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再生巨流
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再生巨流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41~60 3/4ページ
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ビジネス書を読めば仕事を行う上での技術的なノウハウを学習できます。しかし企画を成就させるにはノウハウだけでは足りないのが現実だと思います。成し遂げるためにひたむきに突き進む熱意。それが何より必要なことだと思います。 そのような心の持ちようまで含めて学ぶことが出来る本だと感じました。 | ||||
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評価が高いので気になって注文してみました。 560ページもあるので、ちょっとずつ読もうと思ったのですが 結局一日部屋にこもって一気に読んでしまいました。 現状を維持したい経営陣やそれに疑問を抱かない従順な従業員。 これを吉野という中途採用で外で育った人間が、これでもかと 言うほど組織に刺激を与える様は、読んでいて痛快です。 吉野は部下にことあるごとに「頭に汗かけ。脳みそに錐を刺して 血が吹き出るまで考えろ」と叱咤します。 このコトバに何度も刺激されて、読んでいる間中は興奮しっぱ なしでした。 これNHKあたりでドラマにしたらきっとヒットすると思うの ですが。 | ||||
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久し振りの経済小説、かつ初の楡作品でしたが面白かったの一言です。 題材が身近な話であり、また自分のビジネスとも多少近いところもあり楽しく読めました。 『ビッドパッケージ』などと言う言葉が小説に出てくるとは予想していませんでしたが、物語のスピード感と感情移入させるポイントがマッチして読みごたえも十分です。 通勤電車で読めばあっという間に目的地に着いてしまいますよ。 | ||||
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巨大な組織の一員であるサラリーマンにとって、どのような生き方が望ましいのかを問いかけた経済小説です。誰しも当てはまると思いますが、色々な企画提案を捻出する事は非常に楽しい仕事ですが、それだけ責任感が強く、失敗したときの尻拭いをしなくてはなりません。しかし実際にはそのような泥臭い仕事は人に押し付け、華やかの部分だけ自分の手柄にする人間が非常に多くいます。いま、自分の胸に手を当ると、私自身も少なからず反省するべきこともあります。そんな人間が、本当に組織のことについて考えてプロジェクトを企画したら鬼に金棒なのは明白です。巨大な企業に生きる一人の優秀な人間が、あることをきっかけに、より羽ばたくか、あるいは自虐的になっていくかはその人の気持ち次第です。その意味で本書はなんとなく勇気付けられる本です。 | ||||
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上司から借りて、二晩ぐらいで読みきってしまいました。 主人公と職種の同じ自分には勿論、営業職ではなくても日本で働いている方であれば必ず目にする業種業者が出てくるので、それらをイメージしながら読むとすごく分かりやすいと思います。 ウチの会社には吉野さんのような方が必要だと思いますが、人格維持を第一とし企業人になりきれぬ自分には物流システムや総合商社の内部を垣間見れた経済小説に留まりました。 しかし、吉野さんと蓬莱君の出会いぐらいからの鬼だるまの変容に引き込まれ、ワクワクしながら読み進めていけました。面白かったです!! | ||||
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久しぶりにとってもおもしろい、あたりの企業小説! 逆境に追い込まれたサラリーマンが、 斬新なアイデアを実現していくための、 企業内外の様々な交渉を描いていく、 実におもしろい内容で、あっという間に読み終えました! この著者の作品にしては、 ちょっと日本では現実離れした、 銃での殺し合いとかそういうのがなくて、 現実の日本の企業でも起こってもおかしくはない、 リアリティがあって、実に楽しく読めました。 おすすめの本です。 | ||||
