雷神

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評判

雷神の評価:

3.81/5点 レビュー 42件。 B ランク

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平均点3.81pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 41〜60 3/4ページ
No.36
(2pt)

広げ過ぎた謎をなぞるだけで汲々としていて浸れない

この著者の作品は初めである。

よく見かけるのだが、これまでは帯やコピーを見て食指が動かなかった。
が、リアルな本屋で手に取って、今回は面白そうだと感じて詠んでみたのである。

現在から15年前の埼玉県での、ある事故による妻の死。

現在、そのことをネタにした何者かの「私」への恐喝の電話とコンタクト。

31年前の、新潟県の寒村における祭りの準備中の母の死。

その翌年の、祭りの最中における村の有力者たちに対する毒キノコによると思われる殺人事件。

その事件の直後における、「私」と姉の雷の直撃による負傷と一部の記憶喪失。

こうしたプロットが並べられ、それぞれにさらに謎が付加されて増幅していく。

それを、つなげて解いて見せるというのが、本書の骨格である。

何というか、横溝正史的な謎の配置や雷神の道具立てではあるのだが、こうした無理筋を成立させて読者を引っ張るには独特の世界観が不可欠だと思う。

しかし、本書はこれらをつなげるプロットをなぞることに追われて、どうも浸れるだけの世界観を構築しているようには感じられない。

無理筋やご都合主義的な展開、人物造形の中途半端さが気になってしまうのである。

というわけで、この作者はぼくには合わなかったし、多分もう読まないだろうなぁ。
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.35
(2pt)

広げ過ぎた謎をなぞるだけで汲々としていて浸れない

この著者の作品は初めである。

よく見かけるのだが、これまでは帯やコピーを見て食指が動かなかった。
が、リアルな本屋で手に取って、今回は面白そうだと感じて詠んでみたのである。

現在から15年前の埼玉県での、ある事故による妻の死。

現在、そのことをネタにした何者かの「私」への恐喝の電話とコンタクト。

31年前の、新潟県の寒村における祭りの準備中の母の死。

その翌年の、祭りの最中における村の有力者たちに対する毒キノコによると思われる殺人事件。

その事件の直後における、「私」と姉の雷の直撃による負傷と一部の記憶喪失。

こうしたプロットが並べられ、それぞれにさらに謎が付加されて増幅していく。

それを、つなげて解いて見せるというのが、本書の骨格である。

何というか、横溝正史的な謎の配置や雷神の道具立てではあるのだが、こうした無理筋を成立させて読者を引っ張るには独特の世界観が不可欠だと思う。

しかし、本書はこれらをつなげるプロットをなぞることに追われて、どうも浸れるだけの世界観を構築しているようには感じられない。

無理筋やご都合主義的な展開、人物造形の中途半端さが気になってしまうのである。

というわけで、この作者はぼくには合わなかったし、多分もう読まないだろうなぁ。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.34
(4pt)

最後はやっぱり衝撃的!

道尾氏の作品を読むのは初めてです。
書評が良いと思い、購入しました。ミステリーファンでもあります。昭和の混乱した時代、一家に起こった辛く悲しい出来事、それらが尾を引き、30年後再び惨劇が起こるという内容でした。30年後、訪ねた生まれ育った村で次々起こる事件は、彼らの想像を超えたもののようにも感じます。何とも、この一家が悲惨で悲しいと感じました・・。途中から出てくる「写真家の彩根」の存在がちょっと気になりましたね。私的にですが、彩根という人物が、ちょっとでしゃばり過ぎの様な・・気がしました。それで、星4個にしました。一気に読める作品で楽しめました。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.33
(4pt)

よく練られているが

非常によく練られているミステリーだが、正直好みではないかな。
理由は大まかに三つ。

まず、基本的に地味。
9割方、雷が多いある地方の神社と、周辺里山での話。
土着の祭り、風習、地方ならではの閉塞感が本作の背骨であり、都会的要素や
爽快な感じは無い。
話しの核となる雷と、雨の臭いが混じる湿った空気感が物語全体を包んでいる。

