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天使と悪魔
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天使と悪魔の評価: 4.26/5点 レビュー 278件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.26pt
Created with Highcharts 5.0.105件1.80%8件2.88%39件14.03%84件30.22%142件51.08%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全226件 101~120 6/12ページ
No.126:
(4pt)

天使と悪魔とラングドン教授

かつて教会に弾圧された科学者たちが設立した秘密結社「イルミナティ」が
現代によみがえった。
イルミナティがキリスト教界の頂点であるヴァチカンに威力が核燃料の千倍もある反物質を持ち込んだ。
ラングドン教授がいきなり、セルンに"招待"されてX-33で運ばれるシーンから
「おいおい」と思わず突っ込んでしまいました。
セルンが最高の技術者集団というイメージをすんなり持ててつかみはオッケーでした。
科学と宗教の対立という構図がはっきりとしていて話に入りやすい。
上巻ではまだラングドン教授の活躍どころは少ないですが、著者の話に引き込むストーリーテリングはさすがだと思いました。
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.125:
(4pt)

これはPocket Booksペーパーバック版のレビューです

 スイスの欧州原子核研究機構で研究者が惨殺される。彼の胸にはある文様が焼印されていた。研究機構の所長はアメリカからsymbologistのロバート・ラングレンを強引に呼び出し、事件の背後にはキリスト教によって迫害された歴史を持つ科学者の秘密結社Illuminatiが存在すると語る。そして結社は研究機構が開発した反物質を用いてテロ活動を行おうとしている。事件解決を目指してラングレンが向かったバチカンではおりしも新しい教皇を選ぶためのコンクラーベが開かれていた…。
 以前読んだ同じDan Brown著の「Deception Point」とこの「Angels & Demons」には共通する要素があります。巨大な力をもった組織をめぐる壮大なミステリー、虚実ないまぜの細部と薀蓄にこだわった疑似科学、ほぼ24時間というわずかな時間に凝縮されたスピーディな物語展開、どんでん返しにつぐどんでん返し、そしてこれだけ小難しげに見える物語を問題なく理解させる平易な英語。569頁という大部の著作でありながら、一気呵成に読ませる筆力はさすがとしか言いようがありません。
 荒唐無稽なエンターテインメント小説なのですが、それでもこの本がテーマとしている宗教と科学の長年に渡る相克については、考えさせられるものがあります。
 このペーパーバックの378〜383頁で、科学によって人類が見失ってしまった畏怖や畏敬の念といったものについて登場人物のひとりcamerlengoが独白していますが、熱心な宗教信者ではない私であっても、この彼の言葉には大きく胸ゆすぶられる思いをしました。
 本書を興味深く読んだ人には渡辺正雄「科学者とキリスト教」(講談社ブルーバックス/1987年)がお勧めです。
 ガリレオなど科学者がこの世界や宇宙の中に神の存在を感じ取る意図を持って研究を進めていたことがよく分かる書です。
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568
No.124:
(5pt)

“A hundred thousand miracles are happening every day” (Flower Drum Song)

Robert Langdon a Harvard symbologist is woken in the middle of the night by a phone call that is going to change his life. This phone call may also change our lives. Dan Brown weaves many story threads in to a tapestry of intrigue. The story takes place over a 24-hour period. A positive thing about this tale is that it is told in a linear fashion with very few flashbacks except when it is necessary for a back story. In this story he treats Robert Langdon’s character like Langdon is not aware of many, well known technical items and theories; this may be true of Robert Langdon, but Dan Brown also irritatingly treats us like we don't know these things!
On the surface, we are treated to a “who did it” and “will we get there in time” story. However, we are also confronted with science versus religion. Is science and religion like oil and water or is science and religion just two of the facets of God?
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568
No.123:
(4pt)