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いやぁ、これは堪能した。 経済小説とあるが、単なるビジネス本ではないです。 というか、巷にあふれるビジネステキストやらはやりのMOT(もう古い?) 何ぞ読み開くくらいなら、この小説の方が何倍も勉強になる。 それも、楽しく、興奮し、ハラハラしながら読めるんだから、実に有益だ。 飛ぶ取り落とす勢いの主人公が、その鼻息の荒さが災いし閑職に飛ばされる。 ここらの悲哀は大変よくわかる。 やれる人間ほど、成果をかさに、知らず知らずのうちに傲慢になってしまう。 これは厳しく自戒させられた。 しかしのその逆境から、学び、また人を育て、人とともに作り上げる喜び を知る。 実に学ぶべきところが多い。 多くの特に若手サラリーマン、あるいはこれから社会に巣立つ学生等に、是非 読んでもらいたい。 更に、ビジネスと関係のない研究者等にも、「発想」がどういうふうに生まれ るのか。この作品では、極めて明確に示してくれる。 これは最近類書を見ない、素晴らしいエンターテインメンツな教科書だと思う。 | ||||
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巻末の解説をみると、「経済小説として最高傑作の領域に属する作品と断言してよいだろう。」とあります。本作品を友人の勧めで読みましたが、大変面白い本でした。流通企業を舞台に、登場人物が苦しみながらも熱意をもってアイデアを練り、新しいビジネスモデルを実現していくさまに、途中で胸が熱くなる思いでした。リアリティがあり、かつ無駄な描写がないのでスピーディに話が進みます。出張の移動時間を使って、ほぼ1日で読破しました。 経済小説と人間ドラマ、両方が味わえる良書だと思います。 | ||||
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この作品はかなり現実味のあるエンターテイメントである。 もともと能力のある主人公が左遷のあとにいかにビジネスパーソンとしてのモチベーションを維持しながら会社へ貢献し、また自分のキャリアをも積んでいくか。 強いて本書の弱点をあげれば、主人公が左遷される理由となった弱点の克服過程の葛藤描写が足りない。いずれにせよ、非常に満足のいくストリーであることには間違いない。 | ||||
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限りなく星5つに近い★4.5である 楡さんの作品は初めて読んだ。彼の成り立ちもいまだ知らない。 というわけで的外れかと思われてしまうかも知れませんが 「この作家さんは物流業界でサラリーマンをされていたのかな?」 と率直に思った。 取材だけでここまで書かれたのだとしたらものすごい! 0.5のマイナスは何回か、 社内で同じ内容のビジネススキームの説明を違う相手に繰り替えす のが、読み手としてはリアリティを感じつつちょっと面倒だったことと 物語の結末に多少の矛盾を感じたこと とはいえ、本当におもしろかったのでお勧めです | ||||
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グイグイ引きこまれた。 やはり楡は面白い。これまでの作品とちょっと色のちがう経済小説だが、一気に読ませる。 何か始めなければいけない。そう感じさせる作品だった。 | ||||
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スバル運輸のやり手次長吉野が突然受けた辞令は、たった二人の部下しかいない 新規開発事業部の部長職だった。4億円の過酷な売り上げノルマを達成しなければ おのれの首も危ういという状況で、吉野が打ち出した新規ビジネスとは・・・? 現実のビジネスの世界でも十分ありそうな緊迫感あふれる折衝シーンに思わず引き 込まれます。一般企業に勤めていた著者の経験が生きているのでしょう。四面楚歌 の状況に疲弊しながらも、緻密に練り上げられたビジネスプランで打破していく吉野 の姿に喝采を覚えます。また、ケガでプロ野球選手の夢を断たれながらも、家族を 養うために一介のセールスドライバーとして来る日も来る日も汗を流し続ける蓬莱 の姿にも心を打たれます。 ひさびさに登場人物から元気をもらいながら頁を繰れる小説です。著者渾身の経済小説 ではないでしょうか。 | ||||
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『フェイク』がなかなかの微妙作だったので、不安になりつつ期待しつつ、発売直後に買いました。 今回の舞台はビジネス、それも運輸業界。 アクション中心だった楡さんにしては珍しいチョイスだなぁ・・・ひょっとしてこれもダメ作かぁ・・・?と思いましたが、大違い!手に汗かきながら一気に読了しました。後味も最高に爽やかで、しばらくは興奮してニヤリ笑いが止まりませんでした。 楡さん独特のスピード感と迫力はそのままです。いかついオッサン(主人公)に好感を持たせ、血を流すことなく銃撃戦のような緊張感を生み出す楡さんの文章力にはホレボレさせられます。ビジネス小説なんか見たこともなかった私をもグッと惹きつけるその展開にシビれました。 ついつい誉めすぎましたが、稀に見る良著です。 ここ数年引き気味でしたが、また楡熱が上がりそうです。 | ||||
