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(短編集)

鬼の御伽



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【この小説が収録されている参考書籍】
鬼の御伽

鬼の御伽の評価: 4.63/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

人間の傲慢さと身勝手さ、そして残虐さがこれでもかというくらいに描かれていて、鳥肌が立った

御伽噺の鬼を題材とした、人間の業を描いた壮大な物語だった。

「桃太郎」を題材とした、『パーフェクト太郎』と「泣いた赤鬼」を題材とした『新訳 泣いた赤鬼』、そしてその番外編があるのだが、鬼退治をしてめでたしの展開を予想していたら、まさかの展開に驚愕した。

特に『新訳 泣いた赤鬼』は秀逸だった。

義を通したり、情にほだされていては、村を守ることはできないから人道に反してでも生き延びる。

人間の傲慢さと身勝手さ、そして残虐さがこれでもかというくらいに描かれていて、鳥肌が立った。

どんな終わり方をするのかと思ったが、読後感は爽快だったのが良かった。
鬼の御伽Amazon書評・レビュー:鬼の御伽より
404893077X
No.7:
(5pt)

グロいけど感動もする!

板倉さんの小説を初めて読みました。
ちょっとグロい表現はありますが、とても読みやすく面白かったです。
桃太郎、泣いた赤鬼それぞれ筋が通っていて、泣きそうになる部分もありつつ、ついページを進めたくなるお話でした。
鬼の御伽Amazon書評・レビュー:鬼の御伽より
404893077X
No.6:
(5pt)

「桃太郎」という日本のミステリーに挑んだ作品!?

これが伏線だったのか!と、もはや気づけないほど気持ちよく騙され、そして伏線回収されていきました。それをよく知っている「桃太郎」を題材にやってのけるものですから、あっぱれとしか言いようがありません!
騙されることを楽しみ、そして真実に辿り着く快感を味わってほしいです。
鬼の御伽Amazon書評・レビュー:鬼の御伽より
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No.5:
(3pt)

私は一度読んで終わりました。

ん〜 まあまあでした
鬼の御伽Amazon書評・レビュー:鬼の御伽より
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No.4:
(4pt)

発想が面白いし、ラストの続きが気になります

Twitterで見かけて気になっていたので購入しました
桃太郎と泣いた赤鬼を今時にしたパロディみたいな作品ですが
つないでいる第3のストーリーも気になります
その後どうなったんだろうと読んだ後思わせる面白い作品だなと思いました
人間のエゴ、鬼の生き方、いろいろ考えさせられるお話でした
子供ではなく大人向けなお話だなと思います
鬼の御伽Amazon書評・レビュー:鬼の御伽より
404893077X
No.3:
(5pt)

おもしろい

浅田弘幸先生の表紙がとても美麗です。
本編もとてもおもしろく、物語の世界に浸ってあっという間に読み終えました。
鬼の御伽Amazon書評・レビュー:鬼の御伽より
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No.2:
(5pt)

作者の才能に脱帽

視覚的な無駄のない文章、緻密な伏線の回収、芸能人の枠は遥かに超えて小説家としてもトップクラスの文章力!特にアクションシーンは秀逸。エンターテイメントの最高峰。
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No.1:
(5pt)

人間の業を抱えて生きる罪悪感

コント師として名高い著者の、起承転結と人間の業をこれでもかと詰め込んだ作品。浅田先生の絵画のように美しい挿絵と、原作が童話なのも相まってライトノベルのように世界へ入りやすく読みやすい。
著者は以前レギュラー出演しているバラエティ番組で「要らないんだよ人間なんか地球に」「元々は別の生物がいる地球に、人間は居させてもらってる」と独自の破滅的な哲学を語っていたが、今回の本でその人間であるが故の業を嫌という程感じさせられる。寧ろ襲撃するは我々にあったのではないか。時折目を背けたくなるような場面もあるが、執筆を重ねるにつれどんどん深まる文章力と
著者の内面が浮き出るような人間味、堂々とは表さない霧雨のように淡く不器用な優しさ、それらを感じる度に物語へ引き込まれていく。
敢えて削らなかったという戦闘シーンの緻密さと絵の影響で、どうしても『新訳 泣いた赤鬼』の主要人物2人がどろろと百鬼丸に脳内変換される。瞬発力高く舞い戦うイメージが容易だったので、浅田先生キャラデザインのアニメ『どろろ』を観ていて良かった。

番外編は著者がコントで一人演じている姿が目に浮かび、心温まった。本当に求めているものはこれだったのかと止めどなく泣けてしまった。これはずるい。
所々にさりげなく散りばめられた伏線も、最後まで読むと上手く回収される技術も素晴らしい。老若男女全年代にお薦めしたい一冊。
素敵な作品をありがとうございました。
鬼の御伽Amazon書評・レビュー:鬼の御伽より
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