いろんな読み方を楽しめます。もちろん面白いしためになるし。

ダビンチ・コードが面白かったので、同じ著者の別の本を読んでみた。
多分世界中の人がこの順で読んだでしょう。
驚いたことに、ダビンチ・コードとまったく同じ構成で、パーツだけ違う感じ。
こちらの方が切り返しが多く、それまで作られてきた人物像がひっくり返るのは痛快だけど、ちょっと遊ばれすぎてる気持ちにもなる。
切れ味はダビンチ・コードより若干鈍く、長さをちょっとだけ感じさせられてしまいました。やっぱり続編は一枚落ちるなあと思いましたが、訳者あとがきを読んだところ、こちらのほうが先に書かれていたとのこと。
著者がこの2冊の間で成長したということなのでしょう。
ダビンチ・コードで出版社を移ってブレイクらしいので、ちょっとだけオトナの事情を感じてみたり。
初めから出てくる反物質とか、設定にあちこちちょっとずつ無理があるように思うけど、おもしろいという意味では、とても面白い。
あと、ベルニーニという芸術家を知らなかったのだけど、ネットで写真を見るだけでも、ちょっと驚くような彫刻を作る人だった様子。絵も描き建築もこなし、彫刻も作り、あの時代の巨人の一人なのでしょう。いつか観に行きたいと思う。
巻末に謝辞があるのだが、これは本当だろうか。これだけ謎掛け大好きな著者のことだから、きっとこの謝辞にもトリックがあるんじゃないかと思うのだが。
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568
No.122:
(5pt)

脱帽・・・。

 ここまでの長編なのに、最後の最後までいい意味で期待を裏切り続けてくれる。ミステリーという枠に捉われない、すばらしい作品であると言えます。ある程度、先の読めてしまうミステリーというものも、ある意味では満足感を与えてくれますが、本書はトリックがわかりやすいのに、先を読ませない。いや、敢えて読ませて、裏切る。そんな展開が、前編を通じて繰り広げられるわけですから、「世界を不眠に陥れた」というロジックも納得できます。
 また、ルネサンス期のキリスト教芸術の圧倒的な教養、キリスト教と科学の両者が生み出すパラドクスがうまく文章の中に融合され、前述したスピード感、小気味のよいリズム感をともなってしまえば、もう敵なしです。 諸手を挙げて、降参といった印象です。白旗です。
 個人的にはダビンチコードよりも、わかりやすく、全体的にスリリングで楽しめました。しかし同じキリスト教を土台にした作品で、完成度はどちらも高いと思うので、あとは好みの問題かとも思います。キリスト教に造詣がないと、少し抵抗があるのかもしれませんが、本書に含まれる、あふれんばかりの薀蓄が、その溝を埋めてくれることも十分に期待できます。
 
 国産のミステリーにも、良さはありますが、ここまでの完成度ともなると、見たことがありません。キリスト教と科学の対決。天地創造とビックバンの矛盾。みどころ満載の対決を、斬新な視点から描いています。一読の価値ありです。
 
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.121:
(4pt)

「科学は神を冒涜する存在か」という、禁断の、そして永遠のテーマに迫る作品。

数世紀前、その力を脅威と見たカトリック教会の手により滅亡に追い込まれたはずの科学集団Illuminati。
現代のヴァチカンを舞台に、法皇亡き後のカトリック教会の混沌を嘲笑うかのように次々と殺害されていく4人の枢機卿。
そして法皇自身の死にさえ、かけられる疑い。
背筋も凍るこれらの仕打ちは、果たしてIlluminatiの末裔による復讐なのか・・・?。
終末の時が迫る危機感。
恐ろしいほどに深い信仰の力。
そしてあまりにも人間的な、悲しい結末。
遺体に残された刻印のsymmmetryは鳥肌モノ。
途中、少々説明のくどい部分が目立つのがやや残念。
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568
No.120:
(4pt)

ダビンチよりいい

ダビンチコードで一躍有名になったダンブラウンの、しかも同じラングドン教授が出てくる作品ということで手にとってみた。文体、英語のレベル、などはダビンチと同じ。つまり実に読みやすく、映画化したらどんな場面になるかが簡単に想像がつくということ。さて、内容としてはダヴィンチより断然面白かった。なんといってもテンポが速い。朝早くにボストンからスイスへ連れ出され、そこで6時間以内にバチカンが反物質で爆破されるということを聞かされる(爆破時間は午前零時)。しかも犯人グループから午後8時から一時間ごとに4人の人質を一人ずつ殺していくという声明も届けられ、主人公たちは爆破と殺人を防ごうと苦心する・・・というもの。つまり全事件が一日のうちに(その大部分は8時から12時まで)に起こるのだ。ある意味ドラマ「24」的で、このテンポは読んでいて心地よいものがあった(もっとも構成はかなり荒いが、そこはエンターテイメントと目をつぶろう)。事件の後でも最後の最後までどんでん返しが待っており、ラスト数十ページが尻すぼみだったダビンチとは大違い。簡単に読めて、楽しめるエンターテイメントを探しているならこれを薦める。
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568
No.119:
(5pt)

