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日輪の遺産
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日輪の遺産の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 1~20 1/3ページ
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ページを捲る手が止まらなくなる面白さ | ||||
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著者と同世代人として、戦争への視点は共有できる。日本の軍国主義に対する徹底した批判と、それを許してしまった“国家・国民の原罪”は、マッカーサーによる占領では決して雪ぎ切れないことも…。 | ||||
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終章は涙なくては読み進められなかった。自分達には素晴らしいエネルギーがあること、持っていることを知らないことが不幸だ。 | ||||
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総じて面白かったですが、登場人物が多すぎて、伏線回収が遅い印象。 冒頭に出てくる少女の描写が進んでも進んでもなかなか出てこなくて、ん?てなります。もうちょっと女の子たちに感情移入したかった。そこは天下の浅田次郎にも荒削りな時期があったと言うことで…。 しかし少しずつ明かされていく謎には「ええっ!?」という驚き。これが、キラキラの宝石になる浅田次郎の片鱗だ‼︎と思って違う感動を覚えました。 そして最後の一節はもう涙なしには読めない。 あとは、マッカーサーが実名なら他の人も実名でいいじゃんて思っちゃう。ていうか本人が出てくる必要無かった気もする。府中の大国魂神社出るならいっそ稲城って書いてくれよ~と稲城市民は思います。 帝大と陸士ですが、大正生まれでどちらにも知り合いがいます。勉強も運動もできた超人が陸士に行き、市ヶ谷では英語もロシア語も中国語もやりますので真柴さん英語喋れないってことは絶対にないです。 比較的お金持ちで体弱いタイプが東大に行ったそうですよ。三島由紀夫みたいな。小泉さんはたぶん良い家の出なのかな。 私の祖母及び兄妹もモデルとなった稲城出身で、私自身もここに登場する稲城市立病院に入院したこともあります。サービスアネックスは年に数回ガイドツアーや開放場もあり実際に訪れたこともあります。資料少ないのに臨場感あって凄いです。 また、祖父は日野の生まれで憲兵でした。祖父母は戦争のことをほとんど語らなかったので、郷土資料室など色々尋ねましたが、二人が生きた時代を感じられてとても良かったです。 | ||||
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●絶対的命令と道義の狭間、愚直なまでの覚悟や責任、穢れのない少女の命・・・。本書には数多の メッセージが詰め込まれていて、そのメッセージは紙筆につくせない程に深く重い。戦争の悲惨さ不 条理さに心揺さぶられる思いである。 日輪の遺産とは・・・。著者は日本人ではなく、戦勝国であるアメリカのマッカーサー元帥の口を 通して言わしめた。読む者の胸に熱く響いてはくるが、果たして現在の日本人にその遺産は残されて いるのか?交互に繰り返される過去と現在の物語に、その答えが垣間見える。 いったい、戦争は子供たちに何を教えたのだろう。何を洗脳したのだろう。最後の一ページで、そ れまでこらえていた涙をどうしても止めることが出来なかった。 | ||||
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現在と戦時中のことが交差しながら、迫る悲惨さが際立っていました。それにしても戦争の持つ非人間性がだれにでも分かるような小説でした。平和の大切さが今更ながら胸に迫ります。 | ||||
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戦況が悪化しつつある中、敗戦後の復興を目指して奪ったマッカーサーの遺産を隠す。その業務に関わった人物が現代まで生きていて、当時の様子を語るというのは、登場人物の関係性が明らかになるにつれ、どんどん引き込まれました。 | ||||
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納期、外見ともに問題はありませんでした。 文の内容は、購入態様とは異なると判断するため、省略します。 | ||||
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「将軍達に前時代的な、口封じという方法を選ばせたのは、軍隊という機能の仕業で、個人的には誰ひとりとしてそんな選択を正当だと思っているはずはない。」(245頁) 自衛隊の無人標的機が日航123便の垂直尾翼に激突、約30分迷走飛行した後で、御巣鷹山に墜落、口封じのためには、生存者を毒ガスで殺戮したという主張(小田周二さん、青山透子さん等)を連想する。 | ||||