それと、時系列の変化が鬱陶しい。
ざっくり言って本作は、「過去に起こったこの出来事、実は…」といった話。
だから、時系列が前後しつつ話が進むのは仕方ない。
ただ本作は時系列が複数存在し、またその順番もキーポイントだったりするので、
正確に把握していないと物語に浸れないのだ。
途中読み手が順番を整理するのを助けてくれるくだりがあり、著者の親切さも
窺がえる。
でもこうした、時系列を整理する必要がある読書って、正直面倒。
当方が単にアホなのかもしれないが、今一つ読書リズムに乗りづらかった。

三つめは、ひたすら答え合わせをしているような、長いラスト。
謎があって、それを回収して答え合わせをするのがミステリー。
そういった意味ではミステリーの王道なのだが、本作はとんでもなくピース数の多い
ジグソーパズルの様。
好きな方はたまらないかもしれないが、「これ、ピース多すぎねぇ?」が偽らざる感想。
先日著者がラジオで言っていたが、本作はプロット(設計図)だけで本一冊分くらいの
分量に成ってしまったそうな。
ピースをはめる楽しさこそジグソーパズルの醍醐味と言う方には、ド真ん中ストライク。
そこよりも、出来上がった絵柄重視の人には少々面倒かも。

いろいろケチつけたが、最後に胸がキューっと締め付けられたシーンを。
行われなかった姉の誕生日パーティ。
手がつけられていない紙コップやポッキーを片付ける姉。
貯金を叩いて買ったプレゼントの筆入れは、結局渡せなかった。
ぼくは誕生日パーティに来なかった人たちを、姉をからかったかもしれない人たちを、
殺したかった。
このシーン、なんか刺さったなぁ。
本来は星3個だが、このかなしい情感が素晴らしいので星4個。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.32
(4pt)

よく練られているが

非常によく練られているミステリーだが、正直好みではないかな。
理由は大まかに三つ。

まず、基本的に地味。
9割方、雷が多いある地方の神社と、周辺里山での話。
土着の祭り、風習、地方ならではの閉塞感が本作の背骨にあり、都会的要素や
爽快な感じは無い。
話しの核となる雷と、どこか雨の臭いが混じる湿った空気に包まれており、
スカッとした青空を感じるシーンは皆無。

それと、時系列の変化が鬱陶しい。
「過去に起こったこの出来事、実は…」といった話なので、時系列が前後しつつ
話が進むのは仕方ない。
ただ本作は時系列が複数存在し、またその順番もキーポイントだったりするので、
正確に把握していないと物語に浸れないのだ。
途中読み手が順番を整理するのを助けてくれるくだりがあり、著者の親切さも
窺がえる。
それでもこうした、時系列の整理を要する読書って、正直面倒。
当方が単にアホなのかもしれないが、今一つ読書リズムに乗りづらかった。

三つめは、ひたすら答え合わせをしているような、長いラスト。
謎があって、それを回収し、答え合わせをするのがミステリー醍醐味。
そういった意味では王道なのだが、本作はとんでもなくピース数の多いジグソーパズルの様。
好きな方はたまらないかもしれないが、「これ、ピース多すぎねぇ?」が偽らざる感想。
先日著者がラジオで言っていたが、本作はプロット(設計図)だけで本一冊分くらいの
分量に成ってしまったそうな。

いろいろケチつけたが、最後に胸がキューっと締め付けられたシーンを。
行われなかった姉の誕生日パーティ。
手がつけられていない紙コップやポッキーを片付ける姉。
貯金を叩いて買ったプレゼントの筆入れは、結局渡せなかった。
ぼくは誕生日パーティに来なかった人たちを、姉をからかったかもしれない人たちを、
殺したかった。
このシーン、なんか刺さったなぁ。
本来は星3個だが、このかなしい情感が素晴らしいので星4個。
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.31
(5pt)