Opinion

コンクラーベを舞台にした誘拐と連続殺人、浮かび上がるルネッサンス期の狂信的科学者集団。宗教的象徴の権威であるハーバード大教授の禁断の聖地バチカンの奥深くでの活躍はどこかインディー・ジョーンズの活躍を思わせますが、謎解きと命がけの闘いが最後の最後までぎっしり詰まっています。ダ・ヴィンチ・コードと同様に著者の深い知識には驚嘆させられました。 Also read an 極度なスリラー Tino Georgiou--The Fates.
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568
No.118:
(5pt)

目に見えるよう

私もダ・ヴィンチ・コードを先に読みました。断っ然こっちのが面白いです!夜中の3時まで6時間夢中で読みましたが、この長さ。さすがに読みきれませんでした。次の日めでたく完読。まず、ダ・ヴィンチ・コードは舞台が、古城とか教会とか、何だか似たような感じのとこばかりで、後半はとばし気味に読んじゃいました。こちらは舞台が変化に富んでいて、日本人の私にも映像が目に浮かぶよう。図書館(文書館?)のシーンなど、目を閉じると赤色が(笑)。それから、ちょうどヨハネ・パウロ○世の亡くなった半年後くらいに読んだので、その時の記憶が新しくて。だけど、この本が書かれたのはそれよりはるかに昔。そういう意味でも「ほほぉ〜、あの時、中ではこんなことが…」と感慨深かったです!それに取り上げられている団体にしても、ダ・ヴィンチ・コードの方はその時初めて聞きましたが、天使と悪魔の方は元々知ってる方が多いんじゃないでしょうか。もし読むならこっちを後にしないと、ダ・ヴィンチ・コードがつまんなくて最後まで読めないかも知れません。…余談ですが、下の方のカメルレンゴ=ジュード・ロウには全面的に賛成です!
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.117:
(5pt)

ストーリー作りの巧みさに脱帽

著者であるダン・ブラウンの緻密な調査に基づくストーリー作りの巧みさに脱帽です。
科学と宗教とは手を結び合えるものなのか。それとも水と油のように決して混じり合えないものなのか。はたまた科学と宗教とは同じ宇宙の真理を別の観点から追求しているのか。
この主題を中心に、謎解きとアクションがふんだんに織り込まれた悲劇性と意外性の強い緊迫したストーリーが展開され、全編一気呵成に読んでしまいました。
基本的に宗教が自らの自己保身のために行ってきた数多くの罪悪が糾弾されますが、しかしながら一方的に宗教を否定するほど単純な内容ではありません。思うに、宇宙の真理の探究は科学にまかせ、宗教は人を罰したり救ったりするような人格神信仰を捨て、純粋に人が人としていかに生くべきかの指針を示す倫理観や道徳観など説くべく生まれ変わる必要があるでしょう。
本作はもちろんフィクションですが、その記述の多くが真実に基づいています。例えば〈インターネットのウェブと言う概念はセルンで発明され素粒子物理学者の間で培われた〉は事実です。ただし、セルンで反物質を作り出すことはできますが、それを大量に安定して保存することは現在の技術では不可能です。その他、事実と創作が見事なまでに組み合わされており、その融合も見事です。
巻頭の芸術作品の写真やローマとヴァチカン市国の地図も良い参考になります。
ただ訳者に一言。〈Particle Physics〉は、〈粒子物理学〉ではなく、正しく〈素粒子物理学〉と訳してもらいたかったですね。
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.116:
(5pt)

観光ガイドとしても秀逸

私の読んだダンブラウンでは一番いいかも!(天使と悪魔>ダヴィンチコード>
デセプションコード)
ローマに行った後に読んだので、「あー先に読んでおけば〜」とちょっと後悔。
しかし、実際行く前に読んだら、現実と創作の区別がつかなかったかも。
ローマ市内をぐるぐるまわって、推理とサスペンスだけでなく、ところどころ観光気分も
満足させてくれるところが、火サス風で面白い。
「あのパンテオンの中に、そんな有名なものがあったなんて!わざわざ行ったのに
知らなかったよ〜!ありがとう、ダンブラウン」「バチカンのあれってああ
そういうことだったんだ〜」的な楽しみ方もできました。
謎解きレベルも高く、犯人も最後まで推理できず、どんでんがえしを十二分に
楽しむことができました。
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.115:
(4pt)

