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満月珈琲店の星詠み
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満月珈琲店の星詠みの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 61~63 4/4ページ
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最近の流行なのだろうか。短編をうまくつなげて、緩みのない一つのストーリーを作り上げることが。あちこちでそうした趣向にお目にかかる。長編を読み通す体力が読者の中になくなっているということだろうか。 この作者は勉強家だと思われるので、基本的なことはしっかりしているらしい。前回が陰陽師で今回は星占い。私は占星術に関してはまったく知識がないので、文章中の専門用語には「ふーん。」というしかない。巻末にいくつもの参考文献が提示されているから、そう間違ったことは書かれていないのだろう。 それよりも感心したのは、作者が自分の持っている知識やテクニックを総動員してこの小説を書き上げていると思われることだ。ヒットしている『京都寺町三条のホームズ』のような情緒のある町並みの描写、『わが家は祇園の拝み屋さん』にも出てきそうなスイーツ(向こうは和菓子だが)、そして『京洛の森のアリス』の登場人物のように擬人化された動物たち(今回は猫)。新しいことに挑戦するだけでなく、それまでの実績を十分に活用して創作に臨む。こうした姿勢を失わない限り、まだまだ成長する作家であると思う。 | ||||
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迷わずイラスト目当てで予約。 小説の内容も良かった。 ただ、この作家さんはシリーズ化して長くなると途端に内容が残念なことになるので、小説はこの一冊で終わらせてほしいのが本音。 | ||||
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大泣きも大笑いも無く、静かに「喫茶メニュー」で人物の人生に寄り添い、「星詠み」で新たな扉を案内する本。 「星詠み」の描写が創作ファンタジーでお茶を濁すのではなく、資料研究に基づく本格的な西洋占星術で、テレビの星占いしか知らなかった身としては新鮮で惹き込まれた。 「自分探し」「人との優しいつながり」は現代人が欲してやまないポイントだと思う。この2点に対して、猫や綺麗な景色を通じて、口当たりのよいさっぱりした文章で物語が進んでいくので、忙しい生活の合間にも読みやすく、面白く感じた。 食事に例えると、ドキドキハラハラのエンタメ的メインディッシュではなく、「仕事帰りにちょっとコーヒーでも」とつまんで読める雰囲気。タイトル通りホッとするカフェの様な本だと思う。 | ||||
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