最後の1ページ……

著者自身も激推しも納得の傑作。
まさに横溝的世界の古めかしい舞台設定がまずいい。令和の今、よくこの設定にしたなあ、と思う。
個人的には大好きだけど、
凝らされた仕掛けと伏線がたたまれていく後半〜ラストも、悲しいながらもぐいぐい読ませる。
他の人も言っているように、ツッコミどころはあるのだけど、まあ、いいかな。
そんでもって、最後の1ページはマジ、すごい破壊力(涙
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.30
(5pt)

最後の1ページ……

著者自身も激推しも納得の傑作。
まさに横溝的世界の古めかしい舞台設定がまずいい。令和の今、よくこの設定にしたなあ、と思う。
個人的には大好きだけど、
凝らされた仕掛けと伏線がたたまれていく後半〜ラストも、悲しいながらもぐいぐい読ませる。
他の人も言っているように、ツッコミどころはあるのだけど、まあ、いいかな。
そんでもって、最後の1ページはマジ、すごい破壊力(涙
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.29
(5pt)

韻を踏んで。

何層にも絡めていったトリッキーなミステリー。
前段の事故案件からのトリッキーな切り返し。
てっきり犯人だと思いこまされてしまうトリッキーな流れ。
ベールに包まれたナゾを追うごとに、新たなトリッキーが突出する。
村の慣わし、雷に起因するノスタルジックな空間がトリッキーさを炎上させる。
そして、最後の最後の最後で落とされてしまうトリッキー。
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.28
(5pt)

切なくて悲しいお話です

切なくて悲しい話です。しかしその幾重にも連なる悲劇がこの作品に秀逸な奥行きを持たせている気もしました。僕の道尾秀介作品ランキングでは『向日葵の咲かない夏』に次いで2位の作品です。でも「この世には、どんな神様もいない」という一行には参ったね。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.27
(5pt)

韻を踏んで。

何層にも絡めていったトリッキーなミステリー。
前段の事故案件からのトリッキーな切り返し。
てっきり犯人だと思いこまされてしまうトリッキーな流れ。
ベールに包まれたナゾを追うごとに、新たなトリッキーが突出する。
村の慣わし、雷に起因するノスタルジックな空間がトリッキーさを炎上させる。
そして、最後の最後の最後で落とされてしまうトリッキー。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.26
(2pt)

偶然の嵐

これでもか、というくらいの偶然が重なります。

この作品以上に、偶然やご都合主義的な展開の作品はみたことがない。

個々のピースは良さそうなのだが、やり過ぎて冷めてしまう。

偶然の嵐に、食傷気味です。
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.25
(2pt)

偶然の嵐

これでもか、というくらいの偶然が重なります。

この作品以上に、偶然やご都合主義的な展開の作品はみたことがない。

個々のピースは良さそうなのだが、やり過ぎて冷めてしまう。

偶然の嵐に、食傷気味です。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.24
(5pt)

二回目の読了必須

楽しみにしていた道尾さんの新作です。

まさか…こうならないよね?と不安な気持ちそのまま、又は更にその上をいく展開でした。
ドキドキしながら一気に読めます。

舞台となる新潟県羽田上村は架空の場所ですが、雷の多い村のエピソードがどれもリアルで、好奇心も刺激されます。

辛い展開が続きますが、夕見が前を向いて過ごしていこうとしている繊細な描写など、美しくほっとできる場面もあります。

全て絡み合うラストを読み終え、しばらく放心状態…今のこの日常について色々と考えざるを得ません。
貴重な読書体験でした。

細かい繋がりを確かめながら、もう一度じっくり読み返したいです。
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.23
(5pt)

二回目の読了必須

楽しみにしていた道尾さんの新作です。

まさか…こうならないよね?と不安な気持ちそのまま、又は更にその上をいく展開でした。
ドキドキしながら一気に読めます。

舞台となる新潟県羽田上村は架空の場所ですが、雷の多い村のエピソードがどれもリアルで、好奇心も刺激されます。

辛い展開が続きますが、夕見が前を向いて過ごしていこうとしている繊細な描写など、美しくほっとできる場面もあります。

全て絡み合うラストを読み終え、しばらく放心状態…今のこの日常について色々と考えざるを得ません。
貴重な読書体験でした。

細かい繋がりを確かめながら、もう一度じっくり読み返したいです。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.22
(5pt)