Better than ダ・ヴィンチ・コード

世界的な大ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」と主人公が同じシリーズだが、
実はダ・ヴィンチ・・よりも前に発表された作品。
私も含めて多くの人が、ダ・ヴィンチ・・の後に読んでいるだろうが、
小説としての出来はこちらの「天使と悪魔」のほうが上である。
展開が気になって止められなくなってしまう面白さはダ・ヴィンチ同様。
ダ・ヴィンチ・・では、美術やら宗教やらの薀蓄がうまくちりばめられているものの、
「へぇ〜」で終わってしまう類の(ほとんどの人にとっては)軽いものだった。
ところがこの作品では、単なる薀蓄にとどまらず「科学と宗教」と言う重いテーマに
(エンターテイメントを損なわない範囲で)正面きって取り組み、
「貴重な問題提起」と言う観点で、それなりに成功している。
科学と宗教(特にカトリック)は、一見して相容れない対立したものに思われているが、
決してそうではないことを、うまくこの作品は描いてくれている。
(「科学と宗教の深い関係」について興味のある方は、
 是非「新しい科学論−村上 陽一郎著−」を読んで欲しい)
ところで、ダン・ブラウンの小説の共通のお楽しみとして、
「黒幕が明らかになったときの驚き」がある。
「ダ・ヴィンチ・・」では、それが明かされるかなり前からある程度判って興ざめしたものだが、
この作品では「どんでんがえし」を十二分に楽しむことができた。
ただ、さすがに彼の小説を3つも読んでしまうと、
「黒幕を示す一定のパターン」が判ってきてしまった。
そのパターンをここで教えるのはもちろんやめておくが、
私にとってさらに他の作品を読んだときに興ざめしないかどうか心配。
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.114:
(4pt)

息もつかせぬノンストップアクション

Robert Langdonは突然の夜中の電話で起こされ、スイスのCERNに行く。
相手役はVittoriaでダビンチコードと似た男女のコンビである。
24時間の物語を1冊の本にしている。超過激爆弾Antimatterの
爆発を防ぐため、必死の捜索が続く。Antimatterはバチカンの内部に
設置され、ちょうどPopeを選出する日にあたり、世界中の注目を集める。
その中でPopeの候補者4名が次々に殺害される。
地・風・火・水の4つの烙印をそれぞれ胸に捺され1時間毎に殺害される。
息もつかせぬノンストップアクションである。ヘリコプターから飛び降りる
場面は驚きである。最後のどんでん返しも用意されている。
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568
No.113:
(4pt)

臨場感があります。

物語の舞台はヴァチカンです。
セルン、イルミナティ、反物質、次期教皇候補の失踪、ベルニーニ、コンクラーベ、どんでん返し...。
歴史を紐解きながら、暗号を解読し真実に迫っていく流れは「ダ・ヴィンチ・コード」と同様ですが、全く気になることなく一気に読み終えてしまえます。
非常に分かりやすい構成である上に、ラングドンが暗号を解読しながら、走り回る間に観光名所の紹介もされているので、あたかも自分もその場にいるような臨場感を感じることが出来ます。
元々、イタリアには是非行ってみたいと思っているのですが、この作品を読んでその気持ちが更に強くなりました。
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.112:
(5pt)

最後の最後まで気の抜けない面白さ!

 キリスト教を巡る様々な歴史、信仰、歴史的美術品/建造物等を巧みにはめ込んだ構図の見事さ、話の展開の早さ、繋がりの意外さ、などダビンチコードを上回る?ドキドキ感はお見事。
 前半と後半で展開していく場面のスピードも展開のさせ方も、がらりと変わる。
私は、前半の目の前に浮かび上がるグロテスクな場面の連続には辟易した。歴史的な美術品や建造物を効果的に使う巧さは相変わらず。思わず中世の薄暗い教会の中を彷徨っている気分になる。後半はまったく違う場面とどんでん返しの連続。ただ意図的にキリストの奇跡を思わせる為か、あるいはさしもの作者もというべきか、少なからず神懸かり的な場面があるのが好きずきかも。
 ロバートは、全編通じてフル出場、大活躍。映画には向きそうな場面の連続だが、映画化は成功するか?
 