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浅田先生は陸上自衛隊第32連隊第3中隊のご出身、私の先輩です。若輩でしたからお越しになられても眼前の事に忙しく若き日を無為に過ごしてしまったことを悔いているところです。 しかし本作品の市ヶ谷台の本館(一号館)裏食堂や浴場で過ごした日々、そこから左内門への道は生涯瞼の裏に刻まれ続ける事でしょう。この様な時代の上に私の人生が今展開しているという事実にただ圧倒され私は余生を生きて行くのだなと大変な自覚をいただきました。 私もまた本作品からこの身体に責任感と自覚を注いでいただきました。ありがとうございました。 | ||||
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日輪の遺産、読了。 しょぼくれた自身の境遇、そして偶然出会ったしょぼくれた老人の手帳。そこから序盤はいわゆるM資金的な帝国陸軍が終戦直前に秘匿した時価200兆円にのぼる財宝を一攫千金出来るか?、というような物語が唐突に始まり惹きつけていく。 過去と現在が交差しながらの章立て。徐々に真相に迫っていくのだが混乱もせずに、むしろ読み易い。 過去の章はその資金をいかに秘密裏に埋蔵するかという帝国陸軍エリートの暗躍っぷりを描写。 そして行き着くのは戦争の悲劇。戦争に関する小説でここまで残酷で悲しい描写は初めてかも。 その後現代に描写は戻るが、結末はなるほど感爆発のカタストロフィ。 浅田次郎作品を読んだのは初めてだったのだが圧倒的筆力、描写力、キャラの強さ、想像力、造形力。他の作品も読みたくなってしまった。 | ||||
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いやぁ 色々と思うところは在るかもしれませんが おもしろいです 強引?無茶苦茶? 小説はソコを楽しむものですよ リアルが良ければ ノンフィクション読めばいい | ||||
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ストーリーは面白いです。この舞台となった米軍多摩リクリエーションセンターには何回か行ったことがあり、身近に感じます。 | ||||
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悲しく、辛い時代、戦後生まれの自分は耐えられただろうか。興味深く読ませていただきました。 | ||||
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今の時代の人の話の進行状況と戦時中の話の進行状況が交互に展開されていくところに、この話の面白さがあると思う。 | ||||
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環境(時代)が、教育が、人を創る。 独居老人の残した黒革の手帳を巡る、サスペンス的かと思いきや、実は、百田尚樹さんの「永遠の0」と同じく、痛烈なる反戦論。 歴史に名を残するは、指揮官だけだが、その影には、雑兵の様に忘れ去られてしまったけど、家族にとっては、かけがえのない存在である者達がある。 その名も無き、若者達の残してくれた、この平和な時代を感謝して謳歌せずして、不平不満な毎日を送ることは、天に唾する行為に等しい。 国民が、諦めなければ、国は再生する(再興できる)。 この世を生き抜くに必要なのは、勇気と決断と実行力。 英霊の御霊に、幸多からんことを。 | ||||
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第二次世界大戦の終戦間近の日本という重たい時代のテーマでありながら、運命に導きられながら、時代を生きた人たちが描かれている。 終戦間近の過去と現代の間を、視点が行ったり来たりし、そういう場面展開で話が進んでいく手法は、さすがだと思う。 最近の作品かと思ったら、かなり前の作品で、「鉄道員」よりも前で、90年代初め頃の作品だった。 | ||||
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友人が本書の話をしていたので購入して読んでみた。たまたまテレビ映画でもやっていた | ||||
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永遠の0に引き続き、戦中戦後の話を確認する意味で 読みました。 後半、想像していた通りの展開でしたが・・・面白く読みました!! | ||||
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本書は今から20年以上前に執筆され,まだ「地下鉄に乗って」「蒼穹の昴」といった傑作群が生み出される以前の作品になります。 したがって今やすでにストーリーテラーとして確固たる地位を確立した著者の最近の作品群と比べると,どうしても「若書き」の印象は否めません。 しかし,それでも,この作品を書くんだというような,文学的技巧とは違う,作家の強い意志と熱のようなものを感じます。 あの「戦争」とはいったい何だったのか。 軍部の暴走により破滅へ突き進んだ戦争末期,その時代においても,冷静に日本の将来を見据えて,未来の日本人がその誇りを失うことのない国をつくるため,表舞台に出ることなく,歴史に埋もれてしまった人たちがいたのではないか。 そして,そんな凄い人が実は,すぐそばにいるあの老人かもしれない。 本書はマッカーサーの隠し財宝をめぐるミステリー的要素もありますが,それよりも戦争当時の人々の生き様や,その生き様を知ることで,これからの日本をより良くしていかなければならないという使命感のようなものまで感じさせる良質な作品だと思います。 | ||||
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