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当たりはずれのある(当たりの方が多いのだが)楡周平なので、帯を見て買ったのだが、こちらは当たりの部類。物流会社に勤める主人公が新規ビジネスを立ち上げる話なのだが、ビジネスモデルとしては目新しいことはないものの、小説としてはなかなか取材をしっかりしており好感。途中で飽きずに1日で読み切ってしまった。 | ||||
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新規事業立ち上げ、プロジェクトマネジメント、企業内ポリティクス、頻繁に取り上げられるビジネスの題材をこれほどまでに深い洞察に基づき、具体的なアイデアを盛り込み、緻密に描写したものがこれまであったであろうか。著者のエネルギーに感服である。 主人公が意を決して創業者と出会い、創業者の厳しいscrutinyに屈せず自分のプランを納得させていく場面は特に圧巻である。 | ||||
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サスペンス物かと思って読み始めたけど、とんでもない! 話がうまく行き過ぎるところはあるけど、そのままビジネスモデルとして活用できそうなアイデアが満載。 それを形にしていくプレゼン、行動力、想像力は舞台こそ物流業界だけど、全ての業界の”仕事”に通じるとてもタメになるものです。 一晩中かかって読みきりましたが、爽快感でいっぱいでした。 経験の浅い社会人にも、部下を持った役職者の方にも是非読んで頂きたい一冊です! | ||||
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『ただの運送業からマーケティングカンパニーへ』という決め台詞。同業者へはかなりのインパクトがある。 既存のインフラをもって、今を活かそうと腐心する同業者の方に一度は読んでもらいたい。 アイデアを実践していくノウハウもふんだんに盛り込まれたビジネス小説。 話が出来すぎ!という感は否めないが、もっと読みたい気持ちの裏返し。 読後の爽快感は物流業者の頭脳と脚を明日へ向かわせる。 | ||||
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~Cの福音、朝倉恭介シリーズの楡周平が!である。 買おうとした時は陰謀うずまくサスペンスかと思った。読んでいるとビジネス書になった。読み終わると爽快感と仕事に幅が出るようになった。舞台は流通業なので自分が関わっている業種ではないわけだが、考えるところはどこでも一緒。どうやってモノにするのか、仕事とはなんたるか、基本も応用もこの本でで~~きるような気がする。ビジネス用語が飛び交いとっつきにくい部分は多少はあるかもしれないが、全体を通せばこれは自分の仕事に使えるしプレゼンの方法論まで勉強になる。煮詰まった時には助け舟にはなってくれることだろう。 眠たくなるハウツウ本や企業小説よりもこれを一度読むと目から鱗。ハードワークに励むサラリーマン諸兄には正直どう映るのかはわ~~からないが、私の様なスチャラカ社員が読むと実にいい、やはり作家の文章の...、否「楡周平」というディテール表現に秀でた作家だからこそ面白かったのかもしれない。~ | ||||
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主人公:事業開発部長吉野公啓が、片足をフィクション。片足をノンフィクションに置いたような場面展開が小気味よく進み、ついつい一気読み。させられた。掟破りの、本部長の頭越しの社主への直訴は劇画タッチ。上司の説得や他社、そして取締役会でのプレゼンはディベートのお手本。部下へ飛ばす檄はスポ根ドラマ風。父母や娘との短い会話に溢れる情感は、心温まる叙情詩。・・・・もしかして「この営業戦略」は現実に通用するのではないかと思えるような綿密さ。プロジェクトXを超えるような感動はどこからくるのだろうか? 脇役を務める蓬莱秀樹。プロ野球選手への夢が破れても、真っ直ぐに生きる青年を「好演」。その妻藍子のアイディアが彩りを添える。 ついつい夜明けまでページをめくってしまった。 | ||||
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ビジネス小説とあるが、普段ビジネス小説を読まない人でもひきこまれる。取材から組み立てられた舞台は起伏に富み、逆境にむかう主人公たちはエネルギッシュ。描写、細やか。文章の歯切れもよし。降りる駅を忘れて読んでしまう本である。 読後がさわやかなのもいい。読み終えたあと、この”再生巨流”というタイトルが胸のなかに流れてくる、そんなビッグな本である。 | ||||
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