛らしさが あるのかもしれない。

女との関係で 身を滅ぼす もしくは 苦悩を背負うのは
現在だけではなく 昔から そうだったのだろうね。
内山文太の物語は 10歳年上で 小兵衛よりさらに老いて
その老いを 小兵衛自身が 感じ取る。
内山のしられざる 過去が 老いを さらに進める。
横山正元 が 意外と頼もしいのだ。

剣の修行とは厳しいものだ。
老いることで 剣の技術も低下していく
そのなかで 以下に自分を律するのか。
そのことが 小兵衛の目を通じて 物語られる。

老いる とはどういうことなのか?
死に向かって生きている 刹那。
そこに 抗しきれない なにかが あることを気づかせる。
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No.7:
(5pt)

面白すぎて

鬼平犯科帳も読みたいのだけれど、あまりの面白さに剣客商売を離れられません。
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No.6:
(3pt)

良好

もう常連になってしまいました
店舗に置いていない物も早く手に入るので助かります
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No.5:
(4pt)

人が見せる浮世の顔は一つではない。小さな波紋から次々とおこる変事。人気シリーズ第十三巻。

この巻の表題にもなっている「波紋」とは言い得て妙な表題である。
本作、波紋も題名通り、一つの事を切っ掛けに次々と事件が起こり、それが拡大していく。

そして本作の特徴とも言えるのはどの話も、人が見せる顔、つまり浮世の顔と言うのは
一つではないという事がしみじみわかる。
表面では何とも温厚そうに見える人間でも、裏では陰湿な一面を持っていたっり、過去の悪事を働いたこともあったり
人それぞれだ。
人間と言うものはその時々に応じて、ペルソナ(仮面)を使いわける知らない一面と言うものをいくつも持っているものだ。
その時々、外面を使い分ける生き物なのである。人と言うものは。
だから、印象や接し方も変わってきて、心の内など分からない何とも恐ろしいものだと言えよう

それにしても本作は、波紋以外にも、剣士変貌、夕紅大川橋が自分は読んでいてよいと思った。
夕紅大川橋にて小兵衛の親友であり、同門の内山文太が最後、呆けて急死する。
その知らせを聞いた小兵衛が憮然とした表情となり、怒り出すシーンが印象的だ。

何故小兵衛は怒ったのか。そして今までの小兵衛では考えられぬ怒り様で、
その話を聞き、外へ飛び出した小兵衛は、大川橋で喧嘩をしていた無頼どもを叩きのめしてしまう。
この余韻の残るこの話はいろいろと考えをめぐらす事ができ、小兵衛の心境の描写がすごい。
なぜ怒ったのか?、自分も色々と考えるが分からない。
老境の秋山小兵衛にしかわからぬ、親友の死に直面した時の複雑な描写が心に残る作品である。

さて、この後、つに剣客商売も佳境に入る。
この巻はこの後の長編三部作の前の最後の小作品集であり、嵐の前の静けさを漂わすような
表現であり、波乱の予感を感じさせる巻となっている。
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No.4:
(5pt)

池波小説の真骨頂

昔は敬遠していた時代小説が、年のせいか最近本当に楽しめるようになってきた。
とりわけ池波正太郎の小説はどれも読み終わった時に満足感が得られる。
この剣客商売十三も他の同シリーズと同じく、池波の江戸時代についての豊富な知識と
巧妙な筋立てをベースに、秋山小兵衛の飄々とした人物が魅力的に描かれている。
またおはる、大治郎や三冬といった脇役も生き生きとしている。更に食事の描写も食道楽の
池波の真骨頂。まさに小説を読む喜びを堪能できる。
困ったのは、このシリーズはすいすいと短時間で読めること、昨年から第1巻を読み始め
もう十三まで来てしまった。著者が故人であるため、残念ながらあと少しで
剣客商売シリーズは全て読み終えることになる。今後はこの喜びを少しでも
長続きさせるため、少しずつ読んでいくことにしよう。
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No.3:
(3pt)

素晴らしい

剣客商売、全てを何回も読みましたが特にいい。老いが近付いてきた自分に重ねて涙出るほど素晴らしい
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No.2:
(3pt)

味わい深い作品

傘屋の徳次郎に情報を提供する博奕打ちの繁蔵。彼の兄が殺してしまった男と、大治郎を
待ち伏せて襲ってきた男たちとには、関わりがあった!ひとつのできごとが波紋のように
広がりを見せ、おもわぬ事態となっていく・・・。表題作「波紋」を含む5編を収録。
「剣客商売」シリーズ13。

5編の中で印象に残ったのは、「波紋」だ。大治郎も小兵衛も、立場上敵を作ってしまうのは
仕方のないことだ。けれど、恨みをもたれてしまうということは、なんともやりきれない思いが
する。「波紋」のラストでは、繁蔵の恵まれなかった過去に触れた描写もあって切なかった。
また、「剣士変貌」も印象深かった。環境しだいで人の性格がこうも変わってしまうものかと、
驚いた。「分相応に生きる」それが一番いいのかもしれない。それを忘れてしまった横堀喜平次の
人生は哀れだ。味わい深く、余韻が残る作品だった。
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No.1:
(5pt)

とにかくかっこいい

人間としてある種の理想像が描かれているとおもいます。
こんなお年寄りになりたい。
そして物語りも、ただ主人公達を際立たせるためのものではなく、どれも心に残る名作ばかりです。どんな人もきっと楽しめると思います。
波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:波紋―剣客商売 新装版 (新潮文庫)より
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