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再生巨流
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再生巨流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 61~67 4/4ページ
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著者は、非常に日本の企業におけるプロジェクトの現状を把握している。日々プロジェクトの現場に身を置く者にとっても、違和感なく一気に読み終えた。 近年、日本でもプロジェクト型組織が増えており、またPMBOKの普及もあってプロジェクト運営のノウハウ本も数多く出版されるようになっているが、やはりプロジェクト成功がリーダ次第で大きく左右されるという、当たり前のことを再確認させてくれた。 ビジネスのプロとしてのプロジェクトリーダが持っているべきコアが、この本に中にちりばめられている。やはり、困難に直面した時にこそ、その人の真価が本当に問われるのだ。 プロジェクトマネジメントという言葉は新しいが、この主人公吉野のようなリーダたちがかつての経済大国日本を支えてきたことを振り返ると、こうしたリーダたちのDNAこそ、若いプロジェクトメンバーに伝えていきたいと思う。 常々、こうしたコアの部分こそ若手のプロジェクトメンバーに継承していって欲しいと感じていたので、次のリーダをめざす人に是非読んで欲しいと思う。 また、現在リーダの立場にあり、ラインとのせめぎ合いの中で日々消耗しているご同輩の皆さんには、特にお奨めしたい。自分が何を目指していたのかを思い出させてくれ、次の挑戦への意欲を蘇らせてくれる一冊です。 | ||||
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ひさびさの楡周平の意欲作。 ビジネスものだ。 吉野はスバル運輸のやり手営業マン。かたちだけの昇進により、部下ひとりだけの部長になった。彼のミッションは、新規事業で四億円以上の売上を上げることだ。 迷う吉野の前に、文房具の通販のプロンプトが売上を拡大している、という事実が出てくる。そして、吉野は、元高校野球選手の蓬莱と出会う。蓬莱は、スバル運輸のセールスドライバーとして稼ぎながらも、いろいろなビジネスアイディアを持っていた。 吉野のアイディアが、だんだん形になって行く。そして会社をまきこんだ、1大プロジェクトへと成長していく。 かなり実在の会社を彷彿とさせるビジネス書だ。 いくつかの会社がモデルであろうことは想像にかたくない。 だが、この物語は、それだけではない。 ビジネスを成功させて行くためには何が必要なのか、ということが見えてくる。 もっとも必要なのは、執念だ。吉野の執念は、最後までこのプロジェクトをやりとげていくところにある。吉野と好対照をなすのが、彼の上司の三輪だ。 三輪は、役員(常務)でありながらも、上をみつつ、リスクは取ろうとしない。また、吉野のプロジェクトにいい顔をせず、妨害したりつぶしにかかろうとしてしまう。 吉野は三輪を排除すべく禁じ手を使う。だがそれは背水の陣でもあった。 ビジネス書として読んでも、興奮しながら一気に読める。良質のエンターテインメントだと思う。もちろんモデルにはある程度の限界があるだろうし、プログラミングの部分などはちょっと物足りないが、そういう欠点を補ってあまりあるダイナミズムがこの作品にはある。 アイディアについても島耕作が言っていたようなことでもあるが、だからといってこの作品がおとしめられることはない。 元気が出るビジネス小説だ。 ビジネスマン必読! | ||||
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クライムノベルの印象が強い楡氏ですが、まさかこんな意外な作品で攻めて こようとは思いもしませんでした。まるでプロジェクトXや、ガイアの夜明けを見 ているよう。 一応ビジネスマンである私は、気がつくと非常に興味深く、というか必死に読んで いました。文具通販会社は今頃てんやわんやかもしれませんね。 旧態依然とした組織の中での世渡り、ビジネスのダイナミズム、今すぐ仕事に活か せるヒントがいっぱい。主人公であるモーレツ部長吉野が、部下の成長と共に自ら も変わっていく様子も同時に描かれ、読み応えは十分です。 健気かつ一本芯の通ったセールスドライバー蓬莱のキャラクターも非常に好感が持 てます。正直もっと先が読みたかった。 | ||||
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やっぱり 楡さんの書くものは、どれもテンポが良く読んでいても疲れを感じさせません。 今回の再生巨流も読んでいてワクワク・ゾクゾクさせる内容です。 本当に、業界のことを勉強されいるから「本当にこんな事ができたら・・・」と思うほどのアイディアがあり、読み終わる頃には、自分もそこで働いている様な錯覚になっていました。 読んで損はありません!読むべし! | ||||
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最初は漠然と読んでいましたが、本を読むにつれてだんだんとビジネスそのものが面白く感じてきました。その反面、日本の古い会社組織の体制がどのようなものか、感じさせられる一品でした。 | ||||
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起業の難しさ、醍醐味を読みました。組織の中にあって、一匹オオカミ的な男が、組織の活用について目覚める経過もおもしろい作品でした。 あたかも清水一行や高杉良のような経済小説を彷彿とさせる作品でした。 | ||||
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440頁 寝食を忘れて読むとはこの事をいうのだろうな。 一年ぶりに楡イズムを味わった。気持ちよかった。 ”再生巨流” 原名が 再生頭脳だとか たしかに意味深いな。 各人物が頭にキレがありテンポ良かったが 中でも ”新物流センター長” 立川が居てくれてよかった。この能力が落ちる 人物がいて 安心して感情移入することができた。 楡さんを読み続けて思うのは 既成事実をうまく紡ぎ合わせ 納得いく筋にもっていく。すばらしい 関心しています。 このビジネス 日本再生をも視野にいれ論じてもいいのではないか。 そうなると 日本古き良き時代の再来がくるかもな 商売が単なるお金の受け渡しだけじゃなくて 気持ちを添えてお客様に渡すことができる マンツーマンの商いができる。そんな空想をしながら楽しむことができた。 楡さん 歯ごたえがある良い作品でしたよ。 | ||||
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