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568
No.111:
(5pt)

長さを感じさせない

上中下の3冊にも拘らず、あっという間に読み終えてしまえる。
確かに文字が大きいので、きつきつに詰めて、2冊でもいいのかな?なんて思ったわけだが、
読書慣れしていない方にも、気軽に楽しめるボリューム感がよかった。
さて、内容。
アメリカを舞台とした、地理を使ったサスペンスが大のお気に入りで、
舞台がヨーロッパと言うだけで、拒否反応を起こす私。
そんなわけで、もったいないことをしているのだろうけど、
主人公はアメリカ人で、舞台はヨーロッパ。
とりわけヨーロッパ、しかも宗教であったり、
過去の科学者や偉人たちを、これでもか!ってな感じで、取り入れている。
本文の最初に、脚注として、事実を元に書いてあるとあるが、
本当に、全部が全部、
また、どこからどこまでが事実なのか、
ジャッジできない自分の知識の少なさを悔いる。
(やっぱり一応、全部事実に基づいているから、「事実」でいいのか?
…それにしても、公開されていない文書の内容についても、やっぱり「事実」なのか?)
最後までとにかくノン・ストップで、
宝探しのように、小さなエリアをあちこち移動していくのだが、
動いている範囲の小ささは感じさせないし、
さらに約1日(24時間)くらいの出来事だなんて感じさせない。
K.サザーランド主演の「24」なんて、目じゃない。
犯人に関しては、「え〜、コイツ!?」と驚愕はしなかったが、
犯行(?)の理由も、なんとなく、先読みできた。
でも、短い時間の間に、かなりの推理をふんだんに盛り込んでいるので、
飽きることなく、また睡眠時間を削れるだけ削って楽しめる作品であった。
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.110:
(4pt)

すごく面白かったです

「ダヴィンチコード」が映画化されて、話題になっていましたが、個人的には「天使と悪魔」の方がストーリー展開が早く、また歴史的なことや小難しい例えなどが少なく、読みやすかったです。
ラストも、ややほろ悲しく、ある程度納得のいくものでした。
個人的にはお気に入りです!
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.109:
(4pt)

エンターテイメントとしては☆5つ

ダヴィンチコードもそうだが、登場人物が少なめなためか中盤くらいには黒幕は検討がついてしまう。他にも疑わしそうな人物を動かしたりはしているが、あまりだまされてあげることができなかった。☆1つ減らしたのはそのため。ただ黒幕が分かっていたにしても他の登場人物関係の絡み合いや、動機や背景などは十分に楽しめるし、推理小説でもないので悪くはない。
宗教や宗教芸術についての描写は素人にも理解しやすく面白い。綿密なプロットと謎解きの読者も引き込む力は素晴らしい。アンビグラム(180度回転して逆さにしても読める文字列)の完璧な美しさは必見。
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.108:
(4pt)

『ダ・ヴィンチ・コード』より

先にこちらを読んでいたら☆5つ付けていただろうと思う。
テーマのインパクト自体は『ダ・ヴィンチ』に劣る感はあるが、小説としては本作のほうがはるかによく出来ている。
一つ一つのネタもきちんと練られていたように思うし、それらのつなげ方も秀逸。
展開のテンポがよく、先が知りたい欲求を心地よく刺激してくれる。
また、宗教、科学、芸術、歴史と小難しいテーマを扱ってはいるけれど、その多くを主人公ラングドン教授の平易で分かりやすい語り口を通して解説しているため、たとえ苦手な分野だとしても本作を敬遠する必要は全く無いと言っていい。
ただし、物語がごく短期間の中で展開されることや基本的なストーリー構成など、ベースとなる部分に『ダ・ヴィンチ』と共通する点が少なくなく、「またか」と思わされたことは否定できない。
☆1つ減らしたのはこの為。
大変出来のいい娯楽小説なだけに、両方とも未読の方には是非『天使と悪魔』を先に読まれることをお薦めしたい。
天使と悪魔 (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔 (上) (角川文庫)より
4042955010
No.107:
(5pt)

TOEIC730レベル

 ストーリーはダビンチ・コードよりも面白く、展開も中盤からかなり早いが、専門用語(キリスト教皇選挙会議関連や科学)が多く、読みにくい箇所もある。また、1チャプターが長かったり短かったりと規則性がないので、空き時間に少しずつ読む人にとっては、ストレスを感じる時があるかもしれない。
 ただ、ストーリー展開は二転三転とし、読者を飽きさせないので、かなりオススメ。
 ダビンチ・コードの後に読むと割合スムーズに読みこなせる。
天使と悪魔(上)Amazon書評・レビュー:天使と悪魔(上)より
4047914568

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