友人に、購入を頼まれました。

軽量で、とても使いやすくて、大満足だそうです。
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.21
(5pt)

友人に、購入を頼まれました。

軽量で、とても使いやすくて、大満足だそうです。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.20
(4pt)

少し残念だな

道尾さんのキャリアハイとか会心作とかの煽りで、期待が大きくなり過ぎたのかもしれないが、やや残念な仕上がりだった(道尾さんとしては、です)。かつての『カラスの親指』や『向日葵の咲かない夏』のような、唖然としてしまう展開ではなく、一口に言って、小粒。
舞台も寒村と家族間に限られているし、事件そのものもスケールが小さい中で、文字の改変や記憶喪失をうまく使って、さちんとした良作に仕上げている。でも道尾ミステリーの魅力である驚きは少ない。
ほかの作家さんが書いたのなら、かなり評価できるが、道尾さんの作品としてはエースではない。
登場人物の行動にご都合主義という批判があるが、これはまあ仕方ないでしょう。ミステリーはそもそも無理な作りものであり、そこを楽しむもの。ミステリーにリアリズムを求めすぎると、地味な警察小説しか存在できなくなるわけだし。
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.19
(4pt)

少し残念だな

道尾さんのキャリアハイとか会心作とかの煽りで、期待が大きくなり過ぎたのかもしれないが、やや残念な仕上がりだった(道尾さんとしては、です)。かつての『カラスの親指』や『向日葵の咲かない夏』のような、唖然としてしまう展開ではなく、一口に言って、小粒。
舞台も寒村と家族間に限られているし、事件そのものもスケールが小さい中で、文字の改変や記憶喪失をうまく使って、さちんとした良作に仕上げている。でも道尾ミステリーの魅力である驚きは少ない。
ほかの作家さんが書いたのなら、かなり評価できるが、道尾さんの作品としてはエースではない。
登場人物の行動にご都合主義という批判があるが、これはまあ仕方ないでしょう。ミステリーはそもそも無理な作りものであり、そこを楽しむもの。ミステリーにリアリズムを求めすぎると、地味な警察小説しか存在できなくなるわけだし。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375
No.18
(2pt)

設定に無理がある。

・現在、過去に色々な事件、事故が頻発しすぎてリアリティに欠ける。(姉と自分が落雷に合う、母親が不審死、妻が事故死。詰め込みすぎでは?)
・娘が子供のときに誤って落としてしまった植木鉢が原因で妻が無くなった事、そこまで娘にひた隠しする必要がわからなかった。それを脅しのネタにするのもよくわからない。
・あいかわらず情景描写がイメージしにくい。
・あの三人でかつての事件をインタビューするのはさすがに無理がある。こういう時って当事者ではない夕美一人で行うのがミステリーでの定石では?当事者の二人がのこのこついていくならインタビューする意味って・・・?

色々無理があるのでなかなかページが進まなかったです。
雷神 (新潮文庫 み 40-23) Amazon書評・レビュー: 雷神 (新潮文庫 み 40-23)より
4101355576
No.17
(2pt)

設定に無理がある。

・現在、過去に色々な事件、事故が頻発しすぎてリアリティに欠ける。(姉と自分が落雷に合う、母親が不審死、妻が事故死。詰め込みすぎでは?)
・娘が子供のときに誤って落としてしまった植木鉢が原因で妻が無くなった事、そこまで娘にひた隠しする必要がわからなかった。それを脅しのネタにするのもよくわからない。
・あいかわらず情景描写がイメージしにくい。
・あの三人でかつての事件をインタビューするのはさすがに無理がある。こういう時って当事者ではない夕美一人で行うのがミステリーでの定石では?当事者の二人がのこのこついていくならインタビューする意味って・・・?

色々無理があるのでなかなかページが進まなかったです。
雷神 Amazon書評・レビュー: 雷神より